仮面ライダーX
テンプレート:Pathnav テンプレート:告知 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『仮面ライダーX』(かめんライダーエックス)は、1974年(昭和49年)2月16日から同年10月12日まで、毎日放送・NET系列で放送された毎週土曜19時30分から20時00分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称。
概要
仮面ライダーシリーズ第3作目。全35話。
企画の経緯
前作『仮面ライダーV3』で仮面ライダーシリーズの人気は頂点に達したが、その後『マジンガーZ』の登場により、「変身ブーム」は陰りを見せ「ロボットアニメブーム」に取って代わられようとしていた。1973年後半、ライダー制作者たちは番組の内容を一新することに決め、これまでにないメカニカルな要素を取り入れた『仮面ライダーX』の企画が開始したテンプレート:Refnest。当初は前作までのつながりを完全に絶つことも検討されたが、実際の企画書には立花藤兵衛や歴代仮面ライダーの登場が盛り込まれている[1]。
石ノ森章太郎が手がけたキャラクター原案の中では、「専用ライフルを手に戦うかみきり虫ライダー」というキャラクターが有力候補だったが、前作の第43話から登場した「ライダーマン」に対する当時の児童層の反響が予想外に高かったことと、従来にない新しい仮面ライダー像の構築という意味で変更になり、「武器を持ったライダー」というアイディアのみ本作に継承された[2]。
沖縄本土返還復帰事業最大のイベントである「沖縄国際海洋博覧会」の開催を1年後に控えている事実も考慮に入れられた結果、深海開発用改造人間 = カイゾーグである仮面ライダー5号、通称Xライダーの設定が完成した[2]。
番組タイトル案には、平山亨による『仮面ライダー5号(ゴーゴー)』『仮面ライダーU5(ユーファイブ)』『カイゾーグ5号ライダー』や、石ノ森章太郎のデザイン中の有力候補だった『仮面ライダーVV(ダブルブイ)』などがあったテンプレート:Sfn[3]。
特徴
それまでの歴代ライダーは敵から奪った武器を使うことはあったが、Xライダーは正式な手持ち武器(ライドル)を装備した初のライダーとなった。主人公・仮面ライダーXについては改造人間であるという設定は従来と共通であるものの、ベルト以外にもアイテムを用いて変身する点や、武器をベルトに内装するなど、様々な新要素で仮面ライダーのイメージを一新させる作品となった。
仮面ライダーシリーズの多くに登場する敵組織と異なり、本作のGOD機関は「世界の対立する大国同士がひそかに手を握り、改造人間を使って日本全滅を狙う、恐怖の秘密組織」(第1話ナレーション)という設定である。世界征服ではなく、明確に日本をターゲットにしてその全滅を目的としており、GODの戦闘員を「戦闘工作員」と呼び、GODとのスパイ合戦が描かれるとともに、攻撃する組織の支部を分署と呼んだり、秘密警察を連想させる制服を着た構成員を登場させるなど、随所にそれを裏付けるための演出がなされている。
独自の魅力を持つ神話怪人群とマンガチックな悪人軍団怪人群、本格的ライバルキャラのアポロガイスト、実寸大のセットで表現されたシリーズ初となる巨大敵キャラクター・キングダークや、Xライダーの剣劇的なアクションなど、本作ならではの特徴も少なくない。
スタッフ・キャスト
企画段階から、ライダーファンの成長にあわせたアダルト志向のドラマも視野に入れた新しい路線が打ち出され、脚本家にも前2作品でメインライターだった伊上勝らに加え、新たに『人造人間キカイダー』と『キカイダー01』で実績を残した長坂秀佳が起用された。
主演の速水亮は、阿部征司と平山亨が何人かの候補者に声をかけて回る中で抜擢された。芸名も本作品の出演を契機に決まったものであり、姓の「速水」は音楽担当の菊池俊輔が付け、名の「亮」は当時のテレビ部部長・渡邊亮徳から1字もらったものである。仮面ライダー役の俳優は藤岡弘・佐々木剛・宮内洋・山口暁と1文字の名前が続いており、その流れに沿って決められたという[4]。
序盤のヒロインを演じた美山尚子は、本作での共演がきっかけで速水と結婚した。速水によると、共演中はお互いに恋愛意識はなく、美山が番組の路線変更で降板後、かわいそうに思った速水が美山を励まそうとしたのが始まりだったそうである[5]。
神啓太郎役の田崎潤は、30分番組に出演するような人ではないとスタッフが大騒ぎするような大物俳優だった。啓太郎の意識を移植した神ステーションが第2話で早々に自爆するのは、田崎の処遇の問題があったからではないかと長坂は述べている[6]。
評価
放映開始時の視聴率は高かったが、それを頂点に数字は下降を続け、1か月半が経過した4月の時点で関西19%、関東16%と苦戦が顕著となった。制作者たちはさまざまな番組強化策を講じたが、結局は3クール未満の35話で終了することになった。しかしながら、平均視聴率を見る限りでは、ロボットアニメブームという逆風の中で孤軍奮闘したと言える[1]。
視聴率[7] | 最高 | 最低 | 平均 |
---|---|---|---|
関東 | 20.5% | 14.1% | 16.9% |
関西 | 25.2% | 16.7% | 20.2% |
あらすじ
プロット
視聴率の向上や児童誌での話題作りなどのために強化策の投入が行われたことで、時期によってその様相を大きく変えている。
- 第1話 - 第8話
- 第1・2話の脚本を担当した長坂秀佳は、神敬介が改造人間ゆえに人々から畏怖されるという、それまでのシリーズにもあったシチュエーションも盛り込みつつ、父と子の絆や謎めいたヒロインの登場を軸とするなど、大きく違った切り口が特徴の作品を書き上げている。また、前2作品で主人公たちをサポートした立花藤兵衛も登場するが、初登場は第5話でその出会い自体も一つの重要なドラマとして演出されている。登場する怪人たちもギリシア、ローマの神話に材を求めた。歴代ライダー怪人を手掛けたエキスプロの高橋章のデザインにより、彫刻を彷彿とさせるような造形が特徴で、従来の動物や機械などをモチーフにしたキャラクターとは一線を画している。しかし、放送前の試写の段階において、あまりにもプロットが複雑であるとの声から、実際の放送時はメイン格の長坂以外の脚本家が早期に登板するなどやや方向転換され、それも必ずしも視聴者からは受け入れられなかった。そのため、路線変更を余儀なくされる。霧子の退場などの路線変更は、実は第1話の放送前から内部で決まっていた。放送前の時点で試写を見た毎日放送側などの意見は、「ストーリーが大人向けを狙っている」「涼子と霧子を巡る展開がわかりづらい」と言った懸念や疑問であり、一方で「神話怪人」に対しても「なじみやすさに欠ける」と指摘され[1]、それらの意見はその後の展開において「チコ・マコの登場」「悪人軍団への変更」などといった形で反映されている。
- 第9話 - 第21話
- 第8話のヒロイン退場とともに長坂も降板し、第9話では過去のライダー同様に藤兵衛による特訓シーンが描写されるなど、伊上らを中心にそれまでのシリーズをより意識した展開に移行していった。しかし、本作の独自性を探る試みも断念されたわけではなく、怪人同様に神話からヒントを得て造形されたシリーズ初の本格的ライバルキャラ・アポロガイストが登場。後述するようにそれまでの大幹部とは違った立ち位置の設定が与えられ、ライバルとしての存在感を発揮した。また、当時話題となっていたオカルトや超能力を意識した展開も導入されている。
- 第22話 - 第35話
- アポロガイストに代わり、GODの大幹部として巨大ロボット・キングダークが登場。怪人のデザインコンセプトも、過去作品の怪人により近い「GOD悪人軍団」と称されるものへと変更された。ストーリー的にも「RS装置」をめぐる争奪戦を中心に展開されているほか、アイテムで変身して武器を駆使して戦うというXライダー最大の特徴が、一敗地にまみれる展開から前作の主人公・V3こと風見志郎が登場して行われたパワーアップ改造により、一定の変身ポーズで変身して肉弾戦で戦うという、過去作品に近い形へと変更される。前2作品との繋がりとしては志郎の登場だけではなく、劇場版『五人ライダー対キングダーク』に合わせて藤兵衛が仮面ライダー1号からの歴史を語る総集編が放送され、終盤には仮面ライダー2号=一文字隼人も登場するなど、急速にシリーズの一作品として位置づけられていった。第35話では直前に登場した2号とV3の姿はなく、Xライダーが単独で戦っていたが、『冒険王』(秋田書店)の記事でのみ、5人ライダーが集結してキングダークと最後の決戦を繰り広げている。生田撮影所初代所長・内田有作によると、営業としては5人ライダー集結を示唆したかもしれないが、「最後は孤高のヒーローらしく終わらせないと」という苦悩や葛藤があったためではないかと語っている[8]。
ストーリー
沖縄の水産大学に通っていた神敬介(じん けいすけ)が、休みを利用して半年ぶりに東京に帰ってきた。その直後、彼は謎の一団から襲われる。一団は日本全滅を狙う大国の連合組織・GOD機関で、海洋科学者である敬介の父・神啓太郎(じん けいたろう)教授に組織への加入を迫る。拒否した神教授は、報復としてGODから重傷を負わされ、彼を助けようとした敬介も殺害されてしまう。瀕死の神教授は、最後の力を振り絞りながら敬介にサイボーグ手術を施し、深海開発用改造人間・カイゾーグに改造した後で力尽きる。蘇った敬介はレッドアイザーとパーフェクターを装着し、仮面ライダーXにセットアップ(変身)した。
登場人物
仮面ライダーXと仲間たち
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- テンプレート:Anchor
- 本作の主人公。スポーツ万能で特に水泳が得意。母親は生後まもなく他界しており、厳格な父・啓太郎の手で育てられた。このため、父子家庭である。沖縄の水産大学に通っていたが、半年ぶりに帰郷した際、父と共にGOD機関に襲われて死亡する。その直後、瀕死の父の手で改造手術を施され、海底1万メートルの水圧にも耐える強さを持つ深海開発用改造人間カイゾーグテンプレート:Refnestとして復活した。
- 父とは親子喧嘩が絶えなかったが、本当は深く尊敬しており、よくそのことで涼子にたしなめられていた。
- 改造された当初は人間でなくなってしまったことを悲しんだり、心が深く傷ついた時に父の人格が用いられた神ステーションに依存したり、恋人でありながら自分を裏切った涼子の行動に動揺する時もあったが、その度に精神的に成長していった。仮面ライダーの父たる立花藤兵衛との出会いによって先輩ライダーの存在を知り、戦士としての自覚を一層強くしていった。
- 文武両道の父の方針から空手や柔道や剣道に長けた有段者であり、バイクの運転技術もプロ級。第9話前半における藤兵衛のモノローグにおいて「鍛えれば本郷たち以上になる」と語られている。鋭い洞察力で敵の計略等を見抜くことも多く、逆に罠を仕掛けるなど戦士として優れた資質を備えている。パニック戦においては武器として吹き矢を所持し、使用していた。
- 最終回においてキングダークとの一騎打ちで、その体内にあるコントロール室で呪博士と対峙し、待ち構えていたサソリジェロニモとともに死んだかに見えたが、生き延びており、COLに「日本に危機が訪れたら帰ってくる」という置手紙を残し、新たな旅に出た。この時の手紙には「神 啓介」と書かれていた[注 1]。
- 神 啓太郎(じん けいたろう)
- 敬介の父。城北大学の教授[注 2]で、海洋科学と人間工学の世界的権威。
- GOD機関にその卓越した頭脳と、人間工学の研究成果(人間の持つ各機能を機械に代行させたり、身体の欠損部分を機械で補ったりする技術)を必要とされていた。
- 口やかましく頑固な性格で敬介とは親子喧嘩が絶えなかったが、その心には息子への大きな愛情を宿している。帰郷直後に港で息子がGODに襲われたことを知って、防弾チョッキを与えたりしている。敬介の達者な格闘技の腕前も「科学者にも腕っ節が必要だ」という彼の考えによるものだった。
- GOD機関への協力を拒んだため重傷を負わされるが、瀕死の状態で敬介をXライダーに改造。自らの記憶と人格を海底基地「神ステーション」に移植した。しかし、父親に頼る敬介の依存心を断ち切るため、第2話でステーションは自爆した。
- 仮面ライダーを作る技術を有していたことについて劇中での説明はないが、「過去に緑川博士と親交があったから」という当時の雑誌設定がある[9]。
- 水城涼子(みずき りょうこ)[注 3]
- 敬介の婚約者で人間工学という希有な分野を研究するが故に学会では孤立しがちな神教授の良き理解者である助手。よく神親子のケンカを仲裁していた。しかし、そんな二人を裏切りGODの一員となる。
- その正体はインターポールの秘密調査員で、GODに潜入して捜査を行っていた。その際、サイボーグ手術を受けている。第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで正体が露見、GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。
- 初期設定では「インターポールの捜査官」という設定は存在せず、神教授がGODの協力を拒絶し続けるため、GODの巧妙な脅迫に屈して、本当に神親子を裏切る予定だった[10]。
- 水城霧子(みずき きりこ)
- 涼子の双子の妹。姉とはお互い放れ離れで暮らしていたが、連絡だけは取り合っていた。当初、涼子から彼女の存在が知らされていなかったために敬介を困惑させたが、後に双子であることを敬介に明かす。亡くなる直前、「姉は今でもあなたのフィアンセだから信じてほしい」と敬介に対して必死で話していた。
- GODに潜入した姉に代わって、敬介を影からサポートする。敬介が姉のことで苦悩するが、彼に「個人の感情は捨てて皆のXライダーになれ」と言う。第8話で敬介を庇って戦闘工作員の放った矢に当たり、絶命する。
- チコ
- 第15話から登場。城北大学の女子大生だったが、GODの指令テープを誤って聞いてしまった事から戦いに巻き込まれてしまう。危ういところを敬介に救われ、「COL」のウェイトレスになる。結構ドジで執拗に迫ってくる怪人の毒牙の魔の手に落ちたり、たびたび危機に陥る。マコとは同居している。ストレートロングヘアーでスレンダーな体格の持ち主。
- マコ
- 第15話から登場したチコの親友。いつもチコと共に行動しており、「COL」でも一緒に働いている。藤兵衛やチコと共に人質になる事が多い。一度も風邪を引いた事がないのが自慢らしい。健啖家。心配性なチコとは違い、「そうなったらそうなったで諦めなさい」などと、やや物事をとらえるのが楽観的なところがある。
GOD機関
暗黒組織デストロン壊滅後に現れた秘密結社。世界の対立している大国同士が水面下で、手を握って組織した。改造人間を使って、日本全滅を狙う。GODはGovernment Of Darkness (闇の政府)の略。シンボルマークは「G」「O」「D」の文字を髑髏風に配したもの(GとDで両目、oが口)。
世界中のあらゆる格闘術・武術・スポーツのチャンピオンクラスを選りすぐった警備課、通信衛星を通して、地球上のいかなる場所とも交信可能な通信課を始め、技術課、人事課、車両課、作戦課、医務局、G.D.[注 4]、総司令オフィス[注 5]、室長アポロガイスト配下の秘密警察、作戦行動に当たる戦闘工作員や怪人により構成されており、組織力ではデストロン以上。声のみのGOD総司令が組織を動かしていた。過去の組織にも見られる規模のアジトも前線基地(GOD秘密警察東京分署など)という形で存在するが、アポロン宮殿、アポロン第2宮殿(第21話)という従来にない、大規模な秘密基地も存在する。構成メンバーは先の水城涼子のような工作員も含め「自爆装置を内蔵したサイボーグ」に改造されている。
後半は巨大ロボット幹部・キングダークが登場し、その内部に潜む呪博士がすべてを操っていた。最終作戦ではキングダークが自ら出陣し、日本壊滅を企むも、キングダークの体内に潜入したXライダーにより、呪博士を倒され、キングダークも爆発。これにより、GODは壊滅した。
呪博士とGODの背後にいたという大国との関係は語られずじまいであり、同じ組織の設定が作品の前半と後半で明らかに変わってしまっている。資料の中にはGODを前期と後期で実質的に別組織とみなし、分けて解説するものもある[11]。 テンプレート:Main2
- GOD総司令
- 物語前半で、GOD機関を支配する正体不明の怪人物。自身は決して姿を見せず、アポロン神殿の地下深くに潜み、地蔵や人形、ニワトリ型のロボットなど、あらゆる物体にテープレコーダーを仕込み、それによって、配下に指令を送り、その物体は指令を送った直後に爆発・消滅する。
- 呪博士
- GODの支配者。かつては神教授の親友であった。一部の関連書物やDVDのデータファイルには「GOD総司令の正体」とされている。キングダークと一体化しており、内部で操っていた。
- 最終回で、キングダークの体内に潜入したXライダーと対峙、サソリジェロニモJrとともに、ライドルホイップで突き刺され、頭から延びるコードを引きちぎり、キングダークとともに自爆する。
- キングダーク
- 再生アポロガイスト死亡後に着任した、2代目大幹部で、GODを新たに再編成した。初登場は第22話(声は第21話)。
- 鋼の体を黒いマントで包んだ巨人型のロボット。普段はアジトの奥で寝転がり、頬杖を付いている。
- 南原光一博士が開発した、全ての物質をエネルギーに変換する「RS装置」を体内にセットして暴れ回る予定であったが、博士はすでにRS装置を完成させており、その使用を恐れて、設計図を9枚に裂き、分散させてしまう。分割された設計図を奪還すべく、悪人軍団を次々投入して、Xライダーと争奪戦を繰り広げる。
- しかし、痺れを切らしたキングダークは第31話で、RS装置のセットを待たずに立ち上がり、Xライダーに自ら挑戦した。最終話で、体内に潜入したXライダーに呪博士が倒され、自爆装置が起動して、爆発四散した。
- キングダークの巨体は横になった姿の実物大セットが作られ、圧倒的な存在感を示した。
- なお、巨大ロボット幹部という設定に『マジンガーZ』の影響は特になく、等身大ばかりではつまらないからだと阿部征司が語っている[12]。
- 客演情報
- 『仮面ライダーSPIRITS』
- 第1部に神敬介の記憶から再現されたキングダークが登場。第3部にキングダーク2号機が登場。RS装置をセットした上で起動し、その力を見せ付けた。オリジナルと違い、攻撃システムが頭部にしかない。なお、この作品では生身の人間しか操縦できないという設定となっている。
- 『仮面ライダーディケイド』
- 劇場版とセブンイレブンのネット版に登場。
- デザインを変更して登場。劇場版では死神博士・地獄大使・シャドームーンといった大幹部たちの敗北後、大ショッカー本部の跡地から登場。劇場版の漫画版でも登場し、シャドームーンに操縦される。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』
- 『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品では、ショッカーと同盟を結んだGOD機関の代表として登場。声優は飯塚昭三。本作同様マントを付け、寝そべっている。組織の主要なメンバーが倒された後立ち上がるが、岩石大首領の地割れに巻き込まれてしまう。
- 神話怪人
- 第21話まで登場。ギリシャ神話・ローマ神話に登場する神や妖精、英雄や怪物などをモチーフとした怪人たち。その姿は彫像を思わせる。
- 人間体への変身も可能で、GOD総司令からの命令テープによって指令を受け、行動を開始する。
- 特殊能力重視の改造が施され、剣や槍など専用の手持ち武器を持つものが多い。当時の『テレビマガジン』に「過去の組織より大規模な施設、設備によって研究開発されているため、過去の怪人より一段と凄い」との記述が存在するテンプレート:Full。
- 悪人怪人
- 歴史上に実在した独裁者や凶悪犯罪者、英雄、怪物の遺体を発掘し、それに動植物や昆虫、水棲動物の能力を植え付けて怪人化したもの。
- 悪人怪人で構成されたGOD悪人軍団を編成しRS装置を巡って仮面ライダーXと戦いを繰り広げた。
- GOD戦闘工作員テンプレート:Refnest
- 総司令や怪人の命令を遂行する戦闘員。ベレー帽と黒い覆面、ゴーグルを付け、黒い服に赤いマントを纏っている。15話でGODの秘密基地に潜入したXライダーと対峙した戦闘工作員は、ゴーグルを着用しておらず、覆面の穴から普通の人間としての目が現れていた。改造人間としてかなり強化されておりテンプレート:Refnest、テレビマガジンなどの当時の紹介記事では、怪人の4分の1程度に強化されているとの事であり、普通の生身の人間相手に負けるような描写は無く、単独行動も多いテンプレート:Full。
- 戦闘以外にも、暗殺やスパイ活動など、あらゆる任務を確実に遂行し、どんな武器も使いこなす。主に剣と黄色の槍、他に銃、機関銃、弓矢を使用。銃は特別に強化されたものでなく通常のものであるらしく、仮面ライダーXには通用しない事が作中で描写された。
- 覆面などを身につけない普通の姿でいる際は、上下の背広にネクタイ、ソフト帽に手袋(すべて黒)という格好で、拳銃を携帯している。
- 悪人軍団の配下の工作員は上司の怪人たちに合わせた、コスチュームを着ていることがある。ヒトデヒットラー配下の工作員テンプレート:Refnestはドイツ軍の軍服を着て、機関銃を装備。ムカデヨウキヒの配下はカンフー服にヌンチャクや赤い槍で武装。タイガーネロの配下は貫頭衣を着ていた。サソリジェロニモJrの配下はベレー帽の代わりに、羽を着けていた。また、サソリジェロニモは通常の工作員とは別に、手下のインディアン工作員を引き連れていた。
- アポロン宮殿の警備にはGP(ガバメント・ポリス)というヘルメットを被った、特別な戦闘工作員の憲兵部隊が就いている。劇場版『五人ライダー対キングダーク』にも登場している。
- GOD科学者
- 青田(あおた)
- 第14話に登場。古代ギリシャの伝説の虫「くるい虫」を甦らせた科学者。アポロガイストに実験台にされ、狂乱した精神状態となり、人々を襲う。最後は、アポロガイストのアポロショットで撃たれ、救急車ごと焼き殺された。
- 宮本 大悟(みやもと だいご)
- 第15・16・21話に登場。城北大学の電子物理学教授で、GOD日本特務員。コードNo.606。川上博士とともに、GOD総司令からアポロン宮殿に招かれ、アポロガイストの強化改造手術では機械部分を担当し、再生アポロガイストとして復活させた。
- 第21話では、寿命がわずかの再生アポロガイストに、Xライダーのパーフェクターが必要と話した直後、アポロマグナムで射殺された。遺体は敬介への伝言として利用され、爆発した。
- 川上(かわかみ)[注 6]
- 第15・16話に登場。病院の医師。宮本博士とともに、GOD総司令からアポロン宮殿に招かれ、アポロガイストの強化改造手術では生体部分を担当し、再生アポロガイストとして復活させた。甦ったアポロガイストが捕虜とした敬介を取り逃がしてしまい、その直後に、1人の戦闘員とともにアポロマグナムに装着された剣で串刺しにされて死亡。
- 南原 光一(なんばら こういち)[注 7]
- 第23話に登場。GOD科学開発局長。RS装置の設計図を9つに破り、様々な科学者たちに託した。サソリジェロニモに殺害されるが、死の直前に設計図の一部が入ったペンダントを、敬介に託す。リエという一人娘がいる。
仮面ライダーX
神敬介が変身した姿で、「Xライダー」とも通称される。「仮面ライダーX」の名は父・神教授から与えられた。身体はX文字を模った「耐圧ラング」で覆われ、深海1万メートルの環境でも活動可能。本来は「深海開発用の改造人間」としての目的で設計されていた。動力は太陽エネルギーと風力エネルギー。
- デザイン・造型
- デザインモチーフはヤゴやドクロなど諸説あるが、企画書には「イメージはこれまでと同じバッタです」と明言されている[13]テンプレート:Refnest。しかし実際のマスクの造型に際しては特定の生物をモチーフとしておらず、「メカニック仮面ライダー」というコンセプトに基づき、ライダー1号の頭部を元にして粘土原型が作られた[14]。デザイン案ではバッタやカミキリムシのほか、クワガタムシ、トンボ、カタツムリなどもモチーフに検討されていたテンプレート:Sfn。
- スーツの色は、初期が水色で以降はグレーと言われるが、初期の水色もかなりグレーがかっている[15]。第2撮影会時のNG版スーツは全身がシルバー調でありテンプレート:Sfn、ここでもロボット(メカニック)的な要素を盛り込もうとしていたことが伺われる。しかしシルバーのビニールレザー製のスーツは素材の耐久性に難があったことと[14]、レフ板の光が反射してしまうことから[15]、変更となった。造形商品という形ではあるが、イベント「石ノ森章太郎 生誕70周年記念 特撮英雄転 仮面ノ世界(マスカーワールド)[16]」限定で買取権が抽選とされたS.I.C.シリーズ「仮面ライダーX(原作Ver.)[17]」で、この全身シルバー版スーツを見ることができる。
変身プロセス
第28話でマーキュリー回路がセットされたことに伴い、プロセスも変更された。
- 前期(第1話 - 28話、劇場版)
- 一定のポーズ及び「セタップ(Set up)」のかけ声と共に、首から下に専用スーツとベルトが出現する。
- 続いてベルトの左腰に取り付けられたレッドアイザーを右手に、右腰に取り付けられたパーフェクターを左手に掲げ、レッドアイザーを頭部正面に構える(その際、交差した両腕がXの文字を描く)[注 8]。
- レッドアイザーが変化してXマスクが出現し、顔に半分ずつ自動装着される。
- パーフェクターを口に装着することによって体内メカが起動し変身完了。
- 変身にその他のアイテムを使う必要があることから、腕を固定された状態や腕を怪我した状態では変身することができない。またセタップによる変身は所要時間に1秒を要したり、パーフェクターをセットしないままではすぐに行動不能になる弱点があり、これらはすがやみつるによるコミカライズ版にて見ることができる。
- 放送当時のテレビマガジンでは、「レッドアイザーの装着の際、敬介の頭部に脳髄を刺激する針が突き刺さり、変身の際には激痛を伴う」と解説された。
- 後期(第28話 - 35話)
- 28話以降、レッドアイザー・パーフェクターともに変身前のベルトから撤去されており、変身シーンにはアイテムを掴むパートがない。
- 一度腰の位置で構えた両手を突き上げ「大変身」と叫びながら身体全体で「X」の字(または「大」の字)を描くように両手を開き、変身ポーズを構えた後にジャンプするとスーツ及びXマスク、パーフェクターが装着されたXライダーへ変身が完了する。
- 強化前より変身所要時間は短縮されており、アイテムも必要としないためセタップ変身の欠点が解消されている。ただし、タイガーネロ戦のように両手を特殊金属の鎖等で縛られ、ポーズをとれない場合は変身できない。
Xの能力・装備
- カイゾーグとしての能力
- 1万メートルの深海の重圧に耐えるため、その肉体は機械と生身が巧みに溶けあった特殊な構造と、ハイスチールと呼ばれる特殊超合金製の外骨格を持つ。変身前でも包丁等の刃物では傷一つ付かない強度を誇る。
- また、高い自己修復力も備えており、第一話で左脚にネプチューンの槍の直撃を受けて負傷したものの、その程度の傷なら止血を行えば半日で元通りになると水城霧子が語っている。再生アポロガイストに生け捕りにされた際にも、この高い自己修復力でGODの意表をついて脱走することに成功している。
- 海で活動するために人工肺は水中から酸素をとりこむ機能も併せ持っており、水中での活動時間は無制限である。
- 最新鋭の潜水艦に搭載されるほとんどの機能が何らかの形で装備されており、その数多くの機能の制御と行動スピード及び反射神経、思考速度の大幅な強化を目的とした高性能電子頭脳が敬介の脳に直接取り付けられている。そのため従来のライダーに比べて行動速度や反応速度の点で優れている。
- Xマスク
- 銀色の部分で太陽光線をエネルギーに変える機能がある。劇中使用されなかったが聴覚にソナー機能も付いており海底でも機能するとされている。
- マスクの口の部分に装着されているパーフェクターには、風力エネルギーと太陽エネルギーをドッキングさせるエネルギークロス装置が内蔵されている。先述のように、Xとしての能力を発揮するためのキーにもなっている。
- スーツ
- Xライダーに変身した状態ではアサルトライフルの至近距離からのフルオート射撃を集中されても完全に無効化する程の防御力を発揮する。
- 両手袋の指先には高速振動装置が仕込まれている。体側部両脇の赤いライン(レッドトラップ)は魚の側線に相当する水流センサーで、赤い胸(ガードラング)は装甲板兼水中での深度調節用バラストタンクの機能を持っている。また腹部にはV3やライダーマンのスーツにも見られるメタボライザー=代謝調節装置(疲労を低減させる)が収められている。
- マスク同様銀色の部分で太陽光線をエネルギーに変える機能があり、ライダーショックという特殊能力はこの機能を利用している。
- なびかせているXマフラーは余剰エネルギー放出用の安全弁としての役割がある。
- 脚部
- 水中での推進用の装備であるエア噴射装置(エア・ジェット)が装備されている。ジャンプ時にこれを併用することで、85mの跳躍力を発揮したり、自由落下状態からの再上昇も可能になる。
- ライドル[18][19](ベルト)
- バックル部分はエネルギー源(風力や水力)を取り込むための風車であるが、技術の進歩により過去のライダーではコンバーターラングとエナージコンバーターと分けられていた機能がすべてバックル内に小型化され組み込まれているとされる。横の赤い矢印状の部分は風車用のラジエーターである。
- ベルト中央部にライドルグリップが装備されており、グリップ着脱や特殊能力の使用と連動して回転・停止し、パワーを倍増させるスーパーチャージという機能を持つ。またベルトの両脇サイドバックルには吸着マグネットが装備され、これを足の裏に装着することで垂直の壁を歩行可能。
- ライドル
- ベルト部分に格納されているグリップ式武装を兼ねたツール。「ライドル」という名称をベルトではなくもっぱらこのツールを指すものとして叙述する資料もある[20][21]。Xのベルト部分でのみ受信できる電波を発する「洋服のボタン程度のサイズの小型発信機」が搭載されているほか、Xによる脳波コントロールが可能である。
- グリップ部分にあるL・R・S・Hの各スイッチを操作することによりセル配列が変わり、以下の形態に変化する。
- Hボタンを押すと、乗馬用の短鞭とフェンシング用の剣を掛け合わせたようなデザインの鞭形態・ライドルホイップ[注 9]となる。ベルト収納時の形態でもあるため、ライドルを抜き出す際は必ずこの形態になる。設定では磁力の流れる剣となっており、超電気という電気を放電することも可能(本編中の呼称は電気ショック、エレクトリックパワーなど)。
- Sボタンを押すと、両側に握り部分のある棒形態のライドルスティックとなる。もっとも多用された形態で、怪力改造人間ヘラクレスのパワーをもってしても曲げることすらできない強度を持ち、打撃とともに強烈な電磁波を放つほか防御用にも使われる。重量もかなりのものであるらしく、Xキック使用時等には空中での姿勢変更用の回転軸としても使われる。
- Rボタンを押すと、長いロープ形態のライドロープ(劇中ではライドルロープとも呼称)となる。グリップの一方をベルトにセットすることで捕縛した敵に高圧電流を流すことができる。
- Lボタンを押すと、形状はライドルスティックと同様だが高飛びの棒ほどの長さに伸びたロングポールとなる。最大10mまで延伸可能で、ジャンプの補助や高所に一気に登る、相手との間合いをとって攻撃するときなどに使われる。
- ベルトへの収納位置の関係上右腕でしかライドルグリップを抜けないため、当時の児童誌には右腕を潰すことがXの攻略法と紹介されていた。他のX攻略法としては「セタップの際の1秒の隙を突く」、「太陽も風も無い場所へ誘い込む(Xは太陽光線か風のどちらかだけでも普段どおりの能力を発揮できる)」というものがあった[22]。
- ライドル武器は非常に多彩な機能を持つ優秀な武器ではあるものの、後のRXのリボルケインのような「ライダーの肉体を用いた技を超える」ほど強力ではない。反面後述するようなピンチを跳ね返し攻撃に転ずる際に使用される応用技はいくつも存在する。ライドルホイップやライドルスティックをブレードや棒術のように扱うXライダーと、基本的に何らかの手持ち武器を駆使するGOD怪人の戦いは他のシリーズとは印象の異なる独特の雰囲気を持ち、Xライダーの最大の特徴といえる。
- 仮面ライダーが武器を使うことを忌避するこだわりの深いファンでも、決め技であるキックへのつなぎとして使われているライドルのことは許容する者が多い[23]。
- 強化後、本編では最終回のクライマックスで1回使用したのみである。逆に後輩ライダーとの客演時には、強化以前通りライドルを多用している。
- マーキュリー回路
- 第28話で風見志郎により体内に装着された回路。新必殺技・真空地獄車を放つ際に必要なマーキュリーパワー(設定についてほとんど劇中では語られていない)を生み出すほか、身体スペックもジャンプ力、耐久力などの全能力が以前の3倍にアップしている。この回路をセットするために、志郎は施術に加えて自身と敬介との血液交換をも行った。
- 強化後は第27話での再生怪人との戦闘の分析からGOD側が発見したという「弱点」も改善され、苦杯をなめさせられたクモナポレオンの武器も通用しなくなっている。また先述の通り変身プロセスも変更されているが、これも回路の機能によるものとされる。
- 身体スペックの強化により、以前のライドル使用時以上の戦闘能力をライドルの使用なしでも発揮できるようになった。強化後のXライダーは手数の多いパンチ技を多用し、力任せの戦法も目立つようになった。
- 本放送当時の児童誌には、回路が埋め込まれた場所は胸であるが、それ以外の全身も改造によって手を加えられたと記述されている[24]。
技
- Xパンチ
- スタンダードなパンチ技。
- Xチョップ
- スタンダードなチョップ技
- Xキック
- 強化前のメイン必殺技。空中でライドルを使って鉄棒の大車輪の要領で回転して加速をつけ、手足を広げたX字の体勢を取ってエネルギーを集積した後、上空からキックを繰り出す。ライドルを使わずそのまま蹴り込むバージョンも存在する。
- X二段キック
- 第10話で使用。マッハキレス打倒のため、立花藤兵衛との特訓で体得した。放り投げた相手にXキックを2発連続で見舞う。
- 回転キック
- 地面にライドルスティックを突き立て大車輪しながら蹴り込みを入れる。
- X必殺キック
- 第14話で使用。Xキックと同様の技だが、より高い威力を発揮する強化版。アポロガイストに致命傷を与えた。
- ライドル脳天割り
- ジャンプして高空から急降下し、ライドルスティックで相手を一刀両断に断ち割る。
- ライダーハンマーシュート
- 一本背負いの要領で相手を高く投げ飛ばし、落下時の衝撃で爆砕する。
- X斬り
- ライドルホイップで敵をX字に切り裂く。変身後の名乗りの際にも同様のアクションを見せる。
- ライドル風車
- 敵の攻撃をライドルスティックの中央部を握ってプロペラ状に高速回転させ、旋風を巻き起こすことで相手に跳ね返す。イカルス戦で「イカルスデススモーク」を返すのに使用した。対ガマゴエモン戦ではライドル風車火炎返しと称して敵の火炎攻撃を跳ね返すために使用。
- ライドルバリア
- ライドルスティックの”打撃時に発する電磁波”を応用したバリア。オカルトス戦では相手の超能力まで跳ね返した。
- ライダーショック
- 身体に電気を流し敵からガードする。
- 電気ショック(エレクトリックパワー)
- ライドルホイップに電気を流し使用する。ユリシーズの「冠縛り」から逃れる時に使用。他にも劇中使用されなかったがXライダーの言動からライドロープ状でも使用できることが確認されている。
- 真空地獄車
- 第28話から使用。マーキュリー回路の追加による強化後の必殺技。相手に飛び掛って組み付き、回路から供給されるマーキュリーパワーで車輪状に大地を高速回転。相手の頭部を何度も叩きつけて戦闘力を失わせると共に、その回転をもエネルギーとして相手を空中高く放り投げ、自らもジャンプしてXキックを放つ。
- やや違ったパターンとしてヒルドラキュラ戦での「相手に組み付いてジャンプして空中で高速回転させて相手の戦闘力を失わせ、相手から逆回転して離れた後に地獄車キックを放つ」というものがある。後年のTV作品では披露はない。
- 元になった技は同じ東映作品の『柔道一直線』の「地獄車」。
- 空中地獄車
- トカゲバイキング戦で見せた真空地獄車の派生技。相手を使わず、マーキュリー回路のパワーを開放して数回月面宙返りを行い、加速した状態からキックを叩き込む。
- Xライダースーパーファイブキック
- 劇場版でのみ使用した五人ライダーの連携技。歴代のライダーたちがXを次々投げ飛ばして加速をつけて威力を増す。コウモリフランケンを撃退した。
使用マシン
- クルーザー
- 全長:2250mm
- 全高:1240mm
- 重量:330kg
- 最大出力:1500馬力
- 最高時速:700km
- 神啓太郎教授が開発した、カイゾーク用の海底開発用バイク。
- 車体の色は赤と白。動力はXと同じく太陽光線と風力、水力から生み出すプラズマエネルギーによって動く「太陽エンジン」。車体の前部に搭載した2基のプロペラによって、短時間ではあるが飛行できる(小型ジェットエンジンから、ピンクの炎を吹き出して走行している様子がOPで確認できる)。このプロペラは逆回転させることですさまじい旋風を生み出す武器としても使用可能。後部スクリューで海中を進むことも可能。Xの脳波を受けて無人走行もできる。
- 200mのジャンプ力を誇り、クルーザージャンプで空へ飛び上がり、空中で回転するクルーザー大回転は多用されている。必殺技はクルーザーに乗って体当たりするクルーザーアタックで、怪人パニックを倒している。「白い弾丸」という別称がある。その能力を生かしてか、本編中はオートバイというより飛行マシーンとして使用するシーンも多い。
- 外装の飾りが多く、走行中に部品が脱落することもしばしばあったという[25]。
- クルーザーには普通のバイクにカムフラージュする能力はないと設定されているが、第16話のように敬介の常用マシンから変形したとしか思えないような描写もあり、あまり徹底されてはいなかったようである[26]。敬介の常用マシンは前作『仮面ライダーV3』に登場したライダーマンマシーンを流用している[27]。
他作品での活躍
素顔で登場した作品は◎を付記。
- 『仮面ライダーストロンガー』◎
- 第36話、第39話、TVスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』に登場。
- 第36話からヨロイ騎士を追ってスペインから帰国。ライドルスティックを駆使してヨロイ騎士と互角に戦い、合流したアマゾンライダーとの連携でストロンガーを支援した。ヨロイ騎士を遥かに凌駕するジャンプ力をみせつける。「大変身!」と叫んで変身するが、V3同様に変身ポーズの効果音が変更された。第39話ではアマゾンとともに、捕らわれていたV3やライダーマンを地下牢から救出。ストロンガーや1号・2号と合流し、デルザー軍団との最終決戦に臨んだ。
- 『仮面ライダー (スカイライダー)』◎
- 第26話、第27・28話、第31・32話◎、劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』に登場。第26話と第27・28話での声優は永江智明、劇場版での声優は河原崎洋夫。第27・28話、第31・32話、劇場版ではどこから帰国したかは不明。また、第27・28話と劇場版では7人ライダー揃って帰国。
- 第26話ではライダーマンとともにギリシャから帰国し、ドグガンバに苦戦するスカイライダーを助けた。第27・28話では他のライダーたちとともに、スカイライダーをパワーアップさせた。劇場版の終盤でV3とともにスカイライダーたちを誘導した。
- 第31・32話では学生時代の思い出である村の窮地を救うために帰国した。怪人トリカブトロンの毒矢で負傷した洋を薬草で応急処置するなど、薬学の知識が豊富な一面を見せた。そのあと、黄金ジャガーと戦っているスカイライダーに代わって自身はトリカブトロンと戦い、Xキックで倒した。第54話ではエジプトから帰国。
- 『仮面ライダースーパー1』
- 劇場版にのみ登場。声優は曽我部和行。ドグマ復讐兵団に囲まれたスーパー1を助けるために登場。V3やライダーマンとともにキックで怪人を倒した。『スカイライダー』の第54話で宇宙に散ったが、『スーパー1』の時代に地球に帰還したとされている。
- 『仮面ライダーBLACK RX』
- 第41話から第47話(最終回)に登場。第44話での声優は桑原たけし、第46話での声優は岸野一彦。オーストラリアを中心とする南太平洋をクライシス帝国から守っていた[28]。クライシスの地球侵略を阻止するために帰国。ライドルスティックを駆使して戦った。ライダー同士ではアマゾンとの連携が多かった。
- 『仮面ライダー電王』
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』とのクロスオーバー作品では、ショッカーに苦戦する1号・2号、電王とNEW電王、オーズを助けるため、他のライダーとともに登場。小説作品では本郷猛(1号ライダー)や電王を助けるため、他のライダーとともに登場。
- 『仮面ライダーディケイド』
- TVシリーズと劇場版に登場。
- TVシリーズ第26話に「Xの世界」の回想として登場。劇場版では仮面ライダークウガ ドラゴンフォームのドラゴンロッドとロッド同士で激突。勝敗は描かれていないが勝ち進んだのはクウガとなっている。また、最終決戦で現れたキングダークを知っているようで、驚きを表す。劇場版での声優は鈴村健一。
- 『仮面ライダーフォーゼ』
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』とのクロスオーバー作品での声優は千葉一伸。レジェンドセブンの1人として登場。『幕開け』ではアマゾンと共に南アメリカC国で財団Xが送り出したマスカレイド・ドーパント軍団と戦い、『風都 暗躍する陰謀』ではコアメダルにされるも、『MOVIE大戦MEGA MAX』でオーズの手により復活。ウヴァ(完全体)と戦った。超バトルDVDにも写真のみ登場。『仮面ライダーウィザード』とのクロスオーバー作品にも宇宙仮面ライダー部の部室に名前と写真のみ登場。
- スーパーヒーロー大戦シリーズ
- 第1作と第2作に登場。第1作の声優は清水一希。冒頭でゴーカイレッドと戦い、ゴーカイレッドがゴーカイチェンジしたニンジャレッドに敗れV3、ライダーマン、アマゾン、ストロンガー共々時空の狭間に消された。だが、終盤で他のライダーやスーパー戦隊とともに復活し、大ショッカーや大ザンギャックと戦った。第2作では最終決戦時のみの登場。
- 映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』◎
- 昭和サイドの中心人物の1人。独自の設定として、海辺の町で医師をしているとされている[29]。
- 同じメカニカルライダー仮面ライダーファイズこと乾巧と出会う。生きる意味を見失っていた巧に人生の指針を語るが、巧が平成ライダーだと知ると変身して戦いを挑む。最終決戦ではファイズブラスターフォーム、ウィザードインフィニティースタイルと共に『メガ・リバースマシン』の破壊を行う。なお、本作では変身方法は昭和作品の客演時と違い、放送初期の「セタップ」で変身を行う。
キャスト
レギュラー
主なゲスト出演者
※参考文献:『仮面ライダー大図鑑(4)』(バンダイ・1992年)、『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』
- 風見志郎 / 仮面ライダーV3 - 宮内洋 (27, 28, 33, 34)
- 一文字隼人 / 仮面ライダー2号 - 佐々木剛 (33, 34)
- 神啓太郎教授 - 田崎潤[注 10] (1, 2)
- ススム - 小松陽太郎 (2)
- 八百吉(パニック) - 佐藤京一 (2)
- キバラ特使 - 山岡徹也 (3)
- ダボス - 北条清 (3)
- サングラスの男(ヘラクレス) - 浜田晃 (3)
- 小夜子 - 白取雅子 (3)
- 小暮誠一郎 - 守田比呂也 (4)
- 小暮冴子 - 斉藤浩子 (4)
- 三浦清美(メドウサ) - 高毬子 (4)
- 誘拐魔(キクロプス) - 中田博久 (5)
- 木村サチコ - 高安真弓 (6)
- 現場監督(ミノタウロス) - 滝波錦司 (6)
- 大門寺博士 - 小笠原弘 (7)
- 大門寺冬子 - 遠藤薫 (7)
- 大門寺あや子 - 蓮見里美 (7)
- 瀬山一郎(イカルス) - 手塚しげお (7)
- 中条教授 - 北原義郎 (8)
- 中条健吾 - 岩本幸雄 (8)
- 倉田 - 清水幹生 (8)
- 炭焼きの老人(鉄腕アトラス) - 打越正八 (8)
- ミキの父 - 三上剛 (9)
- ミキ - 下野輝美 (9, 10)
- ミキの母 - 安藤純子 (9, 10)
- 河村博士 - 綾川香 (12)
- 河村恵子 - 吉本由美子 (12)
- 恵子の母 - 浜田ゆう子 (12)
- 関口淳 - 関口淳 (12)
- タクシー運転手(キマイラ) - 影山丈二 (12)
- ゴッドラダムス(ユリシーズ) - 江見俊太郎 (13)
- 植松教授 - 守屋俊志 (13)
- 青田博士 - 奥野匡 (14)
- 川上博士 - 三島耕 (15, 16)
- 宮本大悟博士 - 灰地順 (15, 16, 21)
- タケシ - 大慶太 (17)
- タケシの姉 - 桑田みどり (17)
- タケシの両親 - 南川直 、新草恵子 (17)
- 沢田隆 - 三上剛 (18)
- 沢田カオリ - 尾崎ますみ (18)
- カオリの母 - 中真千子 (18)
- 白メイクの男(キャッティウス) - 河合絃司 (18)
- 館の主(オカルトス) - 上田忠好 (19)
- アベック - 山下則夫(達也)、八代順子(弓子) (19)
- 本田タカシ - 梅地徳彦 (20)
- タカシの兄 - 瀬戸山功 (20)
- 老婆(サラマンドラ) - 真咲美岐 (20)
- 早苗 - 清水めぐみ (22)
- 静夫 - 島田茂 (22)
- 病院長(ジンギスカンコンドル) - 弘松三郎 (22)
- 南原光一博士 - 伊藤久哉 (23)
- 南原リエ - 名川忍 (23)
- 玉井助手 - 池上明治 (23)
- 矢沢正一 - 高橋仁 (24)
- 矢沢圭子 - 今井美佐子 (24)
- 堂本博士 - 佐々木孝丸 (25)
- タカシ - 工藤智彰 (25)
- ノリオ - 五島義秀 (25)
- 江川孝夫博士・身代わりの男性 - 中井啓輔(2役)(26)
- 江川知子・身代わりの女性 - 真木沙織(2役)(26)
- 田辺千鶴 - 梅津栄 (27)
- 野中至 - 岩渕英二 (28)
- 菊地明子 - 島田幸子 (29)
- 安藤局長 - 大東梁佶 (29)
- 看護婦・くに子 - 大森不二香 (30)
- 占いの老婆(ヒルドラキュラ) - 桜井とし子 (30)
- ユキ - 木島慶子 (31)
- ユキの両親 - 柳沢紀男、安藤純子 (31)
- 野田幸子 - 森秋子 (32)
- 野田博 - 山本廉 (32)
- 野田七恵 - 山村志津子 (32)
- 紳士風の商人(アリカポネ) - 堀勝之祐 (32)
- ヤン博士の娘(ムカデヨウキヒ) - 田中澄江 (33)
- 雨宮博士 - 城所守 (34)
- 老人(サソリジェロニモJr.) - 邦創典 (35)
声の出演
スーツアクター
スタッフ
- 原作 - 石森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、たのしい幼稚園、テレビランド、冒険王
- 企画 - 平山亨、阿部征司(東映)
- 脚本 - 長坂秀佳、伊上勝、鈴木生朗、村山庄三、島田真之、平山公夫、中瀬当一
- 監督 - 折田至、内田一作、田口勝彦、山田稔
- 助監督 - 高橋正治、福島孔道、梅田味伸、前川洋之、平山公夫
- 音楽 - 菊池俊輔
- キャラクター制作 - エキスプロダクション
- 制作著作 - 毎日放送、東映
ロケ地
- 浜離宮(ちなみに主演の速水亮が真冬の寒さの中で、高熱とインフルエンザのまま撮影に挑んだ場所でもある)
音楽
主題歌
オープニングテーマ
- 「セタップ! 仮面ライダーX」[注 11]
- 水木一郎は本作で初めてシリーズの正規オープニング曲を歌唱(挿入歌、エンディング曲、テスト版オープニング曲は以前にもあった)し、以降の作品でも主題歌・挿入歌の歌唱を多く務めることとなる。
- 子門真人によるカバー版も存在し、子門のコンピレーション・アルバムに収録されている。他にキングレコードから池田鴻によるカバー版も発売された。
- また、2006年には声優・関智一が自身のCD『関智一の勝手に祝うライダー35周年!』で同曲をカヴァーしており、2008年には高杉俊介(沖一也 / 仮面ライダースーパー1 役)が中国で行われたイベント「第二届烟台国际动漫艺术节」で同曲を歌唱している。
エンディングテーマ
挿入歌
オープニングとエンディング同様、作・編曲はすべて菊池俊輔。シリーズ中、例を見ない音楽制作の早さで既に第2話までに挿入歌「ライダー賛歌」(1号からXまでの歴代ライダーを唄ったもの)、「神敬介の歌」(敬介の父への想いを唄ったもの)のメロディーオーケストラ(メロオケ)が使用されていた。新ライダー誕生として「ライダー賛歌」は第1話のラスト、「神敬介の歌」は第2話で神ステーションが自爆し父と決別した後のパニックとの戦闘シーンで使用された。ED「おれはXカイゾーグ」のメロオケも制作されたが使用されたのは劇場作品のみである。
クルーザーのテーマ「白い弾丸クルーザー」はシングルレコードにも正副主題歌とともに収録されていた。
なお、『仮面ライダーX』のLPレコードには『仮面ライダーV3』の挿入歌「ぼくのライダーマン」も収録された。同曲の発表が『仮面ライダーV3』のLPのリリース後だったためである。この影響により、『仮面ライダー』第1作から『仮面ライダーストロンガー』までの初期シリーズのうち、『仮面ライダーX』の歌が一番少ない。
- 「ライダー賛歌」
- 作詞 - 鈴木生朗 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
- 「神敬介の歌」
- 作詞 - 長坂秀佳 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎
- 「白い弾丸クルーザー」
- 作詞 - 石ノ森章太郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
- 「突撃仮面ライダーX」
- 作詞 - 伊上勝 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
- 「Xライダーアクション」
- 作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎
- 「Xライダーぼくらの仲間」
- 作詞 - 赤井圭 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会
- 「Xライダーしりとり歌」
- 作詞 - 石山淳 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎
また本作の劇中で、前作の主題歌のテスト版(水木一郎バージョンおよび宮内洋ソロ・バージョン)の「戦え!仮面ライダーV3」が初めて使用された。
放映リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 ゲスト仮面ライダー |
脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1974年 2月16日 |
1 | X.X.Xライダー誕生!! | 長坂秀佳 | 折田至 | |
2月23日 | 2 | 走れクルーザー!Xライダー!! | |||
3月2日 | 3 | 暗殺 毒ぐも作戦!! |
|
伊上勝 | 内田一作 |
3月9日 | 4 | ゴッド恐怖の影!! |
| ||
3月16日 | 5 | 一つ目怪人の人さらい作戦! | 鈴木生朗 | 田口勝彦 | |
3月23日 | 6 | 日本列島ズタズタ作戦! |
| ||
3月30日 | 7 | 恐怖の天才人間計画! |
|
長坂秀佳 | 折田至 |
4月6日 | 8 | 怪!? 小地球・中地球・大地球 |
| ||
4月13日 | 9 | Xライダー必殺大特訓 |
|
伊上勝 | 内田一作 |
4月20日 | 10 | GOD秘密警察!アポロガイスト!! | |||
4月27日 | 11 | 不死身の水蛇怪人ヒュドラー! |
|
鈴木生朗 | 折田至 |
5月4日 | 12 | 超能力少女をさらえ! |
| ||
5月11日 | 13 | ゴッドラダムスの大予言! |
|
伊上勝 | 内田一作 |
5月18日 | 14 | アポロガイスト くるい虫地獄 | |||
5月25日 | 15 | ゴッド秘密基地!Xライダー潜入す!! |
|
折田至 | |
6月1日 | 16 | 逆襲アポロガイスト!Xライダー危うし!! |
| ||
6月8日 | 17 | 恐い!人間が木にされる!! |
|
村山庄三 | 山田稔 |
6月15日 | 18 | 恐い!ゴッドの化けネコ作戦だ! |
|
鈴木生朗 | |
6月22日 | 19 | ゆうれい館で死人がよぶ!![※ 3] |
|
折田至 | |
6月29日 | 20 | お化け!? 謎の蛇人間あらわる!! |
|
島田真之 | |
7月6日 | 21 | アポロガイスト 最後の総攻撃!! | 伊上勝 | 内田一作 | |
7月13日 | 22 | 恐怖の大巨人!キングダーク出現!! | |||
7月20日 | 23 | キングダーク!悪魔の発明!! | 田口勝彦 | ||
7月27日 | 24 | 復しゅう鬼ジェロニモ!音もなく襲う!! | |||
8月3日 | 25 | 謎の怪盗 カブト虫ルパン!! |
|
鈴木生朗 | 内田一作 |
8月10日 | 26 | 地獄の独裁者 ヒトデヒットラー!! |
| ||
8月17日 | 27 | 特集 5人ライダー勢ぞろい!! | 平山公夫 中瀬当一 | ||
8月24日 | 28 | 見よ!Xライダーの大変身!! |
|
村山庄三 | |
8月31日 | 29 | 死闘!! Xライダー対Xライダー!! |
|
鈴木生朗 | 田口勝彦 |
9月7日 | 30 | 血がほしい― しびと沼のヒル怪人!! |
| ||
9月14日 | 31 | 立て!キングダーク!! |
|
村山庄三 | 折田至 |
9月21日 | 32 | 対決!キングダーク対Xライダー |
|
伊上勝 | |
9月28日 | 33 | 恐怖!キングダークの復しゅう!! | 村山庄三 | 内田一作 | |
10月5日 | 34 | 恐怖の武器が三人ライダーを狙う!! |
|
鈴木生朗 | |
10月12日 | 35 | さらばXライダー |
|
伊上勝 | 折田至 |
他媒体展開
タイトルに「X」を含まない作品についても、どのキャラクターが登場したかを記述。各キャラクターの詳細については、登場人物の節、または、各個別記事を参照。
他TVシリーズ
- 『仮面ライダーストロンガー』
- 神敬介/仮面ライダーXが登場。
- 『仮面ライダー (スカイライダー)』
- 神敬介/仮面ライダーXが登場。
- 『仮面ライダーBLACK RX』
- 仮面ライダーXが登場。
- 『仮面ライダーディケイド』
- 仮面ライダーXとアポロガイストが登場。
TVスペシャル
- 『全員集合!7人の仮面ライダー!!』
- 『仮面ライダーストロンガー』のTVスペシャル。神敬介/仮面ライダーXが登場。
- 『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
- 『仮面ライダーZX』のTVスペシャル。仮面ライダーXが登場。
劇場版
- 『仮面ライダーX』(1974年3月16日公開)
- テレビシリーズ『仮面ライダーX』第3話再編集版。東映まんがまつり一編として公開。
- 『五人ライダー対キングダーク』(1974年7月25日公開)
- 監督:折田至 / 脚本:伊上勝
- 登場怪人:コウモリフランケン(声 - 辻村真人)、再生怪人軍団
- 劇場版オリジナル。東映まんがまつり一編として公開。
- 上記の2作品とも2003年12月5日発売の昭和の仮面ライダーシリーズの映画作品を収録した「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」単品では2006年発売の「仮面ライダーTHEMOVIE VOl,2」に収録されている。
- 「予告篇」は全て前作「仮面ライダーV3対デストロン怪人」の流用で冒頭の五人ライダーのスチールカット以外は前述のものである。登場場面のないドクトル・ゲーやデストロン怪人も登場しており、Xライダー、ライダーマンの戦闘シーンは無かった。
- 『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』
- 『仮面ライダー(スカイライダー)』の映画作品。仮面ライダーXが登場。
- 『仮面ライダースーパー1』
- 『仮面ライダースーパー1』の映画作品。仮面ライダーXが登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。仮面ライダーXとアポロガイストとキングダークが登場。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』
- 『仮面ライダーフォーゼ』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。仮面ライダーXが登場。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』
- 『仮面ライダーフォーゼ』と『仮面ライダーウィザード』の映画作品。仮面ライダーXが写真と名前のみ登場。
- 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
- 平成ライダー15作品記念の映画作品。神敬介/仮面ライダーXが登場。
ゲーム作品
- 『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』(1988年2月3日発売。機種はファミリーコンピュータ)
- 仮面ライダーXが登場。
漫画作品
- すがやみつる版
- 詳しくは新・仮面ライダーを参照。
- 「冒険王」1974年3月号から10月号まで連載。次号から同作者の『アマゾン』が連載。
- 「テレビマガジン」1974年3月号から10月号まで連載。次号から石ノ森章太郎版『アマゾン』が連載。
- 尾瀬あきら(松本めぐむ)版
- 「テレビランド」1974年3月号から5月号まで連載。松本めぐむ名義。次号から土山よしき版『X』が連載。
- 土山よしき版
- 「テレビランド」1974年6月号から10月号まで連載。次号から同作者の『アマゾン』が連載。
- 石川森彦(石川巨人)版
- 「たのしい幼稚園」1974年4月号から10月号まで連載。次号に同作者の『アマゾン』が掲載。
- 「ディズニーランド」1974年4月号から10月号まで連載。次々号に同作者の『アマゾン』が掲載。
- 細井雄二
- 「おともだち]」1974年4月号から10月号まで連載。次号から同作者の『アマゾン』が連載。
- 村枝賢一版
- 詳しくは仮面ライダーSPIRITSを参照。
- 第七話・第八話「機鎧(きかい)の海(前編・後編)」が仮面ライダーX主役編となっている。第3部では再生されたGOD怪人のほかキングダーク2号機が登場。
小説作品
- MASKED RIDER V3 & RIDERMAN EDITION -RIDERMAN ANOTHER AFTER-
- 『仮面ライダーV3』の小説作品。『HERO SAGA』の1つ。本作のプロローグとなっている。
- MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-
- 本作の小説作品。『HERO SAGA』の1つ。最終回の後日談となっている。
- MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-
- 『仮面ライダー電王』の小説作品。『HERO SAGA』の1つ。仮面ライダーXが登場。
- 仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-
- 原作者の漫画作品『仮面ライダー』の続編。仮面ライダーXとキングダークが登場。
オリジナルビデオ・オリジナルDVD
- 『仮面ライダーフォーゼ 超バトルDVD 友情のロケットドリルステイツ』
- 『仮面ライダーフォーゼ』の超バトルDVD(オリジナルDVD)。仮面ライダーXとGOD神話怪人が写真のみ登場。
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全9巻が東映ビデオよりリリースされている。全話収録だが、当初は傑作選の予定だったため、収録順は放送順と一致していない。
- 1994年5月21日から1995年5月21日にかけてLDが東映ビデオより発売された。全5巻の各2枚組で各巻8話(Vol.5のみ1枚・3話)収録。
- 2003年5月21日から7月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全3巻の各2枚組で各巻12話(Vol.1のみ11話)収録。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。
その他
- 先述のように、空前の超能力ブームだった当時の世相を受けて、第12話「超能力少女をさらえ!」で、スプーン曲げで知られた「超能力少年」の関口淳が飛び入りのような形でゲスト出演している。予告に淳とXのシーンがあるが、実際の劇中では使用されていない。
- アイキャッチのBGMは第3話に(「セタップ!仮面ライダーX」のサビ部から前奏部へ)、オープニングとエンディングのクレジット書体は第15話に(ゴシック体風の手書き文字からゴシック体の印刷文字へ)それぞれ変更されている。
- 第31話の戦闘シーンで、フィルム編集のミスのために、翌週放映予定の第32話のアリカポネとの戦闘シーンが1カット紛れ込んでいる。
- 『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』、『閃電五騎士』は『五人ライダー対キングダーク』の映像を流用している。『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』での新撮部分ではキングダークがGOD怪人サイズの姿で登場している。『閃電五騎士』での新撮部分ではキングダークが大魔神風のデザインの姿で登場している[注 15][注 16]
- 次回予告の地方版では、神敬介が登場し、次回予告を行うバージョンが存在する。通常版予告が20秒であるのに対し地方版は40秒と長く、第32話まで使用された[14]。
- 2012年1月から5月まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて配信が行われたほか、2013年7月から10月まで、GyaO!にて配信が行われた。また、前述の「東映特撮 YouTube Official」では、東映ヒーローネットオリジナル期間限定受注生産品の『S.H.Figuarts 再生アポロガイスト』発売を記念して、再生アポロガイストが初登場した第16話が期間限定で配信された。
- 『てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダーアギト超全集』によると、G3-XとG4の各パーツには、『レッドアイザー』(G4は『ブルーアイザー』)や『パーフェクター』とXの各パーツと同じ又は意識した名称がつけられている。
- 『仮面ライダーフォーゼ』の登場人物・「JK」の名前は「神敬介」の頭文字に因んだものであり、その「JK」の本名「神宮海蔵」は「神」と「カイゾーグ」に因んでもの。
脚注
注釈
出典
参考文献
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- 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』双葉社、2004年9月。ISBN 4-575-29732-1
- 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』講談社、2004年11月。ISBN 4-06-3670945
- 村枝賢一、鶯谷五郎『魂の仮面ライダー爆談!! [COMPLETE+]』辰巳出版、2011年4月。ISBN 978-4-7778-0905-9
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- ↑ 1.0 1.1 1.2 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』pp.16 - 17
- ↑ 2.0 2.1 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』pp.12 - 13
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.5
- ↑ 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.2
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.26
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.29
- ↑ 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.217
- ↑ 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.194。
- ↑ 引用エラー: 無効な
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- ↑ 『仮面ライダー 悪(ショッカー)の系譜』樹想社、2003年5月。ISBN 4877770496
- ↑ 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.199
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.4
- ↑ 14.0 14.1 14.2 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.184 引用エラー: 無効な
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タグ; name "taizen184"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 15.0 15.1 『魂の仮面ライダー爆談!! [COMPLETE+]』p.43
- ↑ 石ノ森章太郎 生誕70周年記念 特撮英雄転 仮面ノ世界(マスカーワールド)
- ↑ 仮面ライダーX(原作Ver.)
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.9
- ↑ 『昭和仮面ライダー列伝』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2013年5月、p.105。ISBN 978-4-19-730130-0
- ↑ 『仮面ライダー変身ベルト大全』アスキー・メディアワークス、2009年9月、p.106。ISBN 978-4-04-868101-8
- ↑ 『語れ!仮面ライダー』KKベストセラーズ〈ベストムックシリーズ〉、2013年4月、p.86。ISBN 978-4-584-20497-9
- ↑ 『テレビマガジン』1974年6月号、pp.7 - 14
- ↑ 『魂の仮面ライダー爆談!! [COMPLETE+]』p.44
- ↑ 『テレビマガジン』1974年9月号、p.6
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.10
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.11
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』p.13
- ↑ 「仮面ライダー OFFCIAL DATA FILE」No.108より。
- ↑ http://www.superhero-movie.com/cast/index.html
- ↑ 30.0 30.1 30.2 30.3 30.4 30.5 テンプレート:Cite book
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