国立西が丘サッカー場
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テンプレート:Pathnav テンプレート:スタジアム情報ボックス 国立西が丘サッカー場(こくりつにしがおかサッカーじょう)は、東京都北区の国立スポーツ科学センターにあるサッカー専用の球技場である。施設は独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「JSC」)が所有しており、JSCが運営・管理も行っている。なお、「国立西が丘サッカー場」は通称であり、正式な施設名称は「国立スポーツ科学センター(西が丘)サッカー場」である[1]。
東京都中央区に本社を置く味の素が命名権を取得しており、2012年5月1日から「味の素フィールド西が丘」の名称を用いている(後述)。
目次
施設概要
- 建設面積 : 1,186.65m2(スタンド面積3,460m2)[1]
- 延べ面積 : 997.17m2[1]
- 芝生面積 : 10,614m2(フィールド:105m×68m)
- 夜間照明 : 4基、平均約1,200ルクス
- 収容人員 : 7,258人(個席:5,073、立見席:2,180、障害者席:5)
沿革
- 1969年5月:連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の接収地の1つであった東京兵器補給廠(TOD)の跡地返還後の国立競技場用地として用途が決定し、サッカー場の建設が開始[2]。
- 1972年:国立西が丘競技場として竣工。こけら落としは男子ホッケーの日本対スペイン戦[2]。
- 1972年8月25日:完成後初めてのサッカーの試合としてJSL東西対抗戦が開催[2]。
- 1989年6月11日:日本代表×インドネシア代表(1990 FIFAワールドカップ・予選)[2]。
- 2004年3月18日の最終戦・U-23バーレーン代表×U-23レバノン代表
- 2004年アテネ五輪男子サッカーアジア最終予選(4チームによるダブルセントラル方式での2回総当たり)・日本ラウンドでは、他の試合を国立霞ヶ丘陸上競技場で開催するところ、2004年3月18日の最終戦・U-23バーレーン代表×U-23レバノン代表のみは当競技場で開催された。これは規定上、最終戦を同時刻に開催しなければならないため(同時刻に、国立霞ヶ丘陸上競技場でU-23日本代表×U-23UAE代表を行った)。
- 2007年: スコアボードを磁気反転型からカラーボード対応電光掲示板へ改修[2]
- 2010年:メインスタンドおよびバックスタンドの個席化および両ゴール裏に座席を設置。なお、収容人員が約9,000人から7,258人へ変更。[2]。21台の太陽光発電LED照明装置を設置[3]
- 2012年5月:命名権により「味の素フィールド西が丘」へ名称が変更[1]
開催された主なサッカーの大会
- 第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013)のサッカー競技(少年の部)
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)公式戦
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会
- 日本女子サッカーリーグ
- 日本フットボールリーグ
- サッカー日本代表(-1989年)
- サッカー日本女子代表
- 全日本大学サッカー選手権大会
- 関東大学サッカーリーグ
- 全国高等学校サッカー選手権大会
- 全国高等学校サッカー選手権東京代表決定戦など
- 日本サッカーリーグ(JSL):合計293試合を開催。
- JSL東西対抗戦、など
命名権
2011年12月、JSCは国立西が丘サッカー場の命名権を公募した[1]。2012年5月3日、味の素が国立西が丘サッカー場の命名権を取得する契約をJSCと締結した。2013年5月1日からの5年契約(総額7,500万円)で、「味の素フィールド西が丘」(英語:AJINOMOTO FIELD NISHIGAOKA)の呼称を使用している[1]。なお、Jリーグや日本サッカー協会は「味フィ西」の略称を用いている[4][5]。
- 東京スタジアムも味の素に命名権が売却されたことで「味の素スタジアム」の呼称が使用され、その隣にある東京スタジアム西競技場には「味の素スタジアム西競技場」の呼称が使用されることになったため、「味の素」を冠するサッカー場が東京都内に3場存在することになり、案内略称も東京スタジアムが「味スタ」、東京スタジアム西競技場が「味スタ西」、国立西が丘サッカー場が「味フィ西」と、よく似ており混同しやすい。それでも東京スタジアムと東京スタジアム西競技場は隣接しているので仮に間違っても大したことはないが、国立西が丘サッカー場は他の2場とは全く別の場所にあるため特に注意が必要である。
エピソード
- 2010年の天皇杯では、2回戦の東京V(J2)対町田(JFL)の試合が当会場で開催された。試合は東京Vのホーム扱いだったが、テンプレート:要出典範囲。なお同試合は町田が1-0で東京Vを下している。[6]
- 2007年4月11日には、コンサドーレ札幌が国立西が丘サッカー場でホームゲームを開催した(対戦相手はアビスパ福岡)[7]。
- 札幌厚別公園競技場は冬季休業後の芝養生中、札幌ドームはプロ野球の興行でいずれも利用不可であった。また、コンサドーレが当時が不定期に試合を開催していた室蘭市入江運動公園陸上競技場、コンサドーレの練習場である宮の沢白い恋人サッカー場についても、照明の問題が解決できず断念した(この日の試合はナイトゲームと決定されていた)[8]
- そのため、東京都をホームタウンとするFC東京および東京Vの許可を得て西が丘でホームゲームを開催した。なお、テンプレート:要出典範囲、入場者数は2,161人であった。
- 札幌厚別公園競技場は冬季休業後の芝養生中、札幌ドームはプロ野球の興行でいずれも利用不可であった。また、コンサドーレが当時が不定期に試合を開催していた室蘭市入江運動公園陸上競技場、コンサドーレの練習場である宮の沢白い恋人サッカー場についても、照明の問題が解決できず断念した(この日の試合はナイトゲームと決定されていた)[8]
- 2014年3月9日には、AC長野パルセイロが西が丘でホームゲームを開催した(対戦相手は福島ユナイテッドFC)[9]。この年、長野は本来の拠点である南長野運動公園総合球技場をJ規格のスタジアムに拡張しており、代替本拠地として佐久総合運動公園陸上競技場を「2014年のみ」としてホームスタジアム登録を行っていた。ところが2月の降雪により佐久での開催を断念せざるを得なくなり、西が丘での開催となった。当日は地元・長野から観戦バスが複数集結するなど、4,312人の観衆を集めた。これは当日のJ3リーグでは町田-藤枝戦に次ぐ記録であった。
アクセス
鉄道
バス
- JR赤羽駅西口より国際興業バス「王子駅」行で「西が丘交番前」下車、徒歩5分[10]
- JR赤羽駅より4番乗り場で国際興業バス「池袋」および「日大病院」行で「国立西が丘競技場北門」下車、徒歩5分[10][11]
- JR赤羽駅より5番乗り場で国際興業バス「赤羽車庫」行で「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分[11]
周辺施設
- 国立スポーツ科学センター研究施設
- 国立スポーツ科学センター屋外テニスコート
- 国立スポーツ科学センターフットサルコート
フォトギャラリー
- Nisigaoka-soccer-stadium.JPG
試合の光景
- Nisigaoka-soccer-stadium-PK.JPG
ゴール裏から見る
- Nishigaoka Stadium 3.JPG
カラーボード対応電光掲示板(2010年)
- Nishigaoka Stadium 2.JPG
バックスタンドを見る
出典
関連項目
- 日本スポーツ振興センター所有の施設(国立競技場)
- 国立霞ヶ丘陸上競技場
- 秩父宮ラグビー場
- 国立代々木競技場
- 国立スポーツ科学センター
- 味の素ナショナルトレーニングセンター(旧称:ナショナルトレーニングセンター)
- 国立登山研修所
- 秩父宮記念スポーツ博物館
- 味の素が命名権を取得した施設
- 味の素ナショナルトレーニングセンター
- 味の素スタジアム(旧称:東京スタジアム)
- アミノバイタルフィールド(旧称:東京スタジアム補助グラウンド)
外部リンク
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- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 テンプレート:Cite web
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 テンプレート:Cite web