日出町
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日出町(ひじまち)は大分県の中部に位置し、速見郡に属する町である。
地理
大分県の中部、国東半島の南端部、大分市から別府湾沿いに北上して約25kmの場所に位置する。
隣接する別府市、杵築市とは、かつて同じ速見郡として歴史を共有してきたことから、「別杵速見(べっきはやみ)」と呼ばれ、市民生活、文化面などでの結びつきがとても強い。
また、経済的に大分都市圏に属し、大分市との関係も深い。
近年、大分市、別府市のベッドタウンとして、国東地域の半導体工場のベッドタウンとして人口増加が著しく、県の商業・工業的中心である大分市以上の、県内屈指の人口増加率を誇る。
杵築市、山香町、大田村との合併話があったが、当時日出町より人口の少なかった杵築市と話が折り合わず、最終的に合併を拒否し単独での自治を継続している。
隣接している市町村
地名
- (町制以来の日出町の区域が大字なしの区域とされる。)
- 大神(旧大神村)
- 真那井(旧大神村)
- 川崎(旧川崎村)
- 豊岡(旧豊岡町)
- 平道(旧豊岡町)
- 藤原(旧藤原村)
- 南畑(南端村より一部を編入)
- 広瀬(山香町より一部を編入)
歴史
近現代
- 1889年4月1日 - 町村制施行により、速見郡に現在の町域にあたる以下の町村が発足。
- 日出町 ← 日出村
- 豊岡村 ← 豊岡村, 平道村
- 藤原村 ← 藤原村
- 大神村 ← 大神村, 真那井村
- 川崎村 ← 川崎村
- 南端村 ← 南畑村, 天間村
- 1898年3月19日 - 豊岡村が町制施行。豊岡町となる。
- 1954年3月31日 - 日出町・豊岡町・藤原村・大神村・川崎村の5町村の対等合併により、新町制による日出町となる。
- 1956年4月1日 - 南端村の一部、大字南畑および天間の各一部を編入。
- 南端村の残部は別府市へ編入。
行政
- 町長:工藤義見(2004年9月5日から)
県の行政機関
- 東部保健所地域福祉室
警察
経済
産業
- 日出城そばの別府湾沿岸で捕獲されるマコガレイは、城下かれいと呼ばれ、全国的に有名である。
- 「大分むぎ焼酎二階堂」「吉四六(きっちょむ)」で知られる、二階堂酒造の本社がある。
- 大分地区新産業都市開発地域、県北国東地域テクノポリスの指定を受け、テキサス・インスツルメンツ等の企業進出が盛ん。
一村一品
平松守彦元大分県知事が提唱した「一村一品運動」で、以下の特産品が日出町の「一村一品」に指定されている。
日出町に本社を置く主要企業
日出町に事業所を置く主要企業
- 日本テキサス・インスツルメンツ 日出工場
地域
人口
教育
高等学校
中学校
- 町立
- 大神中学校
- 日出中学校
- 南端中学校
小学校
- 町立
- 大神小学校
- 川崎小学校
- 豊岡小学校
- 日出小学校
- 藤原小学校
- 南端小学校
特別支援学校
- 大分県立日出支援学校
幼稚園
- 町立
- 日出幼稚園
- 豊岡幼稚園
- 川崎幼稚園
- 大神幼稚園
- 藤原幼稚園
- 藤原幼稚園・赤松分園
- 南端幼稚園
- 真那井幼稚園
交通
最寄り空港は大分空港。
鉄道路線
路線バス
道路
高速道路
- 大分自動車道:日出ジャンクション - 速見インターチェンジ
- 宇佐別府道路:速見インターチェンジ
- 日出バイパス:速見インターチェンジ - 日出インターチェンジ
- 大分空港道路本線および延伸部:日出インターチェンジ - 藤原ジャンクション
一般国道
県道
- 主要地方道
- 一般県道
- 218号 別府山香線
- 351号 八坂真那井線
- 520号 日出港線
- 521号 豊後豊岡停車場線
- 643号 日出真那井杵築線
- 644号 藤原杵築線