淀屋橋駅

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テンプレート:駅情報

テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BS-colspan 地下鉄淀屋橋駅 ↑梅田駅テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS-colspan本町駅

京阪淀屋橋駅

北浜駅 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3 テンプレート:BS3

|} 淀屋橋駅(よどやばしえき)は、大阪府大阪市中央区北浜三丁目にある大阪市交通局市営地下鉄)・京阪電気鉄道(京阪)のである。大阪市営地下鉄の駅番号M17

京阪については、大阪側のターミナル駅である。

市営地下鉄の車内放送では「市役所前」とも案内される。

市営地下鉄・京阪ともバリアフリー対応がなされているが、コンコースと地上の間のエレベーターは設置されていない。なお、コンコースと直結しているビルにはエレベーターが設置されている[1]

利用可能な鉄道路線

(共に2007年10月13日撮影)

駅構造

大阪市営地下鉄

テンプレート:駅情報 島式ホーム1面2線を有する地下駅改札口コンコースは地下1階、ホームは地下2階にある。改札口は北改札、中北改札、中南改札、南改札の4か所である。

のりば

ホーム 路線 行先
1 テンプレート:Color御堂筋線 なんば天王寺なかもず方面
2 テンプレート:Color御堂筋線 梅田新大阪千里中央方面

備考

自動改札機は、日本信号製 (GX-7) が設置されている。

ホームに敷き詰められたタイルは、錯視図形の模様である。

御堂筋線の混雑緩和のため、当駅が絡む定期券であれば、西隣にある四つ橋線肥後橋駅も利用する事ができる。但し、両駅との間に連絡通路はなく、いったん地上に上がり土佐堀通を歩く必要がある。

開業時、北側に「淀屋橋仮工場」と称する車庫があった。その遺構もあり、梅田から来る列車は曲線区間を2か所通過するため減速するが、そのさいに車内では列車の揺れに関する注意喚起の放送がなされる[2]

京阪中之島線大江橋駅とは徒歩圏内だが、地下通路では接続されていない。乗換案内の表示は存在するが、車内放送では特に触れられていない。

京阪電気鉄道

テンプレート:駅情報 島式ホーム1面3線を有する地下駅。3線ながら4番線まであるが、これは1番線と4番線が信号を分割して縦列停車をする形で同じ線路を共有しているためである(列車運転指令上では1番線として扱われている)。3番線と4番線はホームの末端部にある。また、2番線は3番線の切り欠き部にある。[3]

改札口とコンコースは地下1階、ホームは地下2階にある。改札口は東側から東2号改札口、東1号改札口、中央改札口、西改札口があり、西改札口のさらに西には出口専用の0号改札口[4]もある。他にエレベーター専用改札口もあり、全部で6か所ある。なお、東2号改札口、東1号改札口、西0号出口専用改札口は現在終日供用していない。さらに、西改札口は平日朝ラッシュ時のみ出口専用改札口としての制限が設けられている[5]

隣の北浜駅とは改札外の連絡通路で結ばれている。

京阪では、当駅が大阪市にあることを強調するため「大阪淀屋橋駅」と案内することがあったが、2003年秋のダイヤ改正以降、この呼称は使われなくなった。また、駅名標2007年に更新されるまで「淀屋橋(御堂筋)」と表記されていた。

駅ホームのカラーリングは

のりば

ホーム 路線 行先 備考
1・2 テンプレート:Color京阪本線 枚方市中書島三条出町柳方面 平日ダイヤでは朝・夕、土休日ダイヤでは朝のみの使用
3・4 テンプレート:Color京阪本線 枚方市中書島三条出町柳方面
備考
  • ホーム有効長は、1・3・4番線は8両編成分、2番線は7両編成分ある。
  • 2006年4月以後、昼間時間帯に1番線は使用されていない。これは、従来は全列車が当駅折り返しだったものを一部天満橋駅(→中之島駅)発着に変更し、ホームの容量に余裕ができたことから昼間時において8両編成の普通列車への運用がなくなったためである。2008年10月19日中之島線開業後はその傾向が顕著となり、土曜・休日の1番線の使用は回送列車のみとなった。</br>さらに、2011年5月のダイヤ変更以後、昼間時間帯に2番線も使用されなくなった。このため、現在昼間時間帯に1、2番線ホームは滅灯され柵で封鎖されており、立ち入ることはできない。
  • 2003年9月のダイヤ改正までは昼間時間帯は1番線は普通(萱島行き、ラッシュ時には区間急行も)、2番線は普通(出町柳行き)、3番線は急行・準急、4番線は特急(ラッシュ時には急行・準急も)がほぼ固定的に発着していた。また1995年までは早朝時間帯に限り2番線から特急も発着していた。
  • なお2013年3月16日に実施されたダイヤ改正では、昼間時間帯における当駅と隣の北浜駅においては、普通列車が発着しなくなった(普通列車は毎時6本全てが中之島駅発着に統一され、当駅と隣の北浜駅においては特急毎時6本、急行・準急毎時各3本の計12本に揃えられた)[6]

特徴的な乗客向け案内

乗降分離扱い

特急は、当駅到着時に通常の停止位置より手前で停車し乗客を降車させた後、乗車位置まで列車を移動させる乗降分離扱いがなされている。また、車両を移動する間にはクロスシート車における座席一斉転換などの車内整理[7]も行っている。このとき、ホームでは乗車待ちの乗客に対して乗車位置で待つようアナウンスがなされているが、これは当駅がターミナル駅であるにも拘らず幅の狭い島式ホームであるなど旅客収容能力に余裕がないため、乗降客を円滑に捌く必要がある事から整列乗車を促す目的もある。なお、同様の扱いは平日ラッシュ時における急行・準急でも実施される。

発車メロディー・駅名標など

発車メロディ1971年から使用されている。発車時には向谷実作曲によるメロディが流れるが、これは2007年6月17日の運行管理システム更新時から導入されたものである。(それ以前は特急列車の場合、童謡の『牛若丸』をアレンジしたものが使用されていた[8]。また、特急列車以外では樟葉駅出町柳駅などの始発電車が設定されている駅と同じ曲が使用されていた。)

開業当初の吊り下げ式駅名標が2007年まで残されていたが、最新型に更新された[9]。なお、発車標は、北浜駅(上り)同様、他の京阪の駅には見られない仕様である。

4番線への列車の発着の際、必ず1番線を通過する必要があるため、そのさい当番線上では列車の通過に注意を促す案内放送が専用の接近表示器から流れる。

備考

  • 3番線へ入線する電車は北浜駅から2か所の渡り線を通るため、この間は25km/hで通過するが、ホームに入線する直前で35km/hまで加速し、すぐにブレーキをかけて停車している。
  • 開業当初は当駅まで運行できる本数は最大1時間当たり24本であったが、信号設備の変更(進路トリガ構成の変更)を行ったため、現在では最大1時間当たり29本まで設定可能となった。
  • 駅構内に、京阪本線の淀屋橋延伸記念碑が設置されている。
  • 当駅開業時の最終列車は1時30分発(普通・守口行)であり、現行ダイヤよりも1時間以上遅かった。
  • 3・4番線の油圧式車止めと壁の向こう側には同じ高さに御堂筋線が存在するため、当駅からの延伸は(平面交差となることから)大規模な改築を行わない限り物理的に不可能である。なお、地下鉄駅は当駅の終端側に位置しているが、互いに交差しない位置にある。

利用状況

  • 大阪市営地下鉄 - 2013年11月19日の1日乗降人員は213,150人(乗車人員:103,439人、降車人員:109,711人)である[10]
  • 京阪電気鉄道 - 2012年度の1日乗降人員103,648人(乗車人員:54,801人、降車人員:48,847人)である。
    • 2007年度調査時の乗降人員は126,934人であったが、中之島線開業後の2009年11月10日の調査では106,225人に減り、中之島-大江橋間各駅の合計利用者が24,512人と同線に2万人以上が移行した[11]

各年度の交通量調査に基づく特定日の1日乗降・乗車人員数は下表のとおり。

年度 京阪電気鉄道 大阪市営地下鉄 出典
乗降人員 乗車人員 調査日 乗降人員 乗車人員
1998年(平成10年) 146,397 76,837 11月10日 233,092 112,669 [12]
1999年(平成11年) - -
2000年(平成12年) 140,525 72,808 - [13]
2001年(平成13年) - -
2002年(平成14年) 134,614 69,926 - [14]
2003年(平成15年) 129,582 67,625 - [15]
2004年(平成16年) 132,034 68,795 - [16]
2005年(平成17年) 131,214 68,391 - [17]
2006年(平成18年) 126,320 65,900 - [18]
2007年(平成19年) 126,934 66,076 11月13日 227,592 109,890 [19]
2008年(平成20年) 111,276 58 552 11月11日 225,766 109,575 [20]
2009年(平成21年) 106,225 56,005 11月10日 224,493 109,955 [21]
2010年(平成22年) 105,680 56,664 11月テンプレート:09日 214,494 104,295 [22]
2011年(平成23年) 103,371 54,799 11月テンプレート:08日 207,493 103,198 [23]
2012年(平成24年) 103,648 54,801 11月13日 213,355 104,580 [24]
2013年(平成25年) 11月19日 213,150 103,439

駅周辺

テンプレート:See also 駅周辺は「自転車等放置禁止区域」に設置されている。なお、付近に駐輪場はない。[25]

路線バス

淀屋橋交差点周辺に淀屋橋停留所がある。大阪市営バス8号系統は地下鉄11号出入口付近の道修町(どしょうまち)停留所からも利用が可能である。

大阪市営バス

北港観光バス

  • 中之島ループバス「ふらら」

歴史

テンプレート:Double image aside

  • 1933年昭和8年)5月20日 - 大阪市営地下鉄1号線(御堂筋線)梅田(仮) - 心斎橋間開通と同時に市営地下鉄の淀屋橋駅が開業。
  • 1963年(昭和38年)
    • 4月16日 - 京阪本線淀屋橋 - 天満橋間開通と同時に京阪の淀屋橋駅が開業。
    • 11月29日 - 京阪淀屋橋ビル竣工[26]
  • 1964年(昭和39年)7月1日 - 京阪、ホーム冷房化[27]
  • 1973年(昭和48年)12月15日 - 京阪駅に改良工事竣工(多能式自動券売機16台新設)[28]
  • 1979年(昭和54年)1月20日 - 京阪駅に点字運賃表設置[29]
  • 1983年(昭和58年)6月12日 - 京阪駅に油圧式車止め設置[30]
  • 1988年(昭和63年)9月1日 - 京阪の駅構内「終日禁煙」を実施[31]
  • 1992年平成4年)
    • 3月1日 - 京阪コンコース西口(御堂筋線乗り換え口)を北通路を長さ約65m・幅約3.5m側へ拡幅工事竣工、併せて駅事務所・駅防災管理室、京阪交通社の淀屋橋営業所も北側に移設。[32]
    • 12月1日 - 京阪、西口コンコース南側通路・北側に移動した施設跡地に「案内所」を設置[33]
    • 12月21日 - 京阪、西口に御堂筋線への乗り換え分散化を図るため西0号出口と0号階段を新設、使用開始[34]
  • 1993年(平成5年)
    • 6月10日 - 京阪、中央口の階段にエスカレーターを設置、使用開始[35]
    • 9月25日 - 京阪、1号階段にエスカレーターを設置、使用開始[36]
    • 10月23日 - 京阪、西改札口(入口専用)に自動改札機設置[36]
  • 1994年(平成6年)
  • 1997年(平成9年)12月19日 - 京阪駅に車イス用渡し板を配備[39]
  • 1998年(平成10年)日時不明 - 京阪の駅構内に富士銀行ATM設置[40]
  • 2000年(平成12年)8月10日 - 京阪コンコース南側に「けいはんジューサーバー」開店[41]
  • 2004年(平成16年)4月13日 - 京阪の駅構内に京都銀行のATMを設置・運用開始[42]
  • 2005年(平成17年)3月31日 - 京阪のコンコース・ホーム間に身障者対応エレベーターを使用開始、併せて専用改札口を設置[28]
  • 2008年(平成20年)6月24日 - 京阪コンコースに週代わりスイーツ販売店「SWEETS BOX」開業[43]
  • 2010年(平成22年)9月30日 - 京阪電鉄が「東京建物大阪ビル」を購入、翌年4月1日「京阪御堂筋ビル」と名称変更。このビル内の身障者対応エレベーターが淀屋橋駅コンコースと地上をつなぐバリアフリールートとなっている[44]

隣の駅

大阪市営地下鉄
テンプレート:Color御堂筋線
梅田駅 (M16) - 淀屋橋駅 (M17) - 本町駅 (M18)
  • ()内は駅番号を示す。
京阪電気鉄道
テンプレート:Color京阪本線(種別を問わず京橋まで各駅に停車)
テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color深夜急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color通勤準急・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color普通
淀屋橋駅 - 北浜駅
※ 快速特急は行楽期の土休日・正月のみ、深夜急行は上りのみ運転。快速急行、通勤準急は到着列車のみ。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • 広報誌『くらしの中の京阪』各号(京阪電気鉄道)
    • 2000年4月以降は、広報誌『K PRESS』に内包。
  • 京阪開業90周年記念誌『街をつなぐ、心をむすぶ』(京阪電気鉄道、2000年10月1日発行)
  • 京阪開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(京阪電気鉄道、2011年3月24日発行)
  • 鉄道ピクトリアル 1984年1月増刊号 (No.427) 『特集 京阪電気鉄道』(電気車研究会)

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox

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  1. 外部リンク(市営地下鉄)「ひとにやさしい駅施設情報」より。
  2. 「電車が、カーブを通過します。ご注意ください」という放送がなされる。なお、アナウンス担当が中村健治だった1980年代前半までは「列車が曲がりますから、ご注意ください」と放送されていた。
  3. 同様のホーム構造は中之島線の中之島駅のほか、類似のものを含めると阪急河原町駅西武池袋駅京成成田空港駅などでも見られる。なお、縦列停車については中之島駅では当初から考慮されていないほか、かつて行われていた河原町駅では設備の変更により不可能となった。
  4. 西0号出口として1992年度に新設された(京阪電気鉄道『グラフ京阪』1993春季号による)。
  5. テンプレート:PDFlink - 京阪電気鉄道
  6. テンプレート:PDFlink - 2013年1月17日 京阪電気鉄道 報道発表資料
  7. 転換クロスシート車の場合、車掌が自動操作で全座席を一斉転換する。
  8. 1995年12月25日から使用。それ以前は特急がフィガロの結婚、それ以外は京阪オリジナルの曲であった。
  9. 2007年時点での最新型から見ると2世代前のスタイルである。同じスタイルの駅名標は大津線管内で多く残っていた(但し書体はリニューアルされた非電照式で、電照式は1981年に1世代前のスタイルにリニューアルされた。)が、京都市営地下鉄東西線開業前後に全駅とも管内オリジナルスタイルに更新された事で当駅が唯一このスタイルで残存していた。また、阪神電気鉄道でもこれに類似したスタイルの駅名標を採用している駅があった。
  10. 路線別駅別乗降人員 2013年11月19日
  11. 参考文献・京阪百周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編103頁の「駅別乗降人員の推移」より
  12. テンプレート:PDFlink
  13. テンプレート:PDFlink
  14. テンプレート:PDFlink
  15. テンプレート:PDFlink
  16. テンプレート:PDFlink
  17. テンプレート:PDFlink
  18. テンプレート:PDFlink
  19. テンプレート:PDFlink
  20. テンプレート:PDFlink
  21. テンプレート:PDFlink
  22. テンプレート:PDFlink
  23. テンプレート:PDFlink
  24. テンプレート:PDFlink
  25. 自転車等放置禁止区域および、区域内の自転車駐車場(駅別一覧) - 大阪市(2010年12月1日現在、2011年4月15日閲覧)
  26. 街をつなぐ、心をむすぶ(「写真で振り返る80年」年表)
  27. 鉄道ピクトリアル (No.427) P.116
  28. 28.0 28.1 京阪開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編135頁
  29. くらしの中の京阪 1979年3月号
  30. 開業80周年記念誌『過去が咲いてる今』 - 京阪電気鉄道(1990年7月1日発行)
  31. くらしの中の京阪 1988年9月号
  32. くらしの中の京阪 1992年4月号
  33. くらしの中の京阪 1993年1月号
  34. 街をつなぐ、心をむすぶ P.107
  35. くらしの中の京阪 1993年7月号
  36. 36.0 36.1 くらしの中の京阪 1993年11月号
  37. くらしの中の京阪 1994年5月号
  38. 街をつなぐ、心をむすぶ P.145
  39. くらしの中の京阪 1998年2月号
  40. くらしの中の京阪 1998年5月号
  41. 京阪開業百周年記念誌『京阪百年のあゆみ』564頁
  42. K・PRESS 2004年5月号(p.12「くらしのなかの京阪」)
  43. 会社概要・沿革 - 京阪ザ・ストア
  44. 京阪第89期 中間期 株主通信 8頁より