三沢市
テンプレート:Infobox 三沢市(みさわし)は、青森県東部にある市。在日米軍三沢基地が所在し、そこに所属の軍人・軍属とその家族で約1万人も住む。基地所属部隊は米国各軍(主に空軍)および航空自衛隊。
詩人の寺山修司の故郷で、彼の記念館がある。
目次
地理
人口
外国人登録人口は全人口の1%程度だが、米軍の三沢基地に関連して約1万人のアメリカ人が住んでいるため、人口の20%程度がアメリカ人であるといえる(2007年7月末)。ただし、基地内に商店や飲食店があるため、基地外に出て来る機会が少ないのか、それだけのアメリカ人がいる感じはしない。
- 人口 : 43,008人
- 米国人・軍属およびその家族 : 約10,000人
歴史
- 1880年(明治13年)9月19日 - 百石村から分村独立。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により三澤・天ケ森が合併し三沢村成立。
- 1896年(明治29年)6月15日 - 三陸津波襲来。
- 1931年(昭和6年)10月4日 - 太平洋無着陸横断飛行を挑むミス・ビードル号、淋代海岸より午前7時1分発進。
- 1933年(昭和8年)3月3日 - 三陸大津波襲来。
- 1948年(昭和23年)2月11日 - 上北郡三沢村、六戸村・下田村・浦野館村の一部が合併し、大三沢町が発足。
- 1952年(昭和27年)1月11日 - 三沢空港開設、日本航空により千歳、東京便就航。
- 1958年(昭和33年)9月1日 - 大三沢町が三沢町に改称[1]後、即日市制施行し[2]、三沢市となる。
- 1961年(昭和36年)3月20日 - 東北本線古間木駅を三沢駅に改称。
- 1965年(昭和40年)3月31日 - 三沢空港閉鎖。
- 1966年(昭和41年)1月11日 - 三沢大火発生。市中心部の商店街など10.8haを焼き尽くす。
- 1968年(昭和43年)5月16日 - 十勝沖地震発生。震度5の強震が襲う。
- 1969年(昭和44年)8月19日 - 第51回全国高校野球選手権大会で三沢高校が準優勝。
- 1975年(昭和50年)5月10日 - 三沢空港運用再開。
- 1980年(昭和55年)9月2日 - 三沢漁港、一部供用開始。
- 1981年(昭和56年)10月4日 - ウェナッチ市と姉妹都市締結。
- 1987年(昭和62年)2月1日 - 鈴木重令市長就任。
- 1994年(平成6年)12月28日 - 三陸はるか沖地震発生。震度5の強震。
- 1996年(平成8年)2月4日 - 三沢アイスアリーナオープン。
- 1996年(平成8年)3月15日 - 関西国際空港便就航。
- 1996年(平成8年)7月4日 - ビードルプラザ・ダイエーとうてつ三沢店オープン。
- 1996年(平成8年)12月1日 - 三沢市屋内温水プールオープン。
- 1997年(平成9年)4月1日 - 三沢市ケーブルテレビジョン(MCTV)開局。
- 1997年(平成9年)7月27日 - 寺山修司記念館オープン。
- 2000年(平成12年)1月29日 - 第55回国民体育大会冬季大会が開催。
- 2000年(平成12年)7月20日 - 三沢ビードルビーチ、オープン。
- 2000年(平成12年)10月1日 - 道の駅みさわ斗南藩記念観光村オープン。
- 2001年(平成13年)8月23日 - 東ウエナッチ市と姉妹都市締結。
- 2002年(平成14年)7月25日 - よこまちストア三沢店、オープン
- 2003年(平成15年)8月8日 - 青森県立三沢航空科学館がオープン。
- 2004年(平成16年)4月27日 - おおぞら広場オープン。
- 2004年(平成16年)6月20日 - 2004MISAWA MXビードルカップ開催。
- 2005年(平成17年)4月13日 - 三沢堀口ショッピングセンター、オープン。
- 2005年(平成17年)11月8日 - 仏沼がラムサール条約に登録される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 三沢市立おおぞら小学校開校。
- 2009年(平成21年)12月19日 - アメリカ村がオープン。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震で震度4を観測。港湾に津波の被害[3]。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 十和田観光電鉄十和田観光電鉄線廃線。
行政
- 市長:種市一正(たねいち かずまさ)
- 1987年(昭和62年)から鈴木重令(すずき しげよし)が市長を務めていたが、2007年(平成19年)5月1日に死去したのを受け、無投票で初当選。
- 1941年(昭和16年)6月15日生(71歳) (略歴 青森県農業協同組合中央会会長ほか)
- 現在2期目。
- 市議会:定数18人(現在の議員の任期は2018年(平成28年)3月19日まで)
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月 |
---|---|---|---|
初代 | 林 静 | 1955年(昭和30年)5月1日 | |
2-6 | 小比類巻 富雄 | 1959年(昭和34年)5月1日 | |
7-9 | 小桧山 哲夫 | 1978年(昭和53年)9月7日 | |
10-14 | 鈴木 重令 | 1987年(昭和62年)2月1日 | |
15- | 種市 一正 | 2007年(平成19年)6月8日 | 現職 |
産業
米軍および航空自衛隊三沢基地に大きく依存する。商業活動が主体である。
- 産業構成比率
- 第一次産業:8.3%
- 第二次産業:25.2%
- 第三次産業:66.3%
漁業
- 三沢漁港
- 三沢市漁業協同組合
農業
郵便
- 三沢郵便局(集配局) (84081) 〔幸町3丁目〕
- 三沢大津郵便局 (84030) 〔大津1丁目〕
- 淋代郵便局 (84203) 〔淋代3丁目〕
- 三沢平畑郵便局 (84234) 〔平畑1丁目〕
- 三沢駅前郵便局 (84242) 〔本町2丁目〕
- 三沢大町郵便局 (84274) 〔大町2丁目〕
- 谷地頭簡易郵便局 (84799) 〔谷地頭2丁目〕
姉妹都市・提携都市
海外
- テンプレート:Flagicon ウェナッチ市(アメリカ合衆国ワシントン州)
- テンプレート:Flagicon イーストウェナッチ市(アメリカ合衆国ワシントン州)
三沢空港
三沢空港の歴史は1941年(昭和16年)に旧日本海軍が三沢地区に三沢飛行場を開設したことで始まる。1942年(昭和17年)には三沢海軍航空隊が創設された。終戦直後、米軍が空港を接収し拡張を行った。現代では第35戦闘航空団が駐留している。航空自衛隊は、1958年(昭和33年)には北部航空方面隊司令部が発足した。米軍および航空自衛隊の所属航空機はF-16、F-2、F-4、E-2C、P-3C、CH-47などがある。 民間航空については、最初の旅客機就航は1952年(昭和27年)、日本航空による三沢-東京、三沢-千歳線であった。途中、約10年もの間就航が中止された時期もあったが、1975年(昭和50年)に東亜国内航空によって就航が再開された。現在では日本航空による三沢-東京、三沢-大阪の便が運航されている。米軍、航空自衛隊、民間の三者が共同使用している空港は日本で三沢空港ただひとつである[4]。
地域
健康
- 平均年齢 ?歳
所轄警察署
所轄消防署
教育
高等学校
- 青森県立三沢高等学校〔松園町1丁目〕
- 青森県立三沢商業高等学校〔春日台2丁目〕
中学校
- 三沢市立第一中学校〔松園町2丁目〕
- 三沢市立第二中学校〔大字三沢字園沢〕
- 三沢市立第三中学校〔大字三沢字庭構〕(平成24年11月に六川目8丁目から移転)
- 三沢市立第五中学校〔字古間木山〕
- 三沢市立堀口中学校〔大字三沢字堀口〕
廃校になった中学校
- 三沢市立天ヶ森中学校〔大字天ケ森字天ケ森〕
小学校
- 三沢市立木崎野小学校〔東町4丁目〕
- 三沢市立岡三沢小学校〔岡三沢3丁目〕
- 三沢市立上久保小学校〔大町3丁目〕
- 三沢市立古間木小学校〔古間木1丁目〕
- 三沢市立三沢小学校〔大字三沢字園沢〕
- 三沢市立三川目小学校〔鹿中2丁目〕
- 三沢市立おおぞら小学校 (根井・六川目・織笠・谷地頭の北部4校を統廃合し、平成18年4月新設開校)〔大字三沢字庭構〕
廃校になった小学校
平成18年3月廃校
- 三沢市立根井小学校〔根井1丁目〕
- 三沢市立六川目小学校〔六川目2丁目〕
- 三沢市立織笠小学校〔織笠4丁目〕
- 三沢市立谷地頭小学校〔谷地頭1丁目〕
- 三沢市立天ヶ森小学校〔大字天ケ森字天ケ森〕
平成22年3月廃校
- 三沢市立淋代小学校〔淋代3丁目〕
幼稚園
- いちい幼稚園
- 松園幼稚園
- 三沢カトリック幼稚園
- 三沢第一幼稚園
学校教育以外の施設
保育所
- 三沢市立中央保育所
- 三沢市立大津保育所
- 三川目保育所
- 淋代保育所
- チャリテー第一保育所
- チャリテー第二保育所
- 古間木保育園
- 浜三沢保育所
- 鹿中保育園
- 春日台保育園
- 五川目保育園
- 岡三沢保育園
- 三沢乳児保育所
- 松園保育園
- 美野原保育園
- 平畑保育園
- 三沢愛子保育園
金融機関
その他主要機関
マスメディア
エリア放送
県内初の地上一般放送局の免許を受けて市内の16ヶ所でワンセグエリア放送を実施[5]している。 使用しているのは33chで、これは2011年(平成23年)7月24日まで青森テレビ八戸中継局で使用されていたチャンネルである。
隣接する自治体
交通
鉄道
路線バス
- 十和田観光電鉄
- 特急 八戸 - 三沢空港連絡バス
- 三沢 - 百石線
- 三沢 - 旧上北町 - 七戸線
- 三沢 - 四川目 - 平沼線
- 三沢 - 大曲 - 六戸 - 上吉田線
- 三沢市コミュニティバス『みーばす』
- おいらせ町民バス
道路
- 一般国道
空港
港湾
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
祭事・催事
開催日程順
- アメリカンデー(6月上旬)
- みさわ七夕祭り(7月下旬))
- 小川原湖湖水まつり(7月下旬)
- 牛(べご)じゃがまつり(8月)
- 三沢まつり(8月下旬)
- みさわ港まつり(8月末か9月頭)
- 航空自衛隊三沢基地航空祭(9月上旬)
- みさわパティオフェスタ(9月中旬)
- 駅広祭り(9月中旬)
- みさわしばれるまつり(2月)
- ほっき祭り(3月)
観光スポット・名所・旧跡
- 斗南藩記念観光村(道の駅みさわ併設)〔谷地頭4丁目〕
- 寺山修司記念館〔三沢字淋代平〕
- 青森県立三沢航空科学館 〔三沢字北山〕 - YS-11
- 淋代海岸 (太平洋無着陸横断飛行記念碑)
- 古牧温泉
- 三沢ビードルビーチ〔三沢字浜通〕
- 歴史民俗資料館〔三沢字淋代平〕
- 先人記念館〔谷地頭4丁目〕 - 会津虎徹(旧斗南藩士広澤家所蔵の太刀)
- 渋沢文化会館〔古間木山〕
出身有名人
- あしべゆうほ(漫画家)
- 今井陽子(女優)
- 太田幸司(元プロ野球選手)
- かいしのぶ(元グラビアアイドル)
- 柿崎幸男(元プロ野球選手)
- 鹿原徳夫(茨城放送アナウンサー)
- 北村正哉(元青森県知事・政治家)
- 木村登勇(プロボクサー)
- 小林孝志(ゲームクリエイター)
- 小比類巻かほる(ミュージシャン)
- 小比類巻太信(K-1)
- 佐々木明義(元プロ野球選手)
- 桜沢奈々子(AV女優)
- 沢田教一(写真家)
- 澤岸隆幸(NHKアナウンサー)
- 杉本康雄(みちのく銀行頭取)
- 李KPA(イラストレータ)
- 貴ノ浪貞博(元大関、現音羽山親方)
- 田中義三(新左翼活動家)
- 寺山修司(詩人)
- 中村優花(バスケットボール選手)
- 橋本康成(青森放送プロデューサー・ディレクター・元アナウンサー)
- 広沢安任(近代畜産の父)
- 二又一成(声優)
- 古田幸希(ジュニアゴルファー)
- 室井佑月(作家、タレント)
- モモ(工藤もも、Pigeon's Milkからアーティスト名を「モモ」に変更、歌手)
- 八重沢憲一(元プロ野球選手)
- 谷地恵美子(漫画家)
- 山本希望(声優)
- 和興(俳優、モデル。)
- ELLY(J Soul Brothers・ダンサー)
- SENTENCE(ヒップホップMC)
- cello a.k.a massan(ヒップホップMC)
- KEN-RYW(ヒップホップMC)
- SI-RUDE(ヒップホップMC)
その他
- 日本の音風景100選:小川原湖畔の野鳥
- ラムサール条約:小川原湖近くの「仏沼」が指定。絶滅が危惧されているオオセッカなどが生息。
出典
関連項目
外部リンク
テンプレート:Multimedia テンプレート:Sister
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 大三沢町の名称変更条例(昭和33年8月28日条例第25号) 三沢市例規集より、2012年1月17日閲覧。
- ↑ 町を市とする処分(昭和33年9月5日総理府告示第316号) 三沢市例規集より、2012年1月17日閲覧。
- ↑ 出来事通信三沢市 2011年03月12日
- ↑ 東北歴史探訪 三沢空港の歴史
- ↑ 免許状況の詳細 放送(東北総合通信局)