幌向駅

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幌向駅(ほろむいえき)は、北海道岩見沢市幌向南1条にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号A11電報略号ムイ

駅構造

駅舎は跨線橋上にある橋上駅舎である[1]

ホームは2面3線で島式ホーム相対式ホーム向かい合わせに設置されている。なお、苗穂~幌向駅間のダイヤ上には試運転列車用のスジが用意されており、この駅で折り返す試運転列車の姿が見受けられる。橋上駅舎化される前は、1番線と2番線の間に中線が存在した。

業務委託駅北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口(営業時間6時00分~0時40分)、自動券売機、簡易自動改札機簡易Kitaca改札機キヨスクが設置されている。

のりば
1 函館本線(上り本線) 江別札幌手稲小樽方面
2 函館本線(上下折返し・待避線)
3 函館本線(下り本線) 岩見沢滝川方面

駅名の由来

アイヌ語のポロ・モイに当て字をしたもので、意味は「大きな淀み(のある川)」という説が有力。その他「大いなる薮」や「大きな渦(ができて鮭や鱒のよく集る場所)」説などがある。 幌向川が石狩川へ合流する辺りは、古来からポロ・モイ・プトと呼ばれるアイヌのコタンがあった場所で、当初のフラグステーション名「幌向太」はこれに当て字をしたもの。明治16年より幌向村が設置されたが、駅名も同時期に「幌向」と改称されている[2]

駅周辺

周りには鉄道防風林と住宅が広がっている。札幌市ベッドタウンとして大規模住宅開発が進み、市の人口の10分の1にあたる8,000人近くの人口を抱える街となった。

歴史

ファイル:Horomui eki.jpg
1976年の幌向駅と周囲約1km範囲。右上が岩見沢方面。千鳥状にずれた単式と島式の複合ホーム2面3線で、間に中線1本を有している。駅舎横の貨物ホームに引込線が残っているが、既に2年前に貨物取扱い廃止となっており、駐車場と化している。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

利用状況

北海道旅客鉄道によると、2011年度の1日平均の乗車人員は1,420人である。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 1,602
2002 1,595
2002 1,561
2003 1,575
2004 1,560
2005 1,571
2006 1,538
2007 1,480
2008 1,505
2009 1,478
2010 1,452
2011 1,420
2012 1,394

脚注

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隣の駅

北海道旅客鉄道
函館本線
区間快速「いしかりライナー」・普通
豊幌駅 (A10) - 幌向駅 (A11) - 上幌向駅 (A12)

関連項目

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  1. 1.0 1.1 “新駅舎はホーム上 幌向駅橋上化が完成”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年3月21日)
  2. 岩見澤市史 昭和38年8月発行。
  3. 北海道立図書館 北方資料デジタルライブラリー 幌内鉄道敷地並用地図 第4巻 自江別至幌内 明治16年4月発行 において、副本線を有し、「幌向停車場」と記載されている。一方、第3巻 自札幌至江別 では白石を「白石休泊所」と記述しており、「停車場」と「休泊所(フラグステーション)」を明確に区別している事から、既にこの時点で正式な駅になっていたと判断される。
  4. 北海道炭礦鉄道会社 営業報告では、第四回報告に明治24年8月19日内務大臣より移転許可が出されたことのみ記載。