京田辺市
テンプレート:Infobox 京田辺市(きょうたなべし)は、京都府南部の大阪府・奈良県との府県境近くに位置する市。
目次
概要
京田辺市は京都府南部、八幡市・城陽市・綴喜郡井手町・相楽郡精華町・大阪府枚方市・奈良県生駒市と接し、三府県の三角地帯の中央部に位置、南山城地域の行政・経済・文化の中心部として発展した。もともと京田辺市、木津町、精華町の関西文化学術研究都市3市町の合併で10万人の新市になるよう住民投票する予定で京田辺市長も賛成だったが、木津町、精華町の両町長の反対で合併ができなかった [1] [2] [3] [4]。 市の東側を南北に沿って流れる木津川と、西側の生駒山系に挟まれており、中心部をJR西日本片町線(学研都市線)・近畿日本鉄道京都線が通り、京都市・奈良市・大阪市のベッドタウンとしての性格が強い [1][2][3]。
地理
- 西側は生駒山地から連なる丘陵地帯であり、東側は木津川に沿う平野である。
- Kusauchi 大切 Kyotanabecity Kyotopref Boga river.JPG
防賀川
草内字大切で撮影
広袤(こうぼう)
国土地理院地理情報によると京田辺市の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは5.5km、南北の長さは10.9kmである[1][2][3]。
気候
- 気温 - 最高39.0℃(2007年(平成19年)8月16日)、最低-6.8℃(1981年(昭和56年)2月27日)
- 最大降水量 - 200ミリ(1986年(昭和61年)7月21日)
- 最大瞬間風速 - 25.7メートル(2012年(平成24年)9月6日)
- 夏日最多日数 - 156日(2013年(平成25年))
- 真夏日最多日数 - 94日(2013年(平成25年))
- 猛暑日最多日数 - 31日(2013年(平成25年))
- 熱帯夜最多日数 - 14日(2011年(平成23年))
- 冬日最多日数 - 84日(1986年(昭和61年))
人口
- 平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、6.09%増の67,904人であり、増減率は府下26市町村、36行政区域中ともに2位。
- 同志社大学、同志社女子大学があるため20代前後の人口が多い[1][2][3]。
行政
- 市長:石井明三(2007年初当選・現在2期目)
歴史
田辺村・田辺町時代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制町村制の施行により、本市の区域に旧来からあった17の村が再編成されて綴喜郡田辺村、大住村、草内村、三山木村、普賢寺村が置かれた [4][1][2][3]。
- 1906年(明治39年)10月12日 - 田辺村が町制を施行し田辺町となる [1][2][3][4]。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 大住村、草内村、三山木村、普賢寺村の4村が田辺町に編入合併された。人口は15391人[5][4][1][2][3]。
- 1962年(昭和37年)6月28日 - 現在の市章となる「田」の文字を図案化した町章が制定される[6] [7][4][1][2][3]。
- 1966年(昭和41年)10月1日 - 町民憲章(現:市民憲章)を制定する[4][8][1][2][3]。
- 1967年(昭和42年)11月1日 - 町の木(現:市の木)を制定する[4][9][1][2][3] 。
- 1969年(昭和44年)4月16日 - 町の花(現:市の花)を制定する[4][10][1][2][3]
- 1970年(昭和45年)12月1日 - 田辺町消防本部(現:京田辺市消防本部)が発足する[11]。
- 1987年(昭和62年)7月25日 - 町歌(現:市歌)を制定する[4][12][1][2][3]。
京田辺市時代
- 1997年(平成9年)4月1日 - 綴喜郡田辺町より市制施行。京都府で八幡市以来20年振り12番目、全国で669番目の市として誕生した。その際和歌山県田辺市との重複を避けるため、京都府の「京」を冠して『京田辺市』となった。同時に田辺町小字田辺を京田辺市田辺と改める[4][13]。
なお、新市名は一般公募から選考されたものである。同様のケースとして、東京都の「東」を冠した東京都東大和市がある[14][1][2][3]。 - 1997年(平成9年)8月1日 - 同年8月20日まで平成9年度全国高等学校総合体育大会が開催され、その内ハンドボール競技が当市で開催される[1][2][3]。
- 2000年(平成12年)4月1日 - 極楽寺の「木造阿弥陀如来坐像」、大徳寺の「木造大日如来坐像」の2つの像を市の文化財に指定する[1][2][3]。
- 2002年(平成14年)3月16日 - JR片町線JR三山木駅が高架化になる[1][2][3]。
- 2009年(平成21年)4月 - 山城地域活動支援センターが開所する[1][2][3]。
経済
産業
地域
大字名
大字名 | 郵便番号 |
---|---|
飯岡[1][2][3] | 610-0312 |
打田[1][2][3] | 610-0324 |
大住[1][2][3] | 610-0343 |
大住ヶ丘[1][2][3] | 610-0351 |
花住坂[1][2][3] | 610-0352 |
河原[1][2][3] | 610-0361 |
甘南備台[1][2][3] | 610-0333 |
草内[1][2][3] | 610-0311 |
興戸[1][2][3] | 610-0332 |
高船[1][2][3] | 610-0325 |
薪[1][2][3] | 610-0341 |
多々羅[1][2][3] | 610-0321 |
田辺[1][2][3] | 610-0331 |
田辺中央[1][2][3] | 610-0334 |
天王[1][2][3] | 610-0326 |
東[1][2][3] | 610-0362 |
普賢寺[1][2][3] | 610-0322 |
松井[1][2][3] | 610-0342 |
松井ヶ丘[1][2][3] | 610-0353 |
水取[1][2][3] | 610-0323 |
宮津[1][2][3] | 610-0314 |
三山木[1][2][3] | 610-0313 |
山手中央[1][2][3] | 610-0356 |
山手東[1][2][3] | 610-0357 |
山手西[1][2][3] | 610-0355 |
山手南[1][2][3] | 610-0354 |
役所
施設名 | 画像 | 備考 |
---|---|---|
京田辺市役所[15][1][2][3] | 旧・田辺町役場 |
警察
施設名 | 備考 |
---|---|
田辺警察署[1][2][3] |
消防
施設名 | 備考 |
---|---|
京田辺市消防本部[1][2][3] | 旧・田辺町消防本部 |
図書館
施設名 | 備考 |
---|---|
京田辺市立中央図書館[15][1][2][3] | 旧・田辺町立中央図書館 |
京田辺市立中央図書館北部分室[1][2][3] | |
京田辺市立中央図書館中部分室[1][2][3] |
病院
施設名 | 備考 |
---|---|
田辺中央病院 | |
田辺病院 | |
田辺記念病院 |
その他の施設
- 京田辺市社会福祉協議会[16]
- 社団法人京田辺市シルバー人材センター[16]
- NPO法人京田辺市社会体育協会[16]
- 京田辺市立田辺中央体育館[15]
- 京田辺市野外活動センター[15]
- 山城地域活動支援センター
- Yamashiro regional Activity Center.JPG
山城地域活動支援センター
京田辺市に本社を置く企業
- ニチダイ(JASDAQ上場企業)- 硬式野球部を持ち、同部は都市対抗野球大会に2回、日本選手権に3回出場。
- 住江工業(陸運/海運用車両座席メーカー)
- 中山技術研究所(食品用香料メーカー)
- 舞妓の茶本舗(地元緑茶販売)
市内に事業所を置く企業
公園
施設名 | 備考 |
---|---|
田辺公園[15] | |
田辺木津川運動公園[15] | |
草内木津川運動公園[15] |
郵便
- 山城田辺郵便局(610-03)(隣接する綴喜郡井手町も配達区域に含まれる)
教育
大学
高校
中学校
小学校
- 京田辺市立大住小学校[1][2][3]
- 京田辺市立田辺小学校[1][2][3]
- 京田辺市立草内小学校[1][2][3]
- 京田辺市立三山木小学校[1][2][3]
- 京田辺市立普賢寺小学校[1][2][3]
- 京田辺市立田辺東小学校[1][2][3]
- 京田辺市立松井ヶ丘小学校[1][2][3]
- 京田辺市立薪小学校[1][2][3]
- 京田辺市立桃園小学校[1][2][3]
その他の学校
観光
- 観音寺 - 国宝の十一面観音立像を安置する。
- 酬恩庵(一休寺) - 室町時代の禅僧一休宗純ゆかりの寺。重要文化財の一休禅師坐像を安置。庭園は国の名勝に指定。
- 大住車塚古墳 別名チコンジ山と呼ばれる前方後方墳。
- 甘南備山
交通
鉄道
市の代表駅として、近鉄新田辺駅・JR京田辺駅・松井山手駅がある。近鉄新田辺駅とJR京田辺駅は京田辺市街の中心、松井山手駅は市西部の新興住宅地の中心駅として機能している。学研都市線は市内の全駅に快速電車が停車する。また近鉄新田辺駅には、京都市営地下鉄烏丸線の普通電車が同駅まで乗り入れている。太字は急行停車駅である。なお、朝に運行される近鉄宮津駅止まりの下り急行のみ興戸駅、三山木駅、近鉄宮津駅に停車する。
JR京田辺駅は、もとは田辺という駅名で、市制施行とほぼ同時期に市名に合わせて改名した。(JR三山木駅も、京田辺駅と同日に上田辺から改名している)これは、阪急京都本線西向日駅、東向日駅と同様のケースである。(和歌山県田辺市には「紀伊田辺」駅(紀勢本線)があるが、田辺市の方にある駅の名称に『紀伊』という和歌山の旧国名がつくのは、大阪市東住吉区の田辺駅も含めて駅名の重複を避けるためである)。
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バス
- 京阪バス(京阪グループ、京阪バス京田辺営業所が市内にある)
- 京都京阪バス(京阪グループ。旧京阪宇治バスで、2014年3月の社名変更までは本社と京田辺営業所が市内にあった)
- 奈良交通(近鉄グループ)
- 高速バス - JR松井山手駅西側の京田辺PA内にある高速京田辺バスストップより、関西国際空港、東京、成田国際空港・銚子、長野などへの関西空港交通、西日本ジェイアールバス、南海バス、千葉交通、長電バスなどが運行されている。
道路
高速自動車国道
- 新名神高速道路(事業中)
インターチェンジ等の設置は無い。城陽JCT-八幡JCT間が2016年度開通予定でこの前後の区間も事業中である。
一般国道
主要府道
一般府道
出身有名人
- 村田良平(元駐米大使、元外務事務次官)
- 西阪慶眞(いけばな作家)
- ロクニシコージ(漫画家)
- 橋本健太郎(元プロ野球選手)
- 六車拓也(サッカー選手、 徳島ヴォルティス)
- 松岡佑起(陸上競技選手)
- 高尾憲司(陸上競技元選手)
- 新タ悦男(TBSテレビアナウンサー)
- 田辺青蛙(小説家)
- 江尻立真(漫画家)
関連図書
- 京田辺大百科(京田辺市観光協会発行。市役所や市内の一部書店で入手可能)
参考文献
脚注・出典
関連項目
- 山城国
- 日本の地方公共団体一覧
- 京田辺警察官殺害事件
- 全国小学生ハンドボール大会-毎年8月始め頃に市内で開催される。
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 1.24 1.25 1.26 1.27 1.28 1.29 1.30 1.31 1.32 1.33 1.34 1.35 1.36 1.37 1.38 1.39 1.40 1.41 1.42 1.43 1.44 1.45 1.46 1.47 1.48 1.49 1.50 1.51 1.52 1.53 1.54 1.55 1.56 1.57 1.58 1.59 1.60 1.61 1.62 1.63 1.64 1.65 1.66 テンプレート:Cite web
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 2.20 2.21 2.22 2.23 2.24 2.25 2.26 2.27 2.28 2.29 2.30 2.31 2.32 2.33 2.34 2.35 2.36 2.37 2.38 2.39 2.40 2.41 2.42 2.43 2.44 2.45 2.46 2.47 2.48 2.49 2.50 2.51 2.52 2.53 2.54 2.55 2.56 2.57 2.58 2.59 2.60 2.61 2.62 2.63 2.64 2.65 2.66 テンプレート:Cite web
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 3.17 3.18 3.19 3.20 3.21 3.22 3.23 3.24 3.25 3.26 3.27 3.28 3.29 3.30 3.31 3.32 3.33 3.34 3.35 3.36 3.37 3.38 3.39 3.40 3.41 3.42 3.43 3.44 3.45 3.46 3.47 3.48 3.49 3.50 3.51 3.52 3.53 3.54 3.55 3.56 3.57 3.58 3.59 3.60 3.61 3.62 3.63 3.64 3.65 3.66 テンプレート:Cite web
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 4.9 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 図典 日本の市町村章 p150
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ 。京都府綴喜郡田辺町を「京都府田辺市」とする町を市とする処分(市制施行)と、「京都府田辺市」を「京都府京田辺市」とする市の名称変更が、同日に実施されている。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 15.6 テンプレート:Cite web
- ↑ 16.0 16.1 16.2 テンプレート:Cite web