フリーダムガンダム
テンプレート:物語世界内の観点 テンプレート:Pathnav フリーダムガンダムは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の兵器の一機種であり、番組後半から登場する新主役機の一つである。「フリーダム」は英語で「自由」を意味する。
本項では、続篇『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する後継機であるストライクフリーダムガンダムについても解説する。
目次
機体解説
テンプレート:機動兵器 パトリック・ザラの指示のもと、国力・物量に劣るザフトが奪取したG兵器のデータを注ぎ込み、統合3局によって開発された試作型MS[1]。兄弟機であるZGMF-X09Aと共にC.E.71年4月1日にロールアウト。「ナチュラルに正義の鉄槌を下し、コーディネイターの真の自由を勝ち取る」旗印となるべく、X09Aは「ジャスティス」、本機X10Aは「フリーダム」と命名された[1]。形式番号の末尾は eXperiment Atomic を略したもので「試作機 核動力搭載型」を意味する[2]。
単機で多数の敵を相手に圧倒的戦闘力を示しうる対地球連合の切り札となるべく、Nジャマーの効果を打ち消す「ニュートロンジャマーキャンセラー」を搭載した核エンジンを動力としたことで無限に近いエネルギーを獲得(「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の時期ではユニウス条約に違反しているが、その点を問題視する描写はなかった)。それにより兵装の大幅な出力向上と従来機を遥かに上回る稼働時間延長を両立[3]し、PS装甲もダウンすることがなくなった[4](ただし、弾薬、推進剤、酸素などには限りが有るため完全なスタンドアローンではない[5])。安定稼働と制御を実現するため専用のモビルスーツ・ネオ・オペレーション・システム「G.U.N.D.A.M Complex」が実装されている。
外見はG兵器の特徴部分を反映した意匠となっている。フェイズシフトのカラーリングはホワイト・ブルー(レッド)・ダークブルー系[注 1]を基調としたトリコロール。額にはイタリア数字で10を指す単語と共に「X-10A DIECI」の文字が彫ってある。エターナルに属してからは識別番号「101」を使用した。
武装は格闘・実弾・ビーム兵器をバランス良く備えており、さらに戦術強襲機M.E.T.E.O.Rでの飽和攻撃も加味された火器の統合管制装置でもある「マルチロックオンシステム」によって、多数の敵機を同時かつ精密に狙い撃つことが可能となっている。コックピット内部は機体の動きと連動する全周囲モニターの回転型を採用し、コンソールにはマルチロックオン対応の球体型立体表示パネルが搭載され、機体のポテンシャルを最大限に発揮できるよう工夫されている。搭乗口は人体でいう鎖骨同士の中心点付近にあり、シート自体が昇降して乗り降りする方式になっている。
フリーダム最大の特徴は、その推力のみで大気圏内での高速・長距離飛行を可能とする[6]背部メインスラスター基両脇に備えた左右5対の計10枚から成るウイングバインダー(能動空力弾性翼[7])であり、コンピュータ制御で形状を変化させ、大気圏内では空力抵抗を制御し、宇宙空間では質量移動を行うほか、放熱板の役割も兼ね備えており核エネルギーをフル活用するフリーダムの信頼性向上にも一役買っている。機動面と攻撃面を発揮するのに適した形態に簡易変形させることもでき、高機動空戦形態は「ハイマットモード」(HIGH Maneuver.Aerial.Tactical MODE) 、全砲発射形態[8]は「フルバーストモード」 (FULL BURST MODE)[9] と呼ばれる。
多数の新技術の投入によって制御も複雑化し、並のコーディネイターでは扱いきれないほどの水準となったが、操縦者となったキラ・ヤマトの能力によりその性能は遺憾なく発揮され、C.E.71年当時の初陣からC.E.73年代に入ってストライクフリーダムが登場するまで、最強クラスの戦闘性能を誇った。
諸説ある部分については#備考を参照のこと。
武装
- MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲
- マイウス・ミリタリー・インダストリー社製の機関砲で、ゲイツなどにも搭載されている。Picus とはラテン語で「キツツキ」の意で、そのついばみのような速射性から命名された[10]。
- MMI-M15クスィフィアス レール砲
- 腰部両脇に設置されたレール砲兼スラスター基。Xiphias とはラテン語で「メカジキ」の意。
- デュエルアサルトシュラウドに搭載されていたシヴァと同系統の装備を発展させたもので[3]、弾丸を高速射出[注 2]することでランチャーストライク並の火力[11]と携行弾数の多さを両立しており[6]、多数の敵を同時攻撃可能。さらには実体弾である事を生かし、ラミネート装甲などの対ビーム装甲や艦船に対処できる狙いも持つ[1]。
- 側面には保持性を高めるグリップも存在する。普段は3つ折りの状態でAMBACユニットとして姿勢制御に関わったり[4]、推進器としても機能している。また、ビームサーベルのマウント部位も兼ねている。
- MA-M01ラケルタ ビームサーベル
- ジャスティスと共通のマティウス・アーセナリー社製ビームサーベル。Lacerta とはラテン語で「トカゲ」の意。
- 核エネルギー供給により、既存の同類種よりも高出力[1]かつ長刀身のビーム刃を形成する[注 3]。バクゥに搭載されたビームサーベルの流れを汲む装備であり[3]、柄同士を連結させることで、「アンビデクストラス・ハルバード」と呼ばれる双刃の薙刀のような状態にすることも可能。
- 『SEED』のコロニー・メンデルにおけるカラミティ戦や最終決戦におけるプロヴィデンス戦ではビームを斬り払うシーンがあった。『DESTINY』のクレタ島沖におけるセイバー戦では、二刀流も見せた。
- MA-M20ルプス ビームライフル
- 機体よりも早く完成した[4]ビームライフル。Lupus とはラテン語で「オオカミ」の意。
- ゲイツ改でのテストを経て採用されたもので、サーベルと同じく核エネルギー供給により既存の同類種よりも高出力を誇る。カラーリング以外はジャスティスと共通である。未使用時は本体腰部背面のラッチにマウントすることが可能。
- M100バラエーナ プラズマ収束ビーム砲
- 最上部に位置する2枚のウイングに内蔵されているビームキャノン。Balaena とはラテン語で「クジラ」の意。
- 1門でランチャーストライカーのアグニに匹敵する威力と射程距離を誇り[12]、本機の火器の中では最大の破壊力を有する。ゲイツによって行われた試験段階では2射だけでバッテリーが干上がる結果だったが、核エネルギーなどの恩恵によって諸問題は解決され、実装に至った[1]。
- ラミネートアンチビームシールド
- ジャスティスとカラーリングだけが違う共通シールド。他勢力産のMSが持つ対ビームシールドが振動鋼材製であるのとは異なり、ラミネート装甲製であるのが最大の特徴で、両者が差別化される要因となっている[8]。グリップでの手持ち・前腕装着の両方に対応し、台形状の部位には銃眼(ガンポート)を備えており、本体だけでなくライフルそのものの銃身を防護しながらの射撃が可能。下部先端は切れ込みの入った尖角状になっている。
- 同じ装甲製のアークエンジェルは、大気圏突入の際に融除材ジェルを併用することで耐熱性を補強していたが、本機はただ盾を構えただけで摩擦熱による損傷を受けずに達成した。しかし、『DESTINY』のベルリン市街地における戦闘ではロアノーク専用ウィンダムが放った1発のスティレット貫入弾で破壊されて(もしくは吹き飛ばされて)いた。
- その他
- 『SEED』のオーブ解放作戦直前におけるモルゲンレーテ施設内模擬戦で使用したダミースティック[9]など。
劇中での活躍
- 『機動戦士ガンダムSEED』
- 第34話から登場。プラントの首都アプリリウス市で療養生活を送っていた主人公キラ・ヤマトが、ザフトによるアラスカ攻撃の報を知って戦場へ戻る決意を固めた際にラクス・クラインの手引きを受け、本機を奪取してL5宙域プラント本国のヤキン・ドゥーエを突破し、3日でアラスカの地球連合軍本部へ向かう。
- 第35話ではザフトの連合軍本部制圧作戦「オペレーション・スピットブレイク」の渦中に割って入り、その戦闘能力でザフトと連合軍の双方を圧倒すると、連合軍の大量破壊兵器「サイクロプス」の発動から両軍の将兵を救うべく奔走した。その後は連合軍を離反したアークエンジェルと行動を共にし、オーブ連合首長国へ向かう。
- 第37話から第40話の「オーブ攻防戦」ではオーブ軍と共に連合軍の侵攻部隊と対峙し、途中から戦列に加わったアスラン・ザラのジャスティスと共闘して連合軍の新型GAT-Xシリーズを撃退するなど、オーブ防衛戦で活躍した。しかし、オーブ軍は連合軍の圧倒的な物量に抗しきれず宇宙への脱出を余儀なくされ、本機はジャスティスと共に撤退する残存兵力の殿となって連合軍の追撃を振り切り、共に宇宙へ上がった。
- 第42話ではプラントへ向かうアスランのシャトルの護衛として発進した後、防衛網への接触を警戒してヤキン・ドゥーエ到達直前で一度別れ、付近の宙域に潜伏した。その後、ヤキン・ドゥーエの防衛網を突破しようとするエターナルの存在を察知して救援に駆けつけると、ザフト軍MS50個部隊よりエターナルを援護し、共にL4コロニー群へと向かった(この頃には左肩と左足首に識別番号「101」が記載されていた)。
- 第43話から第46話ではL4コロニー群で新型GAT-Xシリーズを擁する連合の新鋭艦ドミニオンと交戦し、引き続き戦闘を行った第46話では頭部と左翼を損傷してしまう。
- 第48話から最終話の「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」ではミーティアを装備して戦闘に介入し、プラントに向けて放たれた核ミサイルの阻止に尽力したうえ、ザフトのジェネシスを破壊すべく出撃するが、ジェネシスへ向かう途中でラウ・ル・クルーゼの気配を感じ取ったキラがアークエンジェルへ転進し、クルーゼの駆る新型機プロヴィデンスとの戦闘に突入する。機体の損傷を重ねながらジェネシスの発射口前でプロヴィデンスを戦闘不能にした直後、ジェネシスのガンマ線レーザーを受けたプロヴィデンスの核爆発と一次反射ミラーにより反射されたガンマ線レーザーを至近距離で受けたためにPS装甲がダウンして吹き飛ばされ、四肢も両翼も著しく破損した中破状態で付近の宙域を漂った。
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
- 第13話から登場。前大戦の後、機体は回収・修復され、アスハ家別邸の地下シェルターに封印・秘匿されていた。ラクス暗殺を意図した特殊部隊の襲撃に際してキラの手で封印は解かれ、アッシュで構成されたMS部隊を一蹴し、その圧倒的な戦闘力の健在ぶりを見せ付けた。
- 第14話ではカガリ・ユラ・アスハの結婚式に乱入し、彼女を連れ去って逃走する最中、追跡してきたムラサメ隊第一陣の戦闘能力を奪った。
- 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』第3話では、上記の逃走開始後に出撃してきたムラサメ隊とデルタアストレイを圧倒し、なおも逃走を続けてアークエンジェルへ帰艦した。その後、大西洋連邦との同盟締結を目前に控えて情勢不安なオーブ連合首長国をアークエンジェル共々脱出し、スカンジナビア王国へ旅立った。
- 第22話と第23話では地球連合軍とオーブ派遣軍との合同艦隊がミネルバと対戦するダーダネルス海峡の戦場へ舞い降り、オーブ艦隊に向けられたミネルバの陽電子砲タンホイザーを発射寸前で破壊すると、両軍MS部隊に対して攻撃を開始した。
- 第26話では宇宙へ上がるディオキア基地から強奪したラクス搭乗のシャトルを援護し、ザフト軍ディオキア基地のMS部隊を撃退した。
- 第27話と第28話ではクレタ沖での連合・オーブの同盟軍対ミネルバの戦闘に再び介入し、アスランの説得に応じることなく、セイバーを破壊した。
- 第32話では親プラントを表明したユーラシア西側の都市を次々と殲滅していくデストロイを阻止すべく、ベルリン上空で戦闘を開始する。その最中にネオ・ロアノークのウィンダムを撃墜、戦闘を停止していたデストロイを暴走させ、そのまま撃破する。
- 第34話ではザフトからエネミーと認定されエンジェルダウン作戦と称する襲撃を受けるが、「ムラサメを所有するオーブが武力で反撃した」という既成事実を作らないためにムラサメ隊の支援を断り、ウィラード隊のバビによる空襲、バクゥによる砲撃からなる波状攻撃にさらされるアークエンジェルを単機で護衛する。合流したミネルバから投降を呼びかけられるもこれを拒否。シン・アスカ駆るインパルスと一騎打ちとなる。機体の戦闘性能ではフリーダムが優位にあったが、事前にレイ・ザ・バレルと共に調べた戦闘パターンから「絶対にコックピットは避け、武装あるいは頭部(メインカメラ)を狙ってくる」との結論を導き出していたシンに攻撃パターンを読まれ、インパルスの機体特性もフル活用する戦法で徐々に追い込まれていく。遂にキラはコクピットを狙った攻撃を仕掛けたものの、これも回避され反撃によって左ウイングを失う。戦闘からの離脱を図るも、対艦刀エクスカリバーによる突撃でシールドごと腹部を貫かれ、そのままインパルスを中破させるほどの大爆発を引き起こした。しかし、爆発したフリーダムは頭部と胸部ブロック以外のすべてのモジュールを失ったものの中のキラはまだ無事で、海面に落下、沈降、コクピットに浸水が進んでいるという状態にあった。間もなく、カガリのストライクルージュが救助に駆けつけ、キラの乗る胸部ブロックを回収し帰還した。
- 後藤リウによるノベライズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY (4) 示される世界』ではとどめのさされ方が異なり、左腕を斬り飛ばされた後、胴体を袈裟斬りにされる、という流れになっている。
備考
- 動力について
- 「ニュートロンジャマーキャンセラーを搭載(内蔵)した」などの前置きの上で、原子炉、核動力炉、核機関、核動力、動力炉、核融合炉などの表記もある。また、キラは初搭乗時に「Nジャマーキャンセラー?」の台詞に続いて「ストライクの4倍以上のパワーがある」と述べた。
- 後藤リウによるノベライズ版『DESTINY』のエンジェルダウン作戦においてインパルスに撃墜された際は、キラがコックピット内に備えられたボタンで「NUCLEAR REACTOR CUT OFF(原子炉封鎖〈閉鎖〉)」の操作を行ったため核爆発だけは回避することに成功した[13]。
- 推力について
- 双葉社の『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』にて「最大527,000kg」と設定されている。
- マルチロックオンについて
- 劇中では10機以上をロックオンしている描写は無かったが「最大で」などの前置きの上で、MGプラモデルでは「10機」、RGプラモデルでは「キラ・ヤマトは10機以上」、一迅社の『機動戦士ガンダムSEED MSエンサイクロペディア』では「40機」と表記されている。
- 『ガンダム国勢調査 第226回』におけるアンケート「フリーダムといえば?」では、本機能が第1位に選ばれた[14]。
- モードについて
- 大河原邦男による設定画では、全ての翼を放射状に広角展開する姿の「ハイマットモード」と、ウイングは縦並列させたままクスィフィアス砲とバラエーナ砲を同時展開する「フルバーストモード」の2種類しか存在していない。
- 実際のアニメ本篇上ではウイング広角展開の状態で上記2種の武装を展開し、ビームライフルも交えての攻撃スタイルが作画されており[9]、この姿についてのモード名や設定(指示セル画、公式資料)は存在せず、本機のプラモデルでもハイマットモード以外の解説は省略されているものが大半だが、RGプラモデルの組立説明書ではこの姿をフルバーストモードとして解説しており、関連ゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』などでは「ハイマットフルバースト」と表記されている[15]。
- 本来のパイロット候補
- 本機はザフト軍に配備される前にキラによって奪取されたが、もし奪われていなかった場合、クルーゼ隊(ザラ隊)のNo.2であるイザーク・ジュール、もしくは特務隊FAITHのメンバーのいずれかが候補だったとする説がある[1]。
- デザインについて
- テンプレート:要出典範囲
ストライクフリーダムガンダム
テンプレート:雑多な内容の箇条書き テンプレート:機動兵器 クライン派が建造したフリーダムの後継機。「ストライクフリーダム (Strike Freedom)」は英語で「攻撃」と「自由」を意味する。番組後半から登場し、デスティニーやレジェンドのカウンターパートを務めた。
機体解説(ストライクフリーダム)
元々は先代機と同時期にザフトで開始されていたが、ドラグーン・システムと、後のヴォワチュール・リュミエールシステムの開発が予定より遅れたため戦時完成には間に合わなかった。さらにユニウス条約が施行された影響で、現存する開発データなどは全て封印されることとなった。しかし、それらはクライン派によって秘密裏に奪われた後で統合3局のサーバーからも削除された[16][17]。分類はZAFTガンダム目[18]に属し、スーパー・ドラグーン・システム搭載型MS[19]とも記される。
再開発はターミナルの兵器開発製造拠点「ファクトリー」で行われ、更に深い混迷を続ける地球連合軍・ザフトの対立がフリーダムを以ってしても対抗しきれない最悪の状況に陥った際に、その状況を打開すべく[20]少数精鋭で圧倒的多数の敵と戦うことを想定して進められ[21]、ラクス・クラインの指示によりキラ・ヤマトの搭乗を前提として先代機の運用データも投影され、更にセカンドステージシリーズの技術も取り入れられた[22]。約2年間[21]の歳月を費やした結果、「ハイパーデュートリオン」の搭載、遅れていたドラグーン兼ヴォワチュール・リュミエールの複合可変翼などの装備も加わったことで先代機の数倍に値する超高性能化を果たし[20]、C.E.73年代の最新鋭機であるデスティニー、レジェンドに匹敵する最強クラスのスペックを獲得[23]。単機で敵部隊の機動制圧・遊撃を遂行する近距離・中距離戦闘用万能MSとして完成された[24]。だが、極限まで高性能化した機体の性能を、充分に引き出し得るパイロットが搭乗することを前提条件としたハイスペックを追求し尽くした本機は[21]、キラ・ヤマト以外のパイロットには操縦困難な機体となっている[16]。キラの専用機だからこそ成し得た超高性能化であり[21]、最強クラスと言われるスペックを獲得できたのは、非凡極まるパイロットの非凡な要求に答えるため、非凡極まるMSを生み出そうとした技術者達の努力が有ったからである[16][注 4]。
先代フリーダムと同様ないし類似する点については、専用OSの「G.U.N.D.A.M Complex」は書き換えられたアップデート版を搭載。VPS装甲起動時のカラーリングはホワイト・ブルー(レッド)・ダークブルー系[注 1]を基調としたトリコロール。額にはイタリア数字で20を指す単語と共に「X-20A VENTI」(第3期からFINAL PLUSまでのOP上およびバンク利用シーンではイタリア語で「自由」と「改変」を意味する「Liberta Modifica」)の文字が彫られている。「マルチロックオンシステム」も健在でミーティアとの連携も引き続き可能となっている。背部の機動兵装ウイングは能動空力弾性翼とは似て非なるものだが、先代機と同様に高機動空戦形態は「ハイマットモード[25]」、全武装を解放した[26]状態は「フルバーストモード」と呼称される。
極めて高い反射速度を持ったキラが搭乗することを前提として再設計された本機は、五体の運動を司る内部骨格に、一般的なMSにはない特殊な仕様が加えられた。1つは、五体各部でより細かく細分割された外部装甲を、内部骨格の動きに連動して可変移動させる機構を加えられた点。2つ目は、内部骨格部材自体がPS装甲素材で造られた点である。内部骨格の動きに連動させた、外部装甲可変移動機構は、限りなく人体に近い可動と高い機動力を実現した機構である。しかし、同時に装甲の間に無防備な隙間を生み、防御力の低下を招いてしまう機構でもあり、キラの被弾率の低さから導かれた「敵機の攻撃に当たらなければ装甲など必要無い」という理屈の下、極限まで運動性を上げ被弾しないことを前提として、防御力の低下を無視して導入された。量子コンピュータによる戦闘シミュレーションでは被弾率ゼロにはならず、一歩間違えば実戦で貴重な機体を容易に失いかねない非現実的な設計であるが、防御力の低下という不利点より運動性の向上という利点の方が大きいと判断され、更に、開発を請負った技術者達の、キラに対する絶大な信頼がことを後押しし、導入に踏み切られた。結果としてこの判断は正しく、実戦ではキラの操縦技術はシミュレーションのデータを凌駕しており、戦場において一度も被弾による損傷を負うことがなかったばかりか、もしこの機構が導入されていなかった場合、キラの反射速度に機体が追随できなかったであろうことが判明している[注 5][24]。また、キラの反射速度の高さによる超絶機動は、関節部に大きな負荷を掛ける。PS装甲素材製内部骨格部材は、その負荷から機体構造を保護するために導入されており、高機動戦闘時には内部骨格部材に電力が振り分けられ、機体剛性を上昇させる。だが、キラの反射速度は、時に電力振り分けの制御マトリックスの反応速度を瞬間的に上回る程高い域に達し、設計限界を超えた超絶機動を引き起こすことが多い。機体の運動速度がある一定の域を超え設定値を上回る負荷が掛かった場合、フェイルセーフ機構が発動し、予備電力をも活用して内部骨格部材のPS装甲素材作動値を瞬間的に極大値まで引き上げ(常時極大値での運用は、システムに負担を掛けるために不可能)、フェイズシフトダウンを防止する。PS装甲素材作動値が極大値にされた際の内部骨格部材は、余剰電力を光子の形で放射するため、金色に発光する。更にこの発光には、関節部に掛かった負荷を外部に放出する効果が有る。本機におけるPS装甲素材の発光現象は、機体スペックでは想定されていなかった現象であり[24]、内部骨格部材にPS装甲素材を使用したことで優れた防御力を発揮し、外部装甲可変移動機構による防御力低下を緩和したと言える[27]。逆に、外部装甲可変移動機構によって生じた装甲の隙間は、機体内部に漏れ出た光の排出に役立っている[24]。本体頭部の複合センサーは多層マルチアレイ化され、ドラグーン・システム使用時の情報処理能力が強化されている[24]。
諸説ある部分については#備考(ストライクフリーダム)を参照のこと。
武装(ストライクフリーダム)
- MMI-GAU27D 31mm近接防御機関砲
- 頭部の近接防御機関砲。機構の内装に大きなスペースを必要とするという理由から排除する案も出されたが、実弾兵器に対する信頼の強さから最終的に残された経緯がある[24]。劇中では使用されなかった。
- MMI-M15Eクスィフィアス3 レール砲
- 先代機のMMI-M15を発展させた両腰の電磁レール砲兼スラスター基。砲の格納形態は従来の3つ折り式から2つ折り式に小型化されているが、威力はむしろ向上している[24]。また、M15と同様ビームサーベルラックおよびAMBACユニットとしての機能も有している。ビームライフルを両腰にマウントする際には、スカートアーマーが下がって露出するレール基を通って後部にスライドされるため、その間は使用できない。
- MA-M02Gシュペールラケルタ ビームサーベル
- インフィニットジャスティスと共通のサーベル。シュペールとはフランス語で「スーパー」の意。
- 先代機のMA-M01ラケルタを改良しセカンドステージ各機に採用されたヴァジュラ系と同等の出力を得た。2刀連結状態の「アンビデクストラス・ハルバード」も引き続き利用可能だが、キラは二刀流の高速戦闘を得意としていた[24]ため、使われることはなかった。
- MA-M21KF 高エネルギービームライフル
- MA-M20ルプスの改良モデル。サブグリップを廃して両手で計2挺を携行し、2つのビームライフルを前後に連結することで、より高出力のロングレンジ・ビームライフルとしての使用も可能となっている。敵機との距離や数の違いなど、状況によって使い分けることで戦術の幅を広げている。使いこなすには、適切な状況判断を行うことが必要とされる[22][24]。未使用時には腰部にマウントされ、可動レールによってクスィフィアス3とスイッチ運用される。
- MGX-2235カリドゥス 複相ビーム砲
- 腹部に内蔵されたアビスのものと同型のビーム砲。ハイパーデュートリオンエンジンからのエネルギー供給により威力と連射性能は向上している。固定装備のため機体正面にしか撃てないが、本機の搭載する武装の中でも特に高い威力を有し、また構えずに撃てるため乱戦などでは使い勝手が良い[22][24][28]。その砲口はフレーム同様の金色にフェイズシフトする。コックピット直下にこの兵装が搭載されたことに伴い、コックピットとの間を遮蔽する超高精度鏡面壁とエネルギー防壁が完備され、不測の事態からパイロットを保護している[24]。
- EQFU-3Xスーパードラグーン 機動兵装ウイング
- ヴォワチュール・リュミエールシステムとスーパードラグーンと名付けられたドラグーン・システムのプラットフォームとなっている背部の複合可変翼。高品位・大容量パワーコンジットを内蔵した強度の高い大型マウントアームによって本体と接続されている。
- ヴォワチュール・リュミエールシステム
- スターゲイザーに搭載されていた惑星間航行用推進システムの近縁種である光パルス高推力スラスター。MA-80V ビーム突撃砲を射出した後に残るウイング状のフレームから青白い光の翼を放出し、より驚異的な高速戦闘が可能となるもの(デスティニーも同様のシステムを搭載している)。その繊細な操作には優れた判断力と熟練が要求されるため、キラ以外が使いこなすことは困難である[24]。
- なお、ドラグーンが使用不可能な地球の有重力下などで、あらかじめ突撃砲を外した状態でも使用(放出)できないかは不明。
- MA-80V ビーム突撃砲
- 機動兵装ウイングに合計8基装備されたドラグーン。
- 初めに、本機に装備されたドラグーンは「使用者の空間認識能力に依存しない第2世代ドラグーンをベースとしているが、キラ・ヤマトが使用することを前提に更なる高性能化がなされた結果、特異な空間認識能力が必要とされる兵装。設定は紆余曲折を経ているので#備考(ストライクフリーダム)も参照のこと。
- マルチロックオンシステムによる同時攻撃能力は先代フリーダムを上回ったが常人には不可能といわれる情報量の処理を要求するため、キラでなければ性能を最大限に発揮させることは不可能となっている[24]。
- 破壊力と連射性を合わせ持ち、広範囲に弾をばら撒き多数の敵機に同時に攻撃を行う。また、荷電粒子をビームソードのように砲口前方に固定することで格闘兵装として用いることも可能[27]だが、劇中では使用されなかった。
- なお、機体より分離しての遠隔操作は宇宙空間などの無重力下でしか行えない[28]。
- MX2200 ビームシールド
- 両腕部に装備されたビームシールド発生装置。ハイペリオンに搭載されていたモノフェーズ光波シールドに、さらなる改良が加えられて完成した[24]。ビームを盾として展開し、大出力ビーム砲の直撃さえ防ぎ切る。ビームの出力を調整することで防御面を自在に変化させることができる[22][29]。従来の実体式シールドに比べ、防御機能は遥かに向上し総重量の軽減にも一役買っている。
劇中での活躍(ストライクフリーダム)
第39話から登場。ザフト軍グラスゴー隊の攻撃を受けるエターナルに艦載されており、借り受けたストライクルージュで救援に駆けつけたキラの手に渡った本機は、ザクウォーリアやグフイグナイテッドなど全25機のMSを2分で攻撃不能にし、ナスカ級3隻からなる艦隊を戦闘不能にした。
オペレーション・フューリーではラクスを乗せたインフィニットジャスティスと手をつなぎながらオーブ海上に降下し、シン・アスカ駆るデスティニーにより撃墜寸前まで追い詰められていたカガリのアカツキに加勢し、デスティニーが撤退するまで防衛を果たした。続いて、レイ・ザ・バレル駆るレジェンドと組み補給を終え再出撃したデスティニーからの挟撃に遭うが、アスランが搭乗したインフィニットジャスティスの加勢で危機を脱しレジェンドとの交戦に専念。その間ロード・ジブリールが宇宙へ逃走し、戦略目標を失ったザフトが撤退したためオーブ防衛に成功した。
その後、新たに組織されたオーブ軍第2宇宙艦隊の所属機となった本機は、大量破壊兵器レクイエムを排除するために出撃(メサイア攻防戦)。地球に残ったカガリに代わって現場の最高指揮官となったキラ・ヤマト准将の乗機として序盤から多勢を相手に奮戦し、ミーティアを用いインフィニットジャスティスとの共闘などでステーションワンの破壊に成功する。そのままダイダロス宙域へと向かい戦闘が佳境を迎えると、ミーティアをパージし宇宙要塞メサイアから出撃してきたシンのデスティニー、レイのレジェンドを筆頭とする増援MS部隊などと交戦。ほどなくして侵攻の遅延を打開するべく自機と母艦のエターナルやドムトルーパー隊を残しての全軍先行を指示(命令)し、ザフト軍から離反したジュール隊などの加勢も受けながらメサイア増援部隊の足止めに従事する。そうしてレクイエムに猛進していったインフィニットジャスティスを追ってシンのデスティニーが離脱していくと、同じようにシンにアスランの追撃を指示しストライクフリーダムとの対決を買って出ていたレイのレジェンドが立ち塞がり、かつてのラウ・ル・クルーゼ駆るプロヴィデンスのイメージと重なる因縁じみた一騎討ちに突入するが、最終的にフルバーストの一斉射で胴体(バイタルエリア)のみを残す大破に追い込んで退ける。その後、再びミーティアを用いてエターナルと共にメサイアを攻撃し完全破壊した。
「FINAL PLUS 選ばれた未来」で追加され「スペシャルエディション完結編 自由の代償」にも引き継がれた新規エピローグにて、オーブ・プラント間の終戦協議を経て最高評議会から招聘を受けたラクス・クラインが座乗するエターナルに随伴している姿が、映像上で確認されている本機の最後の様子となった。
備考(ストライクフリーダム)
本機及びインフィニットジャスティスの2機は設定が二転三転しており、新しい資料が公開されるたびに大きな変遷を辿っている。
- 名称について
- 劇中に登場する以前に発表された公式ウェブサイトなどのメディアではスーパーフリーダムガンダムとされていた[30]ものが、現行の名に変更された。
- 由来については、先発の1/100スケールプラモデルでは「恋人であるキラの命を守ったストライクとフリーダムの2機の名を継承させることで "祈り" とした、ラクスによる命名である」と記述され、後発のMGプラモデルでは「ターミナルに奪取される以前からストライクフリーダムと決まっていた」と記述されている。さらに後発のPGプラモデルでは、1/100プラモデルの記述とほぼ同じことが説として書かれている。
- 劇中ではフルネームが呼称されたのは初出撃のシークエンス程度で、大半は勢力を問わずに単に「フリーダム」と呼ばれた。
- 開発経緯について
- 本機の初期ガンプラなどで公開された設定では「本機の開発経緯については表に出ていない部分が多い」と前置きした上で「ZGMF-X10A フリーダムおよびセカンドステージシリーズのデータを混ぜ合わせてクライン派が開発した機体である」ということが有力な情報による一説として示されていたが、型式番号はザフト開発機であることを示す「ZGMF」であり、後に発売されたMGプラモデルには、「ザフトが開発を中断し、保管されていた物をクライン派が持ち去りチューニングした」というものと「ザフトが開発終了直前まで製作していた物を、クライン派が奪取しチューニングした」という、2つの矛盾した記述がなされた。SEEDシリーズの特殊設定担当である森田繁は「ザフトのデポに封印されていた物を、クライン派が持ち去り、キラ・ヤマト専用機として完成させた」と発言しているため、前者の記述を優先される場合が多い。
- 動力について
- 放送当時は「新型エンジン」と解説されるのみで、アニメ本篇や小説版などの初登場時のOS起動シーンで「原子炉臨界」と読み書きされた程度の情報しかなかったが、2006年6月2日に発売されたガイドブック[2]のQ&Aで森田繁から(デスティニーなどと同じ)核エンジンとデュートリオンビーム送電システムとのハイブリッドである「ハイパーデュートリオンです」と明言されるまで、あえて触れられていないことが多かった。
- 核エンジン側については、「スペシャルエディション完結編 自由の代償」初回特典カバーでの「レーザー核融合炉」、COSMIC REGIONでの「レーザー核融合エンジン(ULTRACOMPACT ATOMIC REACTOR)[31]」、PGプラモデルでの「ウルトラ・コンパクト・ニュークリア・リアクター(超小型核原子炉)」などの表記もあり、PGプラモデルの組立説明書では「推測される」という前置きの上で、大出力&小型化された新型とされている(ジャスティスガンダム#備考(インフィニットジャスティス)も参照のこと)。
- なお、上述のQ&Aで「Nスタンピーダーを使ったらMSの動力炉も暴走するかもしれない」という趣旨の話題になった際、森田繁は「ストライクフリーダムとか、危ないね(笑)」とコメントしている[2]。
- 光の翼について
- 初期の場合は「もの凄い出力であることの視覚的な表現」とだけ解説[32]され、原理や機能、用途についての設定はなされていなかったが、HGスターゲイザーシリーズ付属ガイドリーフレットvol.4やMGプラモデルの発売時に「スターゲイザーの惑星間航行用光パルス推進システムを発展させた高推力スラスターから発せられる光の翼」という設定が加えられた。
- ドラグーン・システムについて
- スーパードラグーンという名称は、機動兵装ウイングそのものを指す以外に、MGプラモデル&同エクストラフィニッシュVer・PGプラモデル・COSMIC REGION[31]などの解説及び組立説明では、本機のドラグーン・システム自体と、分離するビーム突撃砲に対しても用いられている。
- 講談社の『オフィシャルファイル メカ04』、角川書店の『公式ガイドブック3 -誓いの宇宙-』、竹書房の『パーフェクト・アーカイブ・シリーズ5』、後藤リウの小説版などでは、スペックやデータ表での "ビーム突撃砲" と、説明文や本文での "ドラグーン・システム" ないし単なる "ドラグーン" のように、武装名とシステム名に区別され表記・表現されている。
- 特性については、おおむね「第2世代ドラグーンをベースとしている」という設定と「特異な空間認識能力を必要とする兵装である」という設定の2つに大別されるものが、下記の様に混在している。
- 量子通信システムを改良し、ある程度の普遍性を得ることに成功した。(2005年8月発売の1/100プラモデル解説)
- ほとんどのパイロットには操作できないはずのドラグーンを初出撃時から使いこなしていたように、この機体は開発段階からキラを想定して調整されていると推測されます。(2005年8月発売のテレビジョン サンライズ設定制作部解説)
- 特異な空間認識能力を必要とする兵装。(2005年11月発売の1/60プラモデル解説)
- レジェンドの装備している改良型のドラグーンと同様のシステムを使用している遠隔攻撃兵装。(2005年11月発売の「SEED DESTINYオフィシャルファイル メカ04」解説)
- ザフトによって開発された使用者の空間認識能力に依存しない次世代システムをベースとしながら、独自の改良が加えられている。(2006年12月発売のMGプラモデル解説)
- 操縦には高い空間認識能力が求められ肉体・精神的にも優れたものでなければ性能を引き出すのは難しい。(2008年11月発売の「SEED DESTINY MSエンサイクロペディア」解説)
- 第2世代をベースにさらなる高性能化という方向性で進化がなされた。そのため特異な空間認識能力が必要。(2011年5月発売の「ガンダムの常識 オールガンダム大全集21世紀編」解説)
- レジェンドのようなパイロットに依存しないものが実現可能であるにもかかわらず、特異な空間認識能力が必要なドラグーンを搭載。(2012年2月発売の「ガンダムの常識 SEED モビルスーツ百科 ザフト篇」解説)
- モードについて
- 関連ゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』などでは、「フルバーストモード」を指してハイマットフルバーストと表記している[33]。
- デザインについて
- 『週刊ザテレビジョン』2005年36号に掲載されたサンライズ設定制作部による誕生秘話によれば、フリーダムを超えるMSであるということを外観で示すためにフォルムにマッシブな意匠を取り入れ、フレームを金色にし、火力が増強されたことを示すためビームライフルを2つ装備させたとコメントしている。
- 『月刊ホビージャパン』2007年3月号に掲載されたチーフメカ作画監督の重田智およびバンダイホビー事業部開発担当の野口勉との対談によれば、「ストライクフリーダムは天使をイメージしている」とコメントしている。
注釈
- ↑ 1.0 1.1 本機プラモデルシリーズ組立説明書による塗装色ガイドから、最新(1/144 RG、1/60 PG)のものを要約。
- ↑ 旧版アニメ本篇「PHASE-39 アスラン」でのフォビドゥンに向けての接射シーンでは機銃のようなエフェクトでの「連射」も見せていたが、HDリマスター版では新規カットに差し替えられて「単発」描写になった。また、「33.PHASE-35 舞い降りる剣」から差し替えられた後方視点の新規カットでは、砲身からの冷却による水蒸気を伴うなど実体弾兵器らしく見える描写になっている。
- ↑ 最長時のイメージについては、竹書房 『パーフェクト・アーカイブ・シリーズ3 機動戦士ガンダムSEED』 の29頁以外にも多くのメディアで確認できるチーフメカ作監の重田智によるジャスティスのコンセプトイラスト(忍刀のように逆手で構える姿)によく表れている。
- ↑ 関連ゲーム 『スーパーロボット大戦Z』 では、「弱点を強いてあげるとするならば、あまりに高性能すぎてキラにしか操縦できないこと」と書かれている。
- ↑ もっとも、機体フレームはPS装甲素材であるため、起動中はビーム兵器以外は然程の脅威にはならない
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 プラモデル 『1/100 MG フリーダムガンダム』 組立説明書。 引用エラー: 無効な
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タグ; name "mgfg"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 2.0 2.1 2.2 『パーフェクト・アーカイブ・シリーズ5 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 竹書房。a……171頁。b……121頁。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 プラモデル 『1/100 フリーダムガンダム』 組立説明書。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル メカ編Vol.3』 講談社。b……7頁。
- ↑ 『データコレクション18 機動戦士ガンダムSEED 下巻』 メディアワークス、73頁。
- ↑ 6.0 6.1 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY オフィシャルファイル メカ02』 講談社。
- ↑ プラモデル 『1/144 RG フリーダムガンダム』 。商品独自のパーツとして新たな小翼2枚が存在し、「M100バラエーナ砲の余剰電力を粒子化させ外部に放出する」などの設定が付加されている。
- ↑ 8.0 8.1 引用エラー: 無効な
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タグです。 「seedpa3
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 9.0 9.1 9.2 引用エラー: 無効な
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タグです。 「anime
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ プラモデル『1/144HG プロヴィデンスガンダム』の組立説明書より。
- ↑ 『GREAT MECHANICS 8』 双葉社、下村敬治インタビューより。
- ↑ プラモデル『1/100 フリーダムガンダム』の組立説明書より。
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「novel4
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 「Q.ガンプラ「RG フリーダムガンダム」間もなく発売!フリーダムガンダムといえば?」はマルチロックオンシステムが1位!」 GUNDAM.INFO、2011年11月21日
- ↑ 「「ジオング」&「フリーダムガンダム」参戦!PS3「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」第3弾DLC、1月26日より配信開始!」 GUNDAM.INFO、2012年1月24日
- ↑ 16.0 16.1 16.2 『電撃ホビーマガジン』 2007年2月号。
- ↑ プラモデル 『1/100 MG デスティニーガンダム』 組立説明書。
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「msv
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 『ガンダムの常識オールガンダム大全集21世紀編』 双葉社。
- ↑ 20.0 20.1 プラモデル 『1/144 HG ストライクフリーダムガンダム』 組立説明書。
- ↑ 21.0 21.1 21.2 21.3 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY モデルVol.1』 ホビージャパン。
- ↑ 22.0 22.1 22.2 22.3 プラモデル 『1/100 ストライクフリーダムガンダム』 組立説明書
- ↑ 『MIA ストライクフリーダムガンダム』 付属データシート。
- ↑ 24.00 24.01 24.02 24.03 24.04 24.05 24.06 24.07 24.08 24.09 24.10 24.11 24.12 24.13 プラモデル 『1/100 MG ストライクフリーダムガンダム』 組立説明書。
- ↑ 『機動戦士ガンダム MS大全集2006』 アスキー・メディアワークス、335頁。
- ↑ プラモデル 『1/100 MG ストライクフリーダムガンダム フルバーストモード』 パッケージ。
- ↑ 27.0 27.1 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』 一迅社。
- ↑ 28.0 28.1 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY オフィシャルファイル メカ04』 講談社。
- ↑ プラモデル 『1/60 ストライクフリーダムガンダム』 組立説明書。
- ↑ 「MECHANICS OTHERS」 GUNDAM SEED DESTINY、2005年4月29日のキャッシュ。
- ↑ 31.0 31.1 アクションフィギュア 『コズミックリージョン #7003 ストライクフリーダムガンダム』 パッケージ。
- ↑ NTTブロードバンド配信番組 『帰ってきちゃった♥SEED120%!』。
- ↑ 「AC「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT」早くも隠し機体が登場!」 GUNDAM.INFO、2009年4月17日
関連項目
テンプレート:コズミック・イラen:ZGMF-X10A Freedom Gundam fr:ZGMF-X10A Freedom Gundam