福岡駅
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福岡駅(ふくおかえき)は、富山県高岡市福岡町下蓑にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は西側(単式の1番ホーム側)にあり、三角屋根の木造の山小屋風で、観光案内所・物産館・図書館分室などの市の施設を併設している。島式ホームとは跨線橋で連絡している。
富山地域鉄道部が管理し、ジェイアール西日本金沢メンテックが駅務を受託する業務委託駅で、みどりの窓口も設置されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 富山・直江津方面 |
2 | (予備ホーム) | ||
3 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 金沢・福井方面 |
- 列車運転指令上では、1番のりばが「下り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「上り本線」である。2番のりばのみ両方向の入線・出発に対応する。
- 2012年1月現在、2番のりば停車の旅客列車は設定されておらず、回送列車などが使用する程度である。
利用状況
「富山県統計年鑑」「高岡市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 1,220人(2004年度)
- 1,207人(2005年度)
- 1,204人(2006年度)
- 1,177人(2007年度)
- 1,173人(2008年度)
- 1,089人(2009年度)
- 1,088人(2010年度)
- 1,089人(2011年度)
- 1,074人(2012年度)
駅周辺
駅西方の町並みの中を流れる岸渡川の堤には約3,000本の桜並木があり、花見の名所の一つとなっている。
- 鉄道機器富山工場 - 鉄道用分岐器類の製造
- いずみ化成
- ミュゼふくおかカメラ館 - クラシックカメラ・写真を展示する博物館。駅から徒歩5分
- 富山県立福岡高等学校
歴史
- 1898年(明治31年)11月1日 - 官設鉄道北陸線の金沢駅 - 高岡駅間延伸により開業(一般駅)。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。いずみ化成や鉄道機器富山工場へ続く専用線があったが、この時までに廃止された。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
- 2000年(平成12年)3月21日 - 新駅舎完成。
- 2001年(平成13年) - 第3回中部の駅百選に選定される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 日本貨物鉄道の駅が廃止、貨物の取扱が終了。
- 2015年(平成27年)春(予定) - 北陸新幹線金沢延伸全線開業に伴い、あいの風とやま鉄道の駅となる。
駅名
駅名は所在地名である福岡町によるもので、九州の福岡県福岡市とは関係がないが、駅名の紛らわしさや、きっぷを発券するマルスシステムの仕様からか、主に外国人が福岡市の駅と勘違いしてやって来たという逸話がある[1]。ちなみにJRの特定都区市内制度における「福岡市内」の中心駅は博多駅である。
混同を避けるために「越中福岡」「富山福岡」などに改名する案が何度か出されたことがあるが、JRの路線には他に「福岡」という駅名がないこともあり、現在に至っても改名はされていないテンプレート:要出典。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
- テンプレート:Color快速「ホリデーライナーかなざわ」(土休日上りのみ運転)
- テンプレート:Color普通
- 石動駅 - 福岡駅 - 西高岡駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:中部の駅百選- ↑ 「博多のはずが高岡に 「福岡」違いで思わぬ交流 台湾人留学生から駅員に礼状」富山新聞、2007年1月12日。