中村市
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テンプレート:Infobox 中村市(なかむらし)は、高知県西部に位置する都市。旧幡多郡。
2005年4月10日、隣接する西土佐村と合併し、四万十市(しまんとし)となった。「四万十市」「四万十町」が隣同士で混乱しやすいため、道路標識では“四万十市”は「(旧)中村」、“四万十町”は「(旧)窪川」と表示されている。又、他の「中村」と区別する際には、「土佐中村」や「高知県の中村」という。
目次
概要
高知県西部(幡多郡)の中心都市である。中心市街地は碁盤目状に区画されており、「土佐の小京都」として知られる。戦国時代には土佐一条氏の城下町であった。
地理
中心部付近は、四万十川によって形成された沖積平野である中村平野が広がっている。市域の大半は山林であった。
歴史
国造が割拠した7世紀には、中村は、土佐国造ではなく波多国造の領土に属していた。律令制が敷かれると、土佐国造と波多国造が合併して土佐国となり、旧の波多国造の領土は幡多郡となった。
戦国時代には土佐一条氏の城下町となり、「土佐京都」と呼ばれるように京都をモデルとした都市造りが行われ、幡多郡の中心地へと発展した。しかし、土佐一条氏は、天正時代になると、高知を本拠地とする長宗我部氏によって倒され、長宗我部氏の領内に入れられた。
江戸時代になると、長宗我部氏から山内氏に統治者が変わり、中村は山内氏が治める土佐藩の領内に入った。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い幡多郡中村、右山村、不破村、角崎村が合併し、中村(なかむら)が発足。
- 1898年(明治31年)11月10日 - 中村が町制施行し中村町に名称を変更。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 中村町・下田町・東山村・蕨岡村・後川村・八束村・具同村・東中筋村・富山村・大川筋村・中筋村が合併し、中村市が発足。
- 2005年(平成17年)4月10日 - 幡多郡西土佐村と合併(新設合併)し、四万十市となる。合併後の人口は約39,000人。
行政
姉妹都市・提携都市
国内
海外
教育
高等学校
- 高知県立中村高等学校(全日制・定時制・通信制)
- 高知県立幡多農業高等学校
中学校
県立中学校
市立中学校
- 中村市立後川中学校
- 中村市立大川筋中学校
- 中村市立大用中学校
- 中村市立片魚中学校
- 中村市立竹屋敷中学校
- 中村市立中筋中学校
- 中村市立中村中学校
- 中村市立中村西中学校
- 中村市立東中筋中学校
- 中村市立下田中学校
- 中村市立八束中学校
- 中村市立蕨岡中学校
小学校
- 中村市立大用小学校
- 中村市立片魚小学校
- 中村市立勝間小学校
- 中村市立川登小学校
- 中村市立具同小学校
- 中村市立下田小学校
- 中村市立常六小学校
- 中村市立竹島小学校
- 中村市立竹屋敷小学校
- 中村市立田野川小学校
- 中村市立利岡小学校
- 中村市立中筋小学校
- 中村市立中村小学校
- 中村市立中村南小学校
- 中村市立東中筋小学校
- 中村市立東山小学校
- 中村市立八束小学校
- 中村市立蕨岡小学校
特別支援学校
交通
鉄道路線
道路
国道
観光地・祭事
出身有名人
- 今幡西衛(自由党員、実業家)
- 幸徳秋水(思想家)
- 岡本真夜(ミュージシャン)
- 本田雅人(サクソフォーン奏者、元T-SQUAREのメンバー)
- 江戸アケミ(ミュージシャン)
- 森雞二(将棋棋士、九段、タイトル獲得2回(棋聖・王位))
- 宮崎一彰(元西武ライオンズ)
- 杉村一樹(荒尾競馬組合騎手)
- 中島丈博(脚本家)
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 土佐一条氏
- 波多国造
- 土佐中村郵便局
- 高知県の廃止市町村一覧
- 水の郷百選: 四万十の清流映えるまち
その他、人口が多い「中村」
- 中村町 (福島県): 陸奥中村。相馬市の中村。1961年以前は、常磐線の「相馬駅」は「中村駅」を称していた。
- 中村区: 尾張中村。名古屋市の中村。「中村郵便局」は、名古屋駅西口(太閤通口)の近くに立地している。