北区 (大阪市)
テンプレート:Pathnav テンプレート:日本の行政区 北区(きたく)は、大阪市を構成する24区のうちのひとつ。
目次
概要
区の中心部は全国有数の規模を持つ繁華街「梅田」で、デパートや商業施設、超高層ビル群などが立ち並ぶ。また放送局や新聞社などのマスメディアも数多く立地し、中之島には大阪市役所や日本銀行大阪支店もあるなど、重要な施設が集中しているのも北区の特徴である。1990年代以降は西梅田地区の再開発が盛んで高層ビルが相次いで完成している。また、梅田貨物駅になっている北梅田地区(うめきた、地名は大深町)でも大規模な再開発が行われている。この様に都会的な面がある一方で、大川沿いの区東部には商店街としては長さ日本一である「天神橋筋商店街」があり、長柄・本庄・中崎町など路地には長屋や町屋が密集していたり、都市再生機構の大規模住宅団地 淀川リバーサイドタウン『さざなみプラザ』があるなど下町的な情緒も残っている。
区の代表駅、または大阪市の代表駅で、西日本最大の駅でもあるJR大阪駅及び隣接する各社の梅田駅は、古くから大阪府北摂(豊中・吹田・茨木・高槻など)、兵庫県(神戸市・阪神間・播磨など)、京都府(京都市・長岡京市など)、滋賀県、福井県、石川県、富山県などからの大阪の玄関口としての地位を占め続けている。JR各線や阪急線・阪神線から入ると最初のターミナルのため、兵庫県民・京都府民・滋賀県民(いわゆる兵庫府民、滋賀府民)の利用者が多い。
人口は常住人口約100,000人に対し、昼間人口が約434,000人と格差が激しい。これは都心に位置している為である。ただ、バブル期には地価高騰で減少傾向にあった常住人口も、現在は都心回帰の指向が強くなっている事から増加傾向にあり、2005年7月時点の北区の推計人口は再び10万人の大台に達した。区内の角田町は西日本一の地価である。
地域
- 池田町
- 浮田
- 梅田
- 扇町
- 大深町
- 大淀北・大淀中・大淀南
- 角田町
- 神山町
- 菅栄町
- 黒崎町
- 紅梅町
- 国分寺
- 小松原町
- 芝田
- 末広町
- 菅原町
- 曽根崎
- 曽根崎新地
- 太融寺町
- 茶屋町
- 鶴野町
- 天神西町
- 天神橋1丁目-8丁目
- 天満
- 天満橋
- 兎我野町
- 豊崎
- 同心
- 堂島・堂島浜
- 堂山町
- 中崎・中崎西
- 中津
- 中之島
- 長柄中・長柄西・長柄東
- 浪花町
- 錦町
- 西天満
- 野崎町
- 万歳町
- 東天満
- 樋之口町
- 本庄西・本庄東
- 松ヶ枝町
- 南扇町
- 南森町
- 山崎町
- 与力町
隣接している区
歴史
- 旧北区
- 1869年(明治2年) - 大坂三郷再編により、北大組が発足。
- 1875年(明治8年) - 大区小区制施行に伴い、北大組が第4大区となる。
- 1879年(明治12年) - 郡区町村編制法施行により、第4大区が北区となる。
- 1889年(明治22年) - 市制施行に伴い、大阪市の行政区へ移行。
- 1897年(明治30年) - 西成郡下福島村・上福島村・曾根崎村・北野村の全域と野田村・豊崎村・川崎村・東成郡鯰江村・野田村・都島村の一部を編入。
- 1925年(大正14年) - 北安治川通・旧下福島村・上福島村・野田村(西成郡)域を此花区、安治川以南を港区として分離。
- 1943年(昭和18年) - 区の境界見直し。一部区域を福島区・大淀区・都島区にそれぞれ分離編入。
- 旧大淀区
1989年(平成元年)2月13日に北区と大淀区の合区によって誕生。なお、現在の北区と合区前の北区とは別の自治体であり、しかも市区町村コードも異なっている。
旧北区は江戸時代からの都市だった地域で、蔵屋敷が並ぶ中之島、米取引の中心になるなど商家の多い堂島、青物市場が淀川沿いに並び、商業が盛んな一方大阪天満宮や寺町があるなど閑静な文化地区でもあった天満などからなっていた。一方、市の北の歓楽街となっていた曽根崎より北の梅田は水田地帯であり、その北の茶屋町は菜の花畑を見るための茶屋が立ち並ぶほどの農村で、更に北の中津など旧大淀区は中津川沿いの近郊農村であった。
明治以降、天満には国の造幣局の建設を皮切りに金属工業が栄え、中之島は蔵屋敷がなくなった後に市役所、学校、中央郵便局などが相次いで立ち並び、東端は公園となった。また梅田には東海道線の鉄道駅・「梅田ステンショ」(大阪駅)が建設され、大阪の表玄関として変貌した。旧大淀区では、中津川のあった場所には洪水対策として淀川の放水路・新淀川が建設され、多くの村が立ち退きにあったが、次第に大阪市街地に取り込まれ住宅地・工業用地になっていった。
昭和初期には大阪ビルヂングや大阪朝日新聞、大阪毎日新聞などのオフィスビルが並び、阪急や阪神など電鉄会社のターミナルには百貨店が併設され、映画館や劇場も並ぶなど旧東区・旧南区に並ぶ都心となった。大阪大空襲でほとんどの地区は焼け野原となり大阪駅前は闇市になったが、戦後数十年をかけて区画整理された結果高層ビル街となった。また梅田に各種交通機関のターミナルが集中する利便性から、商業集積地としては心斎橋など伝統的な中心地を次第に凌ぐようになり、大阪市内のオフィスも梅田周辺に集まるようになった。
人口
年 | 世帯数 | 人口 | 人口増減率 (前回比) |
---|---|---|---|
1950年(昭和25年) | 26,905 | 109,905 | |
1955年(昭和30年) | 30,346 | 137,553 | テンプレート:Color |
1960年(昭和35年) | 33,704 | 146,092 | テンプレート:Color |
1965年(昭和40年) | 33,846 | 130,019 | テンプレート:Color |
1970年(昭和45年) | 28,545 | 102,149 | テンプレート:Color |
1975年(昭和50年) | 28,033 | 86,425 | テンプレート:Color |
1980年(昭和55年) | 33,447 | 87,969 | テンプレート:Color |
1985年(昭和60年) | 36,692 | 91,285 | テンプレート:Color |
1990年(平成テンプレート:02年) | 37,706 | 87,447 | テンプレート:Color |
1995年(平成テンプレート:07年) | 39,043 | 85,487 | テンプレート:Color |
2000年(平成12年) | 47,386 | 91,952 | テンプレート:Color |
2005年(平成17年) | 55,081 | 100,385 | テンプレート:Color |
2010年(平成22年) | 65,040 | 110,392 | テンプレート:Color |
平成22年の国勢調査では旧北区の人口は54,110人、旧大淀区は56,282人となっている。[1]
マスメディア
新聞
- 毎日新聞大阪本社(梅田三丁目)
- スポーツニッポン新聞社 大阪本社(梅田三丁目)
- 朝日新聞大阪本社(朝日新聞社本店)(中之島二丁目)
- 日刊スポーツ(日刊スポーツ新聞西日本 本店・大阪本社)(中之島二丁目)
- 読売新聞大阪本社(野崎町)
- スポーツ報知(報知新聞社 大阪本社)(野崎町)※
- 産経新聞の大阪本社が梅田二丁目の大阪サンケイビル(現・ブリーゼタワー)にあったが、2005年8月8日に浪速区湊町二丁目の難波サンケイビルに移転した。
- ※=2008年1月1日に北区本庄西から野崎町の読売大阪ビルに移転。
テレビ・ラジオ
- 朝日放送の本社が北区大淀南に存在したが、2008年5月18日に本社機能を移転し、同年6月23日に福島区福島の再開発施設「ほたるまち」に完全移転した。
- かつては讀賣テレビ放送の本社も北区東天満に存在した(1988年6月に中央区〈当時は東区〉城見の大阪ビジネスパークに移転)。
交通
鉄道
- 中心となる駅:JR線大阪駅及び北新地駅、阪急線・阪神線・地下鉄御堂筋線梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅、地下鉄四ツ橋線西梅田駅
- 27px JR西日本
- 20px 阪急電鉄
- 30px 阪神電気鉄道
- 26px 大阪市営地下鉄
- 70px 京阪電気鉄道
- 2008年10月19日に開業。京阪初の北区内の路線である。
バス
上記は一般路線バス。この他、大阪駅・梅田周辺に高速バスや空港リムジンバスも多数発着する。 テンプレート:Main
道路
- 阪神高速道路
- 曽根崎通 (国道1号、国道2号、国道163号)
- 御堂筋 (国道25号、国道26号、国道165号、国道176号)
- 十三筋、十三バイパス (国道176号)
- 新御堂筋 (国道423号)
- 天神橋筋 (大阪府道14号、大阪府道102号)
- 天満橋筋 (大阪府道30号)
- なにわ筋 (大阪府道41号)
- 堺筋 (大阪府道102号)
- 都島通 (大阪市道大阪環状線)
- 四つ橋筋 (大阪市道南北線)
- 城北公園通 (大阪市道中津太子線)
- 大阪市道九条梅田線
教育
大学
高等学校
- 大阪市立扇町総合高等学校 - 松ケ枝町1-38
- 金蘭会高等学校 - 大淀南3-3-7
- 閉校
- 大阪市立扇町高等学校 - 2008年に此花区(大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校敷地内)に移転。2010年3月閉校。
中学校
大阪市立 テンプレート:Colbegin
- 生徒数減少に伴う統廃合により閉校
- 大阪市立菅南中学校、大阪市立扇町中学校 - 1995年に統合で天満中学校になる。
小学校
大阪市立 テンプレート:Colbegin
- 滝川小学校 - 天満1-24-15
- 堀川小学校 - 東天満2-10-7
- 西天満小学校 - 西天満3-12-21
- 菅北小学校 - 菅栄町9-5
- 豊崎東小学校 - 長柄中2-3-30
- 豊崎本庄小学校 - 本庄西2-1-16
- 中津小学校 - 中津3-34-18
- 大淀小学校 - 大淀中4-10-33
- 豊仁小学校 - 長柄西2-6-20
- 豊崎小学校 - 豊崎4-5-9
- 扇町小学校 - 扇町2-7-24
- 児童数減少に伴う統廃合により閉校(いずれも大阪市立)
特別支援学校
- 大阪府立中津支援学校 - 中津2-2-22
名所・旧跡・文化・観光施設
- 綱敷天神社(喜多埜天神=キタの天神)
- 綱敷天神社御旅所(梅塚天神)
- 歯神社
- 露天神社(お初天神)
- 大阪天満宮
- 堀川戎神社
- 鶴満寺
- 東本願寺天満別院
- 太融寺 - 新西国三十三箇所観音霊場第2番
- 中之島
- 造幣博物館 (造幣局内)
- キッズプラザ大阪
- 住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
- 大阪市立北図書館
- 扇町プール
- 北新地(曽根崎新地)
- 堂山町
- 中央電気倶楽部
- 梅田ジョイポリス
- GrandFrontOsaka whole20140427.jpg
- Osaka city view 02.jpg
西梅田の超高層ビル群
- Umeda Diamond-District,Osaka,Japan 02.jpg
ダイヤモンド地区の超高層ビル群
- HEP NAVIO.JPG
- HEP FIVE 01.jpg
- Nakanoshima from OMM in 201407.jpg
北区に本社を置く企業
- 伊藤忠商事 - 本店・大阪本社
- エルセラーン化粧品 - 本社
- 学情 - 本社
- クラレ - 大阪本社
- グンゼ - 本社
- スタジオアリス - 本社
- 大和ハウス工業 - 本社
- 椿本興業 - 本社
- 日住サービス - 本社
- 日本ハム - 本社
- 阪急交通社 - 本社
- バイエル薬品 - 本社
- 毎日新聞社 - 大阪本社
- 毎日ビルディング - 大阪本社
- 三基商事(ミキプルーンの発売元)- 本社
- 関西テレビ放送 - 本社
- エイチ・ツー・オー リテイリング - 本社
- 阪急阪神百貨店
- 阪急ファミリーストア - 本社
- 阪急不動産 - 本社
- 小松原町
- 旭屋書店 - 本社
- 池田泉州ホールディングス - 本社
- 池田泉州銀行 - 本店
- 毎日放送 - 本社
- ピアス - 本社
- フジオフードシステム -本社
- ヤンマーホールディングス - 本社
- 千趣会(ベルメゾン)- 本社
- 日本メンテナスエンジニヤリング - 本社
- 象印マホービン - 本社
- FM802 - 本社
- ヤマダ・エスバイエルホーム - 本社
- 中崎
- アートスタッフ - 本社
- ダイキン工業 - 本社
- メガソフト - 本社
- ワオ・コーポレーション - 本社
- 小太郎漢方製薬 - 本社
- 旭化成 - 大阪本社
- 朝日新聞社 - 本店・大阪本社
- 大林組 - 大阪本店
- カネカ - 大阪本社
- 関西電力 - 本店
- 関電不動産など関連企業 - 本社
- 大広 - 大阪本社
- ダイドードリンコ - 本社
- ダイビル - 本社
- 椿本チエイン - 本社
- 東レ - 大阪本社
- 東レ建設 - 本社所在地
- 成川商会 - 本社
- 日刊スポーツ新聞西日本 - 本社
- レンゴー - 本社所在地
- ロイヤルホテル - 本社
- 積水化学工業 - 本社
- 読売新聞社 - 大阪本社
- 万歳町
- ワオ・コーポレーション - 本社
- 東天満
- ECCグループ - 総本部
- 本庄
- 与力町
- インポートロッサ - 本社