越後曽根駅
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越後曽根駅(えちごそねえき)は、新潟県新潟市西蒲区川崎にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線の駅。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
新潟駅が管理し、駅業務をジェイアール新潟ビジネスが受託する業務委託駅。1番線東側に面する駅舎内にはみどりの窓口(営業時間:7:00 - 18:00)、簡易Suica改札機(入場用・出場用各1台)、自動券売機(タッチパネル式2台)の他、待合室、自動販売機、トイレ(改札内)などがある。1番線へはトイレを含めてバリアフリー構造となっている(2番線へは跨線橋の階段を利用することとなる)。早朝と深夜には無人となるが、有人時には列車別改札を実施しており、列車発着時以外はホームへの出入りはできない。
駅西側に出入口が無いため、駅を利用するには周辺の踏切へ大きく迂回しなければならないが、新潟市では旧西川町との合併建設計画に基づき、駅東西を連絡する地下通路(全長66m)の建設を計画している。
なお、かつてはキヨスクも営業していたが、2002年9月に閉店した。駅舎内の自動券売機横には手小荷物窓口跡が確認できる。
のりば
1 | テンプレート:Color越後線 | (下り) | 内野・新潟方面 |
---|---|---|---|
(上り) | 巻・吉田・柏崎方面 | ||
2 | テンプレート:Color越後線 | (下り) | 内野・新潟方面(原則交換時) |
(上り) | 巻・吉田方面(交換時・一部列車) |
- 列車の行き違いがない場合は両方向の列車とも、駅舎(東側)に面する1番線から発着する(但し、21時台の新潟行は2番線)。列車交換時は、新潟方面が原則2番線から発着するが、朝の巻行及び10時台の吉田行は2番線から発着する。また、ダイヤが乱れている場合や臨時列車についても吉田方面が2番線から発着する場合がある。
- 約半数の列車が当駅で交換する。
- 6時台に新潟 - 越後曽根間を折り返す列車が1往復設定されている。
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1981 | 2,152 |
1991 ? | 3,398(乗降客) |
2000 | 1,486 |
2001 | 1,455 |
2002 | 1,422 |
2003 | 1,391 |
2004 | 1,351 |
2005 | 1,328 |
2006 | 1,293 |
2007 | 1,306 |
2008 | 1,296 |
2009 | 1,214 |
2010 | 1,207 |
2011 | 1,242 |
2012 | 1,250 |
2013 | 1,230 |
2013年度の1日平均乗車人員は1,230人。緩やかな減少傾向であるが、2007年や2011年など列車増発が行われた直後の年度については前年を上回っている。
駅周辺
周辺は新潟市西蒲区西川出張所管内の中心街で住宅街となっている。昭和の香りが漂う古い食堂が1軒ある。タクシーが待機している。
- 西川郵便局
- 曽根タクシー営業所
- 新潟県立西川竹園高等学校
- 西川ふれあい公園
- 西蒲区役所西川出張所(旧西川町役場)
- 新潟市立西川図書館
- 西蒲中央病院
- 越後善光寺
- 蒲原家畜診療センター(駅西(裏)側)
- 新潟市立西川中学校
- 新潟市立曽根小学校(曽根代官所跡)
バス
新潟交通観光バスによる路線バスが南区(旧白根市)方面へ1路線のみ発着している。
*かつては、角田(妙光寺)、巻駅、大野(旧黒埼町)(当初は、大野経由万代シテイバスセンター)、内野方面などへの運行も行われていた。
歴史
- 1912年(大正元年)8月25日 - 越後鉄道・白山~吉田間開業の際に開設。当時の駅名は曽根駅(そねえき)。
- 1913年(大正2年)4月20日 - 同・出雲崎~地蔵堂間が開業し全通した際、現駅名に改称[1]。
- 1927年(昭和2年)10月1日 - 越後鉄道が国有化。国鉄越後線となる。
- 1967年(昭和42年)2月1日 - 現在の駅舎が竣工。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1981年(昭和56年) - 現在の跨線橋が竣工。構内踏切を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 新潟 - 越後曽根間1往復(7時台)の運行を開始(休日運休。1991年3月16日から運行区間を巻駅まで延長し、その後毎日運転に変更)。
- 1997年(平成9年)1月24日 - みどりの窓口設置。
- 2002年(平成14年)9月 - 売店(キオスク)が閉店。
- 2006年(平成18年)1月21日 - 新潟都市圏でICカード「Suica」のサービスを開始。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 新潟 - 越後曽根間1往復(21時台)の運行を開始(土曜・休日は内野止まり。2010年3月から土曜日も運転、同年12月より吉田駅まで延長運転のうえ毎日運転に変更)。
- 2010年(平成22年)12月4日 - 新潟 - 越後曽根間1往復(6時台)の運行を開始(越後赤塚駅で折り返していた列車を当駅まで延長運転したもの。ただし運転開始初日は強風により運休となった)。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- テンプレート:Color越後線
脚注
- ↑ 「軽便鉄道停車場改称」『官報』1913年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 曽根駅 (大阪府) - 大阪府豊中市にある、阪急宝塚本線の駅。
- 曽根駅 (兵庫県) - 兵庫県高砂市にある、西日本旅客鉄道山陽本線の駅。
- 山陽曽根駅 - 兵庫県高砂市にある、山陽電気鉄道本線の駅。