お昼のN天ワイド
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テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『お昼のN天ワイド』(おひるのエヌてんワイド)は、テレビ朝日で1994年10月から1997年9月にかけて放送された昼の報道番組。通称『N天ワイド』。
目次
概要
- 放送時間は月曜日 - 金曜日11:30 - 12:00(JST)の30分番組。
- それまで放送された『ザ・ニュースキャスター』が縮小、ニュース、天気、ミニ生活情報を盛り込んだ番組となった。11:30から11:45までの前半は岡田洋子と山口豊(→古澤琢→中山貴雄)がヘッドラインニュースなどを伝え、気象予報士・高塚哲広(当時は“高塚てつ彦”)の気象情報も伝えた。11:45以降の後半は高井正憲と丸川珠代(当時テレビ朝日アナウンサー)の『ANNニュース』を内包して放送された。
- 番組名に「ワイド」と付いているものの、正味の放送時間は15分の為、ミニ番組である。本編はテレビ朝日と一部系列局数局程度のネットに留まっていた。スポンサーは局ごとに異なっていた。
- オープニングBGMはロック調(DIMENSIONの「se.le.ne」をアレンジした曲)で、エンディングBGMはこの後の番組に接続する為、『ANNニュース』のオープニングと全く同じ。オープニング・エンディング共にお天気カメラの映像が使用されていた。お天気カメラの映像は横浜のみなとみらい周辺が多かったとされる。
- 1997年9月26日を以って「ワイド!スクランブル」に統合されて番組は終了した。最終回では同時期に廃止された信越本線横川駅の中継で番組を締めくくっていた。その際、岡田は“N天は今日で一旦お別れとなります”と、高塚は“自分が気象予報士となって丸3年に亘って天気予報を伝える事が出来て本当に良かったですけども、気象災害には気をつけましょう”と述べ、山口は横川駅の構内から“碓氷峠越えも後数日ですがN天も今日で終わりですね。これからも現場に足を運んで皆さんの分かりやすいニュースを自分で取材して伝えていきたいと思っています。どうも有難うございました”と述べた。
- 放映期間中は阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件、オウム真理教のメンバー等による一連の事件といった大事件が軒並み発生し、本編が潰れて緊急ニュースになる事もしばしばあった(特に1995年頃)。
- 瀬戸内海放送は『KSB DAY・WATCH』と改題してネットしていたが、オープニングの岡田・山口の挨拶では普通に「お昼のN天ワイドです」と言っていた。
主なコーナー
- ヘッドラインニュース
- ヘッドラインフラッシュ
- N天特集(生活密着情報)
- 高塚てつ彦のお天気研究所(関東地方・全国の天気、系列局でも関東地方の天気予報がそのまま垂れ流しとなっていた)
- あの日あの時(懐かしの曲に乗せながら、当時の世相を振り返るコーナー。)
- ANNニュース
キャスター・スタッフ
本編(11:30〜11:45)
ANNニュース
プロデューサー
- 堀越むつ子(元アナウンサー、現広報局長)
ネット局
本編(11:30〜11:45)
- テレビ朝日(制作局)
- 北海道テレビ
- 青森朝日放送
- 岩手朝日テレビ
- 秋田朝日放送
- 瀬戸内海放送 (『KSB DAY・WATCH』と改題してネット)
- 琉球朝日放送(1995年10月の開局から。「お天気研究所」と「あの日あの時」のコーナーはローカルニュースに差し替え)
- ※普段のネット局でも全国高等学校野球選手権大会地区大会の中継のため、番組後半の『ANNニュース』だけのネットになる場合があった。
ANNニュース
※CS衛星放送の朝日ニュースターでも、全編にわたり時差放送されていた。
関連番組
- テレビ朝日系列の山形テレビで同時期に放送されていた昼のローカルニュース番組。