万富駅
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万富駅(まんとみえき)は、岡山県岡山市東区瀬戸町万富にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。
概要
2007年(平成19年)6月30日まで、特急「やくも」が当駅まで回送運転されていた(現在は岡山駅の引上線を使って折り返している)。
以前は広島地区の快速「シティライナー」の最東限発着駅となっていた(但し下り1本のみ)。しかし、2009年(平成21年)3月の改正を以って当該列車は糸崎駅で系統が分断され、「シティライナー」の岡山駅以東乗り入れは廃止された。
1990年(平成2年)3月10日から1991年(平成3年)3月15日までの約1年間は、当駅始発の呉線経由普通広島行が1本運行されていた。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は単式ホームの1番のりば側にあり、島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
直営駅(東岡山駅の被管理駅)で、みどりの窓口は2007年(平成19年)2月2日に営業を開始した。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。自動改札機は簡易式のため、降車客の乗車券は駅係員が集札する(窓口非営業時は改札機裏側の集札箱に乗車券を投入する)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 和気・姫路方面 | |
2・3 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 岡山・三原方面 | 2番のりばは当駅始発のみ |
上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばである。2番のりばは上下共用の待避線(中線)であるが、入線する定期旅客列車は、朝1本のみある当駅折返しの岡山方面行きのみである。
利用状況
- 1日平均の乗車人員は645人である(2010年度)。近年の推移は以下のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1997年 | 681 | [1] |
1998年 | 691 | [2] |
1999年 | 702 | [3] |
2000年 | 717 | [4] |
2001年 | 666 | [5] |
2002年 | 699 | [6] |
2003年 | 741 | [7] |
2004年 | 740 | [8] |
2005年 | 705 | [9] |
2006年 | 710 | [10] |
2007年 | 679 | [11] |
2008年 | 679 | [12] |
2009年 | 651 | [13] |
2010年 | 645 | [14] |
2011年 | 652 | [15] |
駅周辺
- 岡山市東区役所瀬戸支所万富サービスコーナー
- 麒麟麦酒岡山工場
- ユニバーサル製缶岡山工場
- サークルKサンクス
- JA岡山東万富支店
- 万富郵便局
- 岡山市立千種小学校
- 岡山市消防局東消防署瀬戸出張所
- 岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線
- 岡山県道179号万富停車場弓削線
- 万富東大寺瓦窯跡
歴史
- 1897年(明治30年)12月26日 - 山陽鉄道の和気駅 - 瀬戸駅間に新設開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1960年(昭和35年)10月15日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1972年(昭和47年)1月5日 - 麒麟麦酒岡山工場が操業開始。同時に同工場への専用線が運用を開始し、貨物の取扱を再開。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物の取扱を廃止。麒麟麦酒専用線も運用終了。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)6月20日 - ICOCA対応の簡易型自動改札機を導入。同年9月1日よりICOCAが使用可能となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線