びっくりドンキー
テンプレート:脚注の不足 テンプレート:Infobox びっくりドンキーは、株式会社アレフが日本全国に展開するハンバーグレストランである。1968年(昭和43年)12月創業、1976年(昭和51年)7月設立である。
目次
沿革
1968年12月、「ハンバーガーとサラダの店・ベル」を「カウベル・カンパニー」が岩手県盛岡市大通に開業[1]し、びっくりドンキーの前身となる。
- ドアを開いた店舗入口内に、7人の小人を装飾として設置していたが盗難にあった。1人減った時点で「○○はお花を摘みに出掛けました」(○○は「ねぼすけ」などの名前)、その後「○○は××をさがしにゆきました」等の看板で対応し、家庭的な雰囲気や細やかな心遣いと夢のある対応で評判を得る。
1971年、マクドナルド日本進出の噂を聞いた庄司昭夫社長は、ハワイのマクドナルドを視察して最先端のハンバーガーショップに敵わないと実感する。帰国後、メニュー構成をハンバーガーから日本人を意識したハンバーグ定食へ転換し、ハンバーグ、パン、野菜で一体のハンバーガーに対してハンバーグ、ごはん、サラダを一つに盛り付けるディッシュメニューの原型を発想する。
1981年、本社を北海道札幌市に移転し、1983年、『びっくりドンキー』へ屋号を変更する。
- 客へのインパクトを狙う目的で、「びっくり」の名称と大型メニュー表や店舗ごとに大きく異なる内・外装を採り入れ、マクドナルドがサラブレッドの存在であれば自社はロバで着実にゆっくり進む意味から「ドンキー」と名付ける[2]。それ以前に「ドナルドダック」を使う時期もあるが、ウォルト・ディズニー・カンパニーの登録商標であり使用を止める[3]。ほぼ同時期、福島県郡山市と静岡県富士市へ出店する。
1985年頃から北海道地区と近畿地方を中心にフランチャイズ展開し、ローストビーフ専門店の金鉱スタイルレストラン「ハーフダイム」などもオープンする。
1987年、「アレフ」に社名変更して全国展開[4][5]する。
2011年3月からショッピングセンター内フードコート店舗も展開する。
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ハンバーグの店ベル大通店
- びっくりドンキー札幌西野店(旧、ドナルドダック西野店).JPG
びっくりドンキー札幌西野店</br>(旧・ドナルドダック西野店)
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びっくりドンキー所沢店
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びっくりドンキー京都河原町店
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びっくりドンキー大阪ドームPa・dou店(2007年閉店)
主要商品
ハンバーグを中心に近年はサイドとドリンクメニューの充実が図られ、デザート系商品を中心に特徴的なネーミングが多い。
- ハンバーグ
- 他店では多くの場合ナイフとフォークで食すが、肉質がやわらかく箸でも食せることが特徴[6]である。
- 大皿1枚にハンバーグ、ライス、サラダを盛り付けるディッシュと、パレット型ステーキ皿にハンバーグ、フライドポテト、コーンガロニを盛り付けるステーキがあり、各々チーズ・エッグなどの各種トッピングが選択できる。
- びっくりコーラ
- トロフィーのような巨大グラスで提供される500mlのコーラである。カップルで楽しむ客が多く目玉商品の一つであったが、庄司昭夫社長の「糖分が多すぎお客様の健康に良くない」という配慮から隠れメニューとなり、後に廃止される。
- メリーゴーランド
- 手頃な値段で人気が高いパフェである。大部分を占めるソフトクリームの下に白玉[7]が入っており、ポッキーとチョコチップクッキーがトッピングとしてデコレーションされ、ブルーベリー、マンゴー、イチゴ3種類のソースが選択できる。「メリゴ」や「メリー」などとも俗称される。
- シーハーハーサラダ
びっくりドンキー関連商品
- びっくりドンキーカレー200g (レトルト)
- 持ち帰り需要へ向け市販用途に調整した商品である。厳選したオリジナルスパイス(30種類以上)を使用したスパイシーなカレーで契約農家の厳選した牛肉の粗挽きを使用しコクがあり深い味わいが特徴である。
- びっくりドンキーハヤシ180g(レトルト)
- 持ち帰り需要へ向け市販用途に調整した商品である。契約農家の牛肉を赤ワインでじっくり煮込み、マイルドでくせのない深みのある味わいが特徴である。
- びっくりドンキーマヨネーズタイプ300g
- ハンバーグデイッシュの大根サラダに使用しているマヨネーズである。
- びっくりドンキーソイドレッシング200ml
- シーハーハーサラダに使用しているドレッシングである。
- びっくりドンキー白菜キムチ300g
- 「びっくりドンキーThe Uljin」として販売する商品である。キムチの特徴である辛味・甘味・酸味・塩味・苦味の五味を有し韓国の味を再現している。
事業
2012年9月1日現在、直営店139、フランチャイズ店187、計326店舗[8]を展開する。
北海道伊達市に専属契約牧場があり、小樽市では地ビールの醸造と販売をはじめ関連グループ企業により他事業の経営も行っている。近年は環境事業にも力を入れ日本政策投資銀行より外食業界で全国初の環境格付最上位ランクの指定を受け、北海道工場は2008年6月に北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞で「省エネルギー大賞」を受賞する。
アレフが直営する店舗・事業
- ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」
- 「ベル」、同社発祥店でびっくりドンキーと同一メニューで営業している。
- ローストビーフレストラン「ハーフダイム」
- ステーキハウス「43°」
- イタリアンレストラン「ペペサーレ」
- ビアパブ「小樽倉庫No.1」「Leibspeise」「BEER HORN」
- 小樽ビールの製造販売
- 画廊喫茶「うみ・かぜ・未来」
グループ企業による店舗・事業
株式会社アレフwebsite参照。
過去の店舗・事業
- 生活雑貨の店「小樽運河 いやはやなんだ館だあった蔵本店」、2005年閉店する。
- 中華レストラン「十夜一夜」、2006年閉店する。
- レストラン「天空回廊」、2009年閉店する。
- ハンバーグ丼専門店「どんぶりドンキー[9]」靖国通り店(東京都新宿区新宿2丁目)、2008年11月3日開店し2010年8月31日閉店する。
- (株)オリエントジオサービス[10](北海道札幌市南区川沿)
工場
- 北海道工場 - 北海道恵庭市
- 岩手工場 - 岩手県盛岡市
- 福島工場 - 福島県伊達市
- 埼玉工場 - 埼玉県さいたま市岩槻区
- 大垣工場 - 岐阜県大垣市
- 大阪工場 - 大阪府摂津市
- 福岡工場 - 福岡県糟屋郡粕屋町
- ビール醸造所 - 北海道小樽市
- 珈琲ローストファクトリー - 北海道沙流郡平取町
所属したスポーツ選手
過去に2選手が所属した。
- コーチ・監督・マネージャーなど選手をサポートする専任スタッフが不在で総務部が問合せ窓口業務を担当する程度だったことから、積極的な情報公開も行わず外部にも応援活動等をしないと公言し広報も行っていなかった。しかし2006年のトリノオリンピック開幕と同時に急遽PDF形式にて自社ホームページ内にて情報公開を開始[11]し、これを機に「スケート部」が発足する。
- その後も社内報に選手情報は出すが、トリノオリンピックでの成績、大会出場(予定含む)スケジュールや成績を掲載せず、他のオリンピック出場選手所属企業のように選手を宣伝媒体とせず、国内大会では参加選手所属企業や大会スポンサー同様に「びっくりドンキー」名義の看板をコース沿いに掲出している。
- 2010年6月30日、突如「スケート部」を廃止する。及川は同年9月に大和ハウス工業へ移籍し、今野は引退して競輪選手へ転身を公表した。
雑記
株式会社アレフは宗教団体アレフ(旧・オウム真理教、その後アーレフに改名)とは一切関係ない[12]。
脚注
関連項目
- 社団法人日本フランチャイズチェーン協会
- ザ!鉄腕!DASH!!(過去に番組スポンサーだった日本テレビ系列のテレビ番組)
- オールナイトニッポン(番組スポンサー)
外部リンク
- びっくりドンキー
- 株式会社アレフ
- ワイ・テイ・ワイ産業株式会社(大阪・兵庫の12店舗をフランチャイズ)
- サンフィールド株式会社(広島の4店舗をフランチャイズ)
- 松早商事フード事業部(長崎の2店舗をフランチャイズ)
- 株式会社元廣(京都の12店舗をフランチャイズ)