ピースサイン
ピースサインとは、ボディーランゲージの一種。勝利のアピールを行うもので、平和を祈るサインとしても用いられている。イギリスなどの英語圏では、「V」の形を作るためと「Victory(勝利)」を意味するために、「Vサイン」と言われることが多い。
概要
意思表示を送る相手に人差し指と中指をまっすぐに離して突き出し、他の指は曲げて手のひらは外に向ける。欧米の国々を中心に、勝利・反戦・平和という意味を持ち、テンプレート:要出典範囲。また、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでは手のひらを内側に向けると侮蔑や卑猥の意味に変わる。 またテンプレート:要出典範囲
日本では、ピースサインとは呼ばれているが、テンプレート:要出典範囲、後述するように撮影時のポーズとして、楽しさ、喜びを表す意味になる。日本の近隣でも日本と同じような意味で使われ始めている。両手で出す場合を特にダブルピースという。
Vサインの発祥
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1974年8月9日、ホワイトハウスを去るリチャード・ニクソン大統領
- Steve McQueen.jpg
スティーブ・マックイーンは、飲酒運転で逮捕された際、その写真撮影でピースサインを行い、公権力を挑発した。
- 2009 Women's British Open - Jiyai Shin (2).jpg
ピースサインをする申智愛
反戦デモによる普及
1960年代に、ベトナム戦争に対する反戦運動がアメリカやイギリスなどをはじめとする西側諸国で高まり、盛んに反戦デモが行われるようになると、参加者が報道陣のカメラへ向けたアピールと、「平和への願い」を表す意思表示の手段として広く用いられるようになった。同時代に盛んだったヒッピー文化の中でも「平和を願う印」として「ピースマーク」とともに広く行われ、ウッドストックフェスティバルの記録映像などにもその様子が残っている。 たとえば出演者の一人であるジミ・ヘンドリックスは、スター・スパングルド・バナー(アメリカ国歌)をギターで演奏しながらピースサインを観客にアピールしている。
日本での普及
テンプレート:要出典範囲や、テンプレート:要出典範囲、テンプレート:要出典範囲が、少なくとも1970年代から見られ始めた。
テンプレート:要出典範囲。その後、テンプレート:要出典範囲。50代以上の年代であってもテンプレート:要出典範囲。テンプレート:要出典範囲
また、写真・動画撮影時に留まらず、日常生活の中でも、物事がうまく進んで成功した時などの喜びを表すポーズとしてもよく使用される。
日本の影響により、現在では香港や台湾、韓国などの若い世代でも写真撮影の際にピースサインを行うことが定着しており、中国などでも認知されつつある。
その他の使用場面
変わったところでは、オートバイの長距離ツーリングを行なう者同士がすれ違う際に、「道中御無事で!」の意味で交わされるピースサインがある。追い越しの際にはサムズアップで挨拶をする。
1970年代に、道路の整備とオートバイの大型化が進み、ツーリングの長距離化と共に全国に普及した。1980年代には、サインを出しづらいレーサーレプリカやオフロードバイクが流行し廃れかけた(アメリカンのライダーは上体を起こした姿勢なので楽に出来る)が、長距離ツーリングで用いられることが多い北海道の道路や全国の主要国道などでは現在も続けられている。また、アメリカのハワイ州ではバイカーがすれ違う際に、必ず同合図を行っている。ライダーが示す時には右手はアクセルグリップを握っているので、必ず左手で行われる。
符号位置
ピースサインを表す記号は以下の通り。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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