らくらくトレイン
らくらくトレインは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が新潟駅を始発として、夜間に運行する定員制の快速列車である。直江津行きと村上行きの2列車がある。新潟車両センター所属の485系6両編成で運転される。全車自由席の定員制で、ホームライナーなどと同様、乗車整理券が必要となる。
本項では運用上の関連が深いおはよう信越についても記述する。全車指定席制を採用している。
運転本数・停車駅
らくらくトレイン信越・おはよう信越
「らくらくトレイン信越」は新潟駅 → 直江津駅間の1日片道1本のみ運行である。前身のらくらくトレイン長岡時代以前は長岡駅に到着後は折り返し新潟車両センターまで回送されていた。
2012年3月17日から運行を開始した「おはよう信越」は、直江津駅 → 新潟駅間の1日片道1本のみである。運行ダイヤは前日まで運行されていた「きたぐに」のものを踏襲しており、同列車下りの新潟口を補完する運行体制が取られている。但し亀田駅には停車しない。
- 停車駅
- ※矢代田駅と三条駅は「らくらくトレイン信越」のみ停車。
らくらくトレイン村上
新潟駅 → 村上駅間の1日片道1本のみ運行。毎日運行している。村上駅に到着後は折り返し下記と同じ停車駅で快速列車として新潟駅まで運転される。折り返しの快速3950Mは、乗車整理券が不要である。
- 停車駅
使用車両
おはよう信越 | ||||||||||||||
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らくらくトレイン信越 らくらくトレイン村上 | ||||||||||||||
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新潟車両センターの485系6両編成。「らくらくトレイン信越」「おはよう信越」「らくらくトレイン村上」いずれも「北越」「いなほ」などで運用される3000番台R編成や1000番台T編成が主に運用される。K編成が運用に入る場合もある。
1号車には半室グリーン車があるが、「らくらくトレイン―」は全席普通車扱いのため、グリーン券なしでグリーン車に乗車することが可能である。したがって、前述のように「らくらくトレイン村上」の折り返しの快速は乗車整理券が不要のため、運賃のみでグリーン車に乗車することが可能である。また「らくらくトレイン―」の6号車は女性専用車「レディースカー」となっている。
乗車方法
「らくらくトレイン―」は全車自由席の定員制で、乗車整理券が必要である。乗車整理券は、新潟駅では1番線に設置された券売機で、途中停車駅ではみどりの窓口・改札口で購入することができる。新潟駅では乗車整理券の改札を行うため、乗車口は1号車のみとなる。
「おはよう信越」は全車指定席制で、普通車は指定席券が、グリーン車はグリーン券が必要である。こちらは途中停車駅だけでなく、全国のみどりの窓口・指定券自動券売機で購入することができる。
沿革
信越本線の新潟都市圏沿線の着席通勤に対するニーズに応えるため、1994年(平成6年)12月3日のダイヤ改正で、新潟駅 → 長岡駅間の通勤ライナー列車「らくらくライナー」として運行を開始した。
1999年(平成11年)2月27日のダイヤ改正から首都圏地区のライナー列車に「ライナー券」が設定されたことから「らくらくホームトレイン」に改称した。
その後、白新線・羽越本線沿線でも着席通勤に対するニーズが高まったのに伴い、2004年(平成16年)3月13日のダイヤ改正より新潟駅 → 村上駅間の運行を開始し愛称も「らくらくトレイン」に統一され、それぞれ「らくらくトレイン長岡」「らくらくトレイン村上」となった。乗車整理券の料金も310円から300円に値下げされた。
2007年(平成19年)3月18日からダイヤ改正に伴い、全列車全席禁煙となった。
2012年(平成24年)3月17日のダイヤ改正で急行「きたぐに」が定期運行を終了、これに伴って同列車が担っていた上越地方・柏崎市と新潟市との早朝・深夜需要を補完する必要が生じ、「らくらくトレイン長岡」がその役割を発展的に引き継ぐ形で定期化されることになり、直江津駅まで延長された上で名称も「らくらくトレイン信越」となった。同時に翌朝に直江津駅始発で「おはよう信越」が設定された。こちらは全車指定席で、グリーン席も設定された。
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おはよう信越
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らくらくトレイン村上
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らくらくトレイン長岡