不知火号
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テンプレート:Vertical images list 不知火号(しらぬいごう)は、愛知県名古屋市と熊本県熊本市を結ぶ夜行高速バスである。熊本市に発着する高速バス路線の中で、熊本から最も遠方へ行く。高速バスの中でも東京 - 福岡間「はかた号」(西日本鉄道)などに並んでロングランの路線である。
愛称名は、有明海や八代海で見られる怪現象(実際には蜃気楼の一種)として知られる「不知火」に由来する。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
運行会社
両社が隔日で交互に担当する。
運行経路・停車箇所
太字は停車箇所。熊本県内の停留所相互間の利用はできない。
- 名鉄バスセンター - 白川出入口 - (名古屋高速2号東山線・5号万場線・東名阪自動車道・新名神高速道路・名神高速道路・中国自動車道・山陽自動車道・広島岩国道路・山陽自動車道・中国自動車道・関門橋・九州自動車道) - 植木インター - 武蔵ヶ丘 - 熊本IC - 松の本 - 熊本県庁前 - 熊本交通センター - 熊本駅前 - 西部車庫
- 熊本発名古屋行は、熊本駅前は3番のりばから、熊本交通センターはAホーム5番のりばから発車する。
- 休憩箇所
- 熊本行は名神高速桂川PA (名鉄バス便)または山陽道三木SA(九州産交便)と九州道北熊本SAで、名古屋行は九州道めかりPAと東名阪道御在所SAでそれぞれ休憩する。
- 熊本行で続行便が運行される場合、桂川PAではなく新名神高速土山SAなどで休憩となる場合もある。
- その他、中国道西宮名塩SAや山陽道宮島SAなどで停車することもあるが、乗務員交代や車両点検のための停車であり、乗客は車外に出られない。
歴史
- 1990年7月12日 - 名古屋鉄道(現在の名鉄バス)と九州産業交通(現在の九州産交バス)との共同運行により運行開始。
- 1999年3月16日 - 名古屋側の運行会社を名鉄の子会社である日本急行バス(のちの名古屋観光日急・名鉄観光バス)に移管。
- 2008年9月22日 - 新名神高速道路経由に変更。名神大垣停留所を廃止。
- 2009年2月1日 - 名古屋側の運行会社を名鉄観光バスから名鉄バスに移管。
- 2011年7月15日 - 熊本側を西部車庫まで延伸、熊本駅にも停車。
- 2012年12月21日 - この日の出発便より大人運賃を乗車日により5段階に設定(7,800円~12,500円)。あわせて往復割引運賃を廃止[1]。
使用車両ならびに車内設備
車両
- 三菱ふそう・エアロクィーンI(名鉄バスは新型エアロクイーン)
- 日野・セレガ(九州産交便のみ)
車内設備
- 3列独立シート(但し、多客期などの続行便は4列シート車が使用される場合もある)
- ビデオ(DVD映画)・ラジオ
- トイレ
- おしぼり・飲み物[2]
- 毛布・スリッパ
- 座席コンセント
- 仕切りカーテン
- 花王ホットアイマスク・ネックピロー(先着10名限定) ※九州産交便のみ[3]
- 除菌装置(九州産交)[4]・プラズマクラスターエアコン(名鉄)
- Wi-Fi(無線LAN)
備考
- 元々は両社とも夜行仕様のスーパーハイデッカー車で統一されていたが、九州産交が保有する2007年以降導入の新型セレガにおいては直結クーラー仕様により従来の車両よりも車高が高くなっている関係上、スーパーハイデッカーでは名鉄バスセンターの建物内には乗り入れられないため、ハイデッカー車両が用いられている。
- 運行開始当初は名鉄(当時)・産交ともに専用車で運用され、両社とも車体側面に「不知火」と筆書きしたような書体で愛称が入っていた(塗装は共に両社別)。現在は、両社共に他路線との効率運用を目的とされ専用車という位置付けがなされておらず、車体への愛称表記もない。だが、2012年10月1日より、両県にゆかりのある歴史上の人物である加藤清正をモチーフに「清正くん」をデザインしたラッピングバスが両社ともに運行開始した[5]。
- 予約制のため、予約する必要がある。インターネットによる予約において、以前は名鉄バス(かつての名古屋観光日急→名鉄観光バス)扱い席は発車オ〜ライネット、九州産交バス扱い席は楽バス(現:@バスで)に収容されていたが、全席が発車オ〜ライネットでの扱いに統一された。ちなみに、名鉄バスの多くの路線で取扱っているハイウェイバスドットコムは当路線では扱っていない。
脚注
外部リンク
テンプレート:KyushuSankoBus- ↑ 【高速バス】名古屋・熊本線 運賃改定(12/21より)(名鉄バス)
- ↑ 九州産交便は車内中央のサービスコーナーに冷水・お湯があり、インスタントコーヒーとティーパックのお茶が用意され、セルフサービスにて随時使用可能。以前は名鉄便も同様の設備があったが、2011年6月に廃止となり、代替として翌朝に紙パックの緑茶が乗務員より乗客一人ひとりに対し配布している。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 除菌装置とは車内におけるインフルエンザなどのウィルス蔓延を防止するもので、除菌水(弱酸性次亜塩素酸水)を機械によって車内に噴霧しマイナスイオンを発生させることで空気中の細菌類を不活性化する作用がある。尚、続行車においては設置されていない車両が使用される場合もある。
- ↑ 熊本⇔名古屋夜間高速不知火号「清正くん」ラッピングバスを運行いたします! 2012年9月27日 九州産交バス