倶利伽羅駅
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テンプレート:駅情報 倶利伽羅駅(くりからえき)は、石川県河北郡津幡町字刈安にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
石川県内の北陸本線の駅では最も東にあり、金沢支社直轄は当駅までである[1]。
2015年春に予定されている北陸新幹線:長野・金沢開通時には、富山県内の北陸本線の区間を運行するあいの風とやま鉄道と、石川県内の区間を運行するIRいしかわ鉄道の営業上の境界駅となり、倶利伽羅駅はIRいしかわ鉄道の管理駅となる予定である[2]。
歴史
- 1908年(明治41年)12月16日 - 官設鉄道北陸線の津幡駅 - 石動駅間に倶利伽羅信号所として開設される。
- 1909年(明治42年)
- 1913年(大正2年)10月1日 - 貨物の取扱を開始する(一般駅となる)。
- 1962年(昭和37年)8月25日 - 貨物の取扱を廃止する(旅客駅に戻る)。
- 1971年(昭和46年)10月1日 - 荷物の取扱を廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2015年(平成27年)春(予定) - 北陸新幹線金沢延伸全線開業に伴い、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の境界駅(IRいしかわ鉄道の管理駅)となる。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、この他に側線を有する。金沢駅管理の無人駅ではあるが、ボランティアのOBによる名誉駅長が配置[3]されている。なお、駅舎は開業当時からのものを使用しているが、出札口の跡は壁となっており痕跡はなくなっている。
駅舎からホームへは跨線橋で連絡している。駅舎およびホーム上に待合室がある。2011年度に、2両分のホームかさ上げ工事と2両停止位置目標の設置がなされるなど、521系2両編成の運用に対応した施設改良がなされている[4]。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 金沢・福井方面 |
2 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 富山・直江津方面 |
駅周辺
駅前にはほとんど民家はないが、駅から県道へ出ると刈安集落に出る。
- 津幡町立刈安小学校
- 倶利伽羅峠
- 倶利伽羅トンネル
- 倶利伽羅不動寺 - 養老年間に倶利迦羅不動明王像が安置されたことに始まる古刹。源平合戦で消失したがその後に頼朝により再建[5]。地名、駅名の由来ともなっている。
利用状況
1日平均乗車人員は以下のとおり[6]。
- 2001年度(平成13年度) : 184人
- 2002年度(平成14年度) : 172人
- 2003年度(平成15年度) : 170人
- 2004年度(平成16年度) : 165人
- 2005年度(平成17年度) : 155人
- 2006年度(平成18年度) : 148人
- 2007年度(平成19年度) : 140人
- 2008年度(平成20年度) : 133人
- 2009年度(平成21年度) : 120人
- 2010年度(平成22年度) : 119人
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
- テンプレート:Color快速「ホリデーライナーかなざわ」
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「ホリデーライナーかなざわ」
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:北陸本線- ↑ 隣の石動駅から先は同支社富山地域鉄道部に管轄が変わる。なお、テンプレート:要出典範囲。
- ↑ 富山県並行在来線経営計画概要 (最終)
- ↑ 「名誉駅長」の配置について(金沢支社)(プレスリリース) - JR西日本(2012年12月18日付、2013年3月19日閲覧)
- ↑ 【JR西】倶利伽羅駅の話題 - 鉄道ホビダス(ネコ・パブリッシング、2011年11月29日付、2012年3月20日閲覧)
- ↑ 倶利伽羅不動寺について
- ↑ 津幡町統計書より。