上野幌駅
上野幌駅(かみのっぽろえき)は、北海道札幌市厚別区厚別町上野幌にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線の駅である。千歳線における、札幌市最南端の駅。駅番号はH06。電報略号はミノ。
駅構造
- 島式ホーム1面と単式ホーム1面からなる複合ホーム2面3線構造。北西から南東に伸びる線路に沿う堤の上にある。
- 入口は駅の北東側の一箇所で、南西側にはトンネルを潜って通行する。
- 開業当初からかなりの期間無人駅であったが、近年は周辺の開発が著しく、現在は業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット)となり、みどりの窓口(営業時間7時00分 - 17時20分)、自動券売機[1]、簡易自動改札機、簡易Kitaca改札機が設置されている。
- 新札幌駅管理。夜間連絡先も同駅。
1 | ■千歳線(上り本線) | 北広島・千歳・新千歳空港・苫小牧方面 |
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2 | ■千歳線(上下待避線) | |
3 | ■千歳線(下り本線) | 札幌・手稲・小樽方面 |
- 上野幌駅西の里(信)方.JPG
西の里(信)方を望む(2007年7月28日)
- 上野幌駅新札幌方.JPG
新札幌方を望む(2007年7月28日)
利用状況
- 朝夕は近くにある私立高校と私立中学の通学や札幌市内への通勤通学でにぎわっている。代わりに昼間は閑散としている。
- 高速通過列車が大変多く、過去には高校生の触車死亡事故がおきている。
- 2012年度の1日平均の乗降人員は約5,446人である。利用客が5,000人を越えた場合、JRが駅前のバス乗り入れを考えるとしている。[2]
駅周辺
北広島市との境がすぐ東にある。駅は丘陵の谷間にあって、家屋の密度が低い。2004年12月に厚別東通が開通したことから、駅の南西側へのアクセスがよくなり平岡公園ベニータウン「ライブヒルズ」などの高級住宅地が広がっている。駅を出た北東側にはパークアンドライド用駐車場が広くとられており、南から北を横切る野津幌川を挟んだ北広島市虹ヶ丘地区にある札幌日本大学中学校・高等学校、パチンコ店と動物病院(新札幌ラパス動物病院)、日帰り入浴施設(湯処 ほのか)をはじめとした店舗が目立っている。虹ヶ丘商業地区の発展に伴い上野幌駅周辺の開発が予定されている。
駅前はこのように閑散としているが、新札幌駅方向に約500メートル行くと、住宅が途切れず密集する札幌市街の縁辺になる。2007年現在、市街はさらに伸びつつあり、駅南側の周辺には2006年あたりから札幌市側は住宅地や中小規模のマンションが建設されている他、駅から厚別東通を南西側に200メートルほど行った所にコンビニエンスストア(セイコーマート)が2007年7月に開店している。
- 国道274号
- 札幌日本大学中学校・高等学校
- 雪印種苗園芸センター
- 札幌報恩学園
- ジェイ・アール北海道バス・夕張鉄道(夕鉄バス)「上野幌駅通」停留所(国道274号線沿い)
歴史
1926年に、今の位置より北西約1キロメートル離れたところに、木造駅舎の2面3線で開業した。つつじやダリアなどが多数植えられて、全国の駅の中でも花の美しさで目立つとされていた。1973年に千歳線が路線を一部変更したとき、現在地に移転した。古い駅があったところは、1991年(平成3年)に厚別南公園になった。
- 1926年(大正15年)8月21日 北海道鉄道(2代)札幌線の上野幌駅として開業。[3]旅客のみ取扱い。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 戦時買収により北海道鉄道が国有化。国有鉄道千歳線の駅となる。
- 1945年(昭和20年)4月1日 - 貨物・荷物取扱い開始。
- 1973年(昭和48年)9月9日 - 新線上に移転・無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 有人化(業務委託駅)。
- 2008年(平成20年)10月25日 - ICカードKitaca使用開始。
その他
- 千歳線上り列車においては、札幌駅を出て最初の待避駅である。
- 駅のホームが築堤上にあるため小高くなっており、ホームからの眺めがよい。
- 「上」野幌という駅名だが函館本線野幌駅とは道路で10km以上離れている。
隣の駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 千歳線(旧線)
- 北広島駅 - ((旧)西の里信号場) - 上野幌駅 - 大谷地駅
関連項目
脚注
- ↑ 自動券売機は1台しかないため、調整中の場合はみどりの窓口で購入する。
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ 『恵庭市史』恵庭市、1979年、p.1026
テンプレート:Navbox テンプレート:千歳線旧線 (北広島 - 苗穂) テンプレート:北海道ジェイ・アール・サービスネット業務受託駅