大沼駅
テンプレート:駅情報 大沼駅(おおぬまえき)は、北海道亀田郡七飯町字大沼町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH68。電報略号はオマ。
かつては急行「ニセコ」(上り)の停車駅だったが、現在は普通列車のみ停車する。
歴史
- 1903年(明治36年)
- 6月28日:北海道鉄道本郷駅(後の渡島大野駅)- 森駅間延伸開通に伴い大沼駅として開業[1]。一般駅。
- 月日不詳:小沼の採氷事業が開始され、冬期間に駅裏氷庫から貨車積みされたテンプレート:Refnest。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道国有化により、官設鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名を函館本線に制定、それに伴い同線の駅となる。
- 1918年(大正7年)2月:駅舎改築。
- 1920年(大正9年)6月15日:軍川駅(いくさがわえき)に改称。同時に大沼公園駅が大沼駅(2代)となる[1]。
- 1945年(昭和20年)6月1日:当駅 - 渡島砂原駅間が開通[1]。
- 1964年(昭和39年)6月1日:大沼駅に再改称。大沼駅(2代)は5月1日付けで大沼公園駅に改称されている[1]。
- 1970年(昭和45年):小沼の採氷出荷事業終了[注 1]。
- 1971年(昭和46年)10月26日:貨物扱い廃止。
- 1982年(昭和57年)3月:駅舎改築。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:急行「ニセコ」が廃止され、優等列車の停車がなくなる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2000年(平成12年)3月11日:快速「アイリス」の下り列車が廃止され、普通列車のみの停車となる。
- 2013年(平成25年)9月19日:当駅構内で帯広貨物発熊谷ターミナル行きの貨物列車「8054列車」(17両編成)が脱線する事故が発生。けが人はいなかった[2]。
駅構造
単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅。互いのホームは単式ホーム南側と島式ホーム中央部を結んだ跨線橋で連絡している[3]。駅舎側(構内西側)から1、2、3番線で、1番線が単式、2、3番線が島式ホームとなっている。
- のりば
1 | テンプレート:Color函館本線 | 函館方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color函館本線 | 函館・大沼公園・森方面 待避線・当駅始発 |
3 | テンプレート:Color函館本線(本線) | 大沼公園・森・八雲・長万部方面 |
テンプレート:Color函館本線(砂原支線) | 鹿部・渡島砂原・森方面 |
1・2番のりばの間に中線があり、貨物列車(砂原支線から函館方面)の待機線として使われていたが、現在は使用停止となっている。3番のりばの横にも待避線があり、こちらは森方面への貨物列車の待避に現在も使用されている。
函館方面行きの列車は、砂原支線からの列車は1番のりばから、駒ヶ岳回りからの列車は2番のりばから発着する。通過列車も同様である。但し、当駅始発6時47分発函館行き(日曜・祝日と年末年始運休)は3番のりばから発車する。
社員配置駅(駅長配置。早朝夜間駅員不在。冬季間当直勤務あり)。管理下にある駅は以下の通り(夜間連絡先は森駅。但し、大沼駅については五稜郭駅)。
みどりの窓口(営業時間:8時45分から16時00分まで)設置駅で、オレンジカード、硬券入場券を発売している。
駅舎は構内の東側(旭川方面に向かって右側)に位置し、単式ホーム中央部分に接している。古い木造平屋建て(一部二階建て)建ての建物である[4]。駅舎内にトイレを有する。
「HOKKAIDO ONUMA」と記載された駅スタンプが設置されている[4]。1993年(平成5年)時点のスタンプには「駒ケ岳」と記載されていた[3]。
函館方面から普通列車では隣の大沼公園駅と間違って降車する旅客が見受けられるため、駅構内に「ここは大沼駅です。大沼公園駅は隣の駅です。」という注意書きがある[1]。当駅停車列車では、到着前や停車時間中に列車内でその旨の注意放送が流れることがある。渡島砂原回りの列車では同駅を経由しない旨の案内放送がされる。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ポロ・トー」(大きい沼)の和訳に由来する。大沼のことである[4][5][注 2]。
旧駅名の軍川は、アイヌ語の「イクサップ」(渡し守)に由来する。渡し守が住んでいたとのことで、1858年(安政5年)相馬藩がこの地方を開拓した際に付けられた[4]。
利用状況
駅周辺
- 国道5号
- 北海道道43号大沼公園鹿部線
- 北海道道338号大沼公園線
- 七飯町役場大沼出張所
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)大沼支店
- 小沼
- 函館バス「大沼駅前」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線(本線)
- テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
- 普通
- 大沼駅 (H68) - 池田園駅 (N71)
- 普通
- テンプレート:Color函館本線(藤城支線・下り専用)
- 普通
- 七飯駅 (H71) → 大沼駅 (H68)
- 普通
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 大沼駅バリアフリー情報 - 北海道旅客鉄道
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ 3.0 3.1 3.2 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)38ページより。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)16ページより。
- ↑ 書籍『ミニブックシリーズ 北海道駅名』(発行出版社、発行年月日不明(1980年代))5ページより。
- ↑ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)25ページより。
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