宮津駅
宮津駅(みやづえき)は、京都府宮津市字鶴賀にある、北近畿タンゴ鉄道(KTR)の駅。この駅の2階には、北近畿タンゴ鉄道の本社および運行本部がある。
利用可能な鉄道路線
駅構造
各ホーム・線路は西舞鶴方から見て南西方向に伸びている。島式・相対式3面4線のホームを持つ地上駅である。KTR線内に15駅ある有人駅の一つであり、KTR直営駅でもある。北西側・南東側それぞれに駅舎があるが、本屋は北西側で、みどりの窓口があり、終日駅員が配置されている。南東側の駅舎は宮福鉄道開業時からのもので、自動券売機と待合室のみである。跨線橋は、国鉄時代からのものが本屋駅舎寄り1番のりばと2・3番のりばの間に、宮福鉄道開業時に増設した電化対応高さのものが2・3番のりばと4番のりばの間にある。架線は3番のりば・4番のりばに設置されていて、電車列車もこのホームを使っている。
本屋駅舎の外壁は白磁タイル装で、海園都市である宮津市を象徴している。駅前広場は本屋駅舎に接し、バス停留所、タクシーのりばがある。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color宮津線 | 上り | 丹後由良・西舞鶴方面 | |
2 | テンプレート:Color宮津線 | 下り | 天橋立・峰山・久美浜方面 | |
3 | テンプレート:Color宮津線 | 下り | 天橋立・峰山・久美浜方面 | 宮福線からの直通 |
上り | 丹後由良・西舞鶴方面 | 宮福線からの直通・当駅始発 | ||
テンプレート:Color宮福線 | - | 大江・福知山方面 | 特急含む | |
4 | テンプレート:Color宮福線 | - | 大江・福知山方面 | 当駅始発のみ |
配線上、宮津線・宮福線相互の直通列車は、3番のりばのみを使用する(当駅で西舞鶴行きと福知山行きに分かれる列車も含む)。天橋立駅方面から宮福線を経由(或いはその逆)する列車は、スイッチバックを行う。また、3番のりばは宮津線の当駅始発列車の発着にも使用される。宮福線の始発列車は3番のりばと4番のりば双方に発着がある。
なお、列車運転取り扱い上では、1番のりば(宮津線の上り本線)が「3番線」、2番のりば(宮津線の下り本線)が「2番線」、3番のりば(副本線)が「1番線」、4番のりば(宮福線の本線)が「宮福線」となっている。
臨港線
1938年(昭和13年)に宮津港鶴賀第二ふ頭、鶴賀第一ふ頭までの専用側線が設置された。1981年(昭和56年)に廃止された[1]。
利用状況
宮津市は天橋立を抱える日本を代表する観光都市であるが、天橋立へは隣駅の天橋立駅があるため、観光客はそれほど多くない。しかし宮津市の玄関駅で、市役所などの官公庁も近いため、市民の利用やビジネス客の利用は多い。当駅から西舞鶴方面へ向かう宮津線、京都・大阪方面へ向かう宮福線が分岐しているが、定期利用者数は宮津線が多い反面、宮福線は長距離利用者が多いのが特徴である。
1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 宮津線 | 宮福線 |
---|---|---|
1999年 | 1,041 | 388 |
2000年 | 1,066 | 321 |
2001年 | 1,063 | 329 |
2002年 | 545 | 438 |
2003年 | 522 | 361 |
2004年 | 532 | 340 |
2005年 | 551 | 315 |
2006年 | 532 | 304 |
2007年 | 557 | 325 |
2008年 | 458 | 356 |
2009年 | 490 | 353 |
2010年 | 521 | 321 |
2011年 | 440 | 320 |
2012年 | 559 | 184 |
駅周辺
- 宮津市役所
- 宮津市歴史の館
- 京都銀行 宮津支店
- 京都北都信用金庫 本店営業部
- 宮津郵便局
- 宮津地方合同庁舎
- 宮津温泉 ピント湯
- ニッポンレンタカー 宮津天橋立営業所
- グンゼ 宮津工場
- 国道178号
- 京都地方裁判所 宮津支部
バス
タクシー
歴史
- 1924年(大正13年)4月12日 - 国有鉄道の駅として開業。旅客・貨物取り扱い開始。当初は西舞鶴駅方面からの終着駅。
- 1925年(大正14年)7月31日 - 国有鉄道が丹後山田駅(現在の野田川駅)まで延伸。中間駅となる。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 貨物取り扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)7月16日 - 宮福鉄道宮福線が開通、接続駅となる。
- 1989年(平成元年)8月1日 - 宮福鉄道が北近畿タンゴ鉄道に改称。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 宮津線の北近畿タンゴ鉄道への移管により、同鉄道単独駅となり現在の駅舎に改築される。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 宮津線の宮津駅 - 天橋立駅間及び宮福線が電化。JR西日本の電車特急(はしだて・文殊)が運転開始される。
- 2013年(平成25年)6月28日 - 本社が福知山から運行本部と同じ宮津駅2階に移転。名実ともに同社の中心駅となる。
隣の駅
※特急「はしだて」の隣の停車駅は列車記事を、特急「たんごリレー」・快速「大江山」の隣の停車駅は路線記事を参照のこと。
脚注
関連項目
外部リンク
- KTR宮津駅(路線図・駅舎情報) - 北近畿タンゴ鉄道