NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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テンプレート:混同 テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社(エヌビーシー ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、テンプレート:Lang-en-short)は、NBCユニバーサル傘下の音楽映像ソフト会社。

なお、「ユニバーサル」およびそのシンボルマークである地球儀マークを冠するレコード会社としては、ユニバーサル ミュージック グループ(日本法人はユニバーサル ミュージック合同会社)も存在するが、こちらはヴィヴェンディ傘下であり、両社に直接の資本関係はない。かつてはユニバーサル・ピクチャーズもヴィヴェンディ傘下であり、NBCユニバーサル発足後も20%出資していたものの、後に全て売却している。

概要

前身は、1981年パイオニアレーザーディスク(LD)の製作を目的として設立されたレーザーディスク株式会社。しかし、パイオニアがワーナー・パイオニア(現・ワーナーミュージック・ジャパン)から資本を引き上げて(販売元としての契約は継続中)自前で音楽製作にも乗り出す方針に転換したことから、1989年パイオニア エル・ディー・シー株式会社(パイオニアLDC)と商号変更し、音楽事業や映画配給事業、アニメ作品の製作も手がけるようになる。

その後、親会社パイオニアはプラズマディスプレイ事業に社運を賭ける方針に傾いたことにより、2003年10月に子会社パイオニアLDCの全株式を電通に譲渡し、ジェネオン エンタテインメント株式会社(ジェネオン)に商号変更した。本レーベル名での初陣の作品が『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』であり、『ジェネオン|geneon』の商号は公式サイト『小麦っ子くらぶ』中のインターネットラジオ内で初公開されている。

その当時の商号の「ジェネオン」は、"generate"(創造)と"eon"(永遠)を組み合わせた造語。「ユニバーサル」はユニバーサル・ピクチャーズの系列会社であることから付けられた。

次世代ディスクについてはブルーレイディスクHD DVDの両方に参入し、ワーナー・ホームビデオ向けに先行供給していた。ブルーレイ3Dもワーナー向けから先行供給を開始されており、シャープの液晶テレビ「AQUOSクアトロン3D」やブルーレイ3D再生対応の「AQUOSブルーレイ」の購入者限定キャンペーンとして「タイタンの戦い3D」も含まれる。

同社の米国本社が「次世代ディスクについて、今後はブルーレイのみの供給とする」と発表されたため、ワーナー向けのHD DVDの供給はストップされた。なお、自社向けについては両規格とも供給する予定があったものの、東芝によるHD DVD事業の終息に伴いブルーレイのみの供給となった。

制作部門は2つに分かれており、制作本部第1制作部は邦画・テレビドラマ作品、第2制作部はアニメーション・楽曲(RONDO ROBESISTUS RECORDSI've作品)とA&R・販売受託商品を担当している。販売受託商品の中には『カードキャプターさくら』など、以前別会社・別レーベルで販売されていた作品のDVD・BOXがある。

2008年11月、電通は米国NBCユニバーサル傘下でユニバーサル・ピクチャーズ事業部門の「ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテイメント(UPIE)」に株式の大部分を譲渡する契約を締結、同年12月までにUPIEが大半の株式を取得した。ただし、この時点で電通の連結子会社では無くなるが、まだ支配株主として残っており、電通のその他関連会社扱いである。

2009年2月にUPIE(ユニバーサル映画)の日本法人であるユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)合同会社(設立時は株式会社、合併発表時は有限会社)と合併、商号もジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社に変更された。なお、NBCユニバーサル傘下に入る前の2008年3月からユニバーサルの新作映画のDVDソフトはジェネオンからリリースされていた。それ以前の発売元についてはユニバーサル・ピクチャーズ#日本での配給・ビデオソフト販売参照。

2013年末、現社名に変更。これに伴い10年間用いられてきた「ジェネオン」ブランドは消滅した。

通常"entertainment"を日本語表記する際には「エンタ(ー)テイメント」が用いられ、ジェネオンエンタテインメント時代はこれに倣っていたが、合併後は「ン」を入れない「エンターテイメント」が正しい社名の表記である。

ジェネオンは米国に「Geneon Entertainment USA」(米国ジェネオン エンタテインメント、ジェネオンUSA/米(国)ジェネオン/ジェネオンアメリカ)という子会社を持っていた。旧パイオニアLDC(PLDC)(パイオニア子会社)時代に設立した唯一の海外法人である。こちらは合併後も電通の海外子会社となった。

沿革

  • 1981年 - パイオニアの出資により、レーザーディスク株式会社として設立。
  • 1989年 - パイオニア エル・ディー・シー株式会社(パイオニアLDC)に商号変更。
  • 1990年 - 8月2日に子会社として学研と共に「ROCK IT RECORDS」(ビーイングの出資会社では無い)を設立(T-BOLANが所属)。
  • 1990年 - ビーイングが学研のスタッフを擁し初の直営レコード会社であるビージンを設立。1992年にはT-BOLANを移籍させるにあたりレーベルとしてZAIN RECORDSを設置、更に1993年1月に社名変更し法人としてZAIN RECORDSとなる。
  • 1992年 - 初のオリジナルビデオアニメ(OVA)『天地無用! 魎皇鬼』をリリース。この年がアニメ事業のスタートとされている。
  • 1993年 - ROCK IT RECORDSを吸収
  • 1995年 - 小室哲哉と組み、新レーベル「ORUMOK RECORDS」を立ち上げる。同レーベルはメディアファクトリーと提携し、1998年に「factoryorumok」となるが、2001年頃に活動を休止。
  • 1997年 - バーニングパブリッシャーズケイダッシュと合同でレーベル「S.L.K. RECORDS」を設立。deepsらが所属していた。
  • 2001年 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン株式会社UNIVERSAL PICTURES(JAPAN)INC.、UPJ)設立。従来CIC・ビクター(現パラマウント ジャパン)やソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)が販売していた日本におけるユニバーサル映画や他の制作会社が作った作品の家庭用ソフト製造、販売事業を行う(販売は当初SPEJに委託)。
  • 2002年 - アニメ事業10周年を記念し、アニメ専門レーベル「RONDO ROBE」を立ち上げる。アニメ作品はこのレーベルへと移行し、その後の主力レーベルとなった。コンシューマ向けゲームの自社製作なども行っていた。ゲーム部門の一部がパイオニア傘下の兄弟会社だったインクリメント・ピーに移籍し同業種に参入するも、「大運動会」シリーズ「プリンセスクエスト」「格ゲー野郎」「ヘキサムーン・ガーディアンズ」など数作品で撤退した。
  • 2003年10月 - 親会社パイオニアは同社の株を電通に株式譲渡。ジェネオン エンタテインメント株式会社に商号変更。
  • 2004年7月 - 「マツケンサンバII」の発売権を獲得し、大ヒット。
  • 2007年9月 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)より、2008年リリースの「ボーン・アルティメイタム」以降のユニバーサル・ピクチャーズ新作映画のDVD・ビデオ商品販売業務を受託[1]。UPJはカタログ作品およびTVシリーズの販売業務を引き続き担当。
  • 2008年11月12日 - 米NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント(UPIE)は電通よりジェネオン株式の過半数を取得し、2009年2月末までにUPIEの日本法人であるユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン有限会社と合併、商号も変更することが発表された[2]
  • 2008年12月2日 - UPIEによる過半数株式の取得が完了[3]
  • 2009年2月1日 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン合同会社とジェネオン エンタテインメントが合併(存続会社はジェネオンエンタテインメント)。商号もジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社 (Geneon Universal Entertainment Japan, LLC.) となった[4]
  • 2011年3月 - 前身を含めて設立30周年を迎えた。
  • 2013年12月9日 - 商号をNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社に変更。

所属アーティスト

同社から楽曲を発表経験のある声優のうち、キャラクターソングのみ参加の者は省略した。なお旧パイオニアLDC時代のも記載する。

SISTUS RECORDS

RONDO ROBE

I've関連アーティスト

テンプレート:Main ※2008年以降、規格品番GN*V(*はメディア)となる。

販売委託

コナミデジタルエンタテインメント販売委託

cosmic★motion(コズミックレイ販売委託)

5pb.販売委託

J・A・W・S Records(コピーライツバンク販売委託)

seesonic(スリーナインエンタテインメント販売委託)

ウェーブマスター販売委託

ワーナーミュージック・ジャパン販売委託

所属アーティストなどの詳細はワーナーミュージック・ジャパン#現在の主な所属アーティストを参照されたい。

過去の所属者

コナミデジタルエンタテインメント販売委託

evolution(ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント販売委託)

(販売元をエイベックス・マーケティングへ移管)

J・A・W・S Records(コピーライツバンク販売委託)

Mellow Head(ランティス販売委託)

レーベル発足当初はランティス傘下のオンザランのレーベルだったが、2006年8月にランティスに吸収合併された。2011年9月にレーベル運営終了。

所属アーティストなどの詳細はランティス#所属アーティストを参照。

ワーナーミュージック・ジャパン販売委託

かつて所属していたアーティストなどの詳細はワーナーミュージック・ジャパン#かつての主な所属アーティストを参照されたい。

ORUMOK RECORDS

主なスタッフ

  • 高木ジム(Managing Director/最高経営責任者兼社長)
  • 田中順(Director/ ローカルアクイジション&プロダクション本部・本部長)
  • 林裕之(ローカルアクイジション&プロダクション本部・副本部長 兼クロスメディア制作部/映像制作部・制作部長)
  • 上田耕行(ローカルアクイジション&プロダクション本部・クロスメディア制作部・シニアマネージャー/プロデューサー)
  • 小倉充俊(制作本部第2制作部・プロデューサー)
  • 松田章男(制作本部第2制作部・プロデューサー)

過去

  • 折井栄二 - 元ローカルアクイジション&プロダクション本部長
  • 関戸雄一
  • 福田太一 - NBCユニバーサル マネージング・ディレクター日本代表、2008年12月にジェネオンの代表取締役社長に就任。最高経営責任者兼社長、職務執行者会長を経て、2009年10月にワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社 ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション日本代表に転職し、就任した。
  • 川村明廣 - 元常務執行役員・制作本部第2制作部部長。ワーナー エンターテイメント ジャパンに転職。
  • 川瀬浩平 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンに転職。
  • 中山信宏 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンに転職。
  • 大森啓幸 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンに転職。
  • 飯田尚史 - 元制作本部宣伝グループ・チーフプロモーター。ワーナー エンターテイメント ジャパンに転職。

販売協力提携会社

コンピュータゲーム

いずれもパイオニアLDC時代の発売。

アニメ作品

テンプレート:See

ウェブラジオ

脚注

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

  • NBCユニバーサル
  • ユニバーサル・ピクチャーズ
  • 小室哲哉
    • ORUMOK RECORDS - かつて小室がプロデュースした音楽レーベル。パイオニアLDC(※CI・VI導入前)時代に存在。
    • factoryorumok - メディアファクトリーとの共同事業。上記と同じく小室プロデュースである、かつての音楽レーベル。
  • ZAIN RECORDS - 1991年8月2日に設立されたビーイング初の直営レコード会社。1995年6月に販売元がJ-DISCに変わるまでの同社の販売元(社名はパイオニアLDC)だった。設立時の社名はb-jin。その後法人は2003年にB-Gram RECORDSに吸収合併された。

外部リンク

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