目名駅
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目名駅(めなえき)は、北海道磯谷郡蘭越町目名町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS28。電報略号はメナ。当駅から滝川駅まで本社管轄となる。
駅の概要と構造
- 片面ホーム1面2線を持つ地上駅である。一線スルー構造で、ホームは駅舎に面した線路にのみ設置されている。
- 交換設備が撤去されていた時期がある。現在のダイヤでは充分なものの、2000年の有珠山噴火の際に室蘭本線が一部不通となり、通常室蘭本線・千歳線経由で運転されている特急列車や貨物列車を函館本線(長万部駅~札幌駅)経由で運行することになったが、交換設備が少ないため運休列車が多発した。今後も室蘭本線災害時の迂回ルートとなるため、災害時輸送力増強を目的として当駅に交換設備が再度設置された。
- 現在無人駅である。倶知安駅が管理。
- 駅舎は「町民サロン」を併設しているがいたって小さい。
駅周辺
- 北海道道752号名駒田下線
- 蘭越町役場目名出張所
- 倶知安警察署目名駐在所
- 目名郵便局
- 蘭越町立目名小学校
- 国道5号
- 道の駅らんこし・ふるさとの丘
歴史
- 1904年(明治37年)10月15日 - 北海道鉄道の磯谷駅(いそやえき)として開業。一般駅。
- 1905年(明治38年)12月15日 - 名称を目名駅に変更。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 北海道鉄道国有化にともない、国有鉄道に移管。
- 1974年(昭和49年)9月5日 - 貨物取扱い廃止。
- 1982年(昭和57年)3月1日 - 荷物取扱い廃止。無人(簡易委託)化。
- 1986年(昭和61年)11月1日 -交換設備を廃止、運転無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 簡易委託廃止、完全無人化。