鎌田實 いのちの対話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年1月20日 (月) 10:07時点におけるNorio-abc (トーク)による版 (外部サイト)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

鎌田實 いのちの対話(かまたみのる いのちのたいわ)は、NHKラジオ第1放送で、2003年度から、主として祝日に毎年4回程度放送される特別番組である。年数回アンコール放送を行う時もある。

概要

番組のメインパーソナリティーは長野県茅野市にある諏訪中央病院医師・名誉院長として地域医療の第一線で活躍する鎌田實。患者と医師とのふれあい、いのちの大切さを鎌田とゲスト(毎回2名程度)、進行役NHKアナウンサーの村上信夫、そしてリスナーや会場の観客とともに、意見を交わしながら考えてゆく。

毎回全国各地のNHKの放送局が主催し、公開放送の形式で行われる。これまで長野県塩尻市佐賀県多久市青森県三沢市神戸市宮崎県新富町高知市名古屋市群馬県伊勢崎市山形県河北町栃木県大平町徳島市大阪市仙台市千葉県流山市富山市山口県萩市京都府長岡京市福岡県福津市札幌市新潟県長岡市石川県津幡町で開催された。

放送時間は午前9時台から11時台にかけて放送。村上が担当している『今日も元気でわくわくラジオ』(2008年度から『ラジオビタミン』)を差し替えて放送する形である。

2012年3月をもって9年間のシリーズを終了。公開生放送(32回=うち1回は後述のとおり諸般事情で3回分に分けたため実質35回[1])は2月で終わり、3月は東京のスタジオで非公開の形で、第1回放送でのゲストだったさだまさしをもう一度スペシャルゲスト迎えて総集編を行う。なお、鎌田、村上のコンビで同4月から文化放送で、局を変えての事実上の続編である『鎌田實×村上信夫 日曜はがんばらない』の放送が開始される。

集英社から、番組内容をまとめた「いのちの対話」「いのちとユーモア」という書籍も販売されている。岩波書店から、番組内容をまとめた「医者と患者の絆」「大人と子どもの絆」「死に方上手」が刊行されている。

  1. 最終回・2012年3月20日放送の冒頭の挨拶より

10代いのちの対話

2010年8月15日に『10代いのちの対話』として10代の「いのち」について取り上げる。鎌田・村上の他に放送時間は20:05 - 21:55『渋マガZ』を休止して放送する。終戦の日でもあり、「いのち」のほかに「戦争」もキーワードとなっている。

特記事項

2007年7月16日には、流山市で公開生放送が行われたが、放送中に新潟県中越沖地震が発生し、NHK全体が特別体制に切り替えられたため、番組が中断された形となった。その後も収録は行われ、生放送された部分も含め、改めて7月29日(日曜日)の9:05~に撮って出し形式で放送された。

2010年7月19日のアンコール放送では北海道など一部地域では高校野球地方大会の中継で全面休止となったところがあるが、高校野球が9:05からの放送の場合でも一部分での放送は行なわず、地方放送局からの話題と音楽に差し替えた(10:05開始の地域では9:55で途中飛び降り)。

2011年4月29日(昭和の日)は長崎県島原市からの公開生放送を予定していたが、祝日としては異例の国会中継「衆議院予算委員会」が組まれたため3回に分けて5月3日~5日の11時台に録音放送、開催そのものは予定通り行なわれた。なお、同年7月18日(海の日)にも8:33~11:50にほぼ完全な形での撮って出し形式で放送された(北海道地方では9:05から高校野球地方大会の中継のため放送されず、8:33~8:55は札幌局から話題と音楽に差し替えられた)。

外部サイト