高木均

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:ActorActress 高木 均(たかぎ ひとし、1925年2月26日[1] - 2004年2月11日[2])は、日本の男性俳優声優ナレーター東京府出身。

来歴・人物

1949年文学座に入団。1963年に文学座の分裂騒動で退団し、劇団仲間を経て1967年劇団雲に入団する[3]1975年演劇集団 円の創立に参加[3]する(2000年に退団)。舞台に立つかたわら、映画やテレビドラマにも出演した。声優としては81プロデュースに所属し、アニメなどの分野でも活躍した。

アニメではムーミンパパや、『となりのトトロ』のトトロといった温厚なキャラクターでお馴染みだったが、俳優としては狂気的な悪役が多かった。『徹子の部屋』にゲスト出演した際にはトトロの独特の演技を語り、それを披露した。

2004年2月11日午前1時7分頃、虚血性心不全(推定)のため都内の自宅で亡くなった。78歳没[4][3]

2005年に公開された『美式天然』に出演していたが、完成する前に他界。出演に至った経緯は、監督の坪川拓史が高木に偶然道を聞かれ、その場で出演をオファーしたとのこと。電話で「早くしないと、おれ死んじゃうぞ」と言われたことが、最後に交わした会話だったという[5]

3代目店主によって経営されている東京都北区滝野川にあるやきとん屋千登利は、高木の兄弟の一人が先代の店主をしていた店[6]

後任

高木の死後、その持ち役を引き継いだ声優は以下の通り。

出演作品(俳優)

テレビドラマ

映画

  • 蜘蛛巣城(1957年、東宝) - 警護の武士
  • にあんちゃん(1959年、日活) - 正禹
  • 赤い谷間の決斗(1965年、日活) - ひぐまの十吉
  • 暗黒航路(1966年、日活) - 海坊主
  • 吸血髑髏船(1968年、松竹) - 列車の車掌
  • 人間標的(1971年、松竹) - 妹尾
  • 人生劇場 青春・愛欲・残侠篇(1972年、松竹) - でか虎
  • 修羅雪姫(1973年、東宝) - 松右衛門
  • 混血児リカ ひとりゆくさすらい旅(1973年、東宝) - 東北のボス・田中
  • 御用牙 かみそり半蔵地獄責め(1973年、東宝) - 丹波屋
  • 青春の海(1974年、東宝) - 源次
  • 野球狂の詩(1976年、日活) - 総裁
  • 犬神の悪霊(1977年、東映) - 精神科の院長
  • 団鬼六 「黒い鬼火」より 貴婦人縛り壺(1977年、にっかつ) - 笠井義太郎
  • 縄地獄(1978年、にっかつ) - 花村
  • 団鬼六 縄と肌(1979年、にっかつ) - 石岡常吉
  • 団鬼六 少女縛り絵図(1980年、にっかつ) - 田崎大吾
  • 炎のごとく(1981年、東宝) - 浪人
  • 5時から9時まで 女新入社員(1982年、にっかつ) - ポルノ屋のおっさん
  • ひと夏の出来ごころ(1984年、にっかつ) - 江崎
  • タンポポ(1985年、東宝) - 中華街のおやじ
  • みんな〜やってるか!(1995年、オフィス北野 = バンダイビジュアル) - 座頭市
  • 美式天然(2005年) - おじいさん

オリジナルビデオ

舞台

出演作品(声優)

テレビアニメ

OVA

劇場アニメ

吹き替え

海外アニメ

その他

出典

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外部リンク

  • 『声優名鑑』505頁、成美堂出版、1999年、ISBN 978-4415008783
  • テンプレート:Cite web
  • 3.0 3.1 3.2 47NEWS 高木均氏死去 俳優
  • 読売新聞2004年2月12日号
  • asahi.com: トリノ映画祭GPに日本映画 自主制作、9年かけて完成 - 朝日新聞エンターテインメント情報
  • 「ドラマ」に出た憧れのあの街に住みたい!vol31.池袋エリア おすすめスポット「千登利」をご紹介:@nifty不動産2014年5月6日閲覧