最終兵器彼女
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テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『最終兵器彼女』(さいしゅうへいきかのじょ)は、高橋しんの漫画。小学館の漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」で、2000年1月から2001年10月まで連載された。単行本は小学館から全7巻と外伝1巻が刊行されており、累計総発行部数は400万部を記録している。略称は「最彼(さいかの)」・「サイカノ」。キャッチコピーは「この星で一番最後のラブストーリー。」
2002年にテレビアニメ化、2003年にゲーム化、2005年にOVA化されている。2006年1月28日には前田亜季の主演による実写映画が公開された。
英語タイトルは、漫画と映画は The last love song on this little planet. 、テレビアニメは She, The Ultimate Weapon 、OVAは another love song となっている。セカイ系の作品としても有名である。
目次
ストーリー
北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を持っていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。
しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。
戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とは程遠いものとなっていく。
壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。
ラストシーンは原作版とアニメ版と映画版では全く違う内容となっている。
原作
小学館より「ビッグスピリッツコミックス」から刊行。
- 最終兵器彼女 全7巻
- 最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で(2006年07月) ISBN 4-09-180746-1
登場人物
テレビアニメ版
2002年7月3日から同年10月9日に、中部日本放送・ファミリー劇場(7月2日から放送)で放送され、その後テレビ神奈川・毎日放送・RKB毎日放送・テレビ北海道でも放送された。全13話。なお、tvk以外の関東の独立U局およびTBSでは放送されなかった。
CBC初の自社制作深夜アニメ。在名局の単独制作では名古屋テレビ制作の『六法やぶれクン』以来33年ぶりの自社製作深夜アニメでもある。
終盤の性描写は大幅にカットされている。
2002年から2003年にかけてDVDおよびUMDが全5巻で発売された。2006年には廉価版のDVD BOXも発売された。
スタッフ
- 原作 - 高橋しん(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
- 監督 - 加瀬充子
- シリーズ構成・脚本 - 江良至
- キャラクターデザイン - 香川久
- メカニクスデザイン - 神戸洋行
- 方言指導 - 今野宏美
- 総作画監督 - 佐藤雅将
- 3DCGディレクター - 松浦裕暁
- 美術設定・美術監督 - 東潤一、小浜俊裕
- 色彩設計 - 鈴木依里
- 撮影監督 - 石黒晴嗣
- 編集 - 重村建吾、肥田文
- 音楽 - 見良津健雄(選曲 - 合田豊)
- 音響監督 - 三好慶一郎
- プロデューサー - 高橋尚子、鶴崎りか、加藤直次、月野正志
- 協力プロデューサー - 山根博行、菱山照治
- アニメーション制作 - GONZO
- 製作 - 東映ビデオ、東北新社、小学館、中部日本放送
主題歌
- オープニングテーマ「恋スル気持チ」
- 作詞・作曲・歌 - 谷戸由李亜 / 編曲 - 見良津健雄
- エンディングテーマ「サヨナラ」
- 作詞・作曲・歌 - 谷戸由李亜 / 編曲 - 見良津健雄
- 劇中歌「夢見るために」
- 作詞 - 石川あゆ子 / 作曲・編曲 - 見良津健雄 / 歌 - 杉内光雅
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
1 | 「ぼくたちは、恋していく」 | 加瀬充子 | 山田弘和 | 佐藤雅将 |
2 | 「私、成長してる・・」 | もりたけし | 平池芳正 | 高木信一郎 |
3 | 「ふたりで」 | 東海林真一 | 成田歳法 | 吉田隆彦 |
4 | 「ふゆみ先輩」 | 別所誠人 | 三宅雄一郎 | 江上夏樹 |
5 | 「うそつき」 | 成田歳法 | 山田弘和 | 香川久 |
6 | 「クラスメイト」 | 広島秀樹 | 西山明樹彦 | 高木信一郎 |
7 | 「守りたいもの」 | 平池芳正 | 吉田隆彦 | |
8 | 「みんな変わっていく」 | 原口浩 | 林千博 | |
9 | 『アケミ』 | 加瀬充子 月野正志 |
山田弘和 | 佐藤雅将 野崎真一 |
10 | 「…そして」 | 森脇まこと | 三宅雄一郎 | 江上夏樹 |
11 | 「2人だけの刻」 | 山田弘和 唐戸光博 |
紅優 | 高木信一郎 |
12 | 「ラブ・ソング」 | 神戸洋行 | 吉田隆彦 米本亨 | |
13 | 「そして、ぼくたちは恋していく」 | 加瀬充子 | 山田弘和 | 佐藤雅将 |
放送局
放送対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | ファミリー劇場 | 2002年7月2日 - 9月24日 | CS放送 | ||
中京広域圏 | 中部日本放送(CBC) | 2002年7月3日 - 10月2日 | 水曜 25:55 - 26:25 | TBS系列 |
製作委員会に参与 |
北海道 | テレビ北海道(TVh) | 2003年7月4日 - 9月25日 | 金曜 26:30 - 27:00 | テレビ東京系列 | |
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | 2002年11月9日 - 2003年2月15日 | 土曜 25:55 - 26:25 | TBS系列 | |
福岡県 | RKB毎日放送(RKB) | ||||
神奈川県 | テレビ神奈川(tvk) | 2003年4月4日 - 6月24日 | 金曜 24:30 - 25:00 | 独立UHF局 |
OVA版
「最終兵器彼女 Another love song」のタイトルで、2005年に全2巻が発売された。
スタッフ (OVA)
- 原作 - 高橋しん(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
- 監督 - 加瀬充子
- 脚本 - 江良至
- キャラクターデザイン - 香川久
- メカニックデザイン・3D監修 - 川原智弘
- 3DCGディレクター - 松浦裕暁
- 美術設定 - 宮本崇
- 美術ボード - 菊地正典
- 色彩設計 - 井上英子
- 撮影監督 - 福士亨
- 編集 - 重村建吾
- 音楽 - 吉川慶
- 音響監督 - 三好慶一郎
- プロデューサー - 高橋尚子、山田雅子、山根博行、勝野博之、月野正志
- アニメーション制作 - スタジオ・ファンタジア
- 製作 - 東映ビデオ、東北新社、小学館、中部日本放送
主題歌 (OVA)
各話リスト (OVA)
話数 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
MISSION:1 | 加瀬充子 月野正志 |
三笠修 | 佐藤陵 川原智弘(メカ) 香川久(総作監) |
2005年8月5日 |
MISSION:2 | 香川久 川原智弘(メカ) |
2005年9月21日 |
ゲーム版
- 2003年5月29日発売
- プレイステーション2用
- 発売元:コナミ
- プロデューサー メタルユーキ
実写映画版
キャスト
スタッフ(映画)
- 製作総指揮:高橋浩
- 企画:森下孝三、黒澤満、坂上順
- 企画協力:遠藤茂行
- 監督:須賀大観
- プロデューサー:北﨑広実、松井俊之、竹本克明、伊藤伴雄
- 脚本:清水友佳子
- 音楽:池頼広
- VFX監督:野口光一
- VFXプロデューサー:氷見武士
- 撮影:藤澤順一
- 美術:中澤克巳
- 照明:豊見山明長
- 録音:湯脇房雄
- 編集:阿部亙英
- 監督補:蔵方政俊
- 製作担当:丸山昌夫
- VE:さとうまなぶ
- B撮影:向後光徳
- VFXアートディレクター:木村俊幸
- CGディレクター:磯部晃一
- 制服デザイン:小篠ゆま
- タイトルデザイン:岡野登
- 装飾:平井浩一
- 記録:増田実子
- 音響効果:柴崎憲治
- キャスティングディレクター:長谷川才帆子
- 音楽プロデューサー:藤田昭彦
- 宣伝プロデューサー:杉田薫
- 配給:東映
- 制作:東映アニメーション、東映、東映ビデオ、スカパー・ウェルシンク、小学館、シリコンスタジオ、アミューズソフトエンタテインメント、博報堂DYメディアパートナーズ
主題歌
- 「すみか」(歌:メレンゲ、レーベル:ワーナー・ミュージック・ジャパン)
挿入歌
- 「きみのうた」(歌:MAYUMI、作詞原案:高橋しん)
ソフト化
- メイキング・オブ「最終兵器彼女」(DVD1枚組、2006年1月20日発売、発売・販売元はアミューズソフトエンタテインメント)
- 映画公開前に発売されたメイキングDVD。
- 映像特典
- スチール撮影風景
- 特報
- 最終兵器彼女 通常版(DVD1枚組、2006年6月21日発売、発売元は小学館、東映ビデオ)
- 映像特典
- 初日舞台挨拶
- CGメイキング
- 特報・劇場予告編・TVスポット
- データファイル
- ポスターギャラリー
- 映像特典
- 最終兵器彼女 アルティメットエディション(DVD2枚組、2006年1月21日発売・初回限定生産、発売元は小学館、東映ビデオ)
- ディスク1:本編DVD(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD
- MAKING OF 最終兵器彼女 特典Ver.
- 『メイキング・オブ「最終兵器彼女」』発売イベント
- メレンゲ「すみか」ミュージックビデオ(最終兵器彼女Ver.)
- VFX
- アニマティクス
- メイキング
- TVスポット関東ローカル用
- キャストロングインタビュー
- 制服紹介
- 画コンテ連動(マルチアングル / 本編、コンテコマ、コンテページ、ダブルコマ、台本)
- 封入特典
- 解説書
- ステッカー
- 特製アウターケース付きデジパック仕様(アウターケースの片面は原作者描き下ろし)
設定
- ちせとシュウジの暮らす街は小樽市がモデル。
- 原作でちせとシュウジが最終的に暮らしていた建物はJR北海道士別駅がモデルとなっている。
- 最初の空襲シーンの直前、原作・アニメではパルコでショッピングしていたが、映画版では札幌ステラプレイス(JRタワー)(主な撮影場所・GLOCCA(5F))でショッピングしていた。
- 映画版の空襲のシーンは2006年の札幌を撮影・CG化している。(主な場所・4丁目プラザ前・札幌駅南口・テレビ塔・丸井今井周辺)
- また、空襲時の最終兵器としてのちせの初登場シーンは原作、アニメ、映画ともに非常に印象的な場面であるが、それぞれちせの登場の仕方が微妙に異なる。
- 作者の意図によって、キャラクター達に苗字は設定されていない(例外的にカワハラ、イトウ、ナカムラなどがいるが、彼らには名前の設定がない)。
- 漫画内に出てくる展望台のモデルは小樽の旭展望台。
- 作中のちせの言葉を借りると、世界規模の大変動が発生しそれにともなう大混乱で核兵器をも使用する大戦争が発生し、安住の地を求めて「敵」は日本に侵略してきたということになる。
外部リンク
- TVアニメ版公式サイト - 閉鎖。(2010年5月23日時点のアーカイブ)
- OVA版公式サイト - 閉鎖。(2010年2月10日時点のアーカイブ)
- 映画版公式サイト - 閉鎖。(2007年8月8日時点のアーカイブ)
- SINPre.com! - 公式サイト。
- hicbc.com:最終兵器彼女 - CBCのサイト。
- PS2ソフト最終兵器彼女(コナミ)テンプレート:Link GA