国道500号

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国道500号(福岡県京都郡みやこ町(野峠付近)にて撮影)

国道500号(こくどう500ごう)は、大分県別府市から佐賀県鳥栖市に至る一般国道である。起点の別府市内及び朝倉市から終点までを除いては、全体を通じて山間部を通る箇所が多く、未改良が多く、道幅が狭い箇所が多い。

概要

テンプレート:節stub 起点の国道10号交点(九州横断道路入口)から大分県道・熊本県道11号別府一の宮線交点までは九州横断道路の一部を構成する。傾斜地に広がる別府市中心部を登り県道11号交点を過ぎると、大分自動車道に沿ったワインディングおよび坂道になり、明礬温泉十文字原を経て、一部速見郡日出町を通過する。この付近は大分自動車道も近くに走り、景観良好な草原である。

日出町を通過すると、山間部(一部道路改良中)を抜けて、宇佐市安心院町に入り、アフリカンサファリの近辺を通過する。宇佐市院内町国道387号交点に至ると、院内町の中心部で国道387号と短距離の重複区間を持った後、途中に1車線程度の細い交通量の少ない山道を挟んで、名勝耶馬渓で知られる中津市本耶馬渓町に至る。

中津市本耶馬渓町曽木の国道212号交点から同市山国町宇曽までは、国道212号と重複区間となる。さらに、中津市山国町宇曽からは国道496号との重複区間となる。この区間は猿飛の甌穴など耶馬渓を代表する景勝地が点在する川沿いの快走路である。

県境の野峠を越えると、福岡県に入る。別所(英彦山神宮参拝口)までは1.5車線~1車線で、別所の先にも1.5車線の未改良山道があり、バスも通る。英彦山から添田町までは観光施設もまばらにある改良済の2車線道路。添田町から先は東峰村まで改良済の2車線道路。開けた森林の山並み。長く勾配の強い登り坂がある。

朝倉市内は江川ダムのやや手前までは1車線程度の細い山道で、深い林並木の中を通る。勾配は強くないが対向車も多い。一部は2車線道路に改良中である。江川ダムより秋月付近までは、ワインディングがあるも2車線道路となる。朝倉市(旧甘木市)の中心部は、国道322号との重複区間となっている。朝倉市から終点鳥栖市までの単独区間は全線2車線になっている。

大刀洗町筑前町近辺で沿線にキリンビール福岡工場が、その近辺には道沿いにコスモス園がある。秋季にはコスモス目当ての観光客のため非常に交通量が多い。小郡市に入ると、福岡県道53号久留米筑紫野線交点で大分自動車道筑後小郡ICに接続する。福岡県道88号久留米小郡線交点近くの西鉄踏切西交差点は、西鉄小郡駅のすぐそばにあり、踏切に応じて信号が変わる交差点で、この交差点を先頭に特に甘木方面が渋滞することがある。小郡市を横断して佐賀県鳥栖市に入ると、鳥栖ジャンクション近くの国道3号との交差点が終点となる。

全般的に山岳部は標高が高く、別所や豊前坊(高住神社)や柳峠野峠付近では、冬季・は積雪や路面凍結により通行止めチェーン規制になることが多く、また夏季雨季では土砂崩れ、落石、大雨、異常気象通行規制等による通行止め等の交通規制になることが多いので通行の際は事前に道路交通情報チェックする必要がある。

路線

  • 距離:160.9km
  • 起点:大分県別府市(九州横断道路口交差点=国道10号
  • 終点:佐賀県鳥栖市(姫方町交差点=国道3号

重複区間

  • 大分県宇佐市院内町副~大分県宇佐市院内町原口(原口交差点):国道387号
  • 大分県中津市本耶馬渓町曽木~大分県中津市山国町守実:国道212号
  • 大分県中津市山国町守実~福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱:国道496号
  • 福岡県朝倉郡東峰村小石原(小石原交差点)~福岡県朝倉郡東峰村小石原:国道211号
  • 福岡県朝倉市長谷山(長谷山交差点)~福岡県朝倉市馬田(東田交差点):国道322号

通過市町村

主な接続道路

道の駅

豊前甘木線

国道昇格前の豊前甘木線に関する詳細は犀川豊前線を参考のこと。

関連項目