国花

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テンプレート:国の象徴 国花(こっか、テンプレート:Lang-en-short)とは、その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花である。

各国の事例

国の象徴とされるFloral emblemは、必ずしもとは限らず、農作物樹木隠花植物が指定されることもある。ただし国によっては国樹や国果としてそれらを制定し、国花はまた別、あるいは指定しないといった対処をしているところもある。一般にヨーロッパでは花卉が多いが、ヨーロッパ以外では花卉が指定されることは少ない。またその国の原産であったりその国に広く見られるものとも限らない(むしろ外来種が指定されることが多い)。指定範囲も単一種を指定する場合もあれば、複数種を指定することもある。園芸植物の場合は細かく花の色まで特定したり、それとは逆に大まかに属科レベルで指定する場合もある。中にはアイルランドのシャムロックのように、特定種ではなく表象的な外見の形状(三分岐の掌状複葉、いわゆる三つ葉のクローバー型の葉を有する)で指定する場合もある。

国花の選定方法は各国により異なり、法律や議会の議決、勅令や政令で定められたり国民投票で決定したもの、故事や伝説にちなんだもの、長年の慣習によるもの、王室の象徴として用いられていたものなどがある。最後のケースではイギリスバラ(テューダー・ローズ)、フランスアイリス(フルール・ド・リス)と云った、王室がエンブレムとして選定していたものが有名である。現在ある国花の多くは公的な手続き、裏付けを欠く慣習上のものであり、成文法に基づき国花を指定制定する例は実際には少数派である。日本にも法定の国花はなく、国民に広く親しまれているや皇室の家紋のモチーフであるが事実上の国花として扱われている。国花はコインや紙幣、旅券切手などの意匠としてしばしば使用されるため、濫用を避ける意味で一部国の国花は世界知的所有権機関に届け出られ、管理下に置かれている。

各国の国花

表を見るにあたっての注記について記載する。

国樹 は、公式、慣習上を問わず国樹、国木としての意味が強いものを示す。

歴史 は、現在は当該国の官民ともに国花としての意識はないのだが、歴史的経緯から対外的に国花として扱われることが多いものを示す。

アジア

テンプレート:Flagicon アゼルバイジャン
ない。

ブドウとする資料もある。
テンプレート:Flagicon アフガニスタン 赤いチューリップ
Red tulip
テンプレート:Flagicon アラブ首長国連邦
ない。

マリーゴールド、ヒャクニチソウ、現在選考中とする資料などがある。
テンプレート:Flagicon アルメニア
ない。

コーヒー、アネモネとする資料もある。
テンプレート:Flagicon イエメン アラビカコーヒーノキ
Coffea arabica
テンプレート:Flagicon イスラエル 国樹 オリーブ
Olea europaea
シクラメン
Cyclamen persicum
イスラエルは園芸種シクラメンの原産地。
テンプレート:Flagicon イラク 赤いバラ Red rose
テンプレート:Flagicon イラン 黄色いつる性のバラ[1] Yellow rose 画像は原種バラの1種 Rosa persica
チューリップ Tulip 国章はこの花卉を外形を表している。Tulipa sylvestris に絞るとする資料[1]もあるが、イランは多数の原種チューリップ自生地なので T. sylvestris のみが国花とは考え難い。
テンプレート:Flagicon インド
Nelumbo nucifera
国樹 印度菩提樹
Ficus religiosa
テンプレート:IDN メラティ(マツリカ)
Jasminum sambac
ジャスミンの1種。国民の花。1990-6-5に制定されたがそれ以前から慣習的に国花とされていた。1993年に大統領令[2]にて追認。ケソケイ Jasminum multiflorum とする資料[3]もあるが、大統領令には記載がない。
コチョウラン
Phalaenopsis amabilis
魅惑の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
ラフレシア
Rafflesia arnoldii
珍奇の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
スマトラオオコンニャク
Amorphophallus titanum
上記3種の追認以降に珍奇の花に追加された。
テンプレート:Flagicon ウズベキスタン
ない。

テンプレート:Flagicon オマーン 赤いバラ Red rose
テンプレート:Flagicon カザフスタン チューリップ Tulip
テンプレート:Flagicon カタール ナツメヤシ
Phoenix dactylifera
テンプレート:Flagicon 韓国 ムクゲ
Hibiscus Syriacus
国章はこの花を基にデザインされている。国歌にもこの花の名が登場する。
テンプレート:CAM ラムドゥアン
Mitrella mesnyi
75px バンレイシ科の1種。
勅令[4]により制定。
Oryza sativa
テンプレート:Flagicon 北朝鮮[注 1]
Prunus salicina
木蘭(オオヤマレンゲ)
Magnolia sieboldii ssp. sieboldii
テンプレート:KGZ ワタ Gossypium arboreum
バラ Rose
チューリップ Tulip
テンプレート:Flagicon クウェート アル・アルファジ
Rhanterium epapposum
キク科の1種。
テンプレート:Flagicon グルジア ヨーロッパブドウ Vitis vinifera グルジアに限らず、中央アジア諸国は古くからのワインの銘醸地が多い。
テンプレート:Flagicon サウジアラビア バラ Rose 画像の品種名はアラビア。
テンプレート:Flagicon シリア ダマスクローズ
Rosa damascena
全く異なる名[注 2]を挙げている資料もあるが、明白な理由付けがある(ダマスクはシリアの首都ダマスカスの意)のはこれだけ。
テンプレート:Flagicon シンガポール バンダ・ミスジョアキム Vanda hookeriana × V. teres ラン科バンダ属の交配種。
この花がシンガポール国内で初めて作出された蘭の園芸品種であることによる。
テンプレート:SRI ニル・マーネル
Nympheae stelleta syn. N. nouchali
青いネッタイスイレン
テンプレート:Flagicon タイ ナンバンサイカチ
Cassia fistula
スイレン[5] Nymphaea 画像はアカバナスイレン N. rubra
テンプレート:Flagicon タジキスタン
ない。

あるとする資料はカルミア Kalmia latifoliaヘリコニア、シクラメンなどを挙げているが、どれ1つとして植物名が一致していない。
テンプレート:ROC-TW Prunus mume
テンプレート:Flagicon 中国 テンプレート:PRC 牡丹 Paeonia suffruticosa 100px 現在国花選定中。候補は左記のほか菊、蓮、蘭が挙げられているが、過去に何度か国民投票を実施した際には左記2種が常に1位、2位を占めていた。
Prunus mume
テンプレート:Flagicon 香港 バウヒニア
Bauhinia blakeana
マメ科の1種。
英名 Hong Kong orchid tree から誤ってランの1種などと記されることがある。
テンプレート:MAC
Nelumbo nucifera
テンプレート:Flagicon トルクメニスタン
ない。

ニヤゾフ前大統領の指示により8月の第2日曜日は「メロンの日」と定められていたが、メロンは国花とはみなされていない模様。
テンプレート:Flagicon トルコ チューリップ Tulipa gesneriana 園芸種T. gesneriana でなく原種の1つ T. sylvestris だとする資料[6]もある。
なおトルコは園芸種チューリップ発祥の地である。
テンプレート:Flagicon 日本[7][注 3] Cerasus 一般に国を象徴する花として語られコインや切手の意匠として採用されてきたが法定のものではない。

Chrysanthemum × morifolium
菊は国花より皇室の象徴としての意味が強い。
テンプレート:Flagicon ネパール ラリグラス
Rhododendron arboreum
シャクナゲの1種
テンプレート:Flagicon パキスタン ソケイ Jasminum officinale ジャスミンの1種
テンプレート:PSE 国樹 オリーブ
Olea europaea
テンプレート:Flagicon バーレーン
ない。

テンプレート:Flagicon バングラデシュ シャープラ (ネッタイスイレン)
Nymphaea pubescens
憲法[8]条文中で宣言。
テンプレート:Flagicon 東ティモール
ない。

テンプレート:Flagicon フィリピン サンパギータ(マツリカ)
Jasminum sambac
テンプレート:Flagicon ブータン メコノプシス・ホリデュラ
Meconopsis horridula
青いケシの1種。
テンプレート:Flagicon ブルネイ カンボクビワモドキ
Dillenia suffruticosa
テンプレート:Flagicon ベトナム 紅い蓮 Red lotus
国樹 Bomboo
テンプレート:Flagicon マレーシア ブンガラヤ(ブッソウゲ)Hibiskus rosa-sinensis
テンプレート:MYA サラノキ
Shorea robusta
カリン (マメ科)
Pterocarpus indicus
アカバナサンタンカ[9]
Ixora coccinea
アカネ科の1種。
テンプレート:Flagicon モンゴル
ない。

テンプレート:Flagicon ヨルダン ブラックアイリス
Iris nigricans
テンプレート:Flagicon ラオス インドソケイ
Plumeria rubra
単にプルメリアと云った場合、通例はこの種を指す。
テンプレート:Flagicon レバノン 国樹レバノンスギ
Cedrus libani

アフリカ

テンプレート:Flagicon アルジェリア バラ Rose
テンプレート:Flagicon エチオピア カラー(オランダカイウ)
Zantedeschia aethiopica
テンプレート:Flagicon エジプト ロータス(ヨザキスイレン)
Nymphaea lotus
テンプレート:Flagicon ガーナ ナツメヤシ
Phoenix dactylifera
テンプレート:GAB カエンボク
Spathodea campanulata
テンプレート:Flagicon コートジボワール ヤシ Palm
テンプレート:Flagicon コンゴ民主共和国 [10] ニオイマホガニー
Khaya
センダン科の1属。
画像は7種あるうちの1種 Khaya senegalensis
テンプレート:SLE ギネアアブラヤシ
Elaeis guineensis
テンプレート:ZIM グロリオサ・ロスチャイルディアナ
Gloriosa rothschildiana
テンプレート:SDN ブッソウゲ
Hibiskus rosa-sinensis
テンプレート:GNQ カポック(パンヤ)
Ceiba pentandra
テンプレート:Flagicon セネガル 国樹 バオバブ
Adansonia sp.
テンプレート:Flagicon チュニジア ミモザ Mimosa 50px 50px 正式に制定された国花。種としては
フサアカシア Acacia dealbata
ギンヨウアカシア Acacia baileyana など。
オオバナソケイ
Jasminum grandiflorum
ジャスミンの1種。
公認の国花ではないが国民に人気があり、2010-11年の革命もこの花の名を冠して呼ばれる。
テンプレート:Flagicon ナイジェリア コスタス・スペクタビリス
Costus spectabilis
ショウガ目オオホザキアヤメ科の1種。東南アジア原産の外来種。
テンプレート:NAM ウェルウィッチア
(奇想天外、砂漠万年青)
Welwitschia mirabilis
テンプレート:BWA モロコシ
Sorghum bicolor
テンプレート:MDG ポインセチア
Euphorbia pulcherrima
国樹タビビトノキ
Ravenala madagascariensis
テンプレート:Flagicon 南アフリカ共和国 キングプロテア
Protea cynaroide
テンプレート:MUS トロチェティア
Trochetia boutoniana
画像募集中 アオイ科の1種。マスカレン諸島固有種。
テンプレート:Flagicon モロッコ バラ Rose
テンプレート:LBY ザクロ
Punica granatum
テンプレート:LBR コショウ
Piper nigrum

ヨーロッパ

テンプレート:ICE チョウノスケソウ
Dryas octopetala
テンプレート:Flagicon アイルランド シャムロック Shamrock 50px50px 形状からの指定で特に種を定めない。
具体例はカタバミ(左)、シロツメクサ(右)等。
テンプレート:Flagicon アルバニア 赤と黒のケシ
Red and black poppy
赤と黒は国旗の配色に基づく。
国樹 ヨーロッパナラQuercus robur
テンプレート:Flagicon アンドラ エーデルワイス
Leontopodium alpinum
テンプレート:Flagicon イギリス テンプレート:Flagicon イングランド テューダー・ローズ Tudor rose 50px50px 元はテューダー朝の紋章で紅白のバラを統合した架空の花(現在は右画像のような品種もある)。赤は Rosa gallica(左)、白は Rosa×alba (右)で学者の意見は一致。
テンプレート:Flagicon ウェールズ ラッパスイセン
Narcissus pseudonarcissus
リーキ Allium ampeloprasum var. porrum 国の象徴に扱われるのは茎と葉のみで、花は対象となっていない。
テンプレート:Flagicon 北アイルランド シャムロック Shamrock アイルランドに同じ。 アイルランドに同じ。
テンプレート:Flagicon スコットランド アザミ Thistle どの種が紋章のモデルになったかは諸説あり定まっていない。
画像は候補の一つ Cirsium vulgare
テンプレート:GBR4 バラ Rose 画像の品種はクィーン・エリザベスII
テンプレート:Flagicon イタリア 歴史 デージー [注 4]
Bellis perennis
イタリア王国国王ウンベルト1世の后の名マルゲリータ[注 5]にちなむ。
王政終焉(1946)まで慣習上の国花に扱われた。
テンプレート:Flagicon ウクライナ カンボク
Viburnum opulus var. calvescens
スミミザクラ
Prunus cerasus
テンプレート:Flagicon エストニア ヤグルマギク
Centaurea cyanus
テンプレート:Flagicon オーストリア エーデルワイス
Leontopodium alpinum
テンプレート:Flagicon オランダ チューリップ
Tulipa gesneriana
テンプレート:Flagicon キプロス キプロスシクラメン Cyclamen cyprium
国樹 オリーブ
Olea europaea
テンプレート:Flagicon ギリシャ アカンサス(葉アザミ)
Acanthus mollis
ニオイスミレ[11]
Viola odorata
国樹 オリーブ[11]
Olea europaea
テンプレート:CRO ペルニカ
Iris croatica
アイリスの1種
デゲニア・ヴェルビティカ Degenia velebitica アブラナ科の1種。
テンプレート:Flagicon サンマリノ アキザキシクラメン Cyclamen neapolylanum[12]
学名は Cyclamen hederifolium のシノニム。
テンプレート:SUI エーデルワイス Leontopodium alpinum
アルペンローゼ
Rhododendron ferrugineum
アルペンエンツィアン
Gentiana alpina
リンドウの1種。
テンプレート:Flagicon スウェーデン 国樹 セイヨウトネリコ Fraxinus excelsior x75px
ドイツスズラン Convallaria majalis var. majalis
テンプレート:Flagicon スペイン カーネーション
Dianthus caryophyllus
ザクロ[13]
Punica granatum
x75px
オレンジ[13]
Citrus sinensis
テンプレート:Flagicon スロバキア ジャガイモ Solanum tuberosum
テンプレート:Flagicon スロベニア コムギ Triticum
テンプレート:SRB セイヨウスモモ Prunus domestica 旧ユーゴスラビア[14]から引き継いでいる。
テンプレート:Flagicon チェコ 国樹 菩提樹
Tilia × europaea
テンプレート:Flagicon デンマーク[15] ムラサキツメクサ Trifolium pratense 1936年アルゼンチンからの問い合わせに対する当局の回答による。
国内各所に自生し、農業上重要な牧草である点を考慮されたようだが、これ以外に公的裏付けはなく国民もほとんど知らない。
マーガレット
Argyranthemum frutescens
現女王マルグレーテ2世の名にちなむ。
国民投票による国花選出で1位に輝いたが、カナリア諸島原産の外来種なので公式の制定は見送られた。
テンプレート:GER 歴史 ヤグルマギク Centaurea cyanus ヴィルヘルム1世ドイツ皇帝に即位した際帝室の象徴に採用[注 6]され、帝政終焉(1918)まで慣習上の国花に扱われた。
国樹 オウシュウナラ Quercus robur
テンプレート:Flagicon ノルウェー ギョリュウモドキ
Calluna Vulgaris
1976年、ラジオ番組 Nitimen にてリスナーの投票により決定。英名 Purple heather の誤訳から、しばしばヒースと紹介される。
サキフラガ・コティレドン Saxifraga cotyledon ユキノシタ属の1種。1935年、アムステルダムの植物学会において決定。
テンプレート:Flagicon バチカン マドンナリリー(ニワシロユリ)
Lilium candidum
テンプレート:Flagicon ハンガリー ゼラニウム
Pelargonium
チューリップ Tulipa gesneriana
テンプレート:Flagicon フィンランド スズラン
Convallaria majalis
テンプレート:Flagicon フランス アイリス Iris[16] いずれもフランス王室の紋章フルール・ド・リスx75pxに由来。[注 7]
ユリ Lilium
テンプレート:Flagicon ブルガリア バラ Rose カザンラシュカと云う香料向けドッグローズの1品種が盛んに栽培されているが、それ以外のバラも含め国花として扱われている。
テンプレート:Flagicon ベラルーシ アマ Linum usitatissimum x75px
テンプレート:Flagicon ベルギー チューリップ Tulipa gesneriana いずれも外国人による誤解に基づくため画像略 かつてオランダの1地方だったところから、国花もオランダと同じと誤解されている。
赤いヒナゲシ Papaver rohaes ベルギーは第一次大戦の西部戦線で、その戦死者を悼んだフランダースの野にと云う詩に頻出する赤いヒナゲシが英語圏でベルギー国花と勘違いされることがある。現実には同地のケシは現地の農民から嫌われ畑の雑草として駆除される。
テンプレート:Flagicon ボスニア・ヘルツェゴビナ ボスニアゴールデンリリー
Lilium bosniacum
テンプレート:Flagicon ポーランド パンジー
Viola × wittrockiana
赤いヒナゲシ
Papaver rohaes
テンプレート:Flagicon ポルトガル バラ Rose
オリーブ
Olea europaea
ラベンダー
Lavandula
国樹 コルクガシ
Quercus suber
テンプレート:Flagicon マケドニア ケシ
Papaver
テンプレート:Flagicon マルタ マルタヤグルマギク Cheirolophus crassifolius
テンプレート:MON カーネーション
Dianthus caryophyllus
テンプレート:Flagicon モルドバ なし


テンプレート:MNE ミモザ Mimosa 50px 50px 種としては
フサアカシア Acacia dealbata
ギンヨウアカシア Acacia baileyana など
テンプレート:LAT フランスギク
Leucanthemum vulgare
テンプレート:Flagicon リトアニア ヘンルーダ
Ruta graveolens
テンプレート:Flagicon リヒテンシュタイン オレンジリリー
Lilium bulbiferum
テンプレート:Flagicon ルクセンブルク バラ Rose
テンプレート:ROM ドッグローズ
Rosa canina
ブルガリアに同じく香料向けドッグローズの栽培が盛んであるが、ブルガリアと異なりこちらはドッグローズを指定。
テンプレート:Flagicon ロシア ヒマワリ
Helianthus annuus
ロシア帝国ソビエト連邦[14]から引き継いでいる。
カモミール
Matricaria recutita

北アメリカ

テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 バラ Rose 1985年、アメリカ合衆国上院は大統領に対しバラを国花とする決議を可決し1986年11月20日にロナルド・レーガン大統領がホワイトハウスのローズガーデンでその法律に署名し公布された[17]。画像の品種はプレジデント・ハーバート・フーバー
セイヨウオダマキ Aquilegia vulgarii アメリカでは各州の州花が重視されるためほとんど知られていない。
テンプレート:VIR キンレイジュ
Tecoma stans
ノウゼンカズラ科の1種。
テンプレート:ATG アグレイヴ・カラット
Agave karatto
リュウゼツランの1種。
テンプレート:ESA メキシコチモラン
Yucca gigantea
ユッカの1種。
アラビカコーヒーノキ[18]
Coffea arabica
テンプレート:Flagicon カナダ サトウカエデ
Acer saccharum
テンプレート:Flagicon キューバ ホワイトジンジャー
Hedychium coronarium
新大陸諸国の国花は当該国の固有種から選ばれることが多いのだが、これはインド原産の外来種。標準和名はハナシュクシャ。
テンプレート:GUA モンハ・ブランカ Lycaste skinneri var alba Monja Blanca
スペイン語で白いシスターの意で、白変種のみそう呼ぶ。
ランの1種で園芸名はシロバナミツビシラン。
テンプレート:GRL ニヴィアルシアク Chamerion latifolium Niviarsiaq
現地イヌイットの言葉で女児を意味する。
テンプレート:GRD ブーゲンビリア Bougainvillea
テンプレート:CYM ワイルドバナナオーキッド Myrmecophilia thomsoniana Wild banana orchid
カトレヤの近縁種の1つ。ケイマン諸島固有種。
テンプレート:CRC グアリアンセ・スキネリ Guarianthe skinneri カトレヤの1種だが現在ではグアリアンセ属に分類される。
テンプレート:SKN ホウオウボク
Delonix regia
オオゴチョウ
Caesalpinia pulcherrima
マメ科の1種。
テンプレート:VCT[19] スーフリツリー Spachea perforatais Soufriere tree
キンノトラノオ科の1種。学名はSpachea elegansのシノニム[20]
テンプレート:LCA[21] バラ Rose
マルグリット Gomphrena globosa Marguerite
園芸名はセンニチコウヒユ科の春撒き一年草。
テンプレート:Flagicon ドミニカ国 カリブウッド
Poitea carinalis
マメ科の1種。真っ赤な花を咲かす。
テンプレート:Flagicon ドミニカ共和国 国樹 マホガニー
Swietenia mahagoni
国花 バヤイベ・ローズ
Bayahibe Rose
東部バヤイベ地方原産の、ダーク・ピンクの花弁。
テンプレート:TRI ヘリコニア(チャコニア)Warszewiczia coccinea アカネ科の1種。
テンプレート:NCA サクアンホーチェ
Plumeria alba
Sacuanjoche
現地のナワトル語できれいなオレンジ色の花の意。プルメリアの1種。
テンプレート:HAI 国樹 ダイオウヤシ
Roystonea regia
カリブ海の島々と沿岸域に広く分布するヤシの1種。
テンプレート:Flagicon パナマ ペリステリア・エラタ Peristeria elata ラン科セッコク亜科の1種。標準和名はハトラン。
テンプレート:Flagicon バハマ キンレイジュ
Tecoma stans
テンプレート:BMU シシリンチウム・バミューディアナ Sisyrinchium bermudiana ニワゼキショウの1種。
テンプレート:BRB オオゴチョウ Caesalpinia pulcherrima
テンプレート:PRI セスペシア・グランディフローラ Thespesia grandiflora フヨウ科の1種。
テンプレート:Flagicon ベリーズ プロステケア・コクレアタ Prosthechea cochleata Encyclia cochleata, Anacheilium cochleatum, Epidendrum cochleatumシノニム。中国名は章魚蘭(タコラン)。
テンプレート:Flagicon ホンジュラス リンコレリア・ディグビアナ Rhyncholaelia digbyana かつてブラッサボラ属に分類されていたので、現在もブラッサボラ・ディグビアナの方が通りが良い。
1969年11月25日の政令第95号でそれまで国花だったバラに取って変わった。
テンプレート:Flagicon メキシコ ダリア Dahlia

南アメリカ

テンプレート:Flagicon アルゼンチン セイボ
Erythrina crista-galli
ceibo
標準和名はアメリカデイゴ。
テンプレート:Flagicon ウルグアイ
テンプレート:Flagicon エクアドル バラ Rose
チュキラグア
Chuquiraga jussieui
キク科の1種。
リカステ・スキンネリ
Lycaste skinneri
国樹 アカキナノキ
Cinchona pubescens
マラリヤの特効薬キニーネの原料。
テンプレート:Flagicon ガイアナ オオオニバス
Victoria amazonica
テンプレート:Flagicon コロンビア カトレヤ・トリアナエ
Cattleya trianae
カトレヤの1種。
アラビカコーヒーノキ[22]
Coffea arabica
テンプレート:Flagicon スリナム ファヤロビ
Ixora macrothyrsa
Faja lobi
現地の言葉で激しい愛を意味する。アカネ科サンタンカ属の1種。
テンプレート:CHI コピウエ(ラパゲリア[23])
Lapageria rosea
標準和名ツバキカズラユリ目ツバキカズラ科。
セイボ(アメリカデイゴ[23])
Erythrina crista-galli
テンプレート:PAR バンマツリ[24]
Brunfelsia hopeana
ナス科の1種。
タベブイア・アルゲンテア[24]
Tabebuia argentea
トケイソウ Passiflora 果実はパッションフルーツの名で取引されている。
テンプレート:Flagicon ブラジル 国樹ブラジルボク
Caesalpinia echinata
ブラジルと云う国名の由来となった染料、蘇芳(ブラジリン)を産する木。1978年12月7日成立した第6607号法により国樹に制定された。
歴史イペー・アマレーロ
Yellow ipe
Ipe-amarelo ポルトガル語で黄色いイペーの意。ノウゼンカズラ科タベブイア属中で黄色の花を咲かせる7種ほどを指す。これらを国花とする法案が1950年代に国会に提出されたが結局成立しなかった。画像は Tabebuia chrysotricha
パウダルコ(イペー[22])
Tabebuia impetiginosa
ピンクの花を咲かすイペーの1種。タヒボの名で薬用植物としても知られる。
カトレヤ Cattleya,
Laelia purpurata など
ブラジル産のカトレヤ属とその近縁種で、種小名まで定めない。
画像は Laelia purpurata
テンプレート:Flagicon フランス領ギアナ (スイレン科の1種) Nymphaeaceae 盾章の下部に3花が描かれている。
テンプレート:Flagicon ベネズエラ タベブイア・クリサンタ[22]
Tabebuia chrysantha
タベブイア・パリダ[22]
Tabebuia palida
フロール・デ・マヨ
Cattleya mossiae
Flor de Mayo
スペイン語で5月の花(メイフラワー)の意。カトレヤの1種。
カタセツム・ピレアヌム
Catasetum pileatum
テンプレート:Flagicon ペルー ヒマワリ[24]
Helianthus annuus
カンツータ
Cantua buxifolia
ハナシノブ科の1種。
現地では「魔法の花」「インカの聖なる花」などと呼ばれる。
テンプレート:Flagicon ボリビア

オセアニア

テンプレート:Flagicon オーストラリア[25] ゴールデン・ワトル [注 8] Acacia pycnantha アカシアの1種。
テンプレート:KIR
ない。


テンプレート:COK タヒチアン・ガーデニア
Gardenia taitensis
テンプレート:SAM レッドジンジャー
Alpinia purpurata
テンプレート:SLB
ない。

テンプレート:TUV
ない。

ただし国章はバナナの葉で囲われている。
テンプレート:TON ヘイララ
Garcinia sessilis
Heilala
オトギリソウ科フクギ属の1種。マンゴスチンの仲間。トンガでは国王の誕生日にあわせヘイララ・フェスティバルが開催される。
テンプレート:NRU
ない。

インドソケイ Purumeria frangipani だとする資料もあるが根拠が示されていない。
テンプレート:Flagicon ニュージーランド コーファイ
Sophora microphylla
kowhai
マオリ語で黄色を意味する。マメ科の1種で標準和名はハナミエンジュ
国樹 シルバー・ファーン
Cyathea dealbata
英名 Silver Fern Tree, マオリ語名 Ponga(ポンガ)。
レプトスペルマム 和名はギョリュウバイ(御柳梅/魚柳梅)。
コル koru 未だ展開しきらない渦巻状のシダの新芽を指すマオリの言葉。種指定をしない、外見形状からの指定。
テンプレート:VUT
ない。

テンプレート:Flagicon パプアニューギニア ラン Orchidaceae ファレノプシス、デンドロビューム、バンダ、パフィオペディラム、など多くのランはパプアニューギニアが原産。
画像はファノレプシスのタイプ種 Phalaenopsis amabilis
スイレン Nymphaea 画像はニューギニア原産の N. gigantea
ハイビスカス
Hibiskus rosa-sinensis
テンプレート:Flagicon パラオ ルー Bikkia palauensis Rue
アカネ科の1種。左は近縁の Bikkia philippinensis
テンプレート:FIJ タンギモウジア
Medinilla waterhousei
tahng-ee-mow-theea ノボタン科の1種。
フィジー国内でもタベウニ島の山中標高800~1,000m辺りにしか産しない稀少固有種。
カトレア Cattleya 画像はカトレヤのタイプ種 Cattleya labiata
テンプレート:PYF ティアレ
Gardenia Taitensis
Tiare
クック諸島のそれと同じ。
テンプレート:MHL ハテルマギリ
Guettarda speciosa
アカネ科の1種。日本でも八重山諸島に自生。
テンプレート:FSM
国花に関する定めはない [26]

関連項目

テンプレート:Sister

参考文献

脚注

テンプレート:Reflist

参照

テンプレート:Reflist
  1. 1.0 1.1 妻鹿(1990) p.34
  2. テンプレート:Cite web
  3. 妻鹿(1990) p.18
  4. テンプレート:Cite web
  5. 妻鹿(1990) p.23
  6. 妻鹿(1990) p.36
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. 妻鹿(1990) p.26
  10. 1997年テンプレート:Flagicon ザイールから現国名に変更。
  11. 11.0 11.1 妻鹿(1990) p.70
  12. 妻鹿(1990) p.74
  13. 13.0 13.1 妻鹿(1990) p.79
  14. 14.0 14.1 妻鹿(1990) p.81
  15. Danish Nature Agency (デンマーク語)
  16. 妻鹿(1990) p.70では当該種を Iris florentiana に絞っている。
  17. National Rose Garden (英語)
  18. 妻鹿(1990) p.110
  19. National Flower
  20. Facts about the Soufriere Tree
  21. the national flowers
  22. 22.0 22.1 22.2 22.3 妻鹿(1990) p.115
  23. 23.0 23.1 妻鹿(1990) p.117
  24. 24.0 24.1 24.2 妻鹿(1990) p.116
  25. テンプレート:Cite web
  26. 在日本ミクロネシア連邦大使館 ミクロネシア連邦概況 3ページから。


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