南淡町
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テンプレート:Infobox 南淡町(なんだんちょう)は、兵庫県(淡路島)にかつて存在した町。同島南西部と沼島(ぬしま)で構成されていた。
2005年(平成17年)1月11日、三原郡4町が合併して「南あわじ市」となったため消滅した。
目次
地理
兵庫県南端に位置し、瀬戸内海(播磨灘)と太平洋の両方に面している。
隣接していた自治体
歴史
- 1955年(昭和30年)4月7日 - 賀集村・北阿万村・阿万町・灘村が合併して南淡町が発足。
- 1955年(昭和30年)4月29日 - 南淡町・福良町・沼島村が合併し、改めて南淡町が発足。
- 2005年(平成17年)1月11日 - 緑町・西淡町・三原町と合併して南あわじ市が発足。同日南淡町廃止。
行政
- 歴代町長
- 藤平 保 1955年5月20日 - 1959年5月19日
- 森 勝 1959年5月20日 - 1979年5月19日
- 江本 卓爾 1979年5月20日 - 1991年5月19日
- 福島 穣作 1991年5月20日 - 1995年5月19日
- 坂川 一弘 1995年5月20日 - 1999年5月19日
- 森 紘一 1999年5月30日 - 2005年1月10日
経済
産業
- 主な産業
- 農業
- 水稲・玉葱・白菜・レタス・キャベツ等の栽培を中心に三毛作体系が確立
- 南斜面で電照菊・水仙等の花卉・みかん・びわの栽培
- 漁業
- 近くに好漁場が多く高級魚の水揚げも多い
- 栽培漁業も盛んである
- 工業
- 三洋エナジー南淡(旧 南淡電機)
- パイオニア淡路工場 など
- 農業
- 産業人口(2000年国勢調査)
- 総数 10,973人
- 第1次産業 2,761人(25.2%)
- 第2次産業 3,222人(29.4%)
- 第3次産業 4,979人(45.4%)
- 昼夜間人口比 92.2%
姉妹都市・提携都市
国内
海外
地域
教育
町内に高等学校はなく、町内の生徒の多くは隣の三原町の高校に通っている。それらの高校において、旧三原郡各町と比べ、同町からの通学者は最も多い。
かつては町内に兵庫県立洲本高等学校南淡分校があったが、三原西分校に統合されたのち、兵庫県立志知高等学校(三原町)となった。
中学校
小学校
- 南淡町立福良小学校
- 南淡町立賀集小学校
- 南淡町立北阿万小学校
- 南淡町立阿万小学校
- 南淡町立灘小学校
- 南淡町立沼島小学校
交通
鉄道路線
現在鉄道は走っていない。1966年まで淡路交通鉄道線があった。
道路
- 高速道路:神戸淡路鳴門自動車道 (町内を通るのは大鳴門橋北詰付近のみ)
- 西淡三原インターチェンジ(西淡町)→兵庫県道31号福良江井岩屋線を南へ→三原町経て→南淡町内
- 淡路島南インターチェンジ(西淡町)→兵庫県道25号南淡西淡線を南へ→南淡町内
- 一般国道:国道28号
- 都道府県道:
- 主要地方道
- 兵庫県道25号南淡西淡線(うずしおライン)
- 兵庫県道31号福良江井岩屋線(淡路サンセットライン)
- 兵庫県道76号洲本南淡線(南淡路水仙ライン)
- 一般県道
- 兵庫県道237号鳴門観潮線(うずしおライン)
- 兵庫県道479号福井八幡線
- 兵庫県道482号沼島線
- 兵庫県道535号灘三原線(諭鶴羽神社〜諭鶴羽ダム間は歩行者専用。車両は上田林道へ迂回)
- 主要地方道
- 農道:オニオンロード(南淡路広域農道)
船舶
- 福良港
- 観潮船が運航されている(要予約):かつては鳴門市の撫養港への航路があったが、大鳴門橋の開通に伴い廃止となった。
- 土生(はぶ)港:沼島への航路がある(1日10往復)。このほか沼島へは洲本港からも1日1往復運航されている。
一般バス
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
出身有名人
- 上沼恵美子(タレント)
- 黒田徳米(貝類学者)
- 立川雲平(衆議院議員・弁護士)
- 田中正平(音響学者・物理学者)
- 鶴澤友路(義太夫節・人間国宝)
- 樋口季一郎(陸軍中将)
- 平瀬與一郎(貝類学者)
- 平瀬信太郎(貝類学者)
- 鳴門海一行(元竹縄親方)
- 正木健人(柔道家)
- 松浦宏治(元プロサッカー選手)
- 綿貫佐民(政治家・実業家)
関連項目
外部リンク
- 南淡町(国立国会図書館)
- 緑町・西淡町・三原町・南淡町合併協議会