来迎寺駅
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来迎寺駅(らいこうじえき)は、新潟県長岡市来迎寺にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である。
長岡市越路地区の中心駅。以前は信越本線・魚沼線・越後交通長岡線の3路線が接続する交通の要衝であったが、現在は信越本線のみである。かつては急行「きたぐに」が停車していた。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。両ホームは跨線橋で連絡されている。1番線の長岡寄りには頭端式(切り欠き型)の0番線があった。魚沼線のホームだったが、既に廃止されている。2番線側は以前、島式ホームで3番線も設けられていた。またその北側には廃線となった越後交通長岡線の引込線・側線等があったが、現在はすべて撤去され、跡地は宅地化されている。
業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。駅舎には、みどりの窓口(営業時間 7:20 - 18:10・途中で営業を休止する時間帯あり)、自動券売機の他、待合室、自動販売機、トイレなどがある。また、駅舎横には駅の南北を連絡する地下通路が設けられている。
特急列車・快速「くびき野」は全列車が通過する。かつては急行「きたぐに」も停車していたが臨時列車となったため、その補完として新潟 - 直江津間で2012年3月17日のダイヤ改正から、 快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越」が停車している。また海水浴のシーズンに運転される臨時快速「マリンブルーくじらなみ号」が停車したが、2006年より通過となった。
のりば
南側から、
1 | テンプレート:Color信越本線(上り) | 柏崎・直江津方面 |
2 | テンプレート:Color信越本線(下り) | 長岡・新潟方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は518人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人員 |
2000 | 546 |
2001 | 530 |
2002 | 530 |
2003 | 516 |
2004 | 459 |
2005 | 468 |
2006 | 480 |
2007 | 463 |
2008 | 487 |
2009 | 465 |
2010 | 494 |
2011 | 486 |
2012 | 517 |
2013 | 518 |
駅周辺
歴史
- 1898年(明治31年)12月27日 - 北越鉄道・北条~長岡間開業の際に開設。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 北越鉄道が国有化。官設鉄道に移管。
- 1911年(明治44年)9月14日 - 魚沼鉄道・新来迎寺 - 小千谷間(軌間762mm)が開業。
- 1921年(大正10年)11月18日 - 長岡鉄道・来迎寺 - 西長岡間が開通。
- 1922年(大正11年)6月15日 - 魚沼鉄道が魚沼軽便線として国有化され、駅舎を統合。同年9月2日、魚沼線に改称。
- 1944年(昭和19年)10月16日 - 魚沼線が戦時下の不要不急線として、全線休止。
- 1954年(昭和29年)8月1日 - 魚沼線が全線営業再開、この際に軌間1067mmに改軌。
- 1973年(昭和48年)4月 - 越後交通長岡線・来迎寺 - 西長岡間の旅客営業を廃止、同社の路線バスに転換。
- 1979年(昭和54年)11月1日 - 新駅舎(現駅舎)完成。
- 1984年(昭和59年)4月1日 - 魚沼線が特定地方交通線に選定され全線廃止、越後交通の路線バスに転換。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1995年(平成7年)3月31日 - 越後交通長岡線が貨物営業を廃止し、全線廃止。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color信越本線
- テンプレート:Color快速「くびき野」
- 通過
- テンプレート:Color快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越」
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「くびき野」
廃止路線
- 日本国有鉄道
- 魚沼線
- 来迎寺駅 - 片貝駅
- 越後交通
- 長岡線
- 来迎寺駅 - 深沢駅