近鉄2400系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
近鉄2430系電車から転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:鉄道車両 近鉄2400系電車(きんてつ2400けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道通勤形電車の一系列。

本稿では派生系列である2410系電車2430系電車2444系電車と2410系から改造された電気検測車のモワ24系電車についても記載する。

テンプレート:-

2400系

テンプレート:鉄道車両

1966年に登場した大阪線初の1M方式の高性能車で、1480系を2両編成に変更した系列といえる。2両編成6本(12両)が製造された。

車体

車体関係は先に製作された1480系4次車を基に各線で定められた車体共通規格が採用され、貫通路は広幅に、車内見付の見直しなどの改良が行われている。大阪線一般車では本系列からマルーン一色の塗装に変更された。

主要機器・性能

155kW/675Vの大出力主電動機MB-3110-A型の開発により、奈良線高性能通勤車8000系と同じ経済的なMT編成を組めるようになったが、特に主制御器が1480系までの単位スイッチ式と決別して、三菱電機製ABFM-214-15-MDH電動カム軸(1軸)式抵抗制御(モーター4台制御)を採用しており、本系列以降の大阪線用通勤車もこれにならっている。このMB-3110-A型モーターは極薄形整流子を用いて高端子電圧ながら100km/hからの電制を可能とし、1970年から1976年にかけて製造された大阪線急行車である2600系・2610系や、大阪線通勤車では1979年2800系の製造が終了するまで採用され続けた[1]。台車は近畿車輌製KD-60で、ブレーキ(制動)方式はHSC-D型(発電制動・抑速制動付き)である。空気圧縮機電動発電機はク2500形に装備した。パンタグラフはひし形式パンタグラフのPT-42型がMc車の連結側に設置され、Tc-Mcの重量の均等化を図っている。

起動加速度は2.5km/h/sで、最高速度110km/h。33‰上り勾配・架線電圧10%減・定員乗車条件でも均衡速度86km/hを確保している。

運用

登場時から準急や急行などの増結編成として2 - 10両編成まで幅広く運用されたが、名張駅以東の普通列車で運用することもあった。2405F・2406Fは晩年は専ら信貴線で使用され、廃車直前の時期には名古屋線でも使用されていた。

改造

ATS車上装置は乗務員室助士側に設置されたため窓下1/3ほどそれが露出しアクセントとなっていたが、1984年から1985年にかけて冷房装置(CU-19形を1両あたり4台設置)が取り付けられ、同時に車体更新(内外装材張り替え・行先方向幕設置・ATS位置変更)が行われ、アクセントは消えてしまった。

廃車

廃車は2401F - 2404Fは1998年から1999年にかけて、2405Fと2406Fは2003年度中に行われ(最後まで残っていた2405Fは2003年8月に、2406Fは2004年1月に廃車された)、系列消滅している。 テンプレート:-

2410系

テンプレート:鉄道車両

1968年大阪線に登場した2400系にラインデリアを装備した系列。主電動機、制御装置は2400系に準じているが、1971年製のものからは2430系に準じて変更されている。

車体

基本的な車体デザインは2400系に準ずるが、ラインデリア取り付けの関係上屋根が2400系より120mm低いレール面から3530mmとなり、連結面の貫通路も狭幅に変更された。また前面尾灯形状も変更されている。

増備車

1970年製の2422Fからは側面に列車種別表示器が取り付けられており、台車を電動車はKD-66D・付属車はKD-66Eに変更され、1971年製2427Fからは車体幅が30mm拡大され、台車を電動車はKD-66F・付属車はKD-66Gに変更、前面にスカートが取り付けられるといったマイナーチェンジが施されている。1969年製のク2590形(2591 - 2593)は平坦区間増結用のTc(制御車)として製造された。

1971年までに2両編成18本(2411F - 2428F)と増結用Tc車3本(ク2591 - ク2593)の計39両が製造され、1973年には3編成の増備が計画されたが、既に2430系が登場していたため2429F・2430Fと来て、その次が2410Fと番号がさかのぼって付けられた。2429F・2430Fの2編成は2430系M車(電動車、モ2450形)・T車(付随車、サ2550形)が中間に組まれて4両編成となっており、異なる系列で編成を組んでいる[2]。他のサ2550形と異なり、2429F・2430Fに組み込まれているサ2557形・サ2558形は空気圧縮機、電動発電機を装備する。

主要機器・性能

駆動装置はWNドライブで、主電動機三菱電機製MB-3110-A型 (155kW) を装備する。前述のように2400系以来採用されているものである。制御装置は三菱製のABFM-214-15-MDH電動カム軸式抵抗制御(モーター4台制御)で電動車に搭載した。台車はともに近畿車輛製シュリーレン式で、空気バネ式のKD-66が採用されている。パンタグラフはひし形式PT-42で電動車に1台装備した。ブレーキ(制動)方式はHSC-D型(発電制動抑速制動付き)である。空気圧縮機電動発電機はク2510形にそれぞれ装備した。起動加速度は1M1Tの編成で2.5km/h/sであり、最高速度110km/h。33‰上り勾配において架線電圧10%減・定員乗車条件でも均衡速度87km/hを確保している。

KD-66の基礎ブレーキ装置は車輪の踏面を前後から制輪子で締め付ける両抱き式である。後に全編成の合成制輪子への換装と踏面清掃装置の追設が実施されている。

組成変更

ク2590形は冷房化の際にク2591号は1480系1496Fと編成を組み、ク2592・2593号は2430系2441F・2442Fの中間M車と1984年製の界磁チョッパ制御車である1200系1211F・1212Fと編成を組み、前後の正面形状の異なる変則的な4両固定編成にされた。なお、ク2591号は相棒のモ1495・モ1496と2470系T71編成のク2581の廃車により、2470系T71編成に組み込まれた。

転属

新造から全車両が高安検車区に配置されていたが、大阪線での3両編成の需要が減少したことで1991年に1480系1496Fに組み込まれているク2591号が名古屋線富吉検車区に転属した。

2002年には同年のダイヤ改正でラッシュ時の名古屋線急行が増発されたことによる名古屋線用急行車の車両増強と2600系2602Fの廃車代替として、1200系1211F・1212Fに組み込まれているク2592・2593号が名古屋線富吉検車区にそれぞれ転属した。

改造・車体更新

冷房化は1979年から順次行われ、1986年から1993年にかけて方向幕の設置や内外装張り替え等の車体更新工事が行われた。ラインデリア車については屋根が低い分冷房装置室外機の背が高い点は他線の車両も同様である。
1996年から2002年にかけて全編成に2回目の車体更新(B更新)が施工され、1998年以降に更新された編成では内装は従来のカラーリングで、乗降扉付近への雨樋の設置と水切り加工が行われ、2002年に更新された編成では内装がL/Cカーシリーズ21と同様の仕様に改装されている。2012年からは一部車両で座席モケットを5200系更新車に準じたものに交換されている。

2002年から2012年にかけて2412F - 2430F・2410F・ク2592・ク2593に転落防止幌が設置されている。車齢が高いにも関わらず、2011年から新型ATSデッドマン装置(跳ね上げ式マスコンハンドル)設置、戸締灯増設工事が開始され、2012年までに2412F - 2430F・2410F・ク2592・ク2593がこの工事を受けている。2013年からは一部編成が先頭部と中間車連結部の通路板を5800系に準じた形状のものに交換されている。

廃車

2001年にク2591形が2470系T71編成の廃車時に連動した形で廃車された。2006年には2411Fが後述の電気検測車「はかるくん」に改造された。現在のところ2410系の除籍車両はこの3両であり、廃車解体はク2591形の一両のみで、2013年4月現在、全車が在籍している。しかし、登場から45年が経過し、大阪線では最古参系列となっている。 テンプレート:-

2430系

テンプレート:鉄道車両

1971年河内国分駅以東まで運行される準急に使用するために2410系と同様の車体で登場した系列で、2410系の3連版である。

基本編成は伊勢中川側よりMc(制御電動車)+ M + Tcである。空調装置は2410系同様ラインデリアを装備している。

主要機器・性能

性能は2410系2600系と同一で、駆動装置はWNドライブ、主電動機は三菱電機製MB-3110A型155kWモーター、制御装置は三菱製のABFM電動カム軸式抵抗制御である。台車は近畿車輛製シュリーレン式で、空気バネ式のKD-66(電動車はKD-66F、付属車はKD-66Gを装備)が採用されている。パンタグラフはモ2430形、モ2450形に1台装備した。ブレーキ(制動)方式はHSC-D型(発電制動・抑速制動付き)である。空気圧縮機はク2530形、電動発電機はク2530形に装備した。起動加速度は基本編成である2M1Tの3両編成で3.2km/h/s、後述の編成組み換え後の1M1Tの2両編成または2M2Tの4両編成で2.5km/h/sであり、最高速度はいずれも110km/hである。大阪線の新青山トンネル22.8‰上り勾配では2M1Tの3両編成で101km/h以上の登坂性能を確保し、33‰上り勾配において架線電圧10%減・定員乗車条件でも均衡速度94km/hを確保している。

組成変更

製造時に2437Fと2438Fは河内国分駅以西での限定運用を前提として名古屋線1810系と同様のMc+T+Tc編成を組んでいたが、運用上不便であることから、1979年に2431F・2432Fと編成を組み合わせ、2連2本[3]と4連2本[4]に組成変更した。

1984年に2441F・2442Fが冷房化の際にモ2461・2462号を抜いて2連化され、外されたモ2461・2462号は2410系ク2590号の先頭Tc車と界磁チョッパ制御車である1200系1211F・1212Fと車体の異なる編成を組んでいる。なお、2441F・2442Fの電算記号はW41・42に変更された。

1989年に大阪線において3連運用が減少したことから、2433F - 2436Fが1480系の元ク1590形の改造中間車と編成を組んで4連化され、車番をサ1550形に改番した[5]。サ1550形は老朽化で1999年までに廃車となり、2433F - 2436Fは元の3連に戻り、2433F・2434Fは名古屋線へ転属した。ただし、2435F・2436Fは引き続き大阪線に所属している。

1991年に2443F - 2445Fが名古屋線用の1810系のサ1960形1961、サ1970形1976・1977と編成を組んで4連化され、1998年2月に2446Fが名古屋線用の1000系1001Fとそれぞれ編成を組んで4連化(AG46)および3連化されたが、車番は改番されていない[6]。サ1970形1976・1977は製造当初より冷房装置付きで製造されており、他の2444F・2445Fと車体断面が異なっており、2800系同様に丸みを帯びている。サ1961は2006年9月に、1000系1001Fは2007年2月にそれぞれ廃車・除籍となり、2007年3月に解体され、2443Fがサ1976と、2433Fがサ1977とそれぞれ編成を組んだが、こちらも車番は改番されていない[7]

2006年9月に2444FがB更新の際にサ1976を抜いて元の3連に戻り、名古屋線へ転属した。

2007年2月に2446Fが名古屋線への転属の際に1000系部分を抜いて元の3連に戻り、電算記号が元のG46に戻された。

2007年4月に2445FがB更新の際にサ1977を抜いて元の3連に戻り、名古屋線へ転属した。

改造・車体更新

1979年に冷房改造が開始され、CU-19形が1両あたり4台設置された。1988年から車体更新工事も行われ、1994年までに完了している。

1998年から2009年3月にかけて全編成に2回目の車体更新(B更新)が施工され、1998年に更新された編成では乗降扉付近への雨樋の設置および床材の水切り加工、一部の編成は部分的な仕様の異なる点が目立つものの、2002年以降に更新された編成では内装がL/Cカーシリーズ21と同様の仕様に改装されている。2003年までに2431F - 2443Fが更新を完了したが、それ以降は21000系7000系の車体更新を中心に施工されたため、2006年までにB更新が一旦中断している[8]

2006年からはB更新が再開され、同年以降に更新された2444F - 2447Fでは座席モケットが7020系に準じた仕様に交換され、化粧板・床材が明るめグレーに改装されている。2006年に更新された2444Fでは客室側窓が大型の固定1枚窓に交換され、2008年以降に更新された2446F・2447FではTc車の連結側に車椅子スペースが設置されている。

2002年から2012年12月にかけて全編成に転落防止幌の設置、2007年から2013年にかけて全編成が新型ATS(ATS-SP)デッドマン装置の設置工事、2013年から一部編成で座席モケットを5200系更新車と同様のものに、先頭部と中間車連結部の通路板が5800系と同様の形状に交換がそれぞれ実施されている。

テンプレート:-

転属

3連グループのうち2434F・2444F - 2447Fは名古屋線に移籍している。2447Fは1998年に、2434Fは2001年に1480系・2470系の置き換え目的でそれぞれ転属している。2444F - 2446Fは前述の編成組み換えを参照。

廃車

2013年4月現在、2430系は後述の2444系に形式変更されたものを含めて全車が在籍している。しかし、大阪線では2410系と同様に最古参の系列である。

アートライナー

  • 2446F:名泗コンサルタント(2008年9月 - 2012年6月)

2444系

テンプレート:鉄道車両 2430系の内、ワンマン改造されたグループに付与された形式。

改造までの経緯

大阪線で運用されていた2444Fと2445Fは、編成の中間に1810系サ1970形が組み込まれていたが、2006年9月に2444Fが、2007年4月に2445Fがそれぞれサ1970形を抜いて元の3連に戻り、高安検修センターにてB更新とワンマン改造を受け、名古屋線に移籍した。ワンマン対応改造により、形式をモ2430→モ2444、モ2450→モ2464、ク2530→ク2544へ変更し、2444系と新形式が付与された。電算記号はG

主要機器・性能

性能は2430系や2800系3両編成と同一で、駆動装置はWNドライブ、主電動機三菱電機製155kWモーター、制御装置は三菱製の電動カム軸式抵抗制御である。台車は空気バネ式のKD-66(電動車はKD-66F・付属車はKD-66G)が採用されている。パンタグラフはモ2444形、モ2464形に1台装備する。ブレーキ(制動)方式はHSC-D型(発電制動・抑速制動付き)である。空気圧縮機電動発電機はク2544形に装備する。起動加速度は3.2km/h/s、最高速度は110km/hであるが、湯の山線・鈴鹿線運用時の最高速度は80km/hに抑えられる。

車内インテリア

この2編成によるB更新は座席モケットが7020系に準じた仕様に、化粧板・床材が明るめグレーにそれぞれ交換され、非常通報装置(通話機能付き)や転落防止幌の設置も行われ、客室内の乗務員室仕切扉のガラスが22000系と同様の黄土色のガラスに交換されている。

配置

2013年4月現在、3両編成2本が在籍し、富吉検車区に配置されている。

テンプレート:-

現在の運用

2両編成車

  • 2410系2412F - 2428F・2410F
  • 2430系2431F・2432F・2441F・2442F

全車大阪線高安検車区所属。青山町駅以西では、1422系などの2両編成車や1620系、2610系などの4両編成車と併結した4 - 10両編成で快速急行 - 普通まで幅広く運用されている。一部は快速急行・急行の増結車で宇治山田駅鳥羽駅まで、早朝と夜間の急行・準急と日中の急行に1編成ずつがそれぞれ4両編成の増結編成として名古屋線に乗り入れることもある。

単独編成での運用は、信貴線および名張駅 - 伊勢中川駅明星駅間の普通列車で1422系・1253系と共通運用されている。また、名古屋線の2両編成が不足した際は代走で名古屋線普通列車の運用に入ることがある。2004年から2011年までは単独運用と日中の名古屋線急行運用には、2410系・2430系の2両編成では制輪子鋳鉄制輪子で残された2422F - 2426Fのみが限定運用されていた。

3両編成車

  • 2430系2434F - 2436F・2439F・2440F・2446F・2447F
  • 2444系2444F・2445F

大阪線所属の2435F・2436F・2439F・2440Fは2本連結した6両編成で主に青山町駅以西の各種別で運用されている。トイレを装備しておらず、通常ダイヤでは青山町駅以東の青山越えの運用には入らない。6両固定編成である1620系1641Fと共通で運用されている。6両編成を組む場合は2435F+2436F、2439F+2440Fという編成にはならないようになっている。名古屋線所属の3両編成が不足した場合、3両ずつに編成を切り離して名古屋線を代走することがある。

名古屋線所属の2434F・2446F・2447Fは単独編成で近鉄名古屋駅 - 伊勢中川駅間の準急や普通列車を中心に運用され、ラッシュ時では近鉄四日市始発鈴鹿線平田町行き急行(平日1本のみ)、近鉄四日市始発近鉄名古屋行き急行[9]山田線鳥羽線の普通列車の運用も存在する。

2444系は名古屋線普通列車の他、湯の山線および鈴鹿線のワンマン運用や近鉄名古屋駅 - 近鉄四日市駅間の急行(深夜の下り最終を除く)でも活躍している。

4両編成車

  • 2410系2429F・2430F
  • 2430系2433F・2437F・2438F・2443F

全車が大阪線高安検車区に所属する。大阪上本町駅 - 青山町駅の各種別で運用されている。4両編成単独の他、1422系2800系などを連結した6 - 10両編成で運用されている。こちらもトイレを装備しておらず、通常ダイヤでは青山越えや名古屋線の運用には入らない。

モワ24系

テンプレート:鉄道車両

安全輸送に貢献するために、電車線の摩耗や高さ、ATSなどの検査を行う車両。

2411F(W11)編成が、2006年電気検測車「はかるくん」(モワ24系)に改造された。最高速度110km/hでの検測が可能である。この車両は車体に大幅に手を加えており、特に前面については2410系の面影はほとんどない。前照灯が中央に寄せられ、前面は貫通扉を撤去して3面連続窓に改造されている。側扉は乗務員扉と1か所を残しすべて埋められている。側窓は片側3か所のみとなっている。国鉄101系電車を思わせるような正面形状となっており、色の塗り分は阪神9300系電車を思わせる。総工費は約4億4000万円。組成は大阪方からクワ25(旧ク2511)-モワ24(旧モ2411)で、W11時代と同じになっている。クワ25の連結面側の連結器には電気連結器も併設されており、台車を狭軌用のKD-61CK形[10]に交換した上で南大阪線養老線車両と併結し、同線の走行も可能としている。南大阪線では6200系3連車(6219F・6221F)が、養老線では610系613F・614Fが併結される。

2011年1月に新型ATS(ATS-SP)設置・デッドマン装置更新工事を施工されている。

脚注

  1. 名古屋線ではMB-3020D型125kwモーターを装備した1600系で1M1T編成の実績はあったが、1M1T編成においては若干出力不足であったことと、主回路を永久直列接続にせざるを得ず不経済なため、1966年に登場した1800系1967年から1970年にかけて登場した1810系にもMB-3110A型が採用されている。これらでは更に電動車比率を減じた1M2T編成が可能となり、実際に1980年代半ばまで、この限界とも言える経済編成を組んで運用された。また後述のとおり2430系にも当初は1M2T編成が存在した。
  2. ク2529 + モ2457 + サ2557 + モ2429及びク2530 + モ2458 + サ2558 + モ2430という編成とし、電算記号はAG29・AG30である。
  3. ク2537 + モ2431及びク2538 + モ2432という編成とし、電算記号はW37・W38に変更した。
  4. ク2531 + モ2451 + サ2551 + モ2437及びク2532 + モ2452 + サ2552 + モ2438という編成とし、電算記号はAG31・AG32に変更した。
  5. 組み込んだ編成に合わせて車番の末尾をサ1553 - 1556に改番した。
  6. 当時の組み替え編成はク2543 + モ2463 + サ1961 + モ2443とク2544 + モ2464 + サ1976 + モ2444と2545 + モ2465 + サ1977 + モ2445とク1101 + サ1151 + モ2466 + モ2446とク2546 + モ1051 + モ1001であったため。
  7. 現在の組み替え編成はク2543 + モ2463 + サ1976 + モ2443と2533 + モ2453 + サ1977 + モ2433であったため。
  8. 当時は本系列以外にもB更新工事の施工途中であった2610系8600系6020系12200系のB更新も一旦中断されている。
  9. 平日1本のみ。同系ないしは1000系2050系などの3両編成を連結した6両編成で運転。
  10. 6020系の廃車発生品を改造して流用している。

関連項目

外部リンク

テンプレート:近畿日本鉄道の車両

テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ