彦摩呂

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彦摩呂(ひこまろ、1966年9月15日 - )は、日本お笑いタレント俳優リポーターである。本名、原 吉彦(はら よしひこ)。

大阪府東大阪市出身。太田プロダクション所属。アイドルグループ幕末塾で活動した後、タレントに転身。グルメリポーターとして知られるようになる。

人物・経歴

生い立ち

東大阪市出身、大阪府大東市育ち[1]。地元の大地主で市議会議員まで輩出した名家に生まれるが、両親の離婚で貧窮した母子家庭で育つ。母親は昼はスーパーで、夜は食堂で働いて、家庭を支えていた。彦摩呂は外では明るく振舞ったが、家に帰ると一人だったので寂しかったとのこと。此花学院高等学校卒業後、短期間だが百貨店に勤務。

アイドル

モデルを経て、アイドルグループ・幕末塾メンバーに。幕末塾のメンバーは全員本名をもじった芸名を名乗り、「彦摩呂」は本名から一文字とった芸名である[2]

グルメリポーター

アイドルからタレントに転身後、旅番組情報番組のリポーターを中心に活動。本人曰く「これから食べていくために何か仕事しなきゃ…そうだ、食べることを仕事にすればいい!」というのがグルメリポーターになったきっかけ。そうして料理の味を絶賛するセリフが物真似されるほど、確立したキャラクターとして定着している。特に、「……の……や!」の台詞ネタは、他のタレントが使う様子も散見される程である。

彼の代名詞とまで言われる台詞「うーわぁ。見て〜」「宝石箱や〜」は、自身が考案したものであるが、「味のIT革命や〜」は、土田晃之U-turn時代に『オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!』出演の際に考案したものを逆輸入したもの。結果としては「宝石箱や〜」が話題となり、「“グルメリポーター”といえば彦摩呂」と言われるほどの地位を確立した[3][4]

それだけに、スリムだった幕末塾時代の面影は今や全くない。日本テレビミラクル☆シェイプ』のダイエット企画でかなり痩せたが、しばらくして元の体型に戻った。また、ABCテレビ笑いの金メダル』出演時は「メタボリックの子守唄」という「ギザギザハートの子守唄』の替え歌を披露し、「(アイドル時代から)20kg太った」「本当はそんなに食べれない」など自虐的な歌詞で実情を歌った。ブログによれば、2010年1月の時点で、ついに100kgの大台に乗った。

人生が変わる1分間の深イイ話』の「旨イイSP」に参加した際、コーナーの趣旨に乗っかり「これからはお店主導でなく、視聴者主導で評価する」と発言。その言葉通り、辛口かつ鋭い指摘を行い企画立案者でもある島田紳助から「またこの企画やる時も絶対来てくれ」と絶賛された。そして実際に第2回が開催された時も招待されている。しかし、同じ紳助司会の特番『行列のできる芸能人通販王決定戦』で2回プレゼンターで参加したが、いずれも結果は残していない。

エピソード

生島ヒロシが司会をしていた時代に『クイズタイムショック』に出演したことがある(1990年1月年男年女大会)。だが、最初の問題「桃の節句って何月何日?」で「5月の5日」と答え観客からどよめきが起き大あわて、次の「じゃあ5月5日は何の節句?」でも「こどもの日」と答え、今度は観客から笑いが起こる。さらに「ステッカークラッカー、音が鳴るのはどっち?」で「ステッカー」と答え、結果4問正解10,000円獲得に終わる。

2006年8月25日TBS系列にて放送された『金スペ! 史上最強!ザ・快傑ドクター6!!芸能人の寿命ぜーんぶ大宣告SP』において「余命4年」の診断を受ける。大小7つの大腸ポリープ(良性)が発見され、摘出手術を行った。2008年1月16日、出演番組の『ラジかるッ』『まんぷく道場』を寝坊で遅刻し、番組途中に普段着でメガネを掛けたまま登場した。マネージャーが電話連絡をしたが繋がらず、出演者から「死んだか!?」と心配されるに至った。

1日にタバコを2箱消費する喫煙者だったが、後に禁煙。グルメリポーターという職業柄もあり、5kg太ったとのこと。しかし静岡放送愉快!痛快!阿藤快』2008年2月2日放送分で阿藤快が「彼はまた吸い始めたんですよ」と発言している。

主な出演

映画

テレビ

ドラマ

バラエティ

情報

その他

ラジオ

CM

オリジナルビデオ・DVD

  • 創価学会勧誘ビデオシリーズ、同じ学会員である久本雅美と共に司会を務める。
    • Future(フューチャー)-無限の未来へ-(2000年、シナノ企画
    • Future2(フューチャー2)(2001年、シナノ企画)
  • 心の宝石箱 グルメリポーター・彦摩呂の挑戦(2011年、シナノ企画)

脚注

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外部リンク

テンプレート:太田プロダクション
  1. フジテレビ『Dのゲキジョー 〜運命のジャッジ〜』より。
  2. 本人曰く、他の全員が志士風の芸名をつけたのに、自分だけは「平安時代風」の芸名だったことに後で気づいたとのこと。
  3. 以前は「おいしい」などの普通の言葉を発するだけであった。
  4. さしこのくせに』2011年3月22日放送分