吹田駅 (JR西日本)
吹田駅(すいたえき)は、大阪府吹田市朝日町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
目次
乗り入れ路線
乗り入れている路線は、書類上は東海道本線と片町線(支線)の2路線となっており、東海道本線に関しては本線のほかに2つの支線(後述)が分岐している。旅客駅は東海道本線の本線を行く列車のみが停車し、「JR京都線」の路線愛称設定区間に含まれている。
当駅は重要な結節駅となっている。以下の各路線は旅客用ホームは設置されていないが、当駅を運転上の接続駅としており、梅田貨物線以外は基本的に貨物列車専用である(リスト内の「 」内の路線名は通称)。
実際は、貨物線の線路は吹田信号場(旧:吹田操車場)まで続いている。東海道本線は、当駅から東側が京都支社の管轄である。上神崎川橋梁の吹田方の堤防上にある境界標を挟み、隣の東淀川駅 - 尼崎駅間は大阪支社の管轄に変わる。城東貨物線についても神崎川橋梁の吹田方に京都・大阪両支社の境界標が設けられている。
駅構造
貨物線をのぞけば、2面4線の島式ホームであるが、各駅停車のみが停車する関係で内側の2線のみが使われる。外側は通過列車のみのため、ホームには柵が設置されている。岸辺方に折り返し用の引き上げ線がある関係で、場内・出発信号機を有する。ただし、貨物線の場内信号機は当駅ではなく吹田信号場の設備であるため、貨物線を経由する列車の運転取扱においては当駅での採時は行われない。
中央口の駅舎はダイエー吹田店を核店舗とする商業施設「吹田さんくす」の一部になっている。エスカレーターとエレベーターの新設工事が行われていたために、当駅の大阪側の階段は2005年秋から約1年2か月間通行不可能であった。工事完了後、大阪側は大阪駅御堂筋口同様エスカレーターだけとなっている。
吹田駅東口は地下に改札があり、ハートイン・神戸屋がある。ホームと東口改札は当駅北口の再開発後もスロープで結ばれている。トイレは設置されている。
直営駅で、高槻駅の管理下にあるが、地区駅長が配置され、岸辺駅を管轄している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及びその相互利用対象カードの利用可能駅である。
ホーム | 路線 | 方向(線路) | 行先 |
---|---|---|---|
テンプレート:Color | テンプレート:Color | テンプレート:Color | テンプレート:Color |
2 | テンプレート:ColorJR京都線 | 下り(内側線) | 新大阪・大阪・三ノ宮方面 |
3 | テンプレート:ColorJR京都線 | 上り(内側線) | 高槻・京都方面 |
テンプレート:Color | テンプレート:Color | テンプレート:Color | テンプレート:Color |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり8本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は4分間隔で発車する。
国鉄時代の1986年11月1日のダイヤ改正以降、当駅止まりの各駅停車は設定されていなかったが、2011年3月12日のダイヤ改正で当駅折り返しの列車が再び設定された(早朝5時台の到着の新三田発1本とその折り返しの6時台の尼崎行き(土曜・休日は新三田行き)1本)。テンプレート:要出典範囲
1995年9月1日のダイヤ改正で当駅始発の新三田行きが朝に3本(新大阪駅→当駅間は回送・塚本駅は通過)設定されていたが、1997年3月8日および1998年10月3日に高槻駅始発に変更になった。事故などでダイヤに乱れが生じた場合は、京都行きの各駅停車が当駅で運転を打ち切られ、折り返し当駅始発として運転されることが多い。このため吹田行きの方向幕も設定されている。
利用状況
大阪府統計年鑑[1]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 22,332 |
1996年 | 22,820 |
1997年 | 22,902 |
1998年 | 22,634 |
1999年 | 22,501 |
2000年 | 22,584 |
2001年 | 22,698 |
2002年 | 22,580 |
2003年 | 22,630 |
2004年 | 22,448 |
2005年 | 22,300 |
2006年 | 22,303 |
2007年 | 22,145 |
2008年 | 22,165 |
2009年 | 21,682 |
2010年 | 21,497 |
2011年 | 21,405 |
2012年 | 21,359 |
駅周辺
- JR西日本吹田総合車両所
- JR西日本社員研修センター
- アサヒビール吹田工場-アサヒビール発祥の地でもある。
- ダイエー-駅ビルを含む商業施設吹田さんくすの中核店舗
- メロード吹田-吹田駅北側の再開発で1996年に完成した38階建て高層ビル。
- 吹田市立さんくす図書館
- さんくすホール
- 吹田ケーブルテレビ (SUTV)
- 吹田勤労者会館(室内プール)
- 高城B遺跡-古墳時代から中世にまで続く集落跡。
- 「旭通商店街」「新旭町通商店街」「錦通り商店街」「栄通り商店街」「中通り商店街」「本通り商店街」「千日通商店街」「新旭町通食品街」「片山商店街」
阪急電鉄千里線の吹田駅へは、直線距離で600m程離れている。吹田市民は混同されないように、JRの駅である当駅を「JR吹田」、阪急電鉄の吹田駅を「阪急吹田」と区別している。
バス路線
中央口(JR吹田停留所)
- 当初はラッシュ時のみの運行であったが後に9号経路(上新庄駅 - 京阪守口市駅)の路線を延長して日中も運行されるようになった。管轄は寝屋川である。
- 過去には国鉄バス・近鉄バス・阪急バスなどが国鉄八尾駅(国鉄バス末期は松下厨房器前)に、京阪バスは京阪門真市駅や近鉄八戸ノ里駅などを結んでいた。ただし京阪バスは現在の9A号経路とは営業所の管轄が違い、門真が担当していた。このため当駅周辺では寝屋川と門真の両方の車両が運行されていた(吹田八尾線の項も参照)。
- 片山町2丁目にあるローソンは国鉄バスの吹田営業所跡である。
東口(JR吹田北口停留所)
- 阪急バス
- 桃山台駅前・上山手町→片山中学校循環・(吹田)市民病院行き、万博記念公園駅行きなどがある。
- ただし(吹田)市民病院から来るバスはJR吹田北口停留所には着車しないで直接JR吹田停留所に乗り入れる。
- 桃山台駅前・上山手町→片山中学校循環・(吹田)市民病院行き、万博記念公園駅行きなどがある。
- 片山商店街近くには吹高口経由のバスのりばの吹田北口停留所がある。駅とは徒歩3分ほど。以前は(吹田)市民病院前経由のバスも吹田北口停留所に停車していたので場所が4か所、6つ乗り場があったが、吹田北口再開発完成後、市民病院前経由のバスが新たに設けられたJR吹田北口停留所を経由することになったため、現在は2つのみとなっている。
歴史
- 1876年(明治9年)8月9日 - 官設鉄道の高槻駅 - 大阪駅間に新設開業。客貨取扱を開始。
- 1895年(明治28年)4月1日 - 線路名称制定。東海道線(1909年より東海道本線)の所属となる。
- 1924年(大正13年) - 現在地(東へ200m)に移転。
- 1979年(昭和54年)
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 当駅の貨物取扱が廃止。アサヒビール吹田工場へ専用線が続き、貨物輸送を行っていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
- 2012年(平成24年)7月 - 同駅駅員による、ICOCA悪用の不正乗車事案が発覚(記事)。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR京都線(東海道本線旅客線)
- テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color快速
- 東海道本線貨物線(貨物支線含む)
- 片町線貨物支線
脚注
外部リンク
テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:Navbox テンプレート:東海道本線 (大阪府内貨物支線) テンプレート:Navbox
テンプレート:鉄道路線フッター