渡島砂原駅
テンプレート:Mboxテンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報
渡島砂原駅(おしまさわらえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町砂原4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN66。電報略号はオラ。
前身は渡島海岸鉄道の砂原駅(さわらえき)であり、同鉄道の国有化に伴い現在地に移転し、改称した[1]。
歴史
- 1927年(昭和2年)12月25日:渡島海岸鉄道東森仮駅 - 砂原駅間開通に伴い砂原駅開業[1]。現在とは別の場所に位置した[2]。
- 1945年(昭和20年)1月25日:渡島海岸鉄道国有化に伴い国有鉄道函館本線の駅となり、新線上に渡島砂原駅として再開業。一般駅。
- 1961年(昭和36年)1月1日:貨物扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 年月日不詳:簡易委託廃止、完全無人化。なお、1990年(平成2年)7月1日時点ではすでに簡易委託駅[3]になっており、1993年(平成5年)3月時点では完全無人化されている[4]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[5]。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡している[5]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[5]。上下線共に安全側線を有する[5]。そのほか1993年(平成5年)3月時点では下り線の森方から外側に分岐し対向側ホーム外側への行き止りの側線を1線有する[5]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐である[5]。尚、1983年(昭和58年)4月時点では、対向側ホームの現・下り線は上下共用だった[6]。
森駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[5]。有人駅時代の、鹿部駅と同じ形の駅舎が継続使用されている[7]。建築当初からの原型を良く留めている建物である[7]。駅舎のホーム側に無料のレンタサイクルの受付がある[7]。駅舎内にトイレを有する[7]。ホームには地元の中学生の手による花壇が設置されている[7]。駅の標高は35mである[8]。
渡島海岸鉄道
渡島海岸鉄道時代の砂原駅は、現在の渡島砂原駅から1kmほど西側[8]の、標高10mの地点[8]で、史跡・南部藩砂原陣屋跡の裏に位置した[8]。旧駅の跡地は2003年(平成15年)時点では道路になっていた[8]。
また、砂原線に転用されなかった線路跡は、2003年(平成15年)時点では国道278号に転用されていた[8]。
駅名の由来
当駅の所在する地名(旧町名(茅部郡砂原町))に旧国名の「渡島」を冠する。地名は、アイヌ語の「シャラ」(広い砂地)に由来する[9]。成田線の佐原駅と区別するため「渡島」を冠している。
利用状況
駅周辺
- 南部藩砂原陣屋跡(国指定史跡)[7] - 駅より西の方にある
- 郷土館[7]
- 国道278号
- 北海道道1028号森砂原線
- 道の駅つど〜る・プラザ・さわら
- 森町役場砂原支所(旧・砂原町役場)
- 森警察署砂原駐在所
- 砂原郵便局
- 渡島信用金庫砂原支店
- 砂原漁業協同組合
- 砂崎・砂崎灯台
- 内浦湾
- 駒ヶ岳
- 函館バス「砂原4丁目」停留所 - 道道1028号線沿い。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
かつて存在した路線
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1- ↑ 1.0 1.1 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)14,27ページより。
- ↑ 座標:[[[:テンプレート:座標URL]]42_7_24_N_140_40_49.8_E_region:jp 北緯42度7分24秒東経140度40分49.8秒]
- ↑ 小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行)より。
- ↑ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)83ページより。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 『北海道630駅』39ページより。
- ↑ 6.0 6.1 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)54ページより。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)22ページより。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 書籍『鉄道廃線跡を歩くX』(JTBパブリッシング、2003年10月発行)49ページより。
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページより。