クオカード

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テンプレート:Infobox クオカード(QUOカード)とは、SCSK株式会社(旧:株式会社CSK)の子会社である株式会社クオカードが発行する、汎用型のプリペイドカード。「QUOカード」の「QUO」はラテン語「〜するところ」に由来する。

概要

コンビニエンスストア飲食店ガソリンスタンドドラッグストア書店などで使用することが可能である。

表面に意匠を凝らした印刷を行うことも可能であるため、懸賞の賞品、記念品や、株主優待などにも広く利用されており、電子マネーの普及後でも根強い需要があり、加盟店も増えている。

カード発行会社の株式会社クオカードは、1987年12月に日本カードセンター株式会社として設立。1989年11月にセブン-イレブンカード(QUOカードに再編)の発行開始、1995年8月にクオカードの発行開始、2003年3月に株式会社クオカード商号変更。2004年には株式会社CSKの完全子会社となり、湯川英一が会長を務めている。

カードのサイズは縦85mm×横57.5mmで、日本のサイバネ規格の磁気カードと同じサイズである。 略は『クオカ』。

プリペイドカード(店舗限定)

クオカードの仕組みを利用して、指定された加盟店のみのカードが株式会社クオカードより発行されている。

これらはクオカードとは呼ばずに「プリペイドカード」と呼び、磁気上に加盟店を限定する情報が含まれている。

またENEOSJA-SSのガソリンスタンドで購入可能なプリペイドカード(ENEOSプリカ、JA-SSプリカN(JA-SS専用プリカも存在))は相反するガソリンスタンド(ENEOSプリカを使ってJA-SSで給油することができない、その逆も同様)以外は、他のクオカード加盟店でも利用することができる。

過去には、マツモトキヨシでもプリペイドカードを発売していたが、2011年8月限りで発売を廃止した。すでに発売したカードはマツモトキヨシで引き続き利用できる。

券種

店舗で購入可能な券種は以下の通りである。ただし、すべての店舗ですべての券種が常備されている訳ではない。

券種 販売価格 利用可能金額
テンプレート:0テンプレート:0500円券 テンプレート:0テンプレート:0530円 テンプレート:0テンプレート:0500円
テンプレート:0テンプレート:0700円券 テンプレート:0テンプレート:0750円 テンプレート:0テンプレート:0700円
テンプレート:01,000円券 テンプレート:01,040円 テンプレート:01,000円
テンプレート:02,000円券 テンプレート:02,000円 テンプレート:02,000円
テンプレート:03,000円券 テンプレート:03,000円 テンプレート:03,000円
テンプレート:05,000円券 テンプレート:05,000円 テンプレート:05,070円
10,000円券 10,000円 10,180円

5,000円券、10,000円券のプレミアムは加盟店(コンビニエンスストア等)で販売されているカードのみ。

券面金額(1 - 999円および2,001 - 2,200円)を自由に設定できるカード(フリーバリューカード)を作ることができるため、570円券・640円券(ビアカード)や非売品の100円券、777円券や、雪印乳業が販促用に使用している300円券・450円券・550円券なども存在する。

2002年6月以降、偽造された2万円カードと1万円カードが多数発見され、またインターネットオークションにも同種偽造カードが出品された。このため同高額カードの販売・発行が中止されたが、2005年5月に新たに1万円券が再発売され、代わりにセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラすかいらーくでの500円券・1000円券の販売が休止された。

主な加盟店

一部使用できない店舗もある。詳細は公式サイト「加盟店情報」を参照。

飲食店

コンビニエンスストア

ドラッグストア

書店

ガソリンスタンド

その他

関連項目

  • ユーカード - 日本カードセンターが発行していた同種のカード。

外部リンク