柴田博

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テンプレート:基礎情報 アナウンサー 柴田 博(しばた ひろし、1969年1月19日 - )は、朝日放送(ABC)所属のアナウンサー2012年4月1日からは、同局大阪本社編成局アナウンス部の課長(デスク)も兼務する。

来歴・人物

神奈川県横浜市出身。神奈川県立横浜平沼高等学校では野球部に所属し、野球部の2学年下には羽鳥慎一(元・日本テレビアナウンサー)がいた。高校教師・高校野球指導者になることも視野に入れて早稲田大学教育学部に入学。卒業後の1992年朝日放送に入社した。同期入社には、元アナウンサーの長嶋賢一朗などがいる。

本人がしばしばラジオ番組などで語るところによると、「入社試験を受けた際に落ちたと思いこんで、直後に実施された面接を受けずに大阪駅まで戻ったところ、他の受験生から合格していたことを聞かされ急遽とんぼ返り。さらに戻る途中に大阪環状線で乗り間違え(最寄駅の福島駅を通過する大和路快速に乗車[1])した。その体験を面接時に話したところ、面接官がこの話を柴田が創作したネタ話と思い込んだため、内容がうけてABCに入社した」[2]という。

朝日放送への入社当初はスポーツ中継などを担当したが、1990年代半ばからバラエティ番組やラジオのパーソナリティなどで活躍。2007年頃からは、ニュース番組を担当する機会が多い。また、ABCラジオでは2002年10月から、自身の名を冠した週末の生ワイド番組(『柴田博のまっぴるま王子!』 →『ほっとハート!にちよう柴田塾』→『磯部・柴田の日曜のびのび大放送』)でパーソナリティを務めている。

ニュース以外の出演番組では、アナウンサーらしからぬ落ち着きのなさや、お笑いタレントに近い天然ボケのリアクションで知られている。若手時代に『ニュースステーション』(テレビ朝日制作)で祇園祭の全国向け中継でリポーターを担当した際には、極度の緊張で頭の中が真っ白になったあげく、生中継にもかかわらずテレビカメラの前でしばらく動かなくなってしまった[3]

特に、『おはよう朝日です』(ABCテレビ)の金曜日にレギュラーで出演していた時期には、当時の司会で上司でもあった宮根誠司や共演者(井上公造など)から事あるたびに弄られていた。また、横浜出身にして大の横浜DeNAベイスターズファンでありながら、「虎バン主義。」を標榜する局の意向で阪神タイガース(阪神)の応援団長に任命[4]2003年に阪神が優勝した時には、優勝記念の特別番組で5万個のドミノ倒しに挑戦させられるなど、自らのキャラクターをあえてネタにすることで笑いを取っていた。

『おはよう朝日です』のレギュラーを離れてからは、朝日放送アナウンスセンターの主任→課長に昇進。アナウンスのデスク(勤務管理)業務、新人アナウンサーの研修責任者、朝日放送が関連するイベント・シンポジウムの司会なども務めている。それでも、ABCラジオのニュース以外の番組では、フリートークで前述のキャラクターを発揮。同局で冠番組を持つ桑原征平関西テレビ出身のフリーアナウンサー)なども、出演番組で柴田の言動をたびたび話題にしている。2014年1月1日には、ABCラジオの自社制作による新年最初の生放送番組『新春スーパーワイド』の第1部「征平・柴田の午年いななきスペシャル~元旦からやかましくてすみません!~」(5:00 - 11:00)で、桑原と共にパーソナリティを務めた。

なお、テレビでニュースを担当する場合には、他の番組と違って眼鏡を掛けている。本人の弁によれば、乱視なのでニュース原稿がきちんと見えるようにするために眼鏡をかけるということである。

現在の出演番組

テレビ

ラジオ

過去の出演番組

テレビ

ラジオ

脚注

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外部リンク

テンプレート:朝日放送アナウンサー

テンプレート:おはよう朝日土曜日です司会者
  1. 2012年(平成24年)3月17日のダイヤ改正より大和路快速や関空・紀州路快速などが福島駅に停車するようになった事で、現在では福島駅を通過する列車はなくなった。
  2. 先輩アナウンサーの三代澤康司や宮根も同じエピソードに触れ、当時のアナウンス部長・乾浩明から「トークのうまい大型新人が入社する」と聞かされたと番組内で紹介したことがある。
  3. 「ニューズゆう」2006/07/20 「一喜一ゆう」祇園祭り中継 (ABCアナウンサー・高橋大作のコラム)より。柴田自身も、ラジオ番組などで折に触れてこの時のエピソードを紹介している。
  4. この時に局から用意された阪神タイガースの応援用ハッピを着用する事が多くあるが、このハッピは特注品で裏返すと横浜ベイスターズの応援用ハッピとなるリバーシブルとなっており、本人はとても気に入っている。