私の履歴書
私の履歴書(わたしのりれきしょ)は、日本経済新聞朝刊最終面(文化面)に掲載されている連載読み物である。1956年3月1日にスタート。第1回は鈴木茂三郎で、3月1日から7日にかけて連載された。当初は連載期間が1週間と短かったが、その後次第に長くなり、1987年からは毎月1か月間(1日から末日)に渡って1人を取り上げるスタイルが定着。2014年現在も継続中である。これを原作として、テレビ東京・BSジャパンとラジオ日経で放送化されている。
目次
解説
著名人が、出生から今日に至るまでの半生を描く自伝である。連載開始当初は活躍中の人物が連載する事が多く、首相在任中の岸信介や自民党幹事長時代の田中角栄も五十代の頃に登場したが、次第に主に第一線を退いた人物を取り上げるようになった。
他界した人物は取り上げない。運輸事務次官・日本通運社長を務めた広瀬真一のように原稿がほぼ出来上がっていたのにもかかわらず逝去した(1986年)ためにお蔵入りとなったケースもある。城山三郎も同様で遺稿は他社から出版された。小林秀雄も、書くことに同意していたのにもかかわらず亡くなったため登場しなかった[1]。なお、1989年3月掲載の五島昇は、連載中の3月20日に逝去し、以後を遺稿扱いとする異例の事態となった。
シリーズの連載は2011年末までで748回、取り上げた人物は747人に及ぶ。両者が一致しないのは松下幸之助が2回登場したためである。
河野一郎と河野洋平、河竹繁俊と河竹登志夫、野村万蔵と野村萬、五島慶太と五島昇、井植歳男と井植敏、立石一真と立石義雄、細川護貞と細川護熙のように親子二代で、二代目市川猿之助と二代目市川猿翁のように祖父と孫で、河野一郎と河野謙三、斎藤茂太と北杜夫のように兄弟で、また坂田藤十郎と扇千景のように夫婦で取り上げられた例もある。
またマーガレット・サッチャーやジョージ・W・ブッシュなど、外国人が登場した例もある。
文筆家は自らが原稿を書く場合が多いが、政治家や経済人などを取り上げる際には、記者による聞き書きが中心となっている。また、登場した人物が連載中の題字を担当することが多い。
取り上げた人物
掲載年、氏名、肩書の順。肩書は原則として掲載時のものである。
1950年代
- 1959年
- 岸信介(首相)
- 茅誠司(東大学長)
- 豊竹山城少掾(芸術院会員、文楽座紋下)
- 大川博(東映社長)
- 栗田淳一(日石社長)
- 川端竜子(画家、青竜社主宰)
- 市川寿海(歌舞伎俳優、花梢会主宰)
- 井村荒喜(不二越鋼材社長)
- 井上貞治郎(聯合紙器社長)
- 小島政二郎(作家)
- 伊藤保次郎(三菱鉱業社長)
- 藍沢弥八(東証理事長)
- 大山康晴(将棋名人)
- 内ヶ﨑贇五郎(東北電力社長)
- 井上八千代(井上流家元、芸術院会員)
- 佐藤貢(雪印乳業社長)
- 山岡孫吉(ヤンマーディーゼル社長)
1960年代
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- 1969年
- 永野重雄(富士製鐵社長)
- 桑原幹根(全国知事会会長、愛知県知事)
- 時国益夫(麒麟麦酒社長)
- 司忠(丸善社長)
- 木下又三郎(本州製紙社長)
- 坂本繁二郎(画家)
- 舟橋聖一(作家)
- 倉田主税(日立製作所相談役)
- 今日出海(文化庁長官)
- 砂野仁(川崎重工業社長)
- 喜多六平太(芸術院会員、能楽師)
- 水田三喜男(衆議院議員、自民党)
- 加藤辨三郎(協和発酵工業会長)
1970年代
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- 1979年
- 猪熊弦一郎(画家)
- 安井正義(ブラザー工業会長)
- 尾上梅幸(七代目)(歌舞伎俳優、芸術院会員)
- 伊藤傳三(伊藤ハム栄養食品社長)
- 山階芳麿(山階鳥類研究所理事長)
- 加藤治郎(将棋名誉九段)
- 川井三郎(協栄生命保険会長)
- 古井喜実(法務大臣、衆議院議員)
- 小原豊雲(華道小原流家元)
- 森繁久彌(俳優)
- 木内信胤(世界経済調査会理事長)
- 北裏喜一郎(野村証券会長)
- 藤山一郎(歌手)
1980年代
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- 1989年
- 藤林益三(元最高裁判所長官)
- 市川崑(映画監督)
- 五島昇(日本商工会議所名誉会頭)
- 團伊玖磨(作曲家)
- 鈴木治雄(昭和電工名誉会長)
- 遠藤周作(作家)
- 岩谷直治(岩谷産業会長)
- 片岡仁左衛門(歌舞伎俳優)
- 永倉三郎(九州電力前会長)
- 山村雄一(大阪大学前学長)
- 西岡常一(宮大工棟梁)
- 八尋俊邦(三井物産会長)
1990年代
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- 1999年
- リー・クアン・ユー(シンガポール上級相)
- 清岡卓行(詩人・作家)
- 山本卓眞(富士通名誉会長)
- 竹本住大夫(文楽太夫)
- 江頭匡一(ロイヤル創業者取締役)
- アルベルト・フジモリ(ペルー共和国大統領)
- 高橋政知(オリエンタルランド相談役)
- 渡辺貞夫(ジャズ演奏家)
- マイク・マンスフィールド(駐日米大使)
- 牛尾治朗(ウシオ電機会長)
- 上山善紀(近畿日本鉄道相談役)
- 白川静(立命館大学名誉教授)
2000年代
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- 2009年
- ハワード・ベーカー(元駐日米大使)
- 鳥羽博道(ドトールコーヒー名誉会長)
- 香川京子(女優)
- 近藤道生(博報堂最高顧問)
- 磯崎新 (建築家)
- 篠原三代平(一橋大学名誉教授)
- 加山雄三(俳優・歌手)
- 芦田淳(ファッションデザイナー)
- 槇原稔(三菱商事相談役)
- 安居祥策(日本政策金融公庫総裁)
- 益川敏英(京都大学名誉教授)
- 津本陽(作家)
2010年代
出版物
シリーズ
- 『私の履歴書』(第1集 - 第49集、日本経済新聞社、1957年 - 1973年)人物を分けずに時系列に配列したもの
- 『私の履歴書 経済人』(全24巻、日本経済新聞社、1980年 - 1987年)
- 『私の履歴書 文化人』(全20巻、日本経済新聞社、1983年 - 1984年)上記2シリーズは改めて経済人と文化人に分けて再編集したもの
- 『私の履歴書 昭和の経営者群像』(全10巻、日本経済新聞社、1992年)
- 『私の履歴書 経済人』(全38巻、日本経済新聞社、2004年) 旧シリーズに14巻を追加
- 『シリーズ・私の履歴書』(日本経済新聞社・日本経済新聞出版社、日経ビジネス人文庫、2006年 - 2008年)
- 井伏鱒二・舟橋聖一・井上靖・水上勉『私の履歴書 中間小説の黄金時代』(日本経済新聞社、2006年)
- 上村松篁・東山魁夷・加山又造・平山郁夫『私の履歴書 日本画の巨匠』(日本経済新聞社、2006年)
- 時津風定次・二子山勝治・大鵬幸喜『私の履歴書 最強の横綱』(日本経済新聞社、2006年)
- 東山千栄子・水谷八重子・杉村春子・田中絹代・ミヤコ蝶々『私の履歴書 女優の運命』(日本経済新聞社、2006年)
- 安岡章太郎・阿川弘之・庄野潤三・遠藤周作『私の履歴書 第三の新人』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 熊谷守一・中川一政・東郷青児・棟方志功『私の履歴書 孤高の画人』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 鶴岡一人・川上哲治・西本幸雄・稲尾和久『私の履歴書 プロ野球伝説の名将』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 円地文子・瀬戸内寂聴・佐藤愛子・田辺聖子『私の履歴書 女流作家』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 岸信介・河野一郎・福田赳夫・後藤田正晴・田中角栄・中曽根康弘『私の履歴書 保守政権の担い手』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 白川静・中村元・梅棹忠夫・梅原猛『私の履歴書 知の越境者』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 今西錦司・福井謙一・河合雅雄・西澤潤一・小柴昌俊『私の履歴書 科学の求道者』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 長谷川如是閑・石橋湛山・小汀利得・小林勇『私の履歴書 反骨の言論人』(日本経済新聞出版社、2007年)
- 田河水泡・岩田専太郎・土門拳・横尾忠則『私の履歴書 芸術家の独創』(日本経済新聞出版社、2008年)
単著
連載後、特に反響の大きかった人物については日本経済新聞出版社が発行(過去は日経新聞本社の出版部の直接発行)して、単行本になった。連載のみでは本の分量が足りないため、加筆したり、別稿・インタビューなどを加えて刊行する例が多い。三浦雄一郎のように新書版で刊行したり吉田義男のように最初から文庫本として出版することもある。なお、日本経済新聞社・日本経済新聞出版社以外で単行本化する例もある。
- 1957年
- 村松梢風『私の履歴書』(金文堂)
- 1958年
- 岩田宙造『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1961年
- 田中耕太郎『私の履歴書』(春秋社)
- 和田完二『今日の言葉』(東京書房)
- 1964年
- 鹿島守之助『私の履歴書』(鹿島研究所出版会)
- 1966年
- 小泉信三『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1969年
- 山口喜久一郎『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1971年
- 小汀利得『ぼくは憎まれっ子』(日本経済新聞社)
- 水田三喜男『蕗のとう―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1973年
- 内村祐之『鑑三・野球・精神医学』(日本経済新聞社)
- 1976年
- 源氏鶏太『夏雲冬雲―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1978年
- 大平正芳『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1979年
- 東畑精一『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 山階芳麿『私の履歴書』(山階鳥類研究所)
- 古井喜美『一政治家の人生 山陰生れ 私の履歴書』(牧野出版)
- 1981年
- 早川種三『青春八十年―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1983年
- 野田岩次郎『財閥解体私記―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 土光敏夫『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1984年
- 牛場信彦『外交の瞬間―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1985年
- 豊田英二『決断―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2000年)
- 宮崎達雄『私の履歴書―神戸の都市経営』(日本経済新聞社)
- 安井謙『ほどほど哲学―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 西沢潤一『愚直一徹―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1986年
- 素野福次郎『企業は道場である―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1987年
- 笠智衆『俳優になろうか―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち朝日新聞社、朝日文庫、1992年)
- 柏木雄介『私の履歴書』(金融財政事情研究会)
- 小平邦彦『ボクは算数しかできなかった―小平邦彦・私の履歴書』(日経サイエンス社)
- 1988年
- 岩村英郎『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1989年
- 松下幸之助『夢を育てる―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 日向方斉『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1990年
- 佐藤愛子『淑女失格―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 細川護貞『細川家十七代目―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1991年
- 後藤田正晴『支える動かす―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1992年
- 瀬戸内寂聴『人が好き―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 小倉武一『農政・税制・書生―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1993年
- 森泰吉郎『私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1994年
- 小坂善太郎『議員外交四十年―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 佐治敬三『へんこつなんこつ―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2000年)
- 村田昭『不思議な石ころ―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1995年
- 永山武臣『歌舞伎五十年―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 江上波夫『学問と夢と騎馬民族―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- ジョージ川口『ドラム・ソロは終わらない―私の履歴書』(日経事業出版社)
- 1996年
- 安岡章太郎『まぼろしの川―私の履歴書』(講談社)
- 1997年
- 中村真一郎『私の履歴書』(ふらんす堂)
- 梅棹忠夫『行為と妄想―わたしの履歴書』(日本経済新聞社、のち中公文庫、2002年)
- 1998年
- 田辺聖子『楽天少女通ります―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 淀川長治『「生きる」という贅沢―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 吉野俊彦『企業崩壊―私の履歴書<正・続>』(清流出版)
- 土屋義彦『運は天にあり―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 1999年
- 山本卓眞『私の履歴書 志を高く』(日本経済新聞社)
- マイク・マンスフィールド『マンスフィールド 20世紀の証言』(小孫茂編訳、日本経済新聞社)
- 2000年
- 白川静『回思九十年』(平凡社)
- 中内功『流通革命は終わらない―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- ロバート・ガルビン『日本人に学び、日本に挑む - 私の履歴書 モトローラと日米ハイテク戦争』(日本経済新聞社)ISBN 978-4532190187
- 2001年
- 本田宗一郎『夢を力に』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2001年)
- 2002年
- 船村徹『歌は心でうたうもの―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 村上信夫『帝国ホテル厨房物語―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2004年)
- 稲盛和夫『稲盛和夫のガキの自叙伝』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2004年)
- 稲尾和久『私の履歴書 神様、仏様、稲尾様』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2004年)
- 安藤百福『魔法のラーメン物語―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2008年)
- 桂米朝『桂米朝 私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2007年)
- 加藤卓男『砂漠が誘う―ラスター彩遊記』(日本経済新聞社)
- 2003年
- 大賀典雄『SONYの旋律―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 樋口広太郎『わが経営と人生―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 小倉昌男『経営はロマンだ!―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2003年)
- 2004年
- 有馬頼底『禅僧が往く―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 水木しげる『水木サンの幸福論―妖怪漫画家の回想』(日本経済新聞社)
- 阿久悠『生きっぱなしの記―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2007年)
- 井植敏『闘うぞ 勝つぞ 幸せをつかむぞ―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 松原治『三つの出会い―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- ジョン・K・ガルブレイス『ガルブレイス わが人生を語る』(日本経済新聞社)
- 山口淑子『「李香蘭」を生きて』(日本経済新聞社)
- 2005年
- 金森久雄『エコノミストの腕前―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 岡田卓也『小売業の繁栄は平和の象徴―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 西岡常一『宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2008年)
- 武田國男『落ちこぼれ タケダを変える―私の履歴書』(日本経済新聞社、のち日経ビジネス人文庫、2007年)
- 野見山暁治『いつも今日』(日本経済新聞社)
- ピーター・F・ドラッカー『ドラッカー 20世紀を生きて―私の履歴書』(日本経済新聞社、 のち『知の巨人 ドラッカー自伝』に改題後、日経ビジネス人文庫、2009年)
- 矢嶋英敏『異邦人、改革に起つ―私の履歴書』(日本経済新聞社)
- 2006年
- 米山稔『ヨネックス米山稔 負けてたまるか。―私の履歴書』(日本経済新聞社、日経ビジネス人文庫)
- 野村克也『無形の力』(日本経済新聞社)
- 日野原重明『人生、これからが本番』(日本経済新聞社)
- ジャック・ニクラウス『帝王 ジャック・ニクラウス』(春原剛訳、日本経済新聞社)
- 2007年
- 北杜夫『どくとるマンボウ回想記』(日本経済新聞出版社)
- 遠藤実『涙の川を渉るとき―遠藤実自伝―』(日本経済新聞出版社)
- 金川千尋『毎日が自分との戦い―私の実践経営論―』(日本経済新聞出版社)
- 江崎玲於奈『限界への挑戦―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 2008年
- 渡邊恒雄『君命も受けざる所あり』(日本経済新聞出版社)
- 小松左京『小松左京自伝―実存を求めて―』(日本経済新聞出版社)
- 吉田庄一郎『超精密マシンに挑む―ステッパー開発物語―』(日本経済新聞出版社)
- 井上礼之『「基軸は人」を貫いて―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 青木昌彦『私の履歴書 人生越境ゲーム』(日本経済新聞出版社)
- 新藤兼人『生きている限り―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 三浦雄一郎『75歳のエベレスト』(日本経済新聞出版社、日経プレミアシリーズ)
- 坂田藤十郎・扇千景『坂田藤十郎・扇千景 夫婦の履歴書』(日本経済新聞出版社) 坂田、扇2人分の「私の履歴書」を収録
- 平岩弓枝『私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 鈴木敏文『挑戦 我がロマン―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 竹本住大夫『なほになほなほ―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 2009年
- 谷川健一『妣の国への旅―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 吉田義男『牛若丸の履歴書』(日本経済新聞出版社、日経ビジネス人文庫)
- 森光子『人生はロングラン―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 成田豊『広告と生きる―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 岡井隆『瞬間を永遠とするこころざし―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 川淵三郎『「J」の履歴書―日本サッカーとともに』(日本経済新聞出版社)
- 長嶋茂雄『野球は人生そのものだ』(日本経済新聞出版社)
- 近藤道生『不期明日―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- ハワード・ベーカー『超党派の精神』(春原剛訳、日本経済新聞出版社)
- 2010年
- 加山雄三『若大将の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 安居祥策『いつも乱戦―ごまかしのない経営』(日本経済新聞出版社)
- 青木功『プレッシャーを楽しんで―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 2011年
- 野田順弘『転がる石は玉になる―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 芦田淳『人通りの少ない道―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 野依良治『事実は真実の敵なり―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 潮田健次郎『熱意力闘―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- ウィリアム・J・ペリー 『核なき世界を求めて―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 2012年
- 山下洋輔『即興ラプソディ―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 安藤忠雄『安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 小泉淳作『我れの名はシイラカンス 三億年を生きるものなり―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 小田島雄志『ぼくは人生の観客です』(日本経済新聞出版社)
- 瀬戸雄三『月給取りになったらアカン―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 有馬稲子『のど元過ぎれば有馬稲子―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 2013年
- 樋口武男 『凡事を極める』(日本経済新聞出版社)
- マハティール・ビン・モハマド『ルック・イースト政策から30年―私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 森喜朗『私の履歴書 森喜朗回顧録』(日本経済新聞出版社)
- 茂木友三郎『国境は越えるためにある 「亀甲萬」から「KIKKOMAN」へ』(日本経済新聞出版社)
- 松本幸四郎『松本幸四郎 私の履歴書』(日本経済新聞出版社)
- 岡本綾子 『情熱と挑戦―私の履歴書―』(日本経済新聞出版社)
- 2014年
- 篠原欣子『前を向いて歩こう―私の履歴書―』(日本経済新聞出版社)
- 米沢富美子『人生は、楽しんだ者が勝ちだ―私の履歴書―』(日本経済新聞出版社)
- 小澤征爾『おわらない音楽―私の履歴書―』(日本経済新聞出版社)
映像・音声番組
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:基礎情報 テレビ番組
「テレビ・私の履歴書」・「新・テレビ・私の履歴書」(地上波)
テレビ東京で1987年4月から1991年3月の4年間、これを原作として『テレビ・私の履歴書』を毎週水曜日22時から30分間に全国放送された。(サントリー単独提供。1989年4月から『新・テレビ・私の履歴書』と変更。原作朗読:樫山文枝 ナレーション:平光淳之助<無印>、小川真司<新>)として放送された。これは毎週1人ずつ、1話完結の仕立で原作の朗読と当人のインタビュー、および当人へ密着した様子を描いていた。
「日経スペシャル 私の履歴書」(BS)
また、2013年4月4日から毎週木曜22:54-23:24にBSジャパンで同様に「日経スペシャル 私の履歴書」(ナレーション・原作朗読:長谷川博己)が放送される。今回は1人の人物を新聞の原作と同じ1か月・4回のシリーズで取り上げ、原作の朗読と、当人のインタビューや密着取材でつづる。
取り上げた人物
番組で取り上げた人物は、日本を代表する大手企業の経営者と、日本の文化人・有識者をほぼ1シリーズごと交互に登場させている。
シリーズ | 主人公 | 原作掲載月 | 放送期間 |
---|---|---|---|
第1シリーズ | 稲盛和夫 | 2001年3月 | 2013/4/4-4/25 |
第2シリーズ | 安藤忠雄 | 2011年3月 | 5/2-5/23 |
第3シリーズ | 鈴木敏文 | 2007年4月 | 5/30-6/20 |
第4シリーズ | 小柴昌俊 | 2003年2月 | 6/27-7/18 |
第5シリーズ | 堀場雅夫 | 1992年4月 | 7/25-8/15 |
第6シリーズ | 森喜朗 | 2012年12月[2] | 8/22-9/12 |
第7シリーズ | 九代目・松本幸四郎 | 2011年12月 | 9/19-10/10 |
第8シリーズ | 渡文明 | 2013年4月 | 10/17-11/7 |
第9シリーズ | 渡辺貞夫 | 1999年8月 | 11/14-12/5 |
第10シリーズ | 牛尾治朗 | 1999年10月 | 12/12-2014/1/2 |
第11シリーズ | 青木功 | 2010年2月 | 2014/1/9-1/30 |
第12シリーズ | 特別篇[3] | - | 2/6-2/27 |
第13シリーズ | 福原義春 | 1997年10月 | 3/6-27 |
特別番組 | 特別篇[4] | - | 3/30[5] |
第14シリーズ | 宮内義彦 | 2013年9月 | 4/3-24 |
第15シリーズ | 森英恵 | 1994年2月 | 5/1-22 |
第16シリーズ | 茂木友三郎 | 2012年7月 | 5/29-6/19 |
第17シリーズ | 六代目・桂文枝 | 2012年5月[6] | 6/25-7/17 |
第18シリーズ | 篠田正浩 | 2005年8月 | 7/24-8/14 |
第19シリーズ | 明石康 | 2000年4月 | 8/21-9/11 |
スタッフ
ラジオ
ラジオではラジオ日経の番組『モーニング・ハーモニー〜宅配・朝の情報便〜』でも取り上げられた。
関連記事
2006年11月23日の日本経済新聞朝刊に、『「私の履歴書」50周年特集』が掲載された。
脚注
- ↑ 田村祥蔵「日経『私の履歴書』名言録」「文藝春秋」2007年3月号
- ↑ 2013年、この連載原作を基に、加筆・訂正した書籍「私の履歴書 森喜朗回顧録」が日本経済新聞出版社より発刊され、番組ではこの書籍も原作に使用しており、第1話でもその書籍についてふれている
- ↑ 「カリスマ経営者が語る"経営のターニングポイント"」と題して、2013年度に放送されたシリーズから、稲盛、鈴木、堀場、牛尾の経営者4人(登場順)のエピソードを1話完結読み切り形式のオムニバスで再構成して紹介
- ↑ この回はすでに故人となっている日本の偉人5人を「珠玉の言葉」にスポットを当て、生前のインタビューや記録映像(一部、テレビ版第1作の取材映像もあり)などを交えて特集したものである。この回は長谷川も顔出しでナビゲーターを担当した。出演人物は登場順に本田宗一郎(原作・1962年8月)、井深大(1962年12月)、杉村春子(1968年4月)、井上靖(1977年1月)、川上哲治(1974年12月)
- ↑ 当日は土曜日21:00-22:54の2時間スペシャルで放送
- ↑ 原作掲載当時は「桂三枝」