二塁打
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二塁打(にるいだ)とは、野球やソフトボールで打者が打った安打のうち、二塁まで進んだ場合を指す。
目次
概要
ツーベース(ヒット)とも呼ばれる。なお、アメリカのOfficial Baseball Rulesでの表記はtwo-base hitだが、現在ではdoubleという呼称が定着している。また、打球がグラウンドに一旦落ちてからフェンスを超えるなどして野手がこれ以上追うことが出来ない場所に出た場合には、ボールデッド(一時中断)となって打者走者を含む全ての走者に2個の安全進塁権が与えられる。この場合、打者には二塁打が記録され、これを日本ではエンタイトルツーベース(アメリカではground rule double)と呼んでいる。
ただし、打者が二塁まで進むことが出来ても、その進塁に野手の失策や野手選択によるものが含まれていた(と記録員が判断した)場合は二塁打ではなく、単打と失策(野手選択)による進塁と記録される。
二塁打数に関する記録
日本プロ野球
通算記録
順位 | 選手名 | 二塁打数 | 順位 | 選手名 | 二塁打数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 立浪和義 | 487 | 11 | 松原誠 | 405 |
2 | 福本豊 | 449 | 12 | 野村克也 | 397 |
3 | 山内一弘 | 448 | 13 | 広瀬叔功 | 394 |
4 | 金本知憲 | 440 | 田中幸雄 | ||
5 | 稲葉篤紀 | 426 | 15 | 門田博光 | 383 |
6 | 王貞治 | 422 | 16 | 小久保裕紀 | 381 |
7 | 張本勲 | 420 | 17 | 谷繁元信 | 380 |
8 | 長嶋茂雄 | 418 | 18 | 秋山幸二 | 377 |
9 | 榎本喜八 | 409 | 19 | 小笠原道大 | 376 |
10 | 川上哲治 | 408 | 20 | 衣笠祥雄 | 373 |
石井琢朗 |
- 記録は2013年シーズン終了時点
シーズン記録
個人
順位 | 選手名 | 所属球団 | 二塁打数 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 谷佳知 | オリックス・ブルーウェーブ | 52 | 2001年 | パ・リーグ記録 |
2 | 福浦和也 | 千葉ロッテマリーンズ | 50 | 2003年 | |
3 | フィル・クラーク | 近鉄バファローズ | 48 | 1998年 | |
4 | 山内一弘 | 毎日オリオンズ | 47 | 1956年 | |
福留孝介 | 中日ドラゴンズ | 2006年 | セ・リーグ記録 | ||
6 | 松井稼頭央 | 西武ライオンズ | 46 | 2002年 | |
7 | 大沢清 | 大洋ホエールズ | 45 | 1950年 | |
松原誠 | 大洋ホエールズ | 1978年 | |||
森野将彦 | 中日ドラゴンズ | 2010年 | |||
10 | 青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ | 44 | 2010年 | |
井口資仁 | 千葉ロッテマリーンズ | 2010年 |
チーム
チーム | 二塁打数 | 記録年 |
---|---|---|
北海道日本ハムファイターズ | 290 | 2009年 |
その他の記録
個人
記録 | 選手名 | 所属球団 | 記録日 | |
---|---|---|---|---|
連続試合記録 | 7試合 | 金子誠 | 北海道日本ハムファイターズ | 2009年4月7日 - 4月15日 |
1試合記録 | 4本 | 門前眞佐人 | 大阪タイガース | 1937年6月13日 |
藤井勇 | 大洋ホエールズ | 1951年8月5日 | ||
基満男 | 大洋ホエールズ | 1979年5月9日 | ||
渡辺進 | ヤクルトスワローズ | 1981年9月24日 | ||
高沢秀昭 | ロッテオリオンズ | 1984年5月30日 | ||
大野久 | 福岡ダイエーホークス | 1992年7月5日 | ||
イチロー | オリックス・ブルーウェーブ | 1994年9月11日 | ||
柴原洋 | 福岡ダイエーホークス | 2001年4月29日 | ||
井口資仁 | 福岡ダイエーホークス | 2003年7月26日 | ||
糸井嘉男 | 北海道日本ハムファイターズ | 2010年6月15日 | ||
1イニング記録 | 2本 | 記録多数 |
チーム
記録 | チーム | 記録日 | |
---|---|---|---|
1試合記録 | 11本 | 読売ジャイアンツ | 1948年10月16日 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 2013年8月4日 | ||
1イニング記録 | 7本 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2013年8月4日 |
連続打席記録 | 5本 | 広島東洋カープ | 1986年6月3日 |
メジャーリーグベースボール
通算記録
順位 | 選手名 | 二塁打数 | 順位 | 選手名 | 二塁打数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | トリス・スピーカー | 792 | 11 | ポール・モリター | 605 |
2 | ピート・ローズ | 746 | ポール・ウェイナー | 605 | |
3 | スタン・ミュージアル | 725 | 13 | カル・リプケン | 603 |
4 | タイ・カッブ | 724 | 14 | バリー・ボンズ | 601 |
5 | クレイグ・ビジオ | 668 | 15 | ルイス・ゴンザレス | 596 |
6 | ジョージ・ブレット | 665 | 16 | ラファエル・パルメイロ | 585 |
7 | ナップ・ラジョイ | 657 | 17 | ロビン・ヨーント | 583 |
8 | カール・ヤストレムスキー | 646 | 18 | キャップ・アンソン | 581 |
9 | ホーナス・ワグナー | 640 | 19 | ウェイド・ボッグス | 578 |
10 | ハンク・アーロン | 624 | 20 | チャーリー・ゲーリンジャー | 574 |
- 記録は2012年シーズン終了時点
シーズン記録
順位 | 選手名 | 所属球団 | 二塁打数 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アール・ウェッブ | ボストン・レッドソックス | 67 | 1931年 | ア・リーグ記録 |
2 | ジョージ・バーンズ | クリーブランド・インディアンス | 64 | 1926年 | |
ジョー・メドウィック | セントルイス・カージナルス | 1936年 | ナ・リーグ記録 | ||
4 | ハンク・グリーンバーグ | デトロイト・タイガース | 63 | 1934年 | |
5 | ポール・ウェイナー | ピッツバーグ・パイレーツ | 62 | 1932年 | |
6 | チャーリー・ゲーリンジャー | デトロイト・タイガース | 60 | 1936年 | |
7 | トリス・スピーカー | クリーブランド・インディアンス | 59 | 1923年 | |
チャック・クライン | フィラデルフィア・フィリーズ | 1930年 | |||
トッド・ヘルトン | コロラド・ロッキーズ | 2000年 | |||
10 | ビリー・ハーマン | シカゴ・カブス | 57 | 1935年 | |
ビリー・ハーマン | シカゴ・カブス | 1936年 | |||
カルロス・デルガド | トロント・ブルージェイズ | 2000年 |
関連項目
外部リンク
- baseball-reference - 通算成績の詳細(メジャーリーグ)テンプレート:En icon
- baseball-reference - シーズン記録の詳細(メジャーリーグ)テンプレート:En icon
- 歴代最高記録 二塁打 【通算記録】 - NPB公式サイト
- 歴代最高記録 二塁打 【シーズン記録】 - NPB公式サイト