武豊町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
武豊町(たけとよちょう)は、愛知県知多郡の町。三河湾の臨海部に位置し、重要港湾の衣浦港を抱え、沿岸には工業地帯が広がっている。
「浦島太郎伝説の町」として町をあげてPRしており[1]、「浦島」「竜宮」「乙姫橋」などの地名が残っている。
目次
地理
地区
- 上ヶ・馬場・下門・市場・玉貫(玉東・玉西1・玉西2・六貫山)・小迎・北山・中山・緑・原田・大足・富貴・富貴市場・市原・東大高・新田の16地区。
隣接する自治体
歴史
- 1878年(明治11年) - 長尾村と大足村が合併して武豊村となった。村名は、双方の氏神である武雄神社・豊石神社から一字ずつ取ったものである。
- 1891年(明治24年)2月17日 - 町制施行し(旧)武豊町となった。
- 1954年(昭和29年)10月5日 - (旧)武豊町と富貴村が新設合併し、現在の武豊町となった。
郡 | 明治22年以前 | 明治22年10月1日 | 明治22年 - 明治43年 | 大正1年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
知 多 郡 |
長尾村 | 武豊村 | 武豊村 | 明治24年2月17日 町制 武豊町 |
武豊町 | 昭和30年10月5日 合併 武豊町 |
武豊町 | 武豊町 | |
大足村 | |||||||||
富貴村 | 三芳村 | 富貴村 | 富貴村 | 富貴村 | 富貴村 | ||||
市原村 | |||||||||
東大高村 | 東大高村 |
行政
- 町長 籾山芳輝
産業
本社・事業所を置く企業
- ニッタイ工業株式会社 本社
- 株式会社ユートランス 本社
- ユタカフーズ株式会社
- ラクオリア創薬株式会社 本社(ファイザー中央研究所の閉鎖に伴いEBOにより設立)
- 旭硝子株式会社 愛知工場
- 中部電力株式会社 武豊火力発電所
- 東海カーボン株式会社 工場/研究所
- 日油株式会社 愛知事業所(衣浦工場、武豊工場)
商業施設
教育
高等学校
中学校
小学校
- 町立
地域
文化施設
スポーツ施設
博物館
人口
交通
鉄道
中心駅はJR武豊駅と名鉄知多武豊駅。両者は多少離れている。JRは武豊駅が終点であり、知多半島のさらに奥(美浜町・南知多町)へ行くには名鉄を利用することになる。
バス
- 武豊町コミュニティバス(2010年7月より運行開始)
道路
名所・旧跡・観光スポット
マスコット・キャラクター
- 武豊町キャラクターマーク「ゆめたろう」 - 冒頭にもあるとおり、町に伝わる浦島伝説より、姿は亀に乗った浦島太郎そのものである。愛称は公募により決定したもので、建物(ゆめたろうプラザ)やイベント(ゆめたろうスマイルマラソン)などで本当に良く見かける[2]も、マーク(イラスト)である為ぬいぐるみ等にはなっていない。
- 町消費生活相談PRキャラクター「たろうくん」と「ひめちゃん」 - 町消費生活相談のキャラクターとして誕生し、ぬいぐるみとしても作成され、ゆるキャラグランプリ2013にも出場を果たした。
- 武豊町社会福祉協議会マスコットキャラクター「ここちゃん」 - 2007年(平成19年)に誕生。公募により決定した名前には「みんなのやさしい心がここにあるよ」という意味がこもっている。福祉の花の妖精である[3]。
- 子育て・子育ち応援マスコットキャラクター「はぐみん」 - 平成19年に実施した公募による628点の中から選定され、ニワトリの親子(たまご・ひよこ・親鶏)をモチーフにしたキャラクター。愛称も平成20年度に募集した2,373点の中から選ばれた。由来は「育む」「Hug」から。
- ゆめたろうプラザ・マスコットキャラクター「ゆめっちぃ」 - プラザに住んでいる妖精。音楽・お芝居・子どもたちが大好き。相棒はいつもいっしょの小さなアザラシ「プザらシ」。ゆるキャラグランプリ2013にも出場を果たした。
- ゆめたろうプラザ・ハロウィンイベントキャラクター「魔界帝王デスカイザー」 - 魔界から現れ、子どもたちに魔界のお菓子をくれる。人間が好きなのに素直になれない。ダンボール・銀色ガムテープ製の割にはかなりの迫力である。全然ゆるく無いのになぜかゆるキャラグランプリ2013に出場した。
- 「竜宮戦士 竜斗」 - 竜宮伝説がモチーフ。浦島太郎が持ち帰った玉手箱から誕生したローカルヒーロー。亀を助けた浦島太郎よろしく、いじめ撲滅を訴えて活躍している。2014年3月22日、テーマソングCDが発売された[4]
- 武豊乙姫 - 「知多半島の活性化」と「若者の就職支援」を目的に誕生した、ご当地キャラクターユニット「知多娘。」のメンバー(声優:未定)。ツンデレキャラ。
祭事・催事
- 武豊ふれあい山車まつり(次回開催は2014年10月の日曜日)
武豊町の歴史・伝統を後世に伝え、地域の連帯性を深め、町の活性化をはかって、1994年に第1回を開催。 以後、5年に一度、秋季に開催。この祭礼では、武豊町に現存する11輛の山車を一堂に集める。 第三回までは町内の衣浦小学校校庭が会場であったが第四回以降は町民会館駐車場が会場となっている。 隣接する半田市のはんだ山車まつりと共に、地元では名のある催しである。 また、両催事開催年の差は、半田市の2年後に武豊町が、武豊町の3年後に半田市が、となっている。
- 富貴地区祭礼(4月第1土日)
- 富貴・冨貴市場、東大高、市原の旧富貴村の各地区で行われる祭礼。
八幡神社、知里付神社、縣社に山車を各二輛、一輛、一輛を曳き入れ、神楽、絡繰り人形を奉納する。
- 長尾地区祭礼(4月第2土日)
- 武雄神社に山車六輛を曳き入れ、三番叟・神楽・絡繰り人形を奉納。
- 大足地区祭礼(7月第3土日)
- 豊石神社に山車一輛を曳き入れ、山車上から蛇ノ口花火を奉納する。
- 2011年12月18日に開催された武豊アニメーションフィルムフェスティバル2012をもって終了。
出身有名人
なお、JRA所属騎手の武豊は出身者ではなく、武自体も武豊町には由縁が無いが、同名の縁から1989年と1999年の2度武豊町に招かれ、1日町長を務めたことがある。2回目に武豊町に招かれた時に友人としてタレントの見栄晴を連れて来ていた[5]。また一時期武豊のサインがJR武豊駅の窓口に飾られたこともあった。
脚注
外部リンク