松原宏樹

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松原 宏樹(まつばら ひろき、1961年10月13日 - )は、朝日放送(ABC)の元アナウンサー。

来歴・人物

神奈川県出身。日本大学藝術学部卒業後、1984年入社。同期に三代澤康司とプロデューサーの板井昭浩がいる。1年後輩の中邨雄二は同学年の同僚。以来スポーツ実況を担当。過去に大阪ドーム(当時)で行われた2001年の日本シリーズ近鉄VSヤクルトの第2戦の実況、『全日本大学女子駅伝』では第一移動車、『大相撲ダイジェスト』では大阪場所の実況などを担当したほかに、ラジオ番組『近鉄バファローズアワー』も担当していた。同局の看板試合阪神戦はほとんど担当しなかった(1992年10月10日セントラル・リーグ優勝決定試合「阪神×ヤクルト」戦では、ラジオでヤクルト優勝の瞬間を実況した)。

オフシーズンの番組では、『アイドル歴史街道』なるコーナーをつくって、1970~80年代アイドル、それもリスナーが誰も知らないようなBC級アイドルについて熱く語るアイドルおたくぶりを発揮している『ABCの電車男』でもある。

また、以前はラジオのクロージングのアナウンスも担当していた(その後、乾龍介加藤明子藤崎健一郎と引き継がれた)。

不祥事

2006年、一部スポーツ紙の取材でABCアナウンサーによる悪質な性犯罪事件及び同社によるその隠匿が発覚。長嶋賢一朗上田慶行とともに、厳しい追及を受けることとなった。被疑事実は、同年の夏前、プロ野球の中継で地方に行った際、 現地の女性リポーターを宿泊先に連れ込み、無理矢理、身体を触るなどのわいせつ行為に及んだとの内容だったが、女性がホテルまで着いてきたため、 「合意の可能性もあるのではないか」との情状酌量の余地が考慮され、同年11月14日に他2人(いずれも停職3ヶ月)より軽い、譴責処分になった。しかし、ABCはこの事件を公表しなかった。またこれまで保有していたJRAの記者投票権の資格も失い、ABCはJRA賞の記者投票権をなくした。

2008年9月末をもって、アナウンス部から離れた。

過去の担当番組

テレビ

※主にパ・リーグ担当だったため、全国ネットのリポーターはおろか実況の回数は少なかったが最後に全国ネットの実況を担当したのが、2003年7月15日、大阪ドーム(当時)で行われたサンヨー(当時)オールスターゲーム・第1戦だった。

ラジオ

阪神タイガース戦の実況は、自社向けが聴取率調査期間中の特別内容となった場合の、JRN・NRN系列全国中継や対戦相手の地元局(主に中部日本放送東海ラジオ放送中国放送)向けの裏送りが中心だった。