新三田駅
テンプレート:駅情報 新三田駅(しんさんだえき)は、兵庫県三田市福島にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
概要
「JR宝塚線」の愛称区間に含まれており、1986年の福知山線全線電化と同時に開業。運行上の境界駅の一つとなっている。
直営駅(宝塚駅の被管理駅)で、ICOCAや相互利用対象のICカードが使える。
福知山線は、当駅以南が大阪支社の管轄であり、北隣の広野駅からは福知山支社の管轄となる。両支社の境界は、当駅の上り第1場内信号機である。当駅はアーバンネットワークに属しているが、福知山線のJR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム (SUNTRAS)による運行管理は、当駅が北限である。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ地上駅。ホームは盛土上にあり、コンコースとホームは地下道や跨線橋で結ばれている。バリアフリーの一環として、跨線橋にエレベーターが設置されている。
外側の2線(1番のりば・4番のりば)が本線、内側の2線(2番のりば・3番のりば)が下り副本線で、当駅で折り返す列車は全て内側の2・3番のりばを使用する。それ以外の当駅以北へと向かう列車(篠山口駅・福知山駅発着)は、朝のラッシュ時を除いて外側の1・4番のりばを通る。
JR東西線の開業と同時に、篠山口側に留置線が設置された。また、改札外にはコンビニエンスストアの『ハートイン』がある。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 下り | 篠山口・福知山方面 | |
3・4 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 上り | 宝塚・大阪・北新地方面 | 当駅始発の一部は2番のりば |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 3番のりばからは篠山口方面への発車も可能。
- 夜間滞泊の設定もある。
ダイヤ
日中は1時間あたり6本で、丹波路快速が2本、各駅停車が4本のパターンダイヤとなっている。この内、各駅停車は全て当駅で大阪方面へ折り返しとなり、篠山口方面(下り)は丹波路快速のみの運行となる(一駅手前の三田駅から、終着駅まで各駅に停車)。半数は篠山口駅で福知山行きの列車に接続する。
上り(大阪方面)の各駅停車は川西池田駅まで先着し、同駅で宝塚駅始発の快速大阪行きか篠山口駅からの丹波路快速に接続する。朝の各駅停車の一部には、宝塚駅で待避を行う列車の設定もある。
朝晩にはJR東西線や学研都市線に乗り入れる列車もある。朝ラッシュ時には当駅始発の上りの快速が多数設定されており、始発時点でほぼ満席となる。また、最優等列車の特急『こうのとり』は通勤利用客向けに朝の上りと夕方以降の下りが停車し、利便性が向上している(一駅隣の三田駅には全便停車)。
2011年3月12日のダイヤ改正では、以前に設定されていた湖西線直通の当駅発近江舞子行きの普通列車1本が、土曜・休日ダイヤに限り復活している。当駅始発の列車では、最長距離を走破する列車となる。また、終電の到着時刻は1時04分である。
利用状況
利用客数は隣の三田駅とほぼ同じで、福知山線内では5番目に多い。
ウッディタウンなどの北摂三田ニュータウンからバスなどで当駅まで出て、大阪方面へと向かう住民が多い。当駅が始発となる列車が多く、おおむね座って大阪方面に行くことができるため、神戸電鉄の公園都市線経由で三田駅に出るよりも利便性に優れる。所要時間も短く、運賃も安い。混雑時には送迎のマイカーが多く見られる。
なお、近隣の工業団地・テクノパークなどの開発などもあり、朝の下り列車、夕方以降の上り列車への通勤客の利用も多い。
兵庫県統計書及び三田市統計書によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 11,114 |
1996年 | 11,481 |
1997年 | 11,963 |
1998年 | 12,452 |
1999年 | 12,760 |
2000年 | 13,210 |
2001年 | 13,501 |
2002年 | 13,513 |
2003年 | 13,670 |
2004年 | 13,882 |
2005年 | 13,844 |
2006年 | 14,277 |
2007年 | 14,413 |
2008年 | 14,650 |
2009年 | 14,600 |
2010年 | 14,782 |
2011年 | 14,753 |
2012年 | 14,756 |
駅周辺
国鉄末期に開業した当時、周囲にはほとんど何もなかったが、三田市のニュータウン開発によりウッディタウン・カルチャータウン等の玄関口として急激に発展していった。
三田駅とは異なり、駅に隣接する施設はほとんどない。下記の施設等へは、ほとんどの場合バスやタクシーへ乗り継ぐことになる。駅前には大規模な立体駐輪・駐車場があり、パークアンドライドを行う利用客も少なくない。マイクロバス用の駐車スペースもあり、送迎バスなども発着している。
- ウッディタウン
- カルチャータウン
- 三田工業団地
- 三田市民病院
- 有馬富士公園
- 神戸医療福祉専門学校
- 関西学院大学 神戸三田キャンパス(神姫バスを利用)
- 東条湖おもちゃ王国(加東市、無料送迎バスが運行されている)
- 焼肉倶楽部 いちばん 三田店
- 国道176号
- 兵庫県道141号黒石三田線
- 兵庫県道570号有馬富士公園線
- 武庫川
路線バス
神姫バスの新三田駅バスターミナルがあり、6つののりばといくつかのおりばが設けられている。同社の主要停留所の一つとなっており、定期券発売所やタクシー用ののりばも併設されている。
ニュータウンへの玄関口として機能しており、特に朝の上りは相当数の便が設定される。また深夜帯の運行も充実しており、最終便は松井山手始発の普通電車と接続するため、一般路線のバスとしてはかなり遅い24時55分発である(2013年5月現在・平日ダイヤ)。
- 1番のりば
- すずかけ台方面、三田市民病院・三田駅方面
- 2番のりば
- あかしあ台方面、えるむプラザ経由 学園7丁目方面
- 3番のりば
- ゆりのき台方面
- 4番のりば
- けやき台・センチュリープラザ前・ゆりのき台4丁目方面、けやき台経由 学園7丁目方面
- 5番のりば
- 関西学院大学・学園7丁目、つつじが丘方面
- 6番のりば
- テクノパーク方面、渡瀬方面、上津台方面
歴史
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 日本国有鉄道福知山線の三田駅 - 広野駅間に新設開業。旅客のみ取り扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR宝塚線(福知山線)
- 特急『こうのとり』一部停車駅
- テンプレート:Color丹波路快速・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color普通