ナイトシャッフル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:基礎情報 テレビ番組

ナイトシャッフル』は、1994年10月から福岡放送で日曜22時30分から23時24分まで放送されているローカル番組(かつては生放送であったが、経費節減施策に伴い収録番組になった)。合言葉は日曜の夜は、家族みんなでナイトシャッフルプライムタイム枠の情報バラエティ番組である。番組連動型データ放送を実施。

放送内容

主に福岡県および佐賀県の地域情報を発信する情報バラエティ番組。内容は2つの大きな特集を軸にしている。

  • 前半はレポーターと福岡に来た芸能人が一緒に福岡のグルメを探訪するコーナー。通称「おもてなし」「一日デート」。近年は番組レギュラーの博多華丸・大吉が東京に進出したため、東京ロケであることも多い。
  • もう一つは司会やレポーターが登場し、様々な挑戦をするコーナー。かつては「今井弁慶に挑戦」のコーナーが軸であり、今井から素人出演者がホームランを打てば100万円が貰える企画が好評であったが、現在ではほとんど放送されていない。

出演者

  • 当初は現在FBSアナウンサーのチーフである古賀ゆきひとと女性ジャズ歌手がMCとなり、大学教授(当時)らも出演していた。その後古賀が『めんたいワイド』に転出し、山本華世とFBSアナウンサーである福岡竜馬に変更。なお、今井雄太郎だけが番組開始当初から出演。
  • 福岡の番組では珍しく、全国区で活躍する芸能人がほぼ毎週出演し、競艇対決、釣り対決、パチンコ対決、ボウリング対決などを繰り広げる。
    • 船越英一郎も、福岡で活躍する福田健次と親友の間柄であることから、この番組の準レギュラーに名を連ねている。
  • 元プロ野球選手の今井、ホークスファンの山本、スポーツ実況もする福岡が司会であるためか、福岡ソフトバンクホークスの試合が行われた場合は必ずといっていいほど冒頭で結果を伝えて一喜一憂している。
    • そのためか、FBSがホークス戦のデーゲーム中継を行う際は、日によっては『ナイトシャッフル』チームが出動し、「解説・今井、ゲスト・山本、実況・福岡」のスタイルで副音声実況を行うことがある。
    • これに関連する企画として「人文字応援」がある(詳細は後述)。

その他

  • 番組内ではFAX、メールを受け付けており、一部番組内で紹介する他、抽選で特製クオカードのプレゼントがもらえる。
  • かつてはキリンビールがメインスポンサーとなっていたが、現在では高山質店西日本シティ銀行を中心としたスポンサー構成となっている。
  • 2006年8月20日の放送で福岡のデザイン会社「空気モーショングラフィックス」が制作した新オープニングCGが発表され、バックストリート・ボーイズのブライアンが手掛けたオリジナルテーマソングとともに翌週8月27日の放送から使用されている。
  • 2009年以降、スタジオパートも録画になることが度々あり、同年4月5日の放送より完全な収録番組になった。スタジオ進行からナレーションによる進行に変わり、番組ロゴ、オープニングCGも車に乗った男の人が描かれたものになった。スタジオシーンはあるが、現在では、コーナー内で紹介された物を体験するというものになっている。
  • 2009年4月26日の放送で、番組放送開始から歴代最高となる20.9%の高視聴率を取った。
  • まれに生放送の時もある。(初期の頃は生放送が当たり前でFAXを紹介していた。)

主なコーナー

おもてなし / 一日デート
キャンペーン舞台出演などで来福するタレントをニューオープンのお店数件に案内し、料理を頂きながら裏話を聞き出すコーナー。この企画がきっかけとなり、後に準レギュラーとして参加するタレントや、来福時に常連ゲストとなるタレントも多い。
以前はレギュラー出演者やレポーターがエリア内の飲食店を紹介するコーナーだったが、博多座オープンの頃から放送頻度が上がり、現在ではほぼ毎週放送され、総集編も組まれるほどの人気企画。
今井弁慶に挑戦
昭和最後の完全試合投手・今井雄太郎が、バッティング自慢の一般視聴者と一打席勝負を行う。会場は福岡ドーム。ヒットなど視聴者が結果を出した場合は、スポンサーから賞品が贈呈されるが、バックスクリーンへのホームランが飛び出した場合はFBSより賞金100万円が贈られる。なお、今井が三振を奪った場合は「弁慶」に因み、一般視聴者のバット没収。合言葉は『全員三振!』。2001年を最後にほとんど放送されていなかったが、2012年11月4日、同名で復活。対戦相手は中学生と。
今井雄太郎、世界を釣る
「世界の釣り師」を自称する割に全く釣れないことも多く、挙句の果てには船酔いまでしてしまう今井雄太郎が、安田栗之助田中健ら釣り自慢の準レギュラー、もしくはゲストと釣り勝負を行う。負けた者には「人間魚拓」などの厳しい罰ゲームが課される。
この企画では今井が勝ちたい一心で勝手にルールを変更したり、釣り船には慣れているはずなのに船酔いして嘔吐をしたりするなど、釣りをよく知らない素人にも受け入れられやすい要素も盛り込まれている。また情報番組らしく、釣り場周辺のレジャー情報も織り込まれる。
競艇対決・競馬対決
福岡競艇場唐津競艇場小倉競馬場などで行われる。二人一組となって予想するが、主にコーナーの勝負対象となるレースは中盤から後半の3~5レースほどである。1万円を持ち金として始め、昼食代などもその中から払わなければならない。最終レースは持ち金全てを賭けるルールで、ゼロとなったチームは罰ゲーム。
博多華丸らは毎回場内に常駐している顔馴染みのスポーツ新聞の記者と予想を相談している。
パチンコ対決
福岡市内のパチンコ店を借り切って行われる(主に開店前の早い時間)。ドル箱一箱よりスタートで、最終的に一番玉数の少ない者が罰ゲーム。
ボウリング対決
対決モノでは一番行われる頻度が高い。二人一組、3チームの対決。
なお、1ゲーム中、2つのフレームが「ボーナスフレーム」となっている。3人の覆面をした人物が現れ、その時点でトータルスコアの低いチームから代わりに投げてもらう人物を決める。3人のうち一人が、天才少年、ボウリング歴が長い老人、プロボウラーなどボウリングが上手な人物であることが多い反面、他の二人はズブの素人であることが多い他、紹介で出演者を騙しておいて、後で裏切ることもある(例:ボウリングの達人)。
もう一つのボーナスフレームは、レーン上のピンが3本のスプリットになっており、スコアの低いチームから難易度の低いゲームに挑戦する。一投目で3本全て倒すと10ポイント、二投目で残りを倒せば5ポイント、1本でも残ればゼロとなる。
この対決では、毎回川満聡がマイボール・マイシューズを持ち込み、さらにはカーブボールを放るのが恒例となっている。
ターミ姐ちゃん
山本華世が、困っている視聴者のお手伝いをするコーナー。このコーナーから派生した企画として、来日した大物ハリウッドスターに逢いに行くというものもあり、これまでに数多くのスターと共演を果たした。
ホークス人文字応援
毎年夏に一回行う。ホークス選手がダッグアウトから見えるようにヤフードームの三塁側スタンドの一角を買い取り、視聴者からボランティアスタッフになってくれる者を募る。
山本華世や今井雄太郎が中心となり、また準レギュラーとして出演している松村邦洋坂本ちゃんなども参加して、ボンボンなどを使い、見事な人文字を作り出しており、ホークス選手からも毎年楽しみにしているという声が多く聞かれる。
この企画が行われる試合についてはFBSが中継し、人文字の模様を生で伝えている。
温泉放浪記
お笑いコンビ関サバ夫アジ平」の下畑博文が、ゴールである二日市温泉筑紫野市)を目指して温泉を渡り歩く企画。訪れた温泉に来ていた客にお勧めの温泉を聞き、その温泉に行かなければならず、客が「二日市温泉」と言わない限りゴールできないというルールとなっている。
このシステムからも判るとおり、CBCテレビノブナガ』の名企画「ワッキーの地名しりとり」に範を取っている(企画拝借とも言える。なお、地名しりとりは福岡でも放送されていて、総集編とも云える『地名しりとり伝説』の時差ネットもされている)。
ゴチになります
上の企画同様、『ぐるぐるナインティナイン』の企画を拝借したもので、ゲストの出川哲朗に「パクりじゃないすかー」と言われている。船越英一郎は『ぐるナイ』よりも前にこちらのコーナーに出演した。
いいとこMAP
一つの通りをレギュラー出演者が歩き飲食店などを紹介するコーナー。
ns@(シャッフルアットマーク)

テンプレート:節stub

日本一太郎

テンプレート:節stub

モリレオ
テレビドラマ『ガリレオ』のパロディで、森本のりひさ福山雅治になりきり、郷土の過去などを追及するコーナー。
キノレオ
『ガリレオ』のパロディで、東京進出した森本のりひさに代わり、パタパタママの木下貴信が古い写真からその場所を探すコーナー。ゲストで福山雅治のモノマネタレントみっちーが登場することもある。地元では人気のあるコーナーで、比較的年齢の高い視聴者の中には、本家「ガリレオ」は観たことがないが、「キノレオ」はよく見ているといった現象も起きている。タイトル及び計算式シーンのCGは、かなりのクオリティで再現されている。
2009年度の九州放送映像祭では審査委員特別賞を受賞するなど、リスペクトコーナーにしては珍しく高い評価がなされている。
最近はテンプレート:いつキノレオのライバルとして、博多大吉扮する「名探偵クナン」なるキャラクターも登場している。
これは博多大吉本人がこのコーナーを視聴し、自ら出演のオファーをかけてきたものである。
もちろん「名探偵コナン」のパロディで、こちらもメインタイトル、CM前後の映像(城のドアが開閉)などがCGで再現されている。
「西鉄ライオンズ優勝パレード時のライオンの剥製の行方」「昔の博多駅前にあったナショナルの電球ネオンを蘇らせる」など、これまで地元ローカルでも取り上げなかった歴史に埋もれた雑学の謎を解明することが多く、その多くが「テレビ初公開」である。
2010年5月23日放送分では、博多銘菓「雪うさぎ」のCM曲の作曲者が大野雄二、歌手が山本潤子であることを解明し、一時ネット上でも話題になった。
コダワリノオトメ
タレントが福岡市内のショップを巡りながら、自分のファッションや趣味などに対する「こだわり」を披露する。山本華世とゲストの○×トークでは、いつも山本華世の結婚と離婚の話題がネタとなる。
福岡(佐賀)県人会
福岡県出身のタレント・俳優・女優・モデルが、東京で地元の料理を食べながら地元の事や郷土に対する想いなどを語ってもらう。2013年(平成25年)2月3日の放送では、ミス・インターナショナルで見事優勝(グランプリ)に輝いた。吉松育美佐賀県鳥栖市)出身だったため。タイトルが、「福岡・佐賀県人会」となった。

境界人間

その他不定期に、博多華丸が今井のマネージャーとなって奮闘するコーナー(逆もあり)や、今井や準レギュラーらがフルマラソンに参加するドキュメントなどが放送されている。

出演者

MC

準レギュラー

(五十音順)


これまで登場した主なゲスト

テンプレート:Ambox-mini (五十音順) テンプレート:Colorは来福の際に出演する常連ゲスト、テンプレート:Colorは定期的に出演しているゲスト

他多数


歴代司会者

めんたいワイドとのつながり

  • 24時間テレビ』時に、ホークスタウンを会場にFBS平日の夕方番組『めんたいワイド』とフードバトルを行っている。2004年の場合、めんたいワイド側はそばめし、ナイトシャッフル側はスープカレーを提供。2004年は同数で引き分けとなった。
  • 2005年春にはこの二つの番組が組んで、天神岩田屋でイベント「全国グルメ紀行」を行う。ここでも、スイーツ対決を行っているが、奇しくもこの期間中に福岡県西方沖地震が発生してしまった(当日の夜にも番組は放送されたものの、当時担当していた浜崎アナは玄界島に渡り、番組は地震情報一色となった)。
  • 2005年のフードバトルでは、めんたいワイド側がオムそば、ナイトシャッフル側が角煮まんを提供。結果はナイトシャッフルがトリプルスコアで勝利を収めた。
  • 2連勝を掛けた2006年は、めんたいが「ケバブサンド」、シャッフルが「焼きラーメン」を提供。途中激しい夕立に遭い、配膳がストップするアクシデントに見舞われ、結果もめんたい勝利に終わった。

戦場カメラマン・橋田信介とのつながり

  • タイバンコクでのロケを行っていた際、山本華世やその同行スタッフと知り合ったのがきっかけ。当該地域を取材拠点にしている関係で裏の裏までバンコクに詳しく、その後この収録のブレーンとして携わり、番組にも出演した。この収録で華世は橋田と懇意となり、その後一日デート企画に出演を依頼、福岡のおいしいスポットを渡り歩いた。橋田は博多ラーメンや新鮮な刺身に舌鼓を打ち、「タイはろくな魚がない」などの名(迷?)言も残した。
  • その後も橋田はシャッフルの企画に関わる予定であった。しかし、「これが最後の戦場取材になるだろう」と漏らしていたイラクで襲撃に遭い、2004年5月27日に帰らぬ人となった。
  • 橋田の死の直後、番組では追悼企画が組まれ、元気だった橋田の姿が改めて電波に乗った。視聴者からは橋田を悼むメッセージが多く寄せられ、華世が思わず涙ぐむほどであった。また、橋田は死の直前、現在でも続く「ホークス人文字応援企画」(福岡ドーム内野スタンドの一角を買い切り、高校野球の応援に見られるような人文字を使ってホークスを応援する企画)を大変楽しみにしていたという。その事もあり、人文字応援は単なるホークスの応援だけでなく、橋田への、そして平和への祈りの意味も込められ、現在でも続く人気企画となった。
  • 橋田の死後、「久留米ラーメンがタイ進出を目指す」というロケ企画に、妻である橋田幸子が参加。夫婦ともども番組に関わることとなった。

外部リンク

テンプレート:日本テレビ系列日曜夜のローカル枠 (22:30-23:30) の番組