日本平動物園
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日本平動物園(にほんだいらどうぶつえん、テンプレート:Lang-en-short)は、静岡県静岡市駿河区池田にある静岡市が運営する動物園。[1]
2005年に直立することが話題になった、レッサーパンダの「風太」の生まれた動物園である。休園日は毎週月曜日(祝日、振替の時は翌日)と12月29日~1月1日となっている。開園時間は9:00~16:30(16:00までは入園可能)。料金は大人(高校生以上)が600円で小人(中学生以下)が無料となっている。日本一長いローラースライダーが設置されている(大人 200円、子供 100円)。ホームページでは飼育日記を掲載している。施設の老朽化が進んでいることから、2013年春、全面リニューアルオープンした。
歴史
- 1965年 静岡市政80周年記念事業として市立動物園建設構想が発表される[2]
- 1969年8月1日 開園。ベンガルトラ、ヒョウ、ピューマ、ボウシテナガザル、マサイキリンなどの飼育開始。
- 1970年 インドからアジアゾウ来園。
- 1974年 国内で初めてアメリカオシ、ハイイロキツネザルの繁殖に成功する。
- 1975年 資料館が完成。国内で初めてキンカジュー(人工保育)、アカガシラエボシドリの繁殖に成功する。
- 1976年 国内で初めてミーアキャット、シロガオオマキザル、パラグアイカイマンの繁殖に成功。
- 1977年 国内で初めてオグロワラビー、アオエリヤケイの繁殖に成功する。
- 1980年 レッサーパンダ飼育開始。
- 1981年 国内で初めてキンバトの繁殖に成功する。
- 1982年 国内で初めてマサイキリンの人工保育に成功する。
- 1983年 熱帯鳥類館、夜行性動物館が完成。
- 1984年 マサイキリンの人工保育で高崎賞を受賞。
- 1985年 国内で初めてベンガルヤマネコ(人工保育)、ルーセットオオコウモリの繁殖に成功する。
- 1988年 国内で初めてツチブタ、ヒイロニシキヘビの繁殖に成功する。
- 1992年 国内で初めてオオハナインコの繁殖に成功する。
- 1994年 パプアニューギニアからブチクスクス来園。
- 1997年 入園者が1300万人に達成。
- 2002年 国内で初めてサイチョウの繁殖に成功する。
- 2003年 レッサーパンダ「風太」誕生。
- 2008年 0歳のホッキョクグマをロシアから引き取る、名前は一般公募で「ロッシー」に。これに合わせて「しろくまロッシー債」(住民参加型市場公募地方債)が静岡市から発行された。
- 2010年 「猛獣館299」オープン。299とは「肉球」を意味する。
- 2013年4月2日 全面改修しリニューアルグランドオープン。
主な飼育動物
- アジアゾウ
- マサイキリン
- バーバリーシープ
- ニホンカモシカ
- シロサイ
- マレーバク
- ライオン
- アムールトラ
- ジャガー
- ピューマ
- ホッキョクグマ
- ブチハイエナ
- レッサーパンダ
- ミーアキャット
- プレーリードッグ
- タテガミヤマアラシ
- ゴマフアザラシ
- カリフォルニアアシカ
- オオガラゴ
- ワオキツネザル
- ニホンザル
- シシオザル
- マンドリル
- チンパンジー
- ツチブタ
- ルーセットオオコウモリ
- ダチョウ
- フンボルトペンギン
- カンムリシロムク
- カルガモ
- オニオオハシ
- サイチョウ
- タンチョウ
- カンムリヅル
- シロフクロウ
- ワシミミズク
- コンドル
- ハクトウワシ