野原ひろし

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テンプレート:Pathnav 野原 ひろし(のはら ひろし)は、臼井儀人の漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する架空の人物であり、主人公・野原しんのすけの父。アニメ版での声優藤原啓治(少年時代は三田ゆう子)。

概要

秋田県大曲市(現:大仙市[1]出身。父・銀の介と母・つるとの間に次男として生まれる。農業を営んでいる兄・せまし[2]がいる。また、アニメオリジナルキャラとして姪に浪人生の桜チル子[3]がいる。

高校時代までは出身地の秋田で過ごし、その後上京。20歳の時東京で双葉商事に就職し、現在勤続15年[4]である。この為最終学歴は高卒・短大卒・専門学校卒・大学中退の何れかと推測されるが、アニメ版では大学時代を示唆する発言があり、恐らく大学中退で就職したとの説が濃厚である[5][6][7]東京都霞が関の双葉商事営業2課[8]係長。現在は埼玉県春日部市に一戸建ての家を持ち春日部駅(原作・アニメとも初期作品は春我部の表記)から電車で通勤している。 年齢は35歳とされるが、一部34歳とする資料[9]もある。原作およびアニメでは、最初から35歳で統一されており、34歳という表記は一度も出た事はない。

現在の一人称は「俺」、幼少時の一人称は「オラ」[10]

「理想のパパ」として挙げられることも多く、オリコン調べによると、巨人の星星一徹らと同率5位、男性部門ではサザエさんフグ田マスオを抑え4位にランクインしている。

人物像

家庭持ちと言う事もあり、同僚の川口や会社の人物からの信頼は厚い。

容姿

身長は180cm。靴のサイズは26cm[11]。首回り40㎝、胸囲90㎝、ウエスト76㎝、股下79㎝[12]髪型はややクセのついた短髪。禿げあがりも気になるらしく、一瓶八千円もする高価な養毛剤を買ったこともある。初期はかなり太っていたが、作画デザインが変わるにつれ、輪郭も五角形のしもぶくれからだんだんと変わっており、現在は四角形に顎だけが突出するという形である。しんのすけ曰く「ありきたりの顔」[13]

髭がおろし金のように固く[14]、時として武器になる。「野原刑事の事件簿だゾ」ではテロリストのサーモン紅鮭にひげをこすりつけ「あと1分もすれば火が付く」などと言ったり、映画『爆発!温泉わくわく大決戦』で巨大ロボットのドリルに髭を押し付けたとき火花が散っていた。また、自分の体型を気にしており(海に行った時、若い女性の前では腹をへこませるなど)、ダイエットなどに励んだ時もある。その時はみさえと対照的に見事にやせ、往年の肉体を取り戻している。近年のアニメ版ではますます下っ腹がはみ出、いわゆる「メタボ体型」になっている描写が目立つ。

服装

霞が関の商社に勤めている関係もあり、平日はほぼスーツである。家に帰ってきた時、および休日はほぼ色つきのシャツにホワイト系のパンツというスタイルである。アニメ初期の頃は、紫のシャツにベージュのパンツというスタイルがほとんどだった。パンツにランニングという姿のままでいることはめったにない。

性格

初期はしんのすけに向って「しんのすけ、てめー」と怒鳴りつけたり、ゲンコツをしたりという描写があった。現在では暴力的で厳しいみさえとは対照的に、叱ったり制裁をしたりする場面はあまり見られない。子供たちには所謂「褒めて伸ばす」接しかたが良いというスタンスらしく、みさえとは教育方針で対立することがある[15]。ただし、しんのすけやみさえの良くない行動や考えに対しては厳しく注意をしている。ひろしの落としたライターを使って火遊びをしていたしんのすけとマサオが危うく火事を起こしそうになったところに偶然居合わせ、駆けつけてミネラルウォーターで消火し、2人を毅然とした態度で注意したり[16]、みさえの姉妹が大喧嘩した時は本気で怒って止めたりした。

土日・祝日は家族サービスも考えず接待ゴルフや昼寝で過ごすだらしない父親だが、しんのすけに「遊ぼう」と誘われると嬉々としてそれにつき合う子供思いの一面もある。周囲が皆、ひまわりばかりをかわいがり疎外感にとらわれていたしんのすけを穏やかに諭して自覚を与えるようなこともあり、要所要所で適切な形で親としての行動がとれる人物である。初期は猫嫌いだったが、後にみさえに離婚届にはんこを押せと言われたときの離婚届に「猫好きか」と聞いているところに「好き」と書いていた。ちなみに初期のみさえは猫好きだったが、後にひろしに離婚届を突きつけたときの離婚届に猫好きかと聞かれているところに猫嫌いと答えている。

会社でも、優秀な仕事振りから上司には概ね気に入られ、部下に対しても、相談に乗ったり、時にはご馳走したり、自宅に招いたりするなど面倒見がよい。

父親の銀の介と同様、女性にめっぽう弱く(特に若くてきれいな女性)その性質は息子のしんのすけにしっかり受け継がれている。その性格はしんのすけに「お馬鹿でエッチで軽いノリの父ちゃん」と評された[17]

趣味・特技・習慣・癖

初期はヒマさえあれば喫煙していた。温泉旅行を掛け禁煙できるかできないかをみさえと戦ったことがあるが、みさえの卑怯な戦略で一日ももたずにあえなく敗退。が、みさえの出産が近づいたのを期に禁煙し、現在は吸っていない。[18]

好物はビール、及び肉じゃが、唐揚げ、枝豆、明太子、刺身等のおつまみ類が主である。特に肉じゃが、枝豆、刺身は、本人曰く「好物ベスト3」らしい。また、ブルーチーズやくさやも好む。また、酔って帰ってくることが多く、銀座からタクシーで春日部に帰ってきたり、玄関で寝てしまったりなど酒に関する醜態は後を絶たない。時期によって誤差があるが、基本的に家での晩酌はビール瓶二本までで、その少ない晩酌もしんのすけによりこぼされたり水で薄められたりと満足に飲むことができないこともあり、日々物足りない思いをしている。

しんのすけやひまわりと一緒の入浴を「こういうのを幸せっていうんだな〜」としみじみと味わったり、風呂の中でのしんのすけ達とコミュニケーションを図ったり、教育したりなどは忘れていないようで、微笑ましい場面が数々描写される。また、お尻だけを出して桃型潜水艦をやったり、炭酸ガスが発生する入浴剤で尻の穴に泡を当て、恍惚の表情をしたことがある。

日曜大工は割と得意のようで、シロの犬小屋を造ったときはみさえにより破壊されてしまったもののなかなか立派なものを作り上げた。また、ペンキ塗りなどもお手の物である。みさえが物干しざおで突き破った家の外壁を修繕したり、庭にウッドデッキを作ろうと計画したりと日曜大工そのものに抵抗はない様子である。

趣味はゴルフだが、休日に接待ゴルフに誘われ家族とのピクニックなどの約束を果たせず、混乱が起こることがある。好きなプロ野球チームは巨人。アニメでは大型自動二輪車の運転免許を持っており、会社の同僚から借りたサイドカーでしんのすけを連れ高速道路で秋田の実家まで行ったこともある(みさえによれば免許取得から長い間、バイクに乗っていないらしい)。また「人間凶器のひろちゃん」と呼ばれていたほど卓球がうまいらしい。水泳も上手で、学生時代は「本マグロのひーちゃん」と呼ばれていたらしいが、しんのすけの犬掻き泳ぎに負けた。竹馬の達人であるようでカットバックドロップターンが出来るらしい(いわゆる声優ネタ)。

野原ひろし名義で北埼玉ブルースと言う演歌もCD化されており、美声の持ち主である。アニメや原作でも北埼玉ブルースを熱唱する場面があった。

他にもパチンコや競馬をしていた時期もあったが、現在はあまりそのような姿は見られない。

昔からオカマに奇妙な縁があり、旧友がオカマであった他、劇場版においてもとにかくオカマに言い寄られる事が多い。

歯医者・なまはげ・猫が嫌い(後に平気になった)。過去にできた虫歯をずっと放置した挙句とんでもなく悪化した経験を持つ。特になまはげは家の中にいても縮みあがってしまうほど畏怖している[19]

出会い〜プロポーズ

出会いは27歳、2010年4月16日放送のアニメでは2002年[20]である。ハート柄のハンカチをひろしが拾って届けた事に出会いの端を発するが、原作ではしんのすけと北与野博士のタイムスリップにより、アニメではカスカベタイムパトロール隊[20]によってチンピラに絡まれたみさえをひろしが靴の臭いで撃退したという出会い方に変わった。なお、前述のハンカチはその際チンピラから殴打を受けたひろしの顔面の血を拭う際に使われた。その後みさえの家にアポ無しで遊びに行った際、みさえの父親よし治と偶然鉢合わせし予期せぬ両家の対面へと発展する。ひろしは当初よし治に嫌われており、またその頑固な性格からひろしもよし治を苦手としている。また、両家の父親同士の顔合わせの際、料亭の縁側でよし治に突き飛ばされ池に転落した経験も持つ。

みさえへのプロポーズは、少なくとも2つ設定がある。1995年9月11日放送「プロポーズ記念日だゾ」では、夕暮れの海辺でプロポーズしている様子がみさえにより回想されているが、1998年10月10日放送「母ちゃんといれかわっちゃったゾ2」では、北千住駅のプラットホームでプロポーズしたとなっている。

家庭内での立場

家庭内では妻のみさえの尻に敷かれている恐妻家であり、基本的に妻には従順。自分が家の頭であると言った際はしんのすけに「でも母ちゃんが頭みたいなもんだから」と言われてしまった。むさえが居たころはみさえが二人いるような状態となってしまい、よりコキ遣われるようになった。野原家の中では一番幸運に恵まれず、貧乏くじを引いてしまうことが多く、その度、しんのすけやみさえなどかなり幸福になることが多いが、ひろしが家にいない時は、みさえに不幸が訪れることが多い。春日部の家のローンはあと32年残っている(35年ローンを組み、築3年だったが建て直したため現在は築1年)。そのため、特にしんのすけにローンと税金、ボーナス、お小遣いの話をされると急激に落ち込む。美人に弱く、よく鼻の下を伸ばしたり格好をつけたりしてはみさえとひまわりに睨まれている。またしんのすけやみさえから苦しいことや辛いことや面倒なこと(しんのすけが冷凍食品を大量に解凍してしまった時に全部食べさせられるなど)を押し付けられることが多い。

所得

みさえやしんのすけに「安月給」とバカにされているが、「劇画 クレヨンしんちゃん」で宝くじを課長にもらった際、一等前後賞合わせて1億3千万円を「父ちゃんの給料20年分になる」と話している事から年収600万円台[21]であると考えられ、同年代のサラリーマンの平均所得を上回っている。また、よく「万年係長」と呼ばれているが、ひろしの年齢で係長になっているあたり、エリートコースを歩んでいるといっても過言ではない。しかし、一ヶ月の小遣いは3万円であるが、先述のとおり、部下にご馳走することもあるために不足することが多く、しばしばみさえに小遣いの追加や値上げを要求しているが、叶えられることは少なく、むしろピンはねされてしまうことが少なくない。

体臭

靴や靴下の悪臭が非常に強烈で、しんのすけやひまわりが靴下の臭いを嗅いで気絶しそうになった描写がたびたびあり、マサオも野原家に来たときに気絶した。その臭さゆえに、みさえも洗濯するときはマスクをするほどであり、シロの嗅覚を狂わせたこともある。その悪臭ゆえ主に映画で、ひろし・みさえ・しんのすけがたびたび武器として利用して戦うこともあり、その臭いは怪獣をもひるませるほどである。映画『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではこの異臭が「今の臭い」として洗脳された自身やみさえを正気に戻す要因となった他、「クレヨンウォーズ」でも野原一家全員の記憶を甦らせるきっかけとなった。しんのすけに「命に関わる」「これ以上臭いものは無い」ともいわれる程。みさえ曰く「あれは結婚後の加齢臭」らしいが、結婚前からすでに靴下が臭い描写があったためどちらかは不明。

起こされ方

休日の朝に眠っていると、大抵しんのすけに罰ゲームじみた凄まじい手段で起こされている。この時に見ている夢で会社の後輩・草加ユミなどといい感じになっている所を、これらの手段で現実に引き戻されるといった展開が多い。逆に特にしんのすけやひまわりがなにもしなくても、悪夢を見て最悪な目覚めを迎えることもある(みさえから離婚される、しんのすけに企画を台無しにされるなど)

  • ひろしの靴を鼻に当てる(原作1巻)。
    • このときは、夢の中で周囲から「くさい」と言われ、本人もドブのような所で苦しんでいた。
  • 靴下を口の中に入れる(原作2巻)。
  • 洗濯ばさみを顔中に付けられる(11個目で起きた)(原作2巻)。
    • このときは夢の中で不倫をしており、それがばれてみさえや不倫相手、上司からつねられた。
  • ティッシュペーパーを口の中に詰め込む(原作3巻)。
    • このときも夢の中で不倫をしていたが、それがばれてみさえと不倫相手に食べ物を口に詰め込まれた。
  • 鼻の下にワサビを塗られる(原作4巻)。
    • このときは、夢の中で「悲しくもないのに涙が出る」という状態になり、周囲から気味悪がられ、上司からクビを宣告されたりした。起きた後、ひろしにしんのすけは「次はカラシにする」と毒づく。
  • 足の裏をくすぐる(原作5巻)。
    • このときは寝たふりであり、くすぐりに耐えていた。
  • 掃除機で口を吸われる(原作5巻)。
    • このときは、夢の中で部下のリエがひろしに強烈なキスをしていた。
    • 起きた後、しんのすけにげんこつを仕掛けたが、しんのすけが「おゲンコツよけ」として頭に鍋をかぶっていたため思いっきり手を痛めた。
  • しんのすけがひろしの頭で本を読んでいる(原作7巻)。
    • このときは、夢の中で部下のリエに膝枕で耳掃除をしてもらおうとしたところ、突然みさえが現れて漬物石を耳の上に置かれた。
  • しんのすけ、みさえに布団上からゴロゴロされる(原作7巻)。
    • このときは部下の女の子と立ち食いそばに行き、体に生地を乗せられてみさえに麺棒(アニメではロードローラー)で引き伸ばされる夢を見た。
  • 顔の無精髭で大根をおろされる(原作12巻)。
    • このときは、部下のひとみに告白され、抱きつかれて激しく頬ずりされる夢を見た。
  • ひまわりの紙おむつ(未使用)を頭の上に乗せられ、その上からやかんの水を注がれる(しんのすけ曰く「おむつの耐水実験」)。
  • 残り少ない髪の毛をひまわりとしんのすけに抜き取られる。
    • ちなみにしんのすけは白髪を抜いていたが、ひまわりはしんのすけ曰く兄のマネとして黒髪を抜いていた。
  • しんのすけにぞうさんを顔面にあてられる。
    • 本人曰く「いままでで一番嫌な起こされ方」。
  • 人形やぬいぐるみを抱かせられる。
    • ちなみにシロも抱かせられており、みさえは面白いと言っていた。
  • ひまわりに、大きく開いた口の上に深々と腰掛けられる(しかも大を排便済み)。
    • なお本人は、夢の中で草加ユミに会い、口にカレー味の巨大なおにぎりを詰め込まれていた模様。
    • 原作では、これが初夢だった。
  • また、未遂に終わった例だが、しんのすけが「日曜大工セット」からトンカチを取り出したり、煮えたぎった熱湯を持ってくる場面がある。

一応「ママとのお約束条項」には「パパは普通に起こすこと」という条項が存在しているのだが、このように守られた形跡は殆ど無い(それどころか、前述通りみさえがしんのすけと共謀して無茶な起こし方をしたことさえある)。みさえとの「ママとのお約束条項」の他に「パパとのお約束条項」というのも1条のみだが一応存在する。内容は「パパの頭の上での読書若しくは他の遊戯一切を禁ず」と「ママとのお約束条項」に比べると文体が少々硬い印象を受ける。また、「ママとのお約束条項」に彼が新たなる約束を書いたこともあり、内容は「缶ビールに日光浴させてはいけない」である(第99条)。

名言とされる発言について

インターネット上で「野原ひろしの名言」とされる格言集が、文章をコピーペーストや動画化などされて流通しているが、映画『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』にあわせて発売された『野原ひろしのを名言 「クレヨンしんちゃん」に学ぶ幸せの作り方』(双葉社)に記載されているものを除けば大半が実際の『クレヨンしんちゃん』の作中には登場しない台詞であり、第三者による誤解もしくは捏造である。実際には、各国のことわざや他作品のキャラクターの台詞、しいては二次創作の言葉を組み合わせて「ひろしの名言」として一部が流通させているものがほとんどとなっている。

その他

  • 格闘能力は家族の中では低い方だが、劇場版ではここぞという時に一家顔負けの潜在能力を発揮し、鉄拳は相手を吹っ飛ばすほどの威力を誇る(『暗黒タマタマ大追跡』、『嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』など)。『クレヨンウォーズ』では彼(アーシク・セイダー)の強さは500と、30であるみさえ(セール姫)を大きく上回っていた。またその強烈な足の臭いを武器として用いることもあるため、戦闘力自体はみさえ達にも引けを取らない。
  • 想像力はあまり良い方ではなく、劇場版(『爆発!温泉わくわく大決戦』など)で変身した際には中途半端な形態に変身することが多かった。
  • 度々、しんのすけのいたずらが原因でズボンとパンツをズラされ、マンモスを人前(特に女性の前)で露にされてしまう(中期に目立ったパターン、当然直接描写されない)。「いい湯だゾ」ではむさえの前でタオルが外れて「キャー、義兄さんの変態!」と叫ばれたり、映画『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』では諸事情により裸でゲストの婦警・段々原照代の前に現れ「キャー、公然わいせつ!」と悲鳴を上げられた上に股間を蹴られた。
  • 切れ痔で一度、入院・手術したことがある。
  • 学生時代は卓球部・SF研究会に所属していた。特にSFはSF初段の資格を持つほど精通している事が映画『雲黒斎の野望』で判明した。その言葉通り、同作ではタイムパトロールや時間犯罪者の存在、タイムパラドックスと言ったSF的要素を瞬時に理解していた。
  • ななこの父、大原四十郎の書いている「豪快シリーズ」のファンで全部を持っている。しかしななこの父が四十郎であるということを知らない[22]
  • みさえ同様、アニメでは第1話から第57話までとスペシャル版第2回までの初期のエンディングクレジットでは名前ではなく、「パパ」とキャスティングされていた。第58話からオープニング、エンディングテーマ曲の変更の際に「ひろし」でキャスティングされるようになった。なお、原作ではしんのすけとみさえの名前は第1話で登場したのに対し、ひろしの名前は単行本3巻収録話になってから登場した。
  • しんのすけと共にみさえからげんこつを受けるシーンが定番だが、一度だけしんのすけからげんこつを受けたことがある[23]
  • アニメスペシャル編では、悪役として登場することがあった(「キャプテンしんちゃん」「クレヨンウォーズ」「ロード・オブ・ザ・イカリング」など)。
  • 映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』ではロボひろしとしてロボットに改造されてしまう。

家族・親戚

主な家族・親戚

  • 息子:しんのすけ(5歳)
  • 娘:ひまわり(0歳)
  • 妻:野原みさえ(旧姓:小山・29歳)
  • 父:野原銀の介(秋田在住)
  • 母:つる(秋田在住)
  • 兄:せまし(秋田在住、農業経営・40歳)
  • 義父:小山よし治(みさえの父、熊本在住)
  • 義母:小山ひさえ(みさえの母、熊本在住)
  • 義姉:小山まさえ(みさえの姉、ひろしと同い年、熊本在住、中学教師)
  • 義妹:小山むさえ(みさえの妹、写真家の助手)
  • 義叔母:ふさえ(みさえの叔母、アニメオリジナルキャラ)

※飼い犬にはシロがいる。

※以上のメンバーの詳細についてはクレヨンしんちゃんの登場人物一覧参照

系図

以下はひろし視点の系図。

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脚注

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  1. 作中によると、西大曲駅(架空の駅、実際は大曲駅)から車で1時間ほどの位置に実家があるため、現在の大仙市の中でも旧大曲市以外の別の町村となる可能性が高い。大仙市以外でも新幹線を利用した場合に大曲駅を最寄り駅とする美郷町横手市(旧大雄村、旧大森町)などの可能性もある。正確には不明。
  2. せましが登場する前、妄想の中でしんのすけが「父ちゃんは長男なのに痔なん(次男)だぞ」と言っているシーンがあった。
  3. 「受験生に気をつかうゾ」で登場。年齢は浪人生であるため19歳と思われ、さらに苗字が『野原』でないことやひろしの年齢が35歳であることから考えると、ひろしには姉がおりその姉の娘であると推測されるが、チル子自身登場したのはその回限りであり、チル子の親も含めその後1度も登場していない。
  4. 原作11巻で判明。当時の賞与はフルマラソン付きの海外旅行1週間だった。その他、劇場版に於いても勤続15年の描写が登場している。
  5. 高校の同窓会に参加した事はあっても、大学の同窓会には参加した事は無い。双葉商事には新卒では無く、大学中退後に中途入社したと思われる。
  6. 一方で、勤続年数が判明していなかった初期は恐らく大卒とされていた。
  7. 因みに、妻のみさえも初期は高卒と発言していたが、現在は短大卒に修正されており、彼女は女子校の出身である。
  8. 映画『ヘンダーランドの大冒険』では双葉商事株式会社東京本社第一営業部係長となっている。ちなみに住所は東京都中央区日本橋猫町十二番一号となっている。
  9. 映画『アクション仮面VSハイグレ魔王』、『ブリブリ王国の秘宝』、『雲黒斎の野望』、『ヘンダーランドの大冒険』のパンフレットや、1993年にタイトーから発売されたアーケードゲーム『クレヨンしんちゃん オラと遊ぼ』
  10. モーレツ!オトナ帝国の逆襲」など
  11. 「ボウリングをするゾ」第100話1994年6月6日放送より
  12. 「父ちゃんとデパートだゾ」より
  13. 「クレヨンウォーズ3」1997年10月10日放送より。なお映画「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」に登場した大人のしんのすけの輪郭も現在のひろしと同じものである。
  14. 実際に大根をすりおろせたりマッチに火がついたりした事がある。
  15. アニメ1994年6月6日放送「良い子のしんちゃんだゾ」など。
  16. 原作11巻
  17. 「頼むから一人にさせて」より。
  18. 余談だが、ニッポンレンタカーのCMに出演した際に煙草の箱を握り潰しながら禁煙車を頼むシーンがあった。
  19. 2008年1月11日放送分「秋田のじいちゃんちに行くゾ」で判明、猫嫌いは「父ちゃんは猫ギライだゾ」で発覚。
  20. 20.0 20.1 「カスカベタイムパトロール隊 オラ誕生の秘密だゾ」(2010年4月16日放送)
  21. 月収(年2回のボーナスを除いて)はアニメ版でみさえが彼の手取りの月給30万円(1994年4月25日放送「ひさんな給料日だゾ」にて映される通帳の記載より)を引き落とすシーンがある事から約40万円程度であると考えられる。
  22. アニメ「ななこおねいさんのお父さんだゾ」1998年5月22日放送
  23. アニメ「アクション仮面とXマスだゾ」にてアクション仮面に変装してしんのすけを喜ばそうとするが、後に変装が露見し、激昂したしんのすけに殴られた。

関連項目

テンプレート:クレヨンしんちゃん