東芝ファミリーホール特ダネ登場!?
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 東芝ファミリーホール特ダネ登場!?(とうしばファミリーホールとくダネとうじょう)は、1970年10月〜1979年9月にかけて、日本テレビ系で放送していた、クイズ形式でユニークな人物を紹介するトークショー番組。東京芝浦電気(現:東芝)による冠スポンサー番組である。
概要
司会は東芝のCMタレントとして活躍したフリーアナウンサーの押阪忍。解答者は長門裕之・南田洋子夫妻、山本直純、金田正一、山東昭子、江木俊夫、芳村真理、萩本欽一、桂三枝(現・六代目桂文枝)、青島美幸ほかで、男女対抗形式(通常は3対3)。更に毎回ゲスト歌手が1名登場する。江木俊夫がメンバーの一員であるフォーリーブスのメンバー全員(北公次・おりも政夫・青山孝)も度々ゲスト出演していた。日本各地のホールで収録が行われた。
1問目は珍名さんクイズ。例えば有名人と同姓同名や「世界平和」さんや「一一(にのまえはじめ)」さん、「藤本太郎喜左衛門将時能」(日本一長い名まえ)さん、双子の「明治くん・百年くん」(明治百年生まれ)といった人が名前を書いた掛け軸を持参して登場。最後に証拠を出す為に戸籍抄本をスクリーンに出していた。なお稀に、あらかじめ掛け軸に書いた名前を公開し、なんと読むかを当てる「読み方クイズ」が有った。
2問目・3問目は女性・男性のどちらか単独の問題。つまり女性の出場者の問題を男性チームが答える。次はその逆。この後CMを挟んでゲスト歌手の歌となる。
4問目は男女同時に回答。
最初の珍名問題以外は主に「TVジョッキー」の”奇人変人”のように、変わった特技や曲芸を得意とする人々や、身体的ハンデを克服して仕事に就く人などが登場。一部の出場者はコスチューム等で悟られないように全身を覆うマントを羽織って登場する事があった。
クイズを始める前に押阪が「第〇のカーテンです!!」と言ってカーテンが上がり出題となる人物(特ダネさん)が登場し、その後「カゲの声」として熊倉一雄のナレーション(「この方は…なのです」の常套句があり、画面にはイラスト(おのつよし)でその模様を模写したフリップが映る)で視聴者と観客に正解を教える。正解に近い答えが出ると観客から拍手が沸く。
番組の構成は新倉イワオが担当。毎年夏には新倉が得意とする心霊関係を題材とするクイズが特集されていた。
クイズ番組ながら、成績に全くこだわることなく、あくまでもトークを重視したものであった。ただしエンディングで、司会の押阪がゲスト歌手に双方のチームの優劣を決めていた。
なお、本番組には井原高忠(当時の同局の音楽・バラエティ番組制作部門の責任者)が関与していなかったためか、日本テレビと渡辺プロとの対立が激しかった頃(NTV紅白歌のベストテン#渡辺プロ事件参照)も、同プロダクション所属の歌手・タレントがゲスト解答者として出演していた。
エンディングのテーマソングは「光る東芝の歌」(作曲:越部信義)をアレンジしたもの(歌はなし)。出場者にはスポンサーの東芝から各種製品が贈呈(画面に一瞬商品が映る)される。なお「光る東芝の歌」は、中期まではオープニングでも使われていた。
放送日時
- 水曜21:00〜21:30(1970年10月〜1974年3月)
- 同19:30〜20:00(1974年4月〜1979年9月)
- 「水曜ロードショー」枠拡大及び、プロ野球ナイター中継の移動(20:00〜21:25→19:30〜20:55に)に伴い、放送枠を変更。
関連グッズ
「特ダネ登場!?ゲーム」
- タカラ(現:タカラトミー)のボードゲームシリーズ「スクールパンチ」の一つ。
ネットしていた放送局
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- 名古屋テレビ→中京テレビ
- よみうりテレビ
- 福岡放送
- 青森放送
- テレビ岩手
- ミヤギテレビ
- 秋田放送
- 山形放送
- 福島中央テレビ
- 新潟放送
- 北日本放送
- 北陸放送
- 福井放送
- 山梨放送
- 信越放送
- 静岡放送(開始時期不明〜1978年6月)→静岡けんみんテレビ(1978年7月開局〜1979年6月)→静岡第一テレビ(1979年7月開局〜終了)
- 日本海テレビ
- 広島テレビ(クロスネットかつ水曜日時代は、フジテレビ系『クイズグランプリ』『スター千一夜』を同時ネットして、19:00から先行ネットとする事があった。逆にプロ野球シーズン中等は本番組を同時として、前記番組を先行ネットとする事もあった)
- 山口放送
- 四国放送
- 西日本放送
- 南海放送
- 高知放送
- テレビ長崎
- 熊本放送
- テレビ大分
- 宮崎放送
- 鹿児島テレビ
- 沖縄テレビ(1973年4月から遅れネットで開始)