李麗仙

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李 麗仙(り れいせん、イ・ヨソン、이여선1942年3月25日 - )は、日本女優

東京府生まれ。東京都立広尾高等学校卒業。俳優で小説家大鶴義丹は実息。

来歴・人物

両親は在日韓国人2世だが日本語しか話さなかったという。生まれた時の名前は李初子이초자イ・チョジャ)。日本名は星山初子(ほしやま はつこ)といった。舞台芸術学院在学中に、唐十郎と知り合う。1963年に舞台芸術学院を中退して、唐が設立した劇団状況劇場に参加。星山初子の名でデビューしたが数年後には李礼仙이예선イ・イェソン)と名乗り、同劇団の看板女優として活躍する。

1967年に25歳で唐と結婚。翌年、長男の義丹を出産。生活費を稼ぐため、金粉ショーダンサーとして全国のキャバレーを回った。1975年に日本国籍を取得し、本名が李初子から大靏初子(「靏」の字は、雨の下に鶴)となる。1987年2月に、芸名を現在の李麗仙に改名。翌1988年4月、唐十郎と離婚。


舞台、ドラマ映画等幅広く活動。特にその個性的な演技で演劇界を代表する「アングラの女王」の異名を取る。最近では昼ドラなどでも活躍。

2013年、朝鮮日報のインタビューで「あなたはどの国の人なのか」という質問に、「日本で生まれ育ち、また保険の恩恵を受けるためにも日本で生活しているが、(国籍を日本に変えたとはいっても)心までは日本に渡していない」と答えた[1]

出演作品

テレビドラマ

映画

テレビ番組

ドキュメンタリー

著書

  • 『五つの名前 : 生みの親は韓国育ての親は日本』集英社 1999

脚注

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  1. 女優人生50年、李麗仙さんが韓国名にこだわったワケ 朝鮮日報 2013年10月23日

参考文献

外部リンク