浜名湖競艇場

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テンプレート:基礎情報 競艇場 浜名湖競艇場(はまなこきょうていじょう)は静岡県[1][2]浜名湖の南岸にある競艇場である。

通称は、BOAT RACE浜名湖(ボートレースはまなこ)。

概要

当施設は、東日本で最初に開設された競艇場である。

施行者は浜名湖競艇企業団湖西市浜松市)。浜名湖ボートとも呼ぶ。JRの新居町駅の競艇場専用改札口から至近の場所にあり、駅のホームから競艇場の大型掲示板を確認することができるほか、東海道新幹線の車窓からも競艇場を見渡すことができる。晴れた日には場内から富士山を眺めることができる[2]

マスコットはスワッキー、クロッキー、ローリーである(それにちなんでスワッキーアタック、クロッキーアタック、ローリーアタックが行なわれている)。

競艇に対する啓蒙活動は24場の中でもかなり熱心であり、職員によるモーターボートの説明および競技の説明が頻繁に行われたり、お笑い芸人などのゲストを呼んでライブやトークショーがあったあと、ゲストを交えての初心者向け競艇講座が行われたりもしている。

実況はメディアターナーの工藤浩伸山口新之輔が担当していたが、工藤は2010年のG1浜名湖賞を最後に引退した。また、展示航走やレースの解説は静岡支部の元競艇選手である柴田稔・牧野俊英が、ピットリポートと整備情報は同じく元静岡選手の野中文恵が務め、場内およびJLC、インターネットライブで放送されている。

長らく標準型モーターが採用されていたが、2009年4月10日初日の開催より減音型モーターに変更された。

場内締め切り5分前を知らせる音楽はグリーングリーン、3分前はチキ・チキ・バン・バンが採用されている。

2010年3月22日までは浜名湖競艇企業団と湖西市の複数施行者だったが、企業団を構成した新居町が同年3月23日付けで湖西市と合併した為、新居町に代わり湖西市が企業団に加入した。

コース概要

浜名湖を利用したプールの競走水面で[1]、水質は汽水[2](淡水と海水が混じった水面)もしくは海水[1]。競走水面の面積は日本の競艇場の中で最も広く[2]、走りやすい競艇場として選手間では人気があり、アンケートで苦手な水面を選手に聞かれた場合、浜名湖が出ることはほとんどない。場は強い北西の風が吹き[1]、インの勝率が上昇する。

主要開催競走

周年記念 (GI) の名称は浜名湖賞である。

企業杯 (GIII) として、河合楽器スポーツ杯とSUZUKIスピードカップが隔年で行なわれている。

新鋭リーグ戦の名称は若鮎杯。女子リーグ戦の名称はフラワーカップ。正月には静岡放送静岡新聞社New Year's Cup、ゴールデンウィークには浜松市長杯争奪やらまいかカップ(2008年までは中日新聞東海本社杯)、お盆には黒潮杯が行なわれている。

SG開催実績

年度 競走名 優勝者 登番 出身
1957 第4回全日本選手権競走 中西勉 177 香川
1973 第8回総理大臣杯競走 鈴木文雄 1493 岐阜
1977 第23回モーターボート記念競走 加藤峻二 1485 埼玉
1979 第14回総理大臣杯競走 松尾泰宏 1203 佐賀
1981 第28回全日本選手権競走 村上一行 2073 岡山
1984 第11回笹川賞競走 今村豊 2992 山口
1988 第34回モーターボート記念競走 松野寛 1592 静岡
1992 第38回モーターボート記念競走 今村豊 2992 山口
1995 第22回笹川賞競走 服部幸男 3422 静岡
2000 第35回総理大臣杯競走 矢後剛 3347 東京
2001 第28回笹川賞競走 松井繁 3415 大阪
2004 第14回グランドチャンピオン決定戦競走 原田幸哉 3779 愛知
2006 第16回グランドチャンピオン決定戦競走 坪井康晴 3959 静岡
2007 第10回競艇王チャレンジカップ 湯川浩司 4044 大阪
2008 第11回競艇王チャレンジカップ 坪井康晴 3959 静岡
2010 第37回笹川賞競走 岡崎恭裕 4296 福岡
2012 第39回笹川賞競走 井口佳典 4024 三重
2014 第24回グランドチャンピオン 菊地孝平 3960 静岡

2015年に第62回ボートレースダービー(全日本選手権)が開催される。

主な地元有力選手

アクセス

脚注

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注釈

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出典

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参考文献

関連項目

  • 森原みさと(現奈月はな) - 浜名湖競艇イメージガール(2006年)

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 蛭子1992、199頁。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 藤野2006、213頁。