瓢箪山駅 (大阪府)
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瓢簞山駅(ひょうたんやまえき)は、大阪府東大阪市昭和町にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線の駅。駅長配置駅である。
当駅から石切駅までの区間は、最大35.7パーミルの上り勾配が連続している。
当駅の正式な表記は「瓢簞山」であるが、駅構内の広告看板やバス停・駅前商店街では略字の「瓢箪山」も使用されている。 僅かながら当駅始発・終着列車が存在している。
駅構造
通過線2線の両側に相対式2面2線のホームを持つ待避可能な地上駅で橋上駅舎を有する。ホーム有効長は6両で、ホームの出入口は奈良寄りに設けられている。改札口は1ヶ所のみ。
当駅は大阪北管区に所属し、駅長が配置され、当駅および枚岡駅、額田駅、石切駅を管理している[1]。
なお自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
のりば
1 | テンプレート:Color奈良線(下り) | 生駒・大和西大寺・奈良・天理方面 |
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4 | テンプレート:Color奈良線(上り) | 布施・大阪上本町・大阪難波・尼崎・甲子園・三宮方面 |
2・3番線はホームのない通過線(通過列車が使用)のため、ホームとしては欠番。これらの通過線が主本線となるため、停車列車が入線する1番線と4番線は副本線となる。
- 駅構内施設
- 売店(近鉄リテールサービス)
- 東大阪市瓢箪山駅行政サービスコーナー
- ヴィ・ド・フランス瓢箪山店
利用状況
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は22,725人。
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は24,137人[2]。
- 近鉄の全調査対象駅の中では287駅中28位。
- 難波線・奈良線の駅(大阪線複々線区間や他線接続駅含む)としては24駅中13位。
- 大阪府内の近鉄の駅としては61駅中12位。
- 八戸ノ里 - 石切間の駅では最も利用客が多いにもかかわらず、準急以上の種別は停車しない。これはホーム長の問題によるものが大きい。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は24,835人、2005年11月8日の調査では25,347人であった。
駅周辺
駅前のアーケード商店街は国道170号線旧道となっている。国道がアーケードとなっているのは全国でもここと長崎県長崎市の国道324号線(浜町(はまのまち)アーケード)の2ヵ所だけである。なお、国道170号バイパス(大阪外環状線)は当駅から約300m西方を通っている。
北口
- 東大阪市旭町庁舎
- 東大阪市旭町図書館
- マックスバリュ瓢箪山店(2007年2月20日閉店の旧ジャスコ瓢箪山店跡地に同年11月25日開店)
- サンロード瓢箪山(瓢箪山中央商店街)
- 瓢箪山郵便局
- りそな銀行瓢箪山支店
- 三菱東京UFJ銀行枚岡支店(旧UFJ店)
- 大阪シティ信用金庫瓢箪山支店
- 紀陽銀行東大阪支店
- 大阪府立枚岡樟風高等学校
南口
- 瓢箪山稲荷神社 - 日本三大稲荷の一つとも言われている。辻占が有名。
- ジンジャモール瓢箪山(イナリ前商店街)
- マクドナルド瓢箪山駅前店
- TSUTAYA瓢箪山駅前店
- みずほ銀行枚岡支店
- 成協信用組合東大阪支店
- 関西スーパー瓢箪山店(旧長崎屋瓢箪山店跡1階部分に2010年4月3日開店。地下はダイソーと激安衣料の店)
- ニトリ瓢箪山店(関西スーパー2階)2010年11月28日をもって閉店
- スーパー「万代」瓢箪山店
- ダイコクドラッグ瓢箪山店
バス
駅南側のバス発着場から近鉄バスが出ている。バスは経法大線を除き、発車順に並んでいる。バスターミナルの脇は御神田川が流れており、バスは切り返しを行なって出てゆく。川をはさんで1台分ずつの幅しかないため。昭和40年代半ばまでは駅前北側にバスターミナルがあり、バスは駅前商店街の中を通り抜けていたが、安全上の問題及びバスの運行ルートの変更に伴い現在の位置に変更となった。北口が比較的に広いのはバスターミナルスペースの名残である。
- 40番(四条畷線):四条畷 行(新石切駅前・石切神社前・産業大学前経由)
- 30番(四条畷線):住道駅前 行(産業大学前まで40番と同経路)
- 42番(四条畷線):産業大学前 行
- 43番(四条畷線):枚岡車庫 行
- 20番(恩智線):山本駅前 行
- 01番(経法大線):大阪経済法科大学 行
歴史
- 1914年(大正3年)4月30日 - 大阪電気軌道上本町 - 奈良(高天町)間開通時に開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 参宮急行電鉄との合併により関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1997年(平成9年)4月24日 - 橋上駅化。
- 2006年(平成18年)3月21日 - この日より新設された区間準急の停車駅になる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
その他
旧・枚岡市の中心街にある駅である。駅の東側に大規模なアーケード商店街があり、バスも多く発着するが、準急以上の種別は通過する。大阪中心部に客を取られることを恐れた地元商店街が準急停車に反対したためだと言われているが、近鉄側や東大阪市の資料によると、瓢箪山駅は準急停車に必要なホームの長さ(8両分:約160~180m)が確保できないためとしている。ホーム延長は東側は踏切、西側は4番線から伸びる引上線があり、ホームは延長できない様相となっている。しかしホーム延長分の土地が十分あった隣の東花園を準急停車駅とし、また準急と普通の間の優等種別として区間準急を新たに設け、それを瓢箪山に停車させることとなったため、準急に代わって区間準急が運転される日中時間帯に限り(後に深夜時間帯も)事実上準急停車駅に準じる位置づけとなっている。
昭和50年代初期、阪神電車の乗り入れに伴い駅舎を国道170号線沿いに移設する計画があり、準急も停車する予定であった。その集客を見越して建設されたのがスーパー長崎屋(現・関西スーパー)であり駅出入り口も長崎屋前に予定されていた。阪神電鉄が土地買収に難航し長らく計画が進捗しなかった間に現在の駅舎の形になった。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- テンプレート:Color奈良線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急
- 通過
- テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急
脚注
- ↑ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
- ↑ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員