デデデ大王
テンプレート:Pathnav デデデ大王(デデデだいおう、King Dedede)は、任天堂(開発:HAL研究所)のゲーム『星のカービィシリーズ』、及び同名のテレビアニメなどに登場する架空のキャラクターである。
目次
概要
呆れかえるほど平和な国「プププランド」を統治する大王。ゲーム・アニメ共にカービィのライバルとして立ち回り、いざとなれば木槌のようなハンマーを片手に戦う。2頭身のペンギンのような容姿で、黄色いたらこ唇が一際目立つ。赤いガウンと赤い帽子、黄色い手袋、腹巻きらしきものを着用しており、このような外見的特徴は両作品において共通となっている。現在の所は準皆勤賞のキャラクターで、シリーズにおいて一切登場しなかった作品は『鏡の大迷宮』の一作のみ。それ以外では脇役であっても必ず登場している。
名前の由来は定かではない。日本以外でも“デデデ”(Dedede)と表す場合がほとんどだが、フランスのみ“ダディドゥ”(Dadidou)と表記されている。
ゲームにおけるデデデ大王
外見
前述の通り2頭身のペンギンのような容姿で、黄色いたらこ唇が一際目立つ。赤いガウンと赤い帽子、黄色い手袋、腹巻きらしきものを着用している。顔の色は青、体色も基本は初代やアニメの様な顔と同じ色の青だが、『スーパーデラックス』などの一部の作品では体だけが黄色になっている。また、ゲームボーイ版(『初代』・『2』)とファミコン版(『夢の泉の物語』)を除いてはたるんだ腹も特徴となっており、『20周年スペシャルコレクション』のOPではファミコン版の姿からWii版の姿になった際にこの腹を気にする描写がある。なお、本当にペンギンであるのかは今のところ不明。
服装は、赤いガウンとサンタクロースのような赤い帽子、ミトン状の手袋と腹巻を愛用している。ガウンの背部には必ず何らかのトレードマークが入っており、『64』以降はほとんどVサインに統一されている。マークの色は作品ごとに色合いが違っている。3ではグルグルマークである。因みに初期は手袋は着用しておらず素手であった。
身長は、カービィよりも大柄だという以外は作品ごとにムラがある。初期の作品ではカービィの2倍ぐらいであったが、アニメ版やそのデザインの影響が強い作品(『夢の泉デラックス』『参上! ドロッチェ団』など)ではカービィの3倍近くにまで伸びている(むしろ巨大化した)。これによりゲームボーイ時代の軽快な動きは見られなくなったが、この仕様変更が逆に、「ヘッドスライディングを普通にジャンプしただけでは飛び越せない」「大ジャンプ時の星で貫通弾が作れない」などといった結果につながった。ちなみに『wii』など、味方として登場する場合には、例外なく初代同様のサイズである[1]。
人物
カービィに負けず劣らず食いしん坊、かつ自分勝手でワガママと、イタズラ好きで子供っぽい性格。独占欲が強く、国中の食料や夜空の星を全部独り占めすることも厭わないが、本人は悪気はないらしい。初期は"いちおう"歴とした大王であったためか、ワドルディを始めとして彼を慕う部下もかなり多く、大王と認めている者もいることが分かる。カブーラーなどの戦闘兵器といった軍事力の保有、単独でも遜色のない行動力の高さなど、肩書きに相応しい「大王」らしい面もある。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降から"自称"プププランドの大王に変わり、政治的な事は行っておらず当の国民もデデデ大王の行動には全く興味を持っていないと紹介されていた。「星のカービィWii」の操作説明では、久々に自称の文字がなくなり、単に「プププランドの大王」とだけ書かれていた(省略されているだけの可能性もあり、実際に政務に復帰しているのかは謎)。
一人称は「おれさま」である事が多いが、『夢の泉』の説明書やアニメでは「ワシ」、一部の漫画では「オイラ」、「わがはい」など例外もある。近年は台詞を喋ること自体が少なくなり、『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」では久しく台詞が用意されたものの、最後まで一人称を使うことは無かった(アニメ版に関しては後述)。
本質的には善人で、時折良い事もするが、素直ではない性格のために周囲から(特に、思い込みが激しい傾向があるカービィからは)誤解されることもある(『夢の泉の物語/デラックス』)。とりわけカービィへの対抗意識は強いものがあり、事あるごとにちょっかいを出すものの実際はそれほどお互い嫌っているわけではなく、『64』のストーリーなど場合によってはカービィの冒険を手助けする事もある。また、敵意が無い場合でも、攻撃してくればやむをえず戦うこともある(『2』・『3』・『64』[2])。カービィ自身、どちらかというと「友達」という感じで悪事を働かなければ敵視はしない。デデデ大王が一方的にライバル視しているだけであってお互い嫌ってはおらず、共闘時はデデデ大王も素直に協力している。
特徴
デデデ大王は、アクションゲームで登場時の行動パターンは第1作からほとんど変更されていない。武器のハンマーを使った攻撃はもちろん、体ごと突っ込んだり大きく飛び跳ねて潰すといった肉弾攻撃が、カービィと戦う時の常套手段である。『夢の泉の物語』からは飛行能力を会得し、フグのような姿となって飛ぶことが可能となった[3]。漫画版等でも度々その恰好をネタにされていたが、GBAに移行する頃から普通に腹部を膨らませてホバリングするようになった。
一方、アクション以外の番外作品では攻撃手段がまちまちで、『カービィのピンボール』ではハンマーを一切使わず、爆弾投げの他に手からビームを繰り出したり、『コロコロカービィ』では、ハンマーをブーメランのように投げる。『カービィボウル』では自慢のロボット兵器「メカデデデ」に搭乗し、直接カービィと戦うことは無かった。『カービィのブロックボール』に至っては追い詰められるとロケットランチャーを乱射し始めることがあり、デデデ大王が重火器の扱いにも長けていたことが窺い知れる。後にこの火器攻撃はアニメ版と『ウルトラスーパーデラックス』及び『トリプルデラックス』で再び使われることになる(後述)。
経歴
記念すべき初登場となる初代『星のカービィ』では、プププランドから全ての食べ物と秘宝「きらきらぼし」を奪っていった。そして、自分の城に乗り込んできたカービィとの戦いの末に敗れた。カービィとデデデ大王の因縁はここから始まったと言える。
『夢の泉の物語』では悪夢の化身「ナイトメア」を封じるため、自ら悪者を演じてスターロッドを奪った(ただし、あらすじでは事情を話そうとする場面があったが、問答無用という態度のカービィを筆頭に誰も聞いてくれず、悪者にされた描写がある)。カービィに敗れた後も彼を引きとめようとしたが、話を聞いてくれずに力尽くでスターロッドを夢の泉に戻されてしまった。デデデ大王の「根は良い」という人物像もこの頃から見受けられており、この性格は『星のカービィ64』で顕著に現れている。
初期のシリーズではラストボスという立場で登場することが多かったが、『星のカービィ2』では宇宙からの侵略者「ダークマター」に体を乗っ取られ、表向きの黒幕として終盤まで操られたままだった。以降、『コロコロカービィ』までラストボスとして返り咲く機会は殆ど失われ、ダークマター族やそれに類似した「ゼロツー」一味との戦いでも、カービィを倒そうとする敵に体を奪われ、操られるという踏んだり蹴ったりな目に遭い続ける事となった。
『64』ではデデデ城の屋上でたたずんでいるところに落ちてきたクリスタルを見つけ、リボンと一緒にクリスタルを集めているカービィに対し、見つけたもん勝ちと言わんばかりと横取りしたところを黒い雲に憑依されてしまう。憑依から解かれた後はワドルディに旅の同行を誘われるが、カービィと協力する事を嫌い、意地を張って同行を断る。しかし、結局はカービィたちを心配し、仕方なく同行を決意するところから素直ではない一面を見せた。また、コレカラスターをクリア後に火山活動から脱出する際、乗り遅れたアドレーヌに手を差し伸べて助けるなどの勇姿を見せる。本作では意外と涙もろい事が明らかになり、クリスタルをすべて集めずにクリアした場合のエンディングでは、リボンと別れる間際で涙目となっていた。
プププランドが舞台ではなかった『鏡の大迷宮』では出演ならず、この頃からの重要な役回りはアニメ版の影響でレギュラーキャラへ昇格したメタナイトが担当することが増え、脇役として立ち回ることが多くなった。
『参上! ドロッチェ団』ではリメイク版や番外作品を抜くと『星のカービィ3』以来、8年ぶりにボスキャラとして登場したが、その立ち位置は序盤中の序盤であるレベル1のボスだった。宇宙をさすらう盗賊団「ドロッチェ団」の襲撃により、デデデ城に隠されていた(と思われる)「大いなる力」の封じられた宝箱を盗まれてしまう。食いしん坊という理由からカービィからケーキを盗んだ犯人として真っ先に疑いをかけられ、倒される。自分に濡れ衣を着せたカービィへの個人的な恨みか、宝箱の中身が「暗黒の支配者」として恐れられる「ダークゼロ」だと知っていたかは不明だが、逃走を図るドロッチェ団めがけてカービィを投げつけ、その勢いで彼らを地下世界へ落とした。後のことは全てカービィに押し付けたつもりなのか、一行の後を追うといった描写は見られず(追跡したのはメタナイトだった)、最後まで本編に関わることはなかった。
2008年には『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも参戦した。詳しくは後述する。
『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」では、(ゲーム全体では無いが)遂にラスボスとして悲願の復帰を果たす。これも詳細は後述する。
『トリプルデラックス』では、冒頭で謎の男タランザに拉致され、カービィがデデデを救うために旅に出るところから物語が始まる。同じく詳しくは後述する。
デデデ大王の城
大王を名乗るだけあって、自分の居住地となる城を所有している。主に「デデデ城」という名前をつけられているが、場所や設定の詳細は作品によって異なる。城内には彼の部下が多数おり、侵入者(主にカービィ)から城を守っている。
初代『星のカービィ』では『マウント デデデ』(又は『デデデ山』)という、そのままの名前がつけられた山を所有しており、城は山頂に建てられている(『星のカービィ スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』も同様)。『星のカービィ2』の舞台となる「虹の島々」ではレベル7に「ダークキャッスル」という城が存在し、デデデ自身そのレベルのボスを務めているが、操られていたため、それが彼の所有する城なのかは不明。『参上!ドロッチェ団』や『毛糸のカービィ』ではアニメ版の平地にある宮殿風のデザインに変更された。『大乱闘スマッシュブラザーズX』では完全にオリジナルのデザインとなっている。『あつめて!カービィ』では、専用のリゾート地にお菓子の城を建てている。
山の上のデデデ城は外見が城砦のような風貌であり、天井近くの壁面に眉尻が上がった目のような(『\ /』のような)形状の模様(明かり取りと推測される)があるが、天井をぶち抜かれるなどして城が損傷を受けるとこの模様が眉尻が下がった(『/ \』のような、泣き顔を思わせる)形状に変化する。
戦闘曲
大抵の場合、戦闘時に流れる曲「VS.デデデ」 [4]はデデデ戦だけの固有のBGMである。そのため、カービィシリーズにおける特別なキャラクターとして認識させる大きな要因ともなっている。『スーパーデラックス』を境に曲のサビが追加され、更に長くなった。以後のゲームシリーズでは『コロコロカービィ』以外は全てサビ有りバージョンが使用され、現在において「VS.デデデ」といえば大抵サビ有りバージョンを指すことが多い。固有のテーマ曲ではあるが、『夢の泉デラックス』では自身の部下達が待ち受ける7-2のステージで流れ(この時の曲名は「中ボスタワー」だった)、自身の戦闘曲は『星のカービィ スーパーデラックス』のグルメレースのアレンジが使われた。また、『参上!ドロッチェ団』や『あつめて!カービィ』では他のボスとの戦いでも用いられるなど例外もある。
シリーズ初期に出た『星のカービィ 夢の泉の物語』では専用曲ではなく通常のボス曲が使用されている。また、『カービィボウル』でも全く別のBGMが使われた。その後は『カービィのブロックボール』『星のカービィ64』でも別のBGMが使われている。
基本となるメロディーラインは、サビの有無に関わらず一貫して変わっていない(出だしの音程は多少違う)。ただ、『星のカービィ』『星のカービィ2』のように、同じ機種、同じバージョンでも音源やパートが微妙に異なるものがある。『タッチ!カービィ』では一転、従来のメロディーラインを大きく崩した大胆なアレンジが成された(サビはそのまま)。このアレンジは本作の電子的かつ特徴的な音源と相まって、今までの「VS.デデデ」とは違った異質な雰囲気を醸し出している。
リズムは基本4拍子だが、SFC版『カービィのきらきらきっず』では3拍子だった(この作品のみ従来と異なるイントロがある)。こちらは後に『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の追加曲として再び登場するが、3拍子から元の4拍子に直され、さらに大きくアレンジされた。こちらの曲はサウンドトラックCDの曲名リストでは「マスクド・デデデのテーマ」と記載されている。
アニメでは新規に「独裁者」(アニメ版サウンドトラックの曲名リストより)という題目のテーマ曲が登場。劇中では派生BGMも数曲生み出されており(主にデデデが絡むドタバタギャグのシーンなどで使われる「デデデてんてこまい」もその一つ)、アニメ版におけるデデデ大王のキャラクター(後述)を象徴する一曲となった。本来の固有曲は全く使われていない訳ではなく、ゲーム版のBGMが使われるようになった番組後期では魔獣マッチョサン(61話)のエアロビクスBGMとして流れ、ファミ通キューブ+アドバンスの付録のDVDの名場面集でもアレンジされたものが流れた。なお、この曲はサビ無しバージョンがモデルである。
主な部下
部下(『夢の泉』、『スマブラX』では「子分」とされている)の具体的な規模については明らかにされていない。基準にしても「プププランドの住人全て」と曖昧で、なおかつ初代、『夢の泉の物語』以降はデデデ大王が黒幕として登場することが少なくなり、それ以降は誰が正式な部下で、誰がそうでないのかは全く分かっていない。
以下に挙げるのは、デデデ大王が物語上、明瞭な黒幕として登場する作品において、確実な「部下」として認識できる敵キャラクター。
- ワドルディやポピーブロスJr.など『初代』『夢の泉の物語』『カービィボウル』『2』『3』『きらきらきっず』『コロコロカービィ』に登場した雑魚キャラ
- 『スーパーデラックス』のゲーム『はるかぜとともに』、『ウルトラスーパーデラックス』の『大王の逆襲』に登場した雑魚キャラ
- ポピーブロスSr.、Mr.フロスティ、ボンカースなど『初代』『夢の泉の物語』『2』『ブロックボール』『スーパーデラックス』のゲーム『はるかぜとともに』『3』に登場した中ボスキャラクター。
- ファンファン、ファイヤーライオン、Mr.チクタク、グランドウィリー - 『ウルトラスーパーデラックス』の追加ゲーム『大王の逆襲』で、デデデが新しく編成した中ボスキャラ。『夢の泉の物語』から登場したキャラだが、ファンファンは『夢の泉デラックス』から登場している。
- 上記に加え、メタナイト関係を除く全てのボスキャラクター
- ウィスピーウッズ
- クラッコ
- 『カービィのブロックボール』に登場した表向きのラストボス、ブロボ (同作品における新キャラクターはこの一体だけである)
- 飛行砲台カブーラー - デデデの所有する戦闘飛行艇。大きな顔の描かれた飛行船のようなバルーンの下に砲台が取り付けられている。初代星のカービィとブロックボールに登場して以来長らく登場しなかったが、『ウルトラスーパーデラックス』の追加ゲーム『大王の逆襲』に登場。マウントデデデ上空を防衛しており、カービィの乗ったワープスターを撃墜した。
長らくデデデ大王との関係が謎とされてきたメタナイトは近年になって、大王の部下ではない事が明らかになった[5]。
登場作品
『鏡の大迷宮』を除く全ての作品に登場しているが、彼のやる事はほとんどが食べ物や星の独り占めなどのイタズラで、世界征服などの悪事は働くことは無い。
本質的に善人という設定のため、登場作品の数に対してラストボスとなった回数は少なく、大抵は一ボスキャラクターとして登場する。なお、アクションゲームで戦闘の場合は、戦場が城の屋上かリングになる場合が多い。
- 星のカービィ
- ラスボスとして登場。大王でありながらプププランドの全ての食べ物と秘宝「きらきらぼし」を奪った。この作品では完全に悪役扱いである。エクストラモードでは移動スピードが高速化する。城は「マウント デデデ」という山の頂上に建てられている。
- 星のカービィ 夢の泉の物語、星のカービィ 夢の泉デラックス
- レベル7のボスとして登場する。夢の泉に現れた悪夢ナイトメアがプププランドの全ての生き物を苦しめようとするのを阻止するため、スターロッドを隠した。カービィに敗れ、ナイトメアの封印が解けた後、カービィをスターロッドと共に吸い込み、ナイトメアの元へ吐き出すという形でカービィに協力する。この作品では悪役ではなく、むしろプププランドを救うためにあえて悪役の汚名を被ったといえる。この作品からデデデ大王も飛行が行えるようになった。
- カービィのピンボール
- ラスボスとして登場。特に悪事は行っていない。爆弾投げ、フグ状態での体当たり、手から放つビームで攻撃してくる。戦いの場は初代と同じリングとなっている。
- カービィボウル
- ラスボスとして登場。プププランドの夜空の星を全て奪った。最終戦では巨大ロボ「メカデデデ」に乗り込み戦いを挑んだ。武器らしきものとしてドリルとペンチアームを装備しているが、実際に攻撃するのはオプションのチビデデデである。
- 星のカービィ2
- 真のラスボスであるダークマターに操られた状態で、表向きのラストボスとして登場。虹の島々に巨大な城「ダークキャッスル」を構え、カービィ達を待ち受ける。
- 常に目を閉じているように見え、攻撃の合間に居眠りする事がある。前述通り基本的な攻撃パターンは変化していない。ただし、ある程度ダメージを与えると激怒し始める。激怒している間は全ての攻撃が大幅に強化され、攻撃の度に爆発を起こし行動範囲を狭めつつ戦うため、初代エクストラモードに匹敵する強さを持つ。また、ここのデデデ大王戦では仲間キャラが使えないがエンディング後、カービィが世界を救ったことを知ると喜ぶ顔が見られる。
- カービィのブロックボール
- 真のラスボスとして登場。『ピンボール』と同じく特に悪事は行っていない。エントランスマップの中央の城に潜んでいるが、全てのコースでボーダーライン以上のスコアを記録しないと戦えないため、表向きとしてのラスボスはブロボである。番外編のセオリーか、やはりハンマーは使わず爆弾やロケットランチャーを使った攻撃を仕掛けてくる。デデデ以外の人物が表向きのラスボス、かつデデデ自身が真のラスボスであるという作品は本作のみである。
- 星のカービィ スーパーデラックス
- 『はるかぜとともに』のラストボスとして登場。ただし他のゲームをクリアすることなしに『はるかぜとともに』を遊ぶ事が出来るためか、かなり弱く設定されている(ただし、ダメージを受けた時の無敵時間はボスキャラクターの中で最も長く設定されている)。初代同様、マウントデデデの頂上に城が建てられている。
- 『激突!グルメレース』では、カービィと食べ物を食べつつ走るレースで競い合う。ミニゲーム「刹那の見斬り」では頭にちょんまげを付け、紋付風の着物を着て、殿様風の格好をしている。武器はハンマーの代わりに杵を持っている。
- 『はるかぜとともに』はシリーズ1作目『星のカービィ』のリメイクであり、ストーリーはそれに準ずる。
- 星のカービィ3
- 黒い雲に操られた状態で、表向きのラスボス(真のラストボスはゼロ)として登場。今回はアイスバーグに新たな城を建設したが、黒い雲によって占領されてしまう。戦闘前半は『星のカービィ』と同じような攻撃をしてくるが、手数は今までのシリーズで一番少ない。後半はとり憑いた黒い雲の影響で体が宙に浮き、黒い玉を撃つ、腹の模様が口と化して襲いかかる、などの今までに無い異質な攻撃を繰り出してくる。ファイナルステージではラブラブステッキでパワーアップしたカービィとグーイの無事を仲間達とともに見守る。
- カービィのきらきらきっず
- ラスボスとして登場。スーパーファミコン版では宇宙を旅していた「星くん」にイタズラをし彼の力の源である星のかけらをバラバラにする。こちらでは表向きのラストボス(真のラストボスはグリル)として登場している。
- 星のカービィ64
- 1-3で黒い雲に操られた状態で中ボスとして登場。攻撃方法は『星のカービィ3』とほぼ同じだが、序盤で戦うため前作と比べるとかなり弱くなっている。倒すと仲間になり、特定のステージでは彼を操作することになる。敵キャラの大半は他の星の住民なので、彼の手下ではない。このゲームでのデデデの声優は桜井政博。
- また、今回初の3D制作作品だったためか、彼の代名詞とも言うべき厚いクチビルが縮小され尖ったクチバシのようになっており、体型も洋梨のようになっていたのでカービィシリーズ史上、最もペンギンにそっくりな姿となっていた。
- コロコロカービィ
- 久々にラスボスとして登場。『カービィボウル』に引き続き、プププランドの星を全て奪った。星のかけらを飲み込んだ事によって無敵状態となっており、背中を見せた隙に大砲による体当たりを当てないと、無敵状態を解除することができない。ダメージを受けるとハンマーをブーメランのように投げる。
- 音楽が『スーパーデラックス』以前のサビ無しVer.に逆戻りしている。城はポップスターから離れた衛星に建てられた。
- カービィのエアライド
- 悪事は働いていない。「ウィリーバイク・デデデカスタム」という自前のカスタムバイクに乗り、スタジアムの「VSデデデ」に登場。条件を満たすとプレイヤーとして選ぶことも可能である。ソード能力のように、敵が近づくとハンマーを2回振り回す(この時のハンマーはゲームの性質上、通常よりも非常に大きく描かれている)。マシン自体の性能はウィリーバイクとレックスウィリーの中間といったところで、前者よりも加速が悪く、最高速は後者にやや近い。マシンサイズはウィリーバイクよりもやや大きい程度だが、デデデ自身の体重も加算されているのか、全体の重量もより重くなっている。
- 「VSデデデ」におけるデデデ大王の体力は少々特殊なものとなっている。元々の体力に加えカービィ側の味方全てのマシンの耐久力を合計しているため、耐久力及びタイリョク↑の伸びが高いマシン(主にヘビースター、ハイドラ等)が参加していると飛躍的に数値が跳ね上がる。更に、体はバイク共々なぜか普段よりも一回り大きい。それに比例して攻撃力も尋常ならざるものがあり、並のマシンではハンマー攻撃を2発喰らっただけで簡単に沈められてしまう。基本的にプレイヤーから逃げるように走行し、ダメージを受けるほど速度が上昇する。なお、マシンセレクト時のデデデ大王の説明欄には「大王様だというウワサだ!」と書かれており、大王である事が明確にされていない。
- 「VSデデデ」時の曲は彼のテーマではなくシリーズ1作目の「レベル2 キャッスルロロロ」のアレンジが使用されているが、「ウエライド」の「炎」ステージの隠しBGMとして『スーパーデラックス』のものが登場している。
- タッチ!カービィ
- ミニゲーム「トロッコチェイス」の対戦相手(ストーリー上ではボス扱い)として登場。正確には本人ではなく、ドロシアによって描かれた絵画から現れたコピー。また、クリア後にメダルを投入する事で久々にプレイヤーキャラとして使用可能。動きが鈍い上に体が大きいために攻撃を受けやすいが、体力は多く、タッチダッシュで横方向にハンマーを振るう。また、他のキャラクターと違い、水中で何もしなくても勝手に沈んでいくという特徴がある。
- 星のカービィ 参上!ドロッチェ団
- レベル1のボスとして登場であり、事実上の脇役と言える。これは物語の中心及びサブタイトルがあくまで「ドロッチェ団」であることによるもので、同じく登場したメタナイト(レベル7のボス)も脇役として扱われている。攻撃パターンからヘッドスライディングが無くなり、代わりに「手下を呼ぶ」という技が追加された。通常と対空用のハンマー叩きが別々の技として扱われているのはこの作品だけである。
- デデデ城のデザインがアニメのものに変更され、ボス戦の舞台にはデリバリーシステムがある。ただし、アニメキャラは登場しない。城は「プリズム プレインズ」と呼ばれる平原の丘の上に建てられている。
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- 『スーパーデラックス』のリメイク版のため、『はるかぜとともに』『激突!グルメレース』『格闘王への道』に同様に登場。今回は『はるかぜとともに』をクリアすることが他のシナリオを出現させる大前提となっているため、必ずゲーム序盤で戦うことになる。
- 本作の追加ゲーム『大王の逆襲(REVENGE OF THE KING)』では、カービィとの長年の因縁に決着をつけるべく、ププランドの秘宝「きらきらぼし」を再び奪ってカービィをおびき寄せ、軍を新しく編成しカービィに本気の勝負を挑む。最終ステージでは仮面を被り、新兵器の機械ハンマー「ニューデデデハンマー」(『大乱闘スマッシュブラザーズX』の機械ハンマーとは別物)を携え「マスクド デデデ」に扮して登場し、カービィと真剣勝負を繰り広げた。
- このニューデデデハンマーは普段のハンマーよりも更に巨大で、ハンマーヘッドの片面はフタが開くと火炎放射やミサイルが発射される仕組みで、遠距離攻撃が可能。ハンマーを帯電させての打撃も可能で、地面を叩けば電撃を帯びた衝撃波が発生する。デデデ自身の技も大幅強化され、急降下ジャンププレス「スーパーデデデジャンプ」の連発や、ハンマーを構え高速回転しながら無敵状態で突進する「デデデトルネイド」などを使用。
- 『はるかぜとともに』から大幅強化された豊富な体力、新技をはじめとする多彩な攻撃パターンも然ることながら、一部の技はダメージを受けても中断しないなど、軽い役回りが多かった近年の作品ではなかなか無い、かなり手強いデデデとなっている。決戦の場所は『はるかぜとともに』と同じくリングの上であるが、周囲は電気の流れる金網で覆おり、触れるとダメージを受けるため(デデデは影響を受けない)、不利な状況での戦いを強いられる事になる。
- なお、このモードは原作版から存在する『メタナイトの逆襲』のパロディでもあり(仮面を付けて戦うのもそのため)、最終ステージでは『メタナイトの逆襲』中の会話シーンを元ネタとしたデデデ大王とワドルディの会話シーンがある。さらにマスクドデデデとの戦いの前にはメタナイトの模倣か、カービィ用のハンマー(例によって「GET IT!」と表示されている)をステージ中央の台座に備え付け、勝負を挑む。エンディングムービーもやはり『メタナイトの逆襲』を意識したものとなっており、夕日をバックに『メタナイトの逆襲』のエンディング曲を意識したBGMが流れる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- プレイヤーキャラクターとして登場。詳しくは後記の大乱闘スマッシュブラザーズにおけるデデデ大王を参照。
- 毛糸のカービィ
- ゲームに登場した時点では、城内で宝物の整理をワドルディたちに命じていた。その中にアミーボ・アモーレが作った偽のワドルディが紛れ込んでいるのに気付かず、異変に気付いた時には手遅れで毛糸でぐるぐる巻きにされて毛糸の世界へ吸い込まれる。その後、カービィ達を見つけ、毛糸の世界の事を聞こうとするも特殊な装置と毛糸を身体に付けられ、マリオネットのように操られてボスとして戦うことになった。戦闘後は体の自由を取り戻せたが、その後はセリフも活躍も一切無い。カービィたちがアミーボ・アモーレに占拠されたプププランドに向かった際、後から着いて行きプププランドへ帰還した模様。
- なお、同作のナレーションによると、口調はアニメと同じく語尾に「ぞい」を付けて喋っていることが分かる。
- あつめて!カービィ
- ポップスターの南にある「ポポポアイランズ」内に専用のリゾート地「デデデリゾート」を所有しており、そこのボスとして登場。自分の顔をした気球に乗り、時限式の爆弾を投げて攻撃してくる。時折、バクダンワドルディが加勢してくることもある。一定以上ダメージを与えると気球から降りて、従来通りのハンマーやジャンプによる攻撃を行うようになる。ドクロ団の本拠地「ネクロネビュラ」においても服が紫色のデデデが登場するが、デデデ自身のドクロ団との関係性は明らかにされていない。
- また、ミニゲームの「たいけつ!ピンボール」や「カービィマスター」においても出演。カービィマスターの第2章では開発中止となった『星のカービィGC』のPVで姿を見せていたデデデ大王のロボットが登場する。
- 星のカービィ Wii
- 味方サイドおよびプレイヤーキャラクターとして登場。部下のワドルディを引き連れてカービィを追いかけていたが、そこで宇宙船「ローア」の墜落を皆と目撃して同行する。そして、ローアのパーツ回収をマホロアに申し出たカービィに協力し、ワドルディやメタナイトたちと共に冒険することとなる。ポーズ画面の解説文では『64』のカービィに協力時のムービー名に因んで「ついていってやるぜ!」と書かれている。なお、デデデ大王とメタナイトが「協力」ではなく「共闘」を行ったのはシリーズ初である。
- プレイヤーとしての能力付けは、ハンマーによる優れた攻撃力と高い体力を併せ持つが、歩きや飛行の速度がやや遅くなっている。攻撃動作はカービィのコピー能力「ハンマー」に近いが、空中で回転攻撃にならない、ばくれつハンマーなげを無限に行えるなど、一部変更がある。
- ムービーシーンでは、本性を現したマホロアに対して呆然と口を開き続けている、エンディングではポップスターに帰還した際に頭が地面に埋まってしまうなど、ギャグ要素が強くなっている。
- あるモードでは、開発中止となった『星のカービィGC』のPVで姿を見せていたデデデ大王のロボットのデザインを流用したロボットがボスとして登場する。
- ミニゲーム「ガンガンバスターズ」では、デデデ大王型の巨大ロボット(本作オリジナルのデザイン)が登場している。
- 星のカービィ トリプルデラックス
- 冒頭でタランザに衛兵のワドルディ諸毎魔法で無力化、拉致されてしまう。
- タランザは「下界の勇者(カービィ)を攫って来い」という命令を浮遊大陸フロラルドの女王クィン・セクトニアから受け、間違えて彼を攫ってしまった、というのが真相だった。その後はステージボス戦前にタランザにマリオネットの操り糸のような魔法でタランザに引き摺られていく場面が見られ、レベル6にてこのタランザのあやつりの魔法によって操られた状態で「マスクド・デデデ」として戦う事になる。
- 前半は『ウルトラスーパーデラックス』と同じ装備だが、後半はタランザの魔法により更に凶暴化して「マスクド・デデデ リベンジ」になり、傍に飾られていた巨大なアクスを手にし、強力且つ広範囲の斬撃や突撃、タランザの魔法弾を打ち返して攻撃する。
- これをカービィが撃破した事であやつりの魔法が解け、その後はクィン・セクトニアを倒すべくカービィに助力する。最終決戦直前にカービィがセクトニアの蔦に捕まり身動きが取れなくなったところを、セクトニアに見捨てられて彼女を裏切ったタランザと協力して(カービィの頭をハンマーで叩いて筒状に絡んだ蔦の下から落すという乱暴な方法だが)カービィを救助した。
- また、『トリプルデラックス』のクリア後に出現する隠しモード『デデデでゴー!』ではこの作品でカービィが辿った道を通り『鏡の大迷宮』で出てきた『ディメンションミラー』(『鏡の大迷宮』で出てきたものと同一なのかは不明。本来はプププランド上空に安置されているはずだが、何故かセクトニアが所持していた)から出てきた自らの闇の心が具現化した存在であるブラックデデデと、『鏡の大迷宮』でカービィによってディメンションミラーに封印されたダークメタナイトを撃破。ディメンションミラーを破壊した。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおけるデデデ大王
シリーズ第3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』からプレイヤーキャラクターとして登場。以後の同シリーズではガウンの下に柔道着のようなものを着ている。
以前の同シリーズではステージ「プププランド」(64版・『DX』いずれにも出現)のゲストキャラとして背景に現れたり、『DX』のフィギュアとして出るのみであったが、この作品でプレイヤーキャラとして登場することになった。また、デデデ大王はシリーズ第1作の公式サイト『スマブラ拳!!』で行われた「スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ」というアンケートにおいて、開発中では登場予定があったがボツになったという事が公表されており、実に9年越しの参戦となった。
おなじみのハンマーは大型化し、柄がかなり長くなるとともにベアリングや小型ジェットを仕込んだ機械仕掛けとなっており、打突時にヘッド部分がモーターで回転したり、ジェットエンジンが展開する。ハンマーの重量はどの程度か不明だが、同じく大重量のデデデがダッシュUターンの際にヘッド部分を回転軸として利用していることから、相当な重さと推測される。常人からしてみればあらゆる意味で常軌を逸しており、数少ない人間型キャラクターのスネークをして「肩が外れかねない」と言わしめたほどである。
アニメ版の声優が引き継がれたメタナイト、ナックルジョーと違い、こちらは『星のカービィ64』でデデデ役を務めた桜井政博(同氏は『スマブラ』シリーズのディレクターも担当)が声を演じている。これはデデデが初めて喋った際にそうだったという事と、アニメ版での性格や「〜ぞい」の語尾がゲームの世界観と合わないと判断した為である[6]。
キャラクターの名称では「大王」が抜けており「デデデ」とのみ表記されている(ただし、英語版では「King Dedede」のままである)。これは「キャラ名に敬称はつけない」という考えからだが、キャラクター紹介でも「プププランドの大王」ではなく「プププランドの自称大王」と紹介されている(実は『DX』のフィギュア名鑑の時点で「自称」と書かれている)。スネークにはしきりに「あれは本当にペンギンじゃないのか?」と言われていた。
アドベンチャーモード「亜空の使者」におけるデデデについては、亜空軍を参照。
『for 3DS / Wii U』においても引き続き参戦。『X』よりも瞳が小さくなり、コミカルな表情が多くなっている。
概要
同作のクッパやドンキーコングに並ぶ大型・ヘビー級のキャラで、前述の2キャラ同様、攻撃力と重量においてかなり秀でているが、動きはかなり遅く当たり判定も大きい。しかし、デデデの特徴はこのようなヘビー級でありながら、原作での飛行を用いた4回連続の空中ジャンプができることで、カービィやメタナイトなどには及ばないもののかなり自由に空中を立ち回る事ができ、大型・ヘビー級で一番の復帰力を持っている。
3頭身のグラフィックや吸い込みなどゲーム版のものがもとになっているが、多数のワドルディを部下として扱ったり、ハンマーで相手を吹っ飛ばす技の名前が「ゴルフスウィング」であるなど、アニメの要素も見られる。
攻撃は原作どおりハンマーを使ったものがメインだが、上記のとおり柄が原作よりかなり長くなったことにより、打突や角運動量を活かした打撃などポールウェポンのような使い方が多い。これは同じくハンマー使いとして登場しているキャラクター、アイスクライマーとの差別化のためである。なお、ハンマーの振り方はカンフー映画の棍法を参考にしている[7]。
必殺ワザ
- すいこみ
- 通常必殺ワザ。大きく口を開けて前方のキャラやアイテムを吸い込む。カービィの「すいこみ」とは違って能力をコピーすることはできず、相手を星型弾にして吐き出す。しかし、カービィより吸い込み範囲が広く、攻撃力も高く、ほおばり時の移動も若干速い。
- ワドルディ投げ/ゴルドー投げ
- 横必殺ワザ。子分であるワドルディをどこからか取り出して投げつける飛び道具。ワドルディは投げたあとしばらく歩き続け、また拾って投げたり、攻撃してふっ飛ばす事も可能。時折ワドルドゥやゴルドー、コンテナアイテムの「カプセル」が出ることもある。飛び道具ではあるが、ワドルディ自身が体当たり攻撃しているためか、リフレクト(反射)されないという特徴がある(ゴルドーだと反射される)。
- 『for』ではゴルドーだけを投げるようになり、後者の技名となる。投げる際はハンマーを振り上げて飛ばす。
- スーパーデデデジャンプ
- 上必殺ワザ。原作でも使用している大ジャンプからの急降下プレス。かなり高くジャンプするので復帰時にも便利だが、ジャンプ時は自由が利かず隙も大きい。それを補う動作としてスティック操作で途中キャンセルする事が可能だが、攻撃判定がなくなり地面が近いと派手に尻餅をついてしまう。また、上昇中にすり抜けられない地形があると、頭をぶつけてしまい隙だらけのまま落下してしまう。崖捕まり動作はキャンセルからしての落下中でないとつなぐ事ができない。ちなみに、落下時の攻撃には非常に強いメテオスマッシュ(真下に吹っ飛ばす攻撃)判定があり、空中の相手キャラにうまく当てれば場外にたたき落とすことができる。また、上昇中はふっとび耐性が付くため、多少の攻撃を受けても技が途中でキャンセルされない。
- ジェットハンマー
- 下必殺ワザ。ハンマーヘッドのジェットエンジンを展開しエネルギーをチャージ、ジェットの加速を加えた強烈な一撃を放つ。エネルギーを溜める事で威力が増すが、溜めすぎると自分も少しずつダメージを受ける状態になってしまう(上限は150%)。リーチは短いが、溜めている最中も移動が可能。
- ワドルディ軍団
- 最後の切りふだ。口笛を合図に、子分であるワドルディ、ワドルドゥ、ゴルドーを大勢呼び寄せる。発動中はステージのあちこちからランダムで現れる上、普段と違いかなり動きが速いためにかわしづらい。性質上狭いステージのほうがより効果を発揮する。また、発動中のデデデは完全に無敵状態である。
アニメ版「星のカービィ」におけるデデデ大王
ゲームと違って全ての話に登場しており、皆勤賞のキャラクターとなっている。
概要
自ら独裁者を名乗るプププランドの自称1万7052代目(ただしプププランドは元々キャピイ族の土地である上歴史的に有り得ない数字のため、本人が誇張しているだけの可能性が高い)の大王。ドクター・エスカルゴン、ワドルディ、ワドルドゥ、メタナイト卿、フームとブンの父であるパーム大臣などを部下に持ち、こき使っている。自身の悪だくみを邪魔するフーム、魔獣を倒すカービィ達とは作中において何度も対立している。家来や国民からは主に「陛下」「デデデ陛下」と呼ばれるが、フーム等の子供たちからは単にデデデと呼び捨てにされている。
人物
とにかく気まぐれで、些細なきっかけから直ぐに国営レストランの開業、自分の城をアミューズメントパークに改装するなど、行動力が非常に高い。劇中の騒動は彼の気まぐれが発端となるケースが殆どである。
年齢は少なくとも中年以上であることが確実だが、幼い頃のトラウマ(原因は不明)により精神発達が幼児段階で止まり(第83話においてヤブイとゲストキャラ・チップの会話で判明)、非常に自分勝手で乱暴な性格。カッとなるとすぐに「極刑ぞい」と激昂する。頭も悪く、レストランカワサキのメニューといった簡単なものなら読めるが、小説のような字の圧倒的に多い本は全く読む事ができない。後期では話の都合上頭の悪さに拍車が掛かったのか、第58話では1+1の計算すらエスカルゴンに言われなければ答えられない程になった。一方で、例えば行政改革や専守防衛といった、政治的な、または経済に関する様々な単語も使用する。いざとなると臆病な場合が多いが、第88話では魔獣化したエスカルゴンに、第94話では魔獣ファンファンにハンマーを持って立ち向かうなど、果敢な姿を見せるときもある。
第55話では魔獣トゲイラによって取りつかれた時は愛情が溢れ、全く怒らない性格になってしまった事もある。
常人に比べて抜きん出ている所は探究心と悪知恵。特に悪知恵に関してはエスカルゴンと同等、あるいはそれ以上のものがある。しかし大抵、詰めが甘く失敗する事が多い。また、悪人であることを誇りに思っており、魔獣を憑依させる際「これでわしは最強の大悪党ぞい!」と豪語していた。悪事は自分の専売特許だと決めているようで、95話で魔獣に憑依され悪行三昧を繰り広げるカービィに対し、「悪さは偉大なる大王様であるこのわしの特権ぞい!」と憤っていた他、悪事に加担することにも躊躇しない[8]。他者の苦しむ様子を見ることを最高の娯楽と称するほど嗜虐心が強く、カービィだけでなくエスカルゴンや住民に危害を加えては楽しんでいる。また、相手の心理を突く話術にも長けており、相手の良心や才能をつけ込み、自身の目的のためには他者を利用することもある。
ナイトメア要塞へ向かう際には、敵にわざわざ位置を知らせるなどその頭の悪さと悪心が最後まで足を引っ張ることとなった。メタナイトにもその頭の悪さを問題視されており、100話(最終回)の予告で「デデデ陛下はどこまでアホなのか」と嘆かれるほどであった。エスカルゴンから皮肉を言われても、逆に褒めていると勘違いしてしまうこともある。
このように、頭が悪い人物と描写されているが、実質的に彼一人の状況でも、決して無力ではない様子も多々見せている。また悪意が絡んだ時に発揮する才能は特筆すべきものがあり、例として"コンビニの客が落とした菓子をカービィが拾い、菓子を食べても良いと言われたカービィがそれを食べる"という一連の出来事を編集し、「カービィがコンビニの商品を盗み食いした犯罪の瞬間」などと謳った悪質な偽スクープ映像を簡単に作り上げる編集技術の高さを見せつけた(37話。これには本作中ではかなり頭の良い部類に入るエスカルゴンも感動したほど)。他にも、エスカルゴンがいなくても一人で車を運転できる(38話、55話)、棒読みではあるが「I'll never be hungry again」と英語で喋る(72話)などの一面も見せている。 しかし自活能力は皆無であり、72話でワドルディを全て売り払ってしまい、エスカルゴンをはじめとした部下からも逃げられた際にはすっかりみすぼらしい姿になってしまったこともあった。
プププランドの住民からの評判は当然芳しくなく、陛下とは呼ばれつつも普段尊敬されている様子はない[9]。特にフームは、プププランドで異常な出来事が発生したらまずデデデの仕業ではないかと疑うところから始める(実際にその通りであることが殆どなのだが、第66話のようにデデデの関与がなかったケースも存在する)。部下であるパームやメタナイトは、表立ってデデデに刃向かうよりもデデデの要求をのらりくらりとかわすパターンが多い。側近のエスカルゴンとは、悪事を働くときなど基本的には意気投合しているものの、自身の目の前で毒を吐かれることもしばしばである。また、プププランド外の人物からの評判も概ね悪く、エスカルゴンの母は真っ向からデデデをバカ呼ばわりした他(第25話)、プププランドを訪れた観光客は「特に太ったオヤジが気に入らない」と、観光ツアー自体の劣悪さ以上にデデデ個人を扱き下ろす感想を寄こした発言(第48話)もあるため、ポップスターの面汚し、プププランドの疫病神と知られる程、酷評されている。また、自ら銀行を建てては村人の貯金を横取りしようとする(第50話)など、金に対する執着心は異常に高いが、カービィを倒す為に大枚をはたいて魔獣を買っても倒されてしまう事が多い。
オムツをつけていることを示唆する発言がある(第72話)が、具体的には語られなかった。
カービィとの関係
第1話でプププランドの丘に不時着したカービィをハンマーで谷底へ突き落とし、その後は気にも留めていなかったようだが、溺愛していたペットのタコ魔獣・オクタコンを倒されてからはカービィを勝手にライバルと決めつけるようになる。基本的には、魔獣でカービィを襲う→カービィが魔獣を倒す→対抗して新しい魔獣を購入するも倒される、というパターンを毎回繰り返している。
その一方で実は心の奥でカービィを愛しており、93話でフームがデデデ大王への仕返しとしてカービィの葬式ごっこを開いたとき、彼が本当に死んだと思い込んでいたデデデ大王は本気で泣いて今までカービィに対して犯した罪を詫び、死んだことが嘘だと分かった後も喜んでいた。自分で買った魔獣が手に負えなくなりカービィに助けを求めたことや、ペンギーの軍団がプププランドを襲ってきた時にカービィとの連係プレーで対抗した(66話)ことがある。その他、前述の95話で魔獣デビルフロッグに憑依され悪行三昧を繰り広げるカービィを見た時、「カービィがこんな悪さをするなんて信じられんのだぞい!!」と、カービィの優しい性格を心から理解もしている。その時は普段は犬猿の仲であるフームと一緒に最後まで信じて疑わなかったこともある。また第42話で妖星ゲラスがプププランドに衝突しかけた時に村人のために公園を作るなど、優しい一面も見られる。ちなみにこの直前、エスカルゴンに言われるまで(一応悪人と自負はしていたが)自らの悪事を省みていなかった。
51話では、カービィがプププランドに来て一年が経ったことを、デデデ大王は村人達と一緒に祝うはずだった。しかしナイトメアから取り寄せた巨大バースデーケーキの中身が案の定魔獣であったり、最後は花火と一緒に打ち上げられるなど、時折見せる真心 (?)も日頃の行いが悪いせいで裏目に出てしまうことが多い。後期になると魔獣がやられるたびに自分たちも被害を受けるようになっている。
趣味・特技
趣味は前述の魔獣遊びのほかにゴルフを楽しむ。特にゴルフに懸ける意気込みは凄いようで、何度もウィスピーウッズの森を伐採して自分専用ゴルフコースを作ろうと試みている(5話、27話、44話、69話など)。彼の部屋には完成図が飾ってある。また、何故かハンマーをゴルフクラブ代わりにしている(本人曰く「やはりアイアンじゃなくてハンマー」)。
自身へ被害が及ばない何かを壊すことも好み、その都度ウィスピーウッズの森やカインの住むサンゴ礁などが被害を受けている。また7話はバードウォッチングという、彼にしては意外な趣味を披露した事があるほか、90話で暴走族に感化されて一緒に車で暴走したこともある。ちなみに、森を伐採することについては特に罪悪感を覚えていないようであり(「環境破壊は気持ちいいぞい!」と発言したこともある)、住民やエスカルゴンからは「環境破壊の王」と非難される事があった。
メインの趣味である魔獣遊びでは自分の玉座の部屋にデリバリーシステムを設置し、選んだ魔獣をホーリーナイトメア社から転送してもらっている。大王はこの趣味によってナイトメア社の魔獣を拡散させる仲介役として利用されてしまっているが、本人以下家来たちも全く気付いていない。それが原因で何度酷い目に遭わされても利用されても全く学習しない、その頭の悪さをカスタマーやナイトメアに利用されているとも言える[10](wiiの間の『星のカービィ〜特別編〜倒せ!!甲殻魔獣エビゾウ』ではカスタマーの「1億デデンのところ今回は2億デデンで!」という言葉に対して、「安い、買った」と言ってしまうほどの頭の悪さ[11])。その上高額な料金まで請求されているが、デデデは払う気は全くなく、全てツケで踏み倒している。そのため借金は、第31話では7500万デデン、第72話では117京411兆2464億1370万8686デデンという額までに達してしまっていた。後の79話では9億9000万デデンまで減っていた(あくまでエスカルゴンの推測であるため、本当にここまで減ったのかは不明。)が、ボンカースをホーリーナイトメア社から派遣された取立て屋と勘違いした際には「そんなはした金で取立て屋とは悪徳金融業者め!わしを脅すとは許せん!ボコボコに踏み倒してやるゾイ!」と逆ギレしていた。困ったナイトメア社は第12話の幽霊魔獣や第47話のホームヘルパーロボット、第72話の自動販売機などで借金の強制徴収を図ったが、これが先程の膨大な金額に対してどれほどの成果を挙げたのかは不明である。最終的にナイトメア社は壊滅したため、この借金は完全に踏み倒した事になる。
映画鑑賞も趣味の一つである。しかし自国の放送局であるチャンネルDDDでは映画をやっていないためナイトメア社の衛星を電波ジャックして鑑賞している。これに対しエスカルゴンが犯罪であることを指摘すると「国家ぐるみなら犯罪にならんぞい」と持論を展開している。
経歴
捏造や虚言の多さから情報の信憑性が低く、その経歴には謎が多い。本編中ではプププランド第17052代領主、即位300年目とされているが前述の理由から定かではない。しかし村のキャピィ族はデデデ大王以前に誰がプププランドを治めていたのかを知らないことも事実であり、少なくともププビレッジに現存する誰よりも昔からプププランドに君臨していたことは確かである。また、カービィが来る以前にメタナイト卿とワドルディたちを部下に加えている。カブーがナイトメアに反抗した魔獣の話をずいぶん昔にメタナイト卿から聞いたと発言していることから、メタナイト卿を部下にしたのも相当昔の話であると推測される。 第1話では、ナイトメア社のデリバリーシステムを購入したのはつい最近であることを伺わせる発言をしており、第9話ではデデデ城は古く見せているが実は建造されたばかりだと発言している。しかし、第9話ではフームが赤ん坊の時から既にデリバリーシステムを購入しており、デデデ城も既にあった。
その他
- アニメ版での身長はカービィの3倍程度(60cm)。瞳の色は青。
- 一人称は「わし」で、語尾に「〜ぞい」を付けて喋る癖がある。
- 住民からは「陛下」と呼ばれることが多く、逆にデデデ大王は住民を「愚かな人民ども」または「貧しき人民ども」と呼ぶことが多い。基本的にどんな人物に対しても横暴な態度をとるが、プププランド外から来たコックオオサカ(に化けた魔獣)に対してや、エスカルゴンの母の前で演技をしている際には敬語で話していた。
- ホーリーナイトメア社に対して凄まじい額の滞納金があるが、本人曰く「あんなもの、すぐ払えるが払わないだけ」とのこと。実際、借金を強引に取り立てられた際、取り立てられた額の数十倍もの資金を所持していたことがわかる(12話)。カスタマーサービス曰く、莫大な資産家。
- カービィに対しては「ピンクボール」と呼ぶことがある。
- 分かりにくいが、両手が黄色いのは常にはめている手袋の色であり、入浴シーン等で胴体と同じ青色の素手を見ることができる(なお、『スマッシュブラザーズX』など後のゲーム版でも手袋だと確認できるようになった)。
- 第59話では、少しの間だけだが関西弁を披露したことがある。
- デデデ大王自体はカービィやエスカルゴンと同じくCGと手書きの兼用で描かれる。後期はエスカルゴン同様、手書きの割合が増えた。
- 英語名は「King Dedede」または「King DeDeDe」。55話では「DDD The Great」の表記も見られた。英語版ではテキサス州の方言で喋る。
- ゲーム版と違い、横暴かつ傲慢な性格であり、明らかに死に至らしめかねない手段でカービィを倒そうとするなど、性格はかなり悪役寄りにセッティングされている。しかし根は優しいといった根本的な性格はゲーム版に準じている。
- 悪役キャラクターという事もあり、強烈な言い回しが多いアニメ版カービィの中でも特に過激な発言が多い人物の一人となっている。
- ゲームと同様に食事に関しては拘りがあるが、タゴのコンビニのスパゲッティ(それも賞味期限切れ)を美味いというなど、自身が思っているほどの美食感性は無い。嫌いな食べ物はコックカワサキの料理全般とクラゲの酢の物(59話)。
- 王者でありながらあまり良い食生活を送っていない。ワドルディの料理は(カワサキよりはよっぽどマシだが)味は良くないらしく、メニューこそ豊富だが不満な様子(29話)。そのメニューも話が進むにつれてどんどん偏っていき、59話ではホットドッグ、タコス、ハンバーガーだけのローテーションで毎日の食事を済まされたり、挙句の果てに93話ではカップラーメン生活を送っていた。
- 箸を使うことが大の苦手である(59話)。
- 放送終了後、アニメ版をベースに展開されたメダルゲーム及び食玩におけるデデデ大王は、何故かハンマーではなくステッキを持ったイラストを用いられることが多い。
漫画におけるデデデ大王
詳細はそれぞれのリンク先を参照。また、以下で挙げるものの他に、旧エニックス、光文社、双葉社が4コマ漫画を発行している。
- 星のカービィ(さくま良子版)
- 子分からの信頼は厚いが、ときおり女々しい仕草や少女漫画的なイケメン顔(ただし、クチビルはそのまま)も見せる。
- 主な部下はワドルディとポピーブロスJr.。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり
- よくカービィに意地悪するが、仲がよい。かなりの浪費家で、部下や住人からはかなり敬遠されている。お化けが大の苦手。初期 - 前期は、オチでとてもグロテスクな姿になっている。
- 主な部下はポピーブロスSr.。
- 星のカービィ プププランドの仲間たち
- 部下はポピーブロスSr.からポピーブロスJr.に代わっており、よくカービィに散々な目に合わされている。部下や住人からの信頼は厚いが、夏服を着ているとき住人から信用してくれなかったことがある。
- 星のカービィ カービィとデデデのプププ日記
- 第9話ではカービィの世話係をやらされたことがある。結構気まぐれな性格。
- 主な部下はパラソルワドルディと。
- 星のカービィ! も〜れつプププアワー!
- 新キャラの登場により自分の出番があるか心配している。ドロッチェとは仲が悪い。実力はあり、カービィやメタナイトに引けを取らないほど強い。
- 主な部下はヘビーナイトとバッティ、シミラ。
- 星のカービィ プププヒーロー
- 自身が飢え死にしないようプププランド中の食べ物をワドルドゥたちに盗ませ、自分の城を食べ物で出来た城に改造しようと企てたことがあった。性格はかなり強引かつ我侭で嫉妬深い。
- 主な部下はワドルドゥとワドルディ、ポピーブロスJr.、シミラ。
- ちなみに、前述の、旧エニックス、光文社、双葉社が発行している4コマ漫画ではペンギンにそっくりなことをいじられることが多く、特にデデデ大王が最もペンギンに近い容姿をしていた「64」を題材にした漫画では、完全にペンギンとして描かれているものもあった。
声優
- 桜井政博:『星のカービィ64』、『大乱闘スマッシュブラザーズX』
- 緒方賢一:アニメ版『星のカービィ』(日本語版)
- テッド・ルイス:アニメ版『星のカービィ』(英語版)
- 熊崎信也[12]:『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』、『星のカービィWii』、『星のカービィ トリプルデラックス』
脚注
- ↑ それでもでかい図体がネックとなり、ほかのプレイヤーキャラ(メタナイト・ワドルディ)ではしゃがめば挟まれずに済む天井の仕掛けにしゃがんでも挟まれるなどの弱点がある。
- ↑ 『64』では洗脳前はカービィに非協力的で、洗脳を解かれたことで協力する決意を固めた。
- ↑ 後に『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュア名鑑(キャラクター図鑑)で「カービィに敗北後、対抗のため猛特訓の末にカービィのものを模写した」という裏設定が明らかとなった。
- ↑ 『スマブラX』『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』では「デデデ大王のテーマ」と呼称されている。
- ↑ ファミ通2008年1月18日発売号小冊子『スマブラ拳!!開眼の書』より。
- ↑ 『ニンテンドードリーム』2008年9月号「スマブラX兄弟拳!! ニンドリアンケート集計拳!!」より
- ↑ 2008年2月29日『ファミ通』の特集記事、「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編」における桜井のコメントより。
- ↑ ナックルジョーが連れてきた魔獣たちにププビレッジの襲撃命令を下したり、ビートたちの暴走行為を帳消しにする条件として思う存分暴れ回るよう支持したり、カスタマーサービスに戦艦ハルバードの爆破の提案に喜んで承諾するなど
- ↑ 初期の数話では恭しく出迎えられたり、様付けで呼ばれたり、悪さをしてると分かっていても「大王だから逆らえない」と泣き寝入りされたりなど、そこそこの威厳と支配力を持つ描写をされていたが、第8話の時点で即位300年記念式典に1人も参加しないなど、大王としては見向きもされていないという描写に変わっている。
- ↑ ただし、68話では魔獣販売料金未払いのために「魔獣販売サービス停止」の処分をくらっているため、あくまで商業目的であるともいえる。
- ↑ しかもカスタマーが出した電卓の数字には2億ではなく20億と表記されていた
- ↑ クラブニンテンドーのオリジナルグッズ『星のカービィ トリプルデラックス サウンドセレクション』の解説文より。
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